悪に堕ちた災禍と器の英雄   作:千倉

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ルビと傍点の振り方を覚えました!(ドヤァ
凄いでしょ?ねぇねぇ?
はい、ウザいですね。止めます。

特に書くことも無いので本編をどうぞ!


修業開始

スペクルムが新たに加わりメンバーが1人増えた悠達。

その後シャルがある意味1番重要な事を話し始める。

 

「最後に1つ良いか?」

「ん?あぁ、頼む。」

「シアエガの目的だが__________当然世界を滅ぼす事だ。しかし幾らあやつでも1人でそんな事は達成しえない。だから“召喚”するのだ。2体の邪神を。」

「邪神・・・・ってまさか・・・・」

「あぁ、お主達が2年前に関わってしまった因果だ。

更に今回召喚しようとしているのは恐らくあのクトゥルフを凌ぐ存在だ。」

 

その言葉で言葉を失う。

鮮烈に残っている2年前のクトゥルフと対峙した時の緊迫感。それを凌ぐ存在が現れる。それも、2体。その事実が悠達を身震いさせる。

 

「1体目は白痴にして盲目の神であり魔王、アザトース。

2体目は一にして全、全にして一の副王、ヨグ・ソトース。

この2体が同時に召喚される。恐らくそれがなされた途端__________人類や地球はなす術なく破壊される。」

『っ______!』

 

分かりやすく告げられた人類滅亡までの道筋。

それがどういう意味か理解する事は難しい事ではなく今日何度目かの衝撃が彼女達を襲う。

 

「生き残る為にはあやつを止めるしかない。だからお主達にこんな事を言うべきでは無いと分かってはいるのだが__________頼む、世界を救ってくれまいか?」

「正直・・・・世界がどうこうじゃなくて俺達はノアを______仲間を取り戻す。それだけだ。そうだろ?」

「うん、そうだよ、学園長。ボク達は世界の為じゃない、何気ない日常と仲間を取り戻す為に戦うよ。」

「そうか・・・すまなかったな。」

「といっても彼を取り戻すのなら結局は戦わないといけませんよ。行きましょう、皆さん__________私も自分のご主人の体が良いように世界を滅ぼす為に使われるのは少々腹が立ちますのでね。」

「うん、行こう!」

「そうと決まったら速く行くの!」

「それじゃあ出発ですね。学園長、何かヘリを貸して貰えますか?」

「それは構わないが・・・誰が操縦するのだ?」

「私が引き受けますよ。こう見えて大概の乗り物なら操作出来ます。」

「そ、そうか・・・なら、屋上のヘリポートに一機だけ待機させておく。それに乗ってくれ。__________そして頼んだぞ、友よ。」

「ああ、任せろ。」

 

2人の拳が重なった瞬間だった。

 

〜*〜

 

一向はヘリで出発した後数時間程で何処か人気のない荒野へと着陸した。不法入国なのだがシャルが色々とやってくれたのか何も国からの干渉等は無かった。

 

「取り敢えず、ここで着陸しましょう。」

「っと・・・何処だ、ここは?」

「何処かの国ですが気にしないで下さい。」

「立派な不法入国じゃあないですか・・・」

「細かい事は良いんです。」

「細くはありませんわよ・・・・」

「とにかく、皆さんにはここで修業してもらいます。」

『修業?』

「ええ、皆さんにはDの力として物質変換能力ともう1つご主人から受け取った技がある筈です。ですが対人経験はアリエラさん、悠さんはかなりのもの、リーザさんが多少齧っている程度はあるようですがそれだけでは足りません。シアエガは少なくとも馬鹿ではないので邪神程ではなくても幾らかは召喚を行い配下を増やしているかと思われます。ので、そのDの力と技の強化に努めてもらいます。恐らくですがシアエガが2体同時召喚を行うまではかなり時間が必要だと思いますし。」

 

スペクルムの言う事は普通の正論だった。

特に反対意見も無くて、各自1人ずつ技の見せ合いをする事になった。理由はお互いの技を知っていた方が連携が取りやすいからだ。ダークマターに関しては生成量の底上げとスピードを共通の課題とした。

 

〜*〜

 

「それじゃあまず俺からいくぞ。といってもアリエラはもう知ってるが__________神砕鉄槍雨(しんさいてっそうう)

 

生成されたのは無数の蒼色をした12.9mmNATO弾。

止まる事を知らないかのような回転数をしていて触れたらそれだけで触れた部分は軽く削れるのでは無いかと思わせる程だ。

右腕を高く掲げていた悠がその腕を振り下ろす。

 

「ファイア」

 

すると弾丸が目の前にあった巨大な岩塊に放たれた。すると、岩塊は跡形も無く消え去っていた。

 

「こんな所か。」

「はい、ありがとうございました。

それでは改善点を簡潔に説明します。それは弾丸の操作性です。生成された時のままの配置で発射しても少なからず外れる弾が出てきますので。より精密にコントロール出来るよう意識してみて下さい。」

「了解だ。」

 

そう言うと悠は少し離れた位置で修業を始めた。

次にアリエラが前に出た。

 

「それじゃあボクがいくよ______メーカーオブアテナ」

 

アイギスについている水晶の様な部分から薄い蒼色のミスリル塊が生成される。そのミスリル塊はドンドンと形を変えて最終的に槍の形になり地面に振り下ろされた。

すると抵抗が無い様にサクッと地面に吸い込まれる様にミスリルの槍が刺さっていく。8メートル程あったうちの2メートル程が埋まったところで解除して、技を終了した。

 

「ふう・・・どうだい?」

「まずは検証をお願いします。その内容は別の物質塊が生成出来るか否か、です。

改善点ですがやはり形を整えるまでのタイムラグとその形の精密さですね。さっきの槍以外にも悠さんの様に銃弾の形にしたり剣の形にしたり、盾の形など色々な形が作れれば更に汎用性も広がりタイムラグを無くせばそれだけ隙が少なくなりますので。」

「分かった、やってみるよ。」

 

アリエラも悠とは別の場所で修業を始めた。

 

「・・・それじゃあ私がやる。」

 

次にフィリルが珍しく進んで前に出てきた。

架空武装のネクロノミコンを生成してある1ページを開いて技を出す。

 

龍の円舞曲(ドラゴンズワルツ)、序曲・・・業火滅却」

 

すると彼女の数メートル先に火の塊が出現。その塊は大きくなり10メートル以上はある竜巻の様になるまで成長すると衣が付いていたかの様にパンッと周りが弾ける。

そして中から出てきたのは炎の龍だった。

比喩でもなんでも無く炎が龍の形を造っているのだ。

その龍は咆哮する様な動作を見せると周囲にあった幾つかの岩塊を破壊しながら暴れまわる。

ものの20秒程度だったがそれでも辺りは焼け焦げ、平野と化した。

 

「これは・・・・凄いですね。

威力も申し分無い・・・・」

 

呆然とした様子で呟くスペクルム。

何とか言葉を振り絞る。

 

「ただ、味方に当てない事とこの威力・・・・相当なダークマターと体力を使ってますね?あまり乱発はしないでくださいよ?」

「分かってる・・・これでも体力とかの管理なら得意。」

「なら良いです。__________さて、皆さん聞いて下さい。そろそろ日も暮れてきましたしヘリに戻りますよ。今後はヘリの機内で寝泊まりします。」

 

その声で悠とアリエラは戻ってきて一同はヘリで食事を取るとそのまま眠りについた。




ありがとうございました!
取り敢えず色々厨二病センスが輝く回でしたなw
特に書くことも無いので本日はこれにて!
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