極星寮のお兄さん?   作:ジョニーK

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今回からオリジナル設定を入れてあります。
まあタイトルで察した人がほとんどかと思いますが。
また、書き方を変えてみました。

それではどうぞ!


第二話〜遠月十傑特別席〜

『遠月十傑評議会』、通称『十傑』。

遠月学園の学内評価上位十名達によって構成される委員会で、学園の最高意思決定機関。総帥の直下にある組織で、彼らの決定には講師陣も逆らえない。

しかし、今年は違う。十名からなる十傑だが、今年は正しくは十一名で構成されている。

第一席〜第十席、そして、特別席。そこに座するのが、諸星圭である。

特別席と言っても基本的にやることは雑務がほとんどである。

薙切えりなや他の十傑のような企業や料亭等の商品の試食等の仕事はほぼない。

目上の者に対して尊敬の念を忘れないその心意気のせいか、ほとんどの同期生や後輩たちにはアドバイス等できるが、年上の者に対しては中々意見が言えない。余程の間違いがあるか、意見を求められない限りは言わない。

それにより、雑務や相談役等といったサポートがメインとなっている。

 

 

 

 

 

 

諸星side

 

式典会場から出た俺は今、遠月十傑第二席の小林竜胆と会うために指定されていた場所へ向かっている。

といっても普段勉強している校舎近くにある中庭なんだが。

 

 

「あ、写真の現像頼んどかなきゃな。ま、校舎内に写真部あるしついでに寄らせてもらうか」

 

 

ぶつぶつと独り言を呟いていると目的地の中庭に着いた。

竜胆を探していると、四方に置かれているベンチに座っているのを発見する。

 

 

「おーい!すまん!竜胆、私用で遅れちまった」

 

片手を上げ声をかけながら近づき、苦笑しながら謝ると竜胆も気付いたようで立ち上がる。

 

 

「圭!お前遅刻するとは良い度胸してるな」

 

 

うん、やっぱり怒ってらっしゃる。しかもかなり。これが噂に聞く激おこってやつかな?

まぁ30分近く遅刻すれば当たり前だよな。

 

 

「いや、マジですまん」

 

今度は相手の前に行き、しっかりと頭を下げる。

 

 

「やだ、許さない。今日の書類処理をお前が全部やって夕飯奢らない限り許さない」

 

 

顔を背け拗ねてしまう竜胆。う〜ん…どうしたものか。書類はやっても良いし夕飯を奢るのも構わないのだが、書類を全部やっても竜胆のためにならないしなあ…うん。ここは提案あるのみ。

 

 

「わかったよ。但し!書類を全部ってのは駄目だ。ちゃんと二人でやろう。竜胆のためにならないしね。」

 

「遅刻したのは圭だろ!何回も連絡したのに繋がらないし」

 

 

そんな心配したみたいな顔をするとは…

 

 

「うぐっ…で、でもな?…いや、全部俺が悪いか。本当にごめん。ただ俺の判断で困る書類は手伝ってくれると助かる」

 

 

もう一度頭を下げ、お願いをする。だってあんな顔をされたらさすがにな。

 

 

 

 

 

 

竜胆side

 

私は今、学校の中庭で待ち合わせをしている。しかし、相手は待てども待てども現れない。

普段は私の方が後のはずなのに、むしろ先に来ることなんて一割未満かもしれない。

さすがに心配になり携帯の方に連絡をしてみるが、何度コールしても相手が出ることはない。

イライラと心配で負のオーラを周囲に撒き散らしているせいか誰も近づこうとしない。

そんななか漸く待ち合わせ相手である諸星圭が現れた。圭は、苦笑しながら謝ってくるが今の私には無駄だ。それほどに待たされたことによるイライラと心配が集っている。

だからイライラを先にぶつけることにした。

すると圭は、しっかりと頭を下げ謝ってきた。でも、まだ怒りが収まらない私はそっぽを向きながら許す条件を提案する。しかし、圭は書類全部は駄目だと言う。

 

