緋弾のアリア 悲しみの悪魔   作:osero

4 / 20
第四話『悪魔の銃技』

 あれから三日が経ち、それなりに武偵高校にも慣れたリンはキンジと仲良くなっていた。そのかわりといってはなんだがリンは強襲科では少し浮いていた。

 

それもそのはずリンは悪魔の気配を遮断する指輪を着けているのだが、これにはデメリットがあった。身体能力が落ちる為、普段の実力が発揮できなくそのため周りからの視線は結構厳しかった。

 

 あくまで武偵高は生徒を育てると言っても才能がない落ちこぼれにかまう余裕などない。なのでほぼEランクと変わらないリンは周りからみたら落ちこぼれと見なされている。

 

 しかし、昔からこうゆう事に慣れているリンは特に気にしていなかった。リンにとって自分が大切だと思った人以外の人などにどう思われようとどうでも良いのだ、それに浮いてる事に気を使って話かけてくれるキンジがいるため大丈夫なのもある。

 

 放課後、いつも通り任務をこなす為、外でキンジを待つ。

 

 ランクがほぼ同じだけあって、一緒に任務する事が多くなっていた。だが、約束の時間が過ぎてもキンジが来る気配がまったくなく、何かあったのかと疑問に思っていた所、走ってくる二人の人影を見つけた。

 

「すまん。リン遅れた」

 

「リンリンやっほぉー」

 

「別に大丈夫だが……何故そいつがいるんだ?」

 

 リンの視線はキンジにではなく、その後ろにいる人物に向けられていた。

 

 キンジ後ろにいた人物、それは峰理子だった。

 

 普通の学校ではありえないフリフリの改造征服を着ており何故着いて来たのかがリンには疑問だった。

 

「無視なんてひどいんだよリンリン。ぷんぷんガオーだぞ」

 

「すまん。断っても着いてきたんだ……」

 

 キンジは申しなさそうに頭を下げ謝ってくる。それを見たリンはおそらく理子が勝手についてきたのだろうと推測していた。

 

「きーくんも無視するなんてひどいんだよぉー」

 

 今にも猫の如く飛び掛ってきそうな雰囲気なのでリンは声をかけた。

 

「何故峰は着いてきたんだ?今から俺達は任務を受けるんだが」

 

「理子も着いて行くのだぁー理子の面白レーダーが反応しているのだ。グフフ……」

 

 頭に手をやりぴょんぴょんとウサギの耳みたいにピクピク動かす理子。相変わらずな感じなのでリンはキンジと話を進める。

 

「あいつはほおって置いて任務を開始するか」

 

「そうだな。どのあたりだ?」

 

 どちらも理子を放置してさっさと終わらせようとしていた。さっさと終わらせてご飯を食べようと両方が思っていたのだ。

 

「ここから歩いて10分くらいだ。さっさと終わらして晩御飯をつくろう。リクエストはあるか?」

 

 地図と睨みっこしながらそう問いかけたリンにキンジは少し悩むが、

 

「ハンバーグがいいな。作れるか?」

 

「全然大丈夫だ。材料も冷蔵庫に残っている。期待していてくれ」

 

 現場に着くまでの間、キンジとリンは今日の晩御飯について話をする。リンはリンで気合をいれてどうつくるか考え、キンジはキンジで自分の大好物が食べれると喜ぶ。

 

「えー。きーくんだけずるいよ。理子もリンリンのハンバーグ食べたいー」

 

 だが理子がそんな羨ましい事を見逃すはずがなくオネダリし始める。

 

 そんな理子にリンは頭を悩ませキンジに目で助けをもとめる。それに気づいたキンジは理子を説得するべく声を出した。

 

「落ち着け理子。男子寮に女子が遅い時間にいたら駄目だろう?だからあきらめろ。まんがいちにでも間違いがあったらいけないだろ?」

 

 これでどうだ、としたり顔のキンジ。これで諦めるだろうと思ったが、理子はその斜め上をいった。

 

「別にリンリンになら襲われてもいいよ?むしろ食べられたい、的な。キャー」

 

「なんだと……」

 

 顔に手を当ててより一層嬉しそうにする理子にキンジは崩れ落ちた。キャーキャー騒ぎ、クネクネと腰を振る姿がまた腹立たしい。

 

 キンジの作戦は悪くは無かった。むしろ良い断り方だった。アリアや白雪なら上手くいったであろう。

 

