少女は増援で来た部下達により軽傷と重傷の仲間達を運び込んでいた。
町の外れにある廃工場。外に出れば辺りは廃棄になったであろう沢山のコンテナが無造作に散らかり取り囲む。
仲間の足音と少女の足音だけが木霊する中、少女は先ほど会った少年の事で頭が埋め尽くされていた。
(聞いていた話と全然違う……)
少女が聞いていた死神の評判は酷い物ばかりであった。仲間を殺し、殺す事に快楽を感じ一般人すらも楯として使う。そんな残虐な化物と聞いていたはずなのだが、会って見ればそれとはまったくの正反対だった。
遠くから戦闘を把握しており、周りを巻き込まず人気のない場所まで誘導させるその手際は見事だと、思わず敵ながら凄いと感服せざるおえなかった。
戦闘中でありながら周りに気を遣い、近すぎず離れすぎない絶妙な位置取りで仲間達を手玉にとり、翻弄されていた。標的を倒そうと様々な武器で立ち向かっていった仲間達が剣一本で冷静に対応され知らず知らずに誘導されながらも、相手に軽傷さえも与えられずにいたのだ。
戦闘も型がなく隙が多いとも思ったがそれは浅慮な考え。
(あれは、わざと攻撃を読ませない為に……基本ができてないからじゃない……出来すぎているから)
戦闘中の様子を見てすぐさま少女は自分の間違いに気づいた。
戦闘中もこちらから視界を外さず警戒をし、二人の攻撃を危なげなく捌く。
剣の使い方も型がない剣戟かと思えば隙を突き、鍛えられた精練された一閃を繰り出したりと部下達には悪いが少女は自然と死神の戦いに見惚れていた。極めた先にある境地を垣間見た気がしたのだ。
----もっと見ていたい
素直にそう思ってしまったのだ。
「----ま。----さま」
思考に夢中で部下が呼んでいるのに少女は気がつかない。
「…………何?」
「レイ様。トール様は軽傷ですが、ベルガー様は重傷のため急いだ方がいいと思われます」
「了解。急ぐ……」
レイと呼ばれた少女はさきほどの自分の考えを頭を振って振り払う。部下に指示を出し終え一歩を踏み出す。
その刹那、とてつもない悪寒が体を襲う。いきなり氷を背中に入れられた様な、背中がぞっとするほど悪寒。
それは人が感じる死と言う抗えない本能的な恐怖。何も考えず無我夢中で反射的に右腕を横に振るう。
暗闇に何かが煌き衝突するが手に手応えが全く感じられなかった。それでも少女は自分の命が助かった事だけがハッキリと自覚できた。
「ッッ!…………誰」
今も危険信号がけたましく少女に警報を鳴らす。一瞬でも油断すれば死ぬ、と。この感覚は先ほど感じた絶対的な強者の威圧感。
「レイ様いったい何が?」
「黙って……」
何事か理解できていないであろう、後ろにいる慌てふためいている仲間に耳を割いている余裕など既に少女にはない。今も悪寒が全身を駆け巡り、それがより増しているのだから。
いつでも、対応できるように意識を集中させ自分の獲物を構える。
「あらあら。防がれちゃったわね……」
月が夜を照らす中、ゾッとするほどの冷たい声が闇夜に響く。言葉は酷く残念そうな音色。しかし全然欠片もそう思っていないのが誰であろうとも簡単に理解できた。
声が響いた方に視線をやればコンテナの上。月を背景に足を組み佇む女性が目に入る。
「あなたは…………」
その正体を少女は見に覚えがあった。いや、この組織にいる者なら誰でも知っている。それぐらい高い地位にいる人物。
見惚れる程の金髪を風で靡かせ優雅に佇み、黒いレースで顔を隠し、黒のワンピースの喪服を身に纏った戦乙女。
----ワルキューレ。そう呼ばれる人物が月を背に佇んでいた。
そんな人物を前に少女は手のグローブから糸を展開する。だが、そんな様子を見てワルキューレは嗤う。まるでその行為が愚かとでもいうように。
「まさか、勝てるの思ってるのかしら?もしそうなら……いただけないわね」
ワルキューレがゆっくり右手を広げ空気を優しく撫でる。その一動作で目を凝らさなければ見えない糸が空中で踊る。
