『一週間ほど前だったろうか…世界の寿命が告げられた。それは、あまりにも唐突で残酷だった…』
そこで私は思い出したかのように筆を進める手を止めた。
「それじゃあ、今日は世界が寿命を迎える一日前の話をしようか……」
一週間ほど前…朝のニュースが言った。
「一週間後世界が寿命を迎えます。」と
その青天霹靂の報告に人は悲しい姿で踊った。それから6日がたった……いよいよ明日は世界最後の誕生日。つまり、世界が滅亡する日なのである…。
朝起きると、明日地球が滅亡するなんてとても思えなかった。だって、この嘘だらけの国では僕達に「知る」権利なんてなくてさ、テレビとか偉い人のドッキリじゃないの?と思った。
しかし、案外真実は残酷で外をみると一週間前まで友達、知り合い、忙しそうに働いていたサラリーマンとかだった人達がまるで動物のように暴れていた。その地獄絵図を、止めようにも何もできない僕はただ、観ていた。暴れている人達を観ているとその中に祈ってる人や悲劇の主人公を気取ってる人達がいた。私は思った。祈ったり、悲劇の主人公気取りをしてもただのパフォーマンスにしかならないのに…と。人々の暴動は夕暮れまで続いた。落書きだらけの学校の壁、倒れている車、暴行などをして出た血の跡、ボロボロになっている信号、元々窓などであったでだろうガラスの破片、人の涙であろう跡、などがそこら中に散らばっている。
しかし、唯一夕暮れの滲む星はとても綺麗だった…
ついには、どこかの総理大臣、天皇、有名業者の社長、などの偉い人達が匙を投げて本性を晒した…塗り固められていた嘘は剥がれ、僕達に降りかかる雨は沢山の人達の頬を濡らした。
別に世界平和とか滅亡とかどうでもよくて、最後の夜には「嘘」が消えて綺麗な世界になり、お酒を飲み愚痴をこぼし、人々は笑いあった。その時間は、とても平和で楽しくて、このままこの状態が永遠に続いて欲しい。何かの間違いであって欲しいと願った。
しかし、望んでいた次の朝は平然ときて人は笑いながら肩を落としたーー…
だが、世界は何事もなく朝を迎えた。「おかえり」いつもの日常。「駅に向かって歩くサラリーマンは、今日も辛そうだ」……
『人が死んでも、地球が死んでも、世界は終わらない。』
『それなら、今日くらいは正直に生きてみてはいかがだ……………ここで文章が、終わっている。世界が滅んだのか、あるいはパソコンが故障しただけなのか…このことを知る人はもう誰もいない………
読んでくださりありがとうございました!最後はどうなったんでしょうかね?本家も「いかがだ…」で終わっているので私にも分かりません…。後、短編小説なので、続きが出ることはありません。でも、「ボカロ曲を物語りにしてみた!」は第二弾が出るかもしれません……!