私は、料理は作るのも食べるのも好きだが、書類処理やそういった事務作業系は嫌いだ。どちらかというと身体を動かしていたい方なのだ。

 

 

それは圭も知っている。高一〜高三まで一緒に料理を高めあった仲なのだ。授業以外でも遊んだりしたこともある。

だから圭が私のためを想って言っているのもわかる。だから心配したこともつい顔に出てしまったのだろう。

その顔を見た為か、一度何かを言おうとしたが、もう一度頭を下げ謝りお願いをしてくる。

さすがに溜飲も下がり許すことにした。

 

 

「…わかったよ。じゃあさっさと終わらせて飯でも食いに行こうぜ!」

 

 

そう言って圭の首に腕を回し密着しながら、歩き始める。

 

 

「ありがとう…って!?こら!くっつくな!離れろー!」

 

 

こうするとこいつが顔を真っ赤にして照れるのは知っている。

前に現十傑メンバーの一部と圭で遊びに行った時に写真を撮ったことがある。その時にふざけて抱きついたらこのような反応をした。

だから、からかったり何かあった時はこうしたりしている。

 

 

「ふふ、ほらさっさと行くぞ!きびきび歩け!」

 

「わかった!わかったから!自分で歩けるから!!」

 

 

私は首から腕を外し、今度は手を引きながら歩き始める。

 

 

 

 

 

諸星side

 

「はぁ〜…なんか仕事前から疲れた…」

 

「自業自得なんだよ。遅刻したお前が悪い!」

 

「うん。そうだけど…そうなんだけど……」

 

「いつまでそうしてんだよ。早く仕事しないと怒られるぞ」

 

 

中庭から移動した俺たちは今、校舎内を歩いている。つい、溜息を吐き出し愚痴ってしまう。

だって、竜胆のやつは性格は男勝りな部分もあるけど女性らしさも兼ね備えていて、その、なんだ…柔らかいし女性特有のなんか良いにおいするし…って何を考えている!?いやしかし、これは思春期男子ならば考えても仕方のないことだと思うわけで…

 

 

「ふんっ!」ゴン!

 

 

壁に頭突きをし鈍い音が鳴る。突然の奇行に目を見開き驚いている竜胆。

 

「なっ!?圭!?いきなり何をしてんだよ!?」

 

「ふぅ〜、すまんな竜胆。もう大丈夫だ。」

 

 

小さなたん瘤を作りながら謝り、正常に戻ったことを知らせる。

あ、そういえば写真部に行かなきゃ。

 

 

「竜胆、ちょっと写真部に寄ってもいいかな?」

 

「ん?あぁ、別に構わないけど…なるほどね。遅刻の理由はそれか」

 

「そういうこと」

 

 

カメラを見せ写真部という単語から答えに辿り着いたようだ。理解が速くて助かります。

 

 

「んじゃさっさと渡して仕事終わらせるぞ。司がまた涙目になっちまうからな」

 

「いや、涙目にさせてるのはお前だけだから…」

 

 

小さく溜息を吐きながら、司こと“十傑第一席”にして同期生の『司瑛士』のことを哀れむ。

写真部にカメラを渡し必要な書類処理をして、今は別の部屋に向かっている。

 

 

 

「俺、あそこ苦手なんだよな…なんか暗いしエヴ〇に出てくる机みたいなのあるし、ヤクザみたいな後輩いるし。まぁなんか虚勢張ってるみたいで可愛いんだけどさ…エ○ァも嫌いじゃないし」

 

「そうかぁ?私は、気にしたことないけどなぁ。」

そんなくだらない雑談をしながら歩いているといつの間にか目的の部屋に辿り着いていた。

 

 

 

 

 

 

そう、十傑が集うあの部屋に。

 




う〜ん…オリジナル設定大丈夫だろうか…
書いてて収拾がつかなくなりそうで怖いです(笑)
やっぱりプロットって大事ですね。

書き方を変えてみましたが、いかがでしたでしょうか?
感想等いただけると有りがたいです。
よろしくお願いします!
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