命を刈り取らんとする糸が縦横無尽に動き回る。それが何層にも重なり包囲網になり逃げ場を無くしあらゆる角度から少女に襲い掛かる。
それに対応するため、すぐさま少女は両手を広げる様な仕草をしそのまま振り下ろす。その動作で自分の周りと仲間達を球状に覆い隠す。少女が得意とする防御の型。全方位から襲い掛かる糸を弾き攻撃をかろうじで防ぐ。
だというのにまたしても得られない手応え。
疑問を顔にださず、それでもなんとか戦える。そう少女が思った直後。
「なに、ぇっ……」
ギィギィと何かが壊れる音が静寂に響き渡る。
発信源は左右に囲んでいたいくつもの廃棄コンテナ。それが落ちる音だった。
たった右手を一撫。それだけであれだけあったコンテナの殆どがが紙の様に跡形もなく切り刻まれていた。砂煙が充満し辺りを覆い隠す。
----ありえない。
砂煙に包まれる中、その光景は少女に絶望を与えるのに十分であった。圧倒的な力量の差を理解できた。いや、理解できてしまった。同様の同じ武器を使う身だからこそ、差が分かり絶望も大きすぎた。
少女は手の震えが止まらず、恐怖を抑える為に痛い程の力を込めて自分で体を抱きしめる。そうする事で少しでも恐怖を和らげるために。一種の防衛本能であった。
「あらあら、どうしたの。この程度で怖気づいたのかしら?」
そんな縮こまる少女を見て口を緩めるワルキューレ。
「こんな程度で私の死神に手を出そうとしていたなんて、頂けないはね……」
「ッッ!!うぅ……」
そんな程度の力しか持たぬ者が死神に手を出した事にワルキューレは腹だったのだろう。
殺気が明確に、より鮮烈に少女に襲い掛かる。
それは先ほど受けた死神の研ぎ澄まされた殺気ではない。覚悟を持って人を殺す殺気ではなく、狂気の類の殺気。
それを受けた少女はそれに耐え切れない。現にすでに膝を突き、体を痛くなるほど抱きしめ震えを抑える事でいっぱいいっぱいだった。もはや抗う戦意を失ってしまっていた。それを見た彼女は足を組み直しながら垂れ流していた殺気を止める。
「つまらないわ……まぁいいわ、私は忠告をしに来たのだから。彼に手を出したらタダじゃおかないから。そう伝えといてくれないかしら?」
「……だ……誰に」
「貴方の上司によ。貴方の上司が彼に負けた恨みを持ってるのは知っているのだけれど、そんな物関係ないわ」
「……嫌と言ったら?」
少女の言葉に彼女、ワルキューレは口角を上げ女神のように優しく嗤い宣言する。
「ここにいる全員。コンテナの様になってしまうのだけれども……それでもいいかしら。私としては後始末がめんどうなのだけれども」
その笑顔に恐怖を感じるのは少女だけではなく、ずっと黙っていた部下達も同様であった。現に誰も声を発せず、体を震わせている。一部には気を失っている者もいる。自分達を見る目が同じ、人を見る目じゃなく蟻を見るようなその程度の者だと理解できる眼差しに耐えられない。
顔は女神の様に慈悲深い笑みなのだが、目は笑っていない。その目には狂気が宿り、恐怖を何倍にも感じさせる。
「わ、分かった。そう、伝えとく……」
「そう。ならいいわ。それじゃ良い夜を」
納得いく答えを得た彼女。ワンピースの裾を両手で握りながら一礼をしその場を後にした。その仕草でさえ、美しいと言わざる終えない魅力があった。
「ハァ……ハァ……」
彼女が去った後。明確な死を実感させられた少女は心身ともに疲れ果て座り込む。
そんな少女は一個だけ理解した事があった。
「死神は、全然本気をだしていなかった……」
幹部の強さを目の当たりにして自分はこの有様。なのに死神はその幹部を打ち倒し幹部達からもトップからも危険視されている。それが如何に死神の実力が尋常じゃない事が思い知らされる。
ようするに自分達は手加減されていたのだ。それを知らず、戦えていたと高揚して錯覚していた。