 アリアであればその顔を真っ赤に染め怒鳴り散らして退散するし、白雪ならば金ちゃんにはしたない女と思われたくない一心で素直に退いていただろう。

 

 だがしかし、理子に至ってだけはそれは逆効果、むしろ火に油を注ぐ行為にすぎない。

 

 その結果が今のこの状態を生み出した。

 

 地面に手を付き落ち込むキンジ、理子は舞い上がりくるくる回りだす。そんな混沌な場所が出来上がっていた。

 

「……」

 

 リンに至ってはもはや絶句。だが、理子はさらに追い討ちをかける。

 

「今日は勝負下着だね。リンリンは何がいい?白?それともちょっとセクシーな黒がいいかな?今はいてるのも見る?グフフ……」

 

 チラチラとスカートを揺らす理子。健康的な太ももが見え、そこから下着が見えるか見えないそのラインの際どさがまたいやらしい仕草だった。

 

「…………論外だ。駄目だ。余計に呼びたく無くなった」

 

 顔を手で抑えこんでいたリンだが口から出たのは明らかな拒絶。自ら爆弾を抱え込むのは避けたい所存だった。

 

「いーや。ぜったいリンリンの料理食べるー」

 

 リンからしたら当然で当たり前の拒否にうるさく騒ぎ出す理子を見てリンはため息をつき、

 

「分かった、分かった。食べたらすぐ帰れよ?」

 

「いいのかリン?」

 

 散々嫌がっていたリンが簡単に許した事に疑問を持ったキンジ。

 

「周りを見てみろ理子が騒いでいたせいで、皆がこっちを見ている。ずっと騒がれた方が困る」

 

 理子が騒いでいたせいで、周りの人達の視線が自分達に集まっていた。

 

 周りからしたらリン達が女の子を泣かしてる様に見えるのだろう。

 

 リンはそう言うやいなや早足で歩き出す。

 

「た……確かに……早く行こう」

 

「キーくんもリンリンも待ってよー」

 

 そんな2人に理子は置いてかれない様に追いかけた。

 

 

 

 現場に到着したリンとキンジは何かを探すように辺りを見回していた。体勢を低く落とす姿に疑問に思った理子は尋ねていた。

 

「ねえねえ。リンリンとキーくんは何を捜してるの?」

 

「ん……Eランク任務の落し物探し。大切な指輪を落としたらしく探して欲しいという任務だ」

 

「ぶー全然面白くない……早く終わらせてリンリンの晩御飯食べようよ」

そう言い頬を膨らましぶーたれる理子。

 

 その理子の態度にリンはあきれる。

 

 なら最初からついて来なければいいと思ったリンは悪くないだろう。

 

 あれから20分ぐらい捜索しているとキンジから声がかかる。

 

「リン見つけたぞ。これか?」

 

 キンジの手には写真に写っている指輪とまるっきり一緒な物が収まっていた。

 

「それだキンジ、これで任務終了だな」

 

「あぁ、これでリンの晩御飯が食える」

 

「ハンバーグーハンバーグー」

 

 リンがそう答えるとキンジは晩御飯が食えると喜び。あれだけぶーたれていた理子は満遍の笑みを浮かべスキップ。しまいにはハンバーグを連呼する。

 

 予定より早めに終わったためリン達は帰り道、いろいろ寄り道をしていた。ゲームセンターで遊んだりカラオケ、ボウリングなど、帰路につく頃には気づけば辺りは大分暗く、太陽が沈みかけていた。

 

三人は変わらず話をしていたが……

 

目の前にフードをかぶった三人組みが突如として目の前に現れ、それに気づいたリン達は目の前の三人組を警戒する。

 

「な……なんだあいつら剣を持ってるぞ」

 

「通り魔かな?かなり危ないよ」

 

理子とキンジはそう言いながらもすぐさま腰にある銃に手をかけ迅速に動けるように構える。

 

「キンジと理子、ここは周りをまきこむ可能性があるからバラけよう。もし、敵が着いてきたならGPSで居場所を教えあおう。その方が有利に進められる」

 

 敵に聞こえないように伝えたリンだったがその内心はかなり動揺していた。

 

 何故ばれたのか、と様々な疑問が頭に浮かぶ。だが今はそれを振り払いキンジ達に指示を出す。

 

 いわば、理子とキンジを守るための処置である。

 

相手の狙いは自分なのだ。ばらけたら必ずこちらに来ると確信していた。

 