----自分達は弱い
それが少女の心をひたすら占めていた。
井の中の蛙。
それを思い知らされ少女は絶望に囚われ、仲間の呻き声を聞くまでその場から動けなかった。
「何やってんだお前らは……」
学校の昼休み。皆で昼食を囲む中、呆れたであろうリンの声が響く。
それもそのはず学校に来てみればキンジの姿がなく、確かめてみれば白雪とアリアが暴れた被害でキンジが東京湾に飛び込んだ事が原因で風邪を引いていた事が分かったからだ。
理由があまりにも情けなさ過ぎてさすがのリンも呆れていたのだ。
「まぁまぁ、詳しい話を本人達に聞こうよ」
「言わなくてもある程度想像できちゃうんだがな。キンジが悪い悪いっちゃー悪いんだが今回ばかりはドンマイとしか言いようが無いよなぁ……」
「ちょっと何であたし達が悪い事になってるのよ!!」
苦笑いの不知火がさりげなく女性達を気遣ったのだが、それをいとも簡単に折ったのはハンバーグを箸で摘みながら突っ込む武藤。キンジが何かやらかし白雪とアリアが揉めて巻き込まれたいつもの光景が男性人全員の頭に浮かぶ。『哀れ』その文字が男性人共通の思いである。
それもアリアには納得が行かないらしく机を叩き小さい体で怒鳴り散らす。それを痛々しく見る男性人の目には気づかない。
「ここまでツンデレが酷いとキンジが可愛そうだな」
「そうだね。自分の非は少しは認めないと後々大変だよ?」
「そうそう。白雪さんを見習ったらどうだ?自分のやったことに反省をしてらっしゃる」
武藤の視線の先には服をぎゅっと握り顔を俯かせ、今にも泣きそうな顔をした白雪がいた。さすがにやりすぎたと感じているのだろう。それを見てさすがのアリアも今回は己の悪さを自覚したのか、何かを言おうとするが反論する言葉が出ずそのまま力無くうな垂れた。
その席にいるもう一人の女子。レキは銃を横に置き、我関せずとカロリーメイトをただ黙々と口に運んでいた。
カロリーメイトをリスの様に齧る姿は辺りの男性を虜にしているのを本人は気づかない。
現に、
「ハァ、ハァ、レキ様!可愛いです!僕の女神様」
「あの小さい体に小さい口でリスの様に食べる姿。なんと美しいのか。その芸術を目に焼き付けたい!!!」
「あぁ!レキ様に食べられたい!僕を食べてください!!」
胸を押さえ、跪く様に祈る人物やその様子を絵に残したいのか必死にスケッチする人物などと、その他にも頭が少しいや、大分頭が可笑しい人物が辺りにいた。もちろんレキだけではなく、その中にはアリア、白雪のファンも沢山いる。
「相変わらず視線が凄く集まるね。僕としては少し居心地が悪いね」
「それで少しと言える不知火は凄いと思うがな。こうも男子達の視線が来るとうざったいんだが。それに食べられたいの意味が理解できないんだが……」
「俺もこればっかりはリンに同意だぜ。でも、俺なんて後で何話したとか、どんな可愛い姿が見れたとか、尋問されるんだぞ。たまったもんじゃないぜ……」
飲み終えたグラスを強く机に叩きつける武藤。
さすがの武藤といえどもあの変なやつらの相手は疲れるのだろう。鬱憤が爆発寸前だった。それでも本気で怒ってる訳ではなく、これから報告するのがめんどくさいから出た気持ちなのだろう。
レキ本人はポケットからもう一袋カロリーメイトを出し口に咥える。二つ目に突入していた。ちなみに二個目はチョコレート味である。
レキのそんな様子にリンはほんの少し笑みを浮かべる。
「たしかに僕はあまり聞かれた事はないね。リンもないよね?」
不知火は首を傾げリンに視線を向け、それにリンも頷く。
「不知火は周りに女子が良くいるからな……気軽にきけないんだとさ。考えて見ろよ。女子の目の前で、あの三人の可愛い所、仕草、そんな話を真面目に息をハァハァしながら語ってるのを女子に見られたら…………すべて終わるだろ。だけどお前ならそんな心配は大丈夫だ!と笑みを浮かべながら気軽に親指を立てられたぜ……」
あまりにも理不尽な現実に悲壮感を漂わせる武藤。その姿はあまりにも気の毒であった。
そんな武藤を他所にリンは時計を確認しそろそろアサルトの授業が始まるため立ち上がる。
「そろそろ行くか。お前らもいじけてないでさっさ行動しろ」
トレイを右手に持ちながら器用に左手で落ち込むアリアと白雪にチョップをかます。
「キャッ」
「ッッ!何すんのよ!痛いじゃないの!」
頭を抑える白雪と今に噛み付いてきそうなアリア。だが叩いた本人は至って普通であった。
「自分の非があると分かったんならウジウジしてないでキンジに謝罪なり、誠意を見せて来い。アイツはそれぐらいで嫌うやつじゃない……それに早く飯を食え。授業に遅れるぞ」
そう言って素早く立ち去る。その横にはすでにカロリーメイトを食べ終え銃を担ぐレキもいた。
「……そうね。早く食べよ」
「……きんちゃん。待っててね!」
二人はリンの言葉に何か思ったのか、急いでご飯を食べだした。
「僕も先に行かせて貰うね」
「あ、おい!ちょっと待ってくれよ!!」
リンを追いかける様に不知火は急ぎ、それを追いかける武藤であった。
「リン。さすがにさっきのは少し酷かったんじゃないか?」
リンと合流した武藤はさすがに叩いたのを少しやりすぎだと感じたため軽く非難する。だが、リンはそれを気にせずただ前を歩く。
「違いますよ」
無言を貫くリン。変わりにレキがそれを否定する。
「え?何が違うんだ」
「リンさんは語尾は強めでしたが、あれはアリアさんと白雪さんを思ってのことです。それにちゃんと彼女達の事を思ってアドバイスしてましたよ」
「そうだね。確かに彼女達の迷いを吹き飛ばしたね。さすがと言うしかないよ」
レキと不知火の言葉にリンは観念したのか溜め息を吐き告げる。
「あぁなった白雪は何を言っても聞かないから衝撃を与えて目を覚ましてあげないといけないんだよ」
「ちぇ、自分だけ何も理解できてなかったって事か」
「まぁ、武藤君は白雪さんが叩かれてた事で頭がいっぱいだったんだよ」
「らしいっちゃ武藤らしいが、そこまで行くと重症だな」
「う、うるせぇー仕方ないだろ」
多勢に無勢。最終的には不知火とリンにからかわれる始末。結局別れるまでこのやりとりは続いた。
「やはり……そうなのか」
とある一室、パソコンを叩く音が止まり、女性はどこか落胆したような音色を響かせる。
その画面に映るは一人の男性。派手で目立つ赤い真紅のロングコート纏い、日本ではなかなか見ない銀色の髪をしていた。雰囲気も普通の人とは違い、どこか異様で独自な雰囲気を放つ。
画面に映るのは、
リン――――その人物であった。
「まさか、ターゲットの知り合いだったとはな……しかも、理子の言ってた人物でもあるか」
女性はリンについての情報をある程度、同じ組織で仲間である理子から貰っていた。
それは理子がハイジャックを失敗した後、女性が日本に来たため、近況報告と共に次のターゲットについて話すため電話を掛けた時の事だった。
『ん、久しぶりだね。んー作戦は失敗しちゃったかなぁ』
こちらの報告を簡潔に述べ、向こうの報告を聞いた時であった。
作戦が失敗したのに関わらず電話越しから伝わってくるのは、嬉しそうな理子の声。
「随分と嬉しそうだな。そんなに楽観視はできないはずだぞ?」
少々きつい物言いだが、それは女性が理子のことを思っての物言いであった。理子の立場を一番理解しているからこそ、きつく言わなければいけなかった。
「ん、それは自分が、自分自身が一番良く分かってる。それでもね、どうしようもない馬鹿な人を見つけちゃったんだ……。周りからは誤解されがちだけど、救えないくらい優しい人。裏切っても傷つけられても最後まで私を信じてくれた。こんな私でも一緒にいてくれって……それでね、普段は無愛想で笑わないのにそんな時だけ笑うんだよ。ずるいよ……今までの全てを投げ出して彼の手を取っちゃいそうだったよ」
「そこまで、か」
それは理子の過去を知る女性を驚かせる程の発言だった。よっぽどその人物が大切になったのだろう。
だが、だからこそ、それは駄目だと女性は思う。
「理子、それは……」
「分かってるよ。私も彼を巻き込みたくない。これは私自身で決着をつけないといけない物、必ず」
携帯越しからでも理子の覚悟が伝わって来る。思わず笑みが零れる。
――――強くなったな
少し会わない間に理子が成長しているのを長い付き合いの女性だからこそ分かる事が出来た。
「そうか、ならいい。それよりこっちは日本に着いたからそろそろ本格的に動こうと思う」
「んー次のターゲットの名前は?」
「星伽白雪。星枷の巫女で……後は言わなくても分かるか」
「あー。運がないかもかもだね。ちょーっと難しいかな」
その名前を出した途端。まるでその任務は失敗すると案に言われているようで女性は少しムッとなる。
「何故だ。私が遅れを取ってるとは思えないのだが……」
出来るだけ冷静に問いかけた女性だが、帰ってきたのは要領を得ない答え。
「だってユキユキの近くにリンリンがいるんだもん」
(り、リンリン?パ、パンダか何かか?)
よく分からない答えに頭を抱える女性だったが、それに気付いたであろう理子が続ける。
「あ、リンリンはね。さっき話した人物だよ」
理子にああまで言わせた人物なのは理解できたが、それでも何故、自分の任務が失敗するのかがいまいち分からない。
「強いのか?」
「強いよ。射撃、格闘、近接、どれも総じて能力が高い。状況判断も優れていて、おそらく能力も持ってる。なにより……折れない強靭の意志がある」
最初から強いのは理子本人も知っていた。だが実際に戦い、一戦を交えたからこそ、リンの本当の強さは技術じゃなく、どれだけ劣勢にただされようとも諦めない、その心だと痛感させられた。
「理子がそういうのであればそうなのだろうな」
さっきまでのふざけた態度がなりを潜め真剣に話す理子に、彼女はそれが事実であろうことがすぐに理解できた。情報分析が得意としているだけあって、真面目に話す今の理子は信用していた。しかし普段の理子の言葉はまったくこれっぽっちも信用していない。それで何回も痛い目にあっているのだから。ずっとこれだったらいいのになぁ、と思いながらも詳細を求める。
「能力は分かるのか?戦う時の参考にしたい」
「説明するより見て貰った方が早い。だから後で試合動画を送る……ん、用事あるからそろそろ切るね。じゃねー」
「お、おい」
そんなやり取りを理子としてから、日が経ち、そしてその贈られてきた試合ビデオを今見たのである。
結果から言えば警戒せざるおえないレベルであった。
最初は全然たいしたことはないと思っていたが、怒った後の動きは危険だと言わざる終えなかった。
「あれが彼の能力か?身体能力を上げる系統か?いや、この画像だけでは断定は出来ないな……」
作戦を練るに辺りこのことを知れたのは彼女にしては僥倖であった。
「まぁ、彼の相手はアイツにして貰おう」
アイツと言ったときの彼女の表情は曇っていた。あまり仲がよくないらしい。
「何一つ理解出来ないが、腕だけは信用できるからな……こちらの作戦に支障がなければいいか」
そう言葉を零し、PCの電源を切り部屋から立ち去る。一瞬だけプレゼントを視線を向けたが、首をふりドアを閉めた。
お久しぶりです。
色んな事をやりおえたので無事に再開します。もう覚えていませんかね?
更新は1月か2月に更新できればいいほうですね。休みが週2なので、その時に書きます。
全ての話を読み直しましたが、顔を覆いたくなるぐらい羞恥プレイでした。誤字やら、話の内容やら色々直したい所が……
時間があれば全ての話、色々修正していきたいですね……。
ほんとに今まで何もなくすいません。
ぼちぼち頑張ります。
一言。
レキは正義。ジャンヌも正義。理子も正義。全員僕の嫁です。