「分かった。それで行こうリンと理子また後で会おう」

 

「それが一番得策だね。リンリンときーくん気をつけてね」

 

 そう言ってキンジは左の道に走っていき、理子は右に走っていった。

 

 こういう緊急時には頼りになるな。と思いながらもリンも路地に駆け出す。

 

 フード組の三人も迷わずリンの後を追いかける。

 

 

 

 ある程度人のいない場所に着いたリンは素早く指輪を外し相手を見据える。

 

 青いフードが一人に黒いフードが二人、それぞれが得物を持ち佇む。

 

「ようやく見つけたぞ。悪魔の子よ」

 

 真ん中にいたこの中で一番の実力者がそう言い銃を向けてくる。

 

「支部は潰したはずなんだがな……」

 

 リンはイタリアで神の組織の支部を壊滅させていた。結構大きい規模だったため、しばらくは安心だとたかをくくっていた。

 

「たしかに、お前は組織では有名だよ。あの悪魔の息子であり、イタリアの支部をたった一人で潰したんだからな。しかしな、我々神の教団はたった一つ潰したくらいじゃ滅ぼせないさ。今日は別の化物を狩る予定だったんだが、お前がいたのを見かけてたからな。逃げられないように退治しに来たのさ」

 

「御託はいい。さっさと決壊をはれ。もうお前らも一般人にばれたくはないのだろう?」

 

 どういう原理なのかは分からないがこいつらは結界をはる。範囲は分からないが結界の外にいる人間は結界の中で起こってることは見えないし聞こえないのだが、結界の中にいる人間には見えるし聞こえる仕組みになっている。だからそこに人が残っていたら証拠隠滅のためにこいつらは平気で殺す。

 

「仕方がないさ、平和のためには多少の犠牲など仕方ないのだよ」

 

「来い……リベリオン」

 

 相手の話を聞くつもりは無く。そう呼ぶやいなや剣を右手に呼び出し敵に接近する。しかし、敵は三人とも散開しリンを囲むように移動を始める。正面の青いフードが銃を発砲し、残りの二人が時間差で左右から剣で斬りかかって来る。リンは銃弾を剣で斬り凌ぎ、そのまま獲物の剣を青いフードに投げる。

 

 青いフードを足止めし、その間に迫りくる敵に後ろにバク宙で二人の攻撃を回避したリンは空中でコートからすでに二つ銃を取り出し剣を持った黒いフード達に何発もの銃弾をあびせる。

 

 それに対応できなかった黒いフードはなにもできず、呆気なく地面に倒れ伏せる。

 

 リンがコートから取り出した銃の名前は『エボニー&アイボリー』M1911を改造した銃であり、普通のM1911の二倍の大きさ誇る。リンの早撃ちに対応できるためにすべての部品が特殊な部品なのだ。もちろん一発の威力も強くなっている。

 

「やはりこいつらじゃ時間稼ぎもできない」

 

 青いフードの男も最初から理解していたようだった。

 

 けして黒いフードが弱いわけではない。リンが強すぎるのだ。速さ、判断力、予測できない動き、剣技、銃の正確さどれもが桁違いで、今も見たとおりどの体制からでも銃を撃ってくる事ができ、なによりリンだけが持っている『銃技』というものもある、その銃技一つ一つも強力なのだ。幹部を三人も殺し、イタリア支部さえも一人で壊滅させる事ができるだけの力があり、その姿まさに死神。だが、青いフードの男も逃げることなど出来ない理由がある。

 

「逃げないのか?まぁ逃がさないがな……」

 

 銃を下ろすが警戒は解かないリン。

 

「分かるだろう?組織を裏切ったらどうなるか……」

 

 この組織は裏切りには死があたえられるのだ。この組織に入ったら契約させられ、死んだり契約をやぶったりするとあとかたもなく消えるのみ。

 

「どうした?怖気ついたのか?」

 

 体を震わせる青フードの男挑発するリン。

 

「いや、強者と戦えることに武者震いしているのだ。それにな……悪の化け物の存在など許せるはずがないっ!!行くぞ!」

 

 青いフードは両手で銃を撃ちながら駆け出しリンに正面突破をする。

 

 だがリンはを冷静に銃から剣に切り替え迫りくる銃弾を斬り、そのまま接近してきた青いフードに剣を一閃する。それを青いフードは銃身で受け流すようにリンの剣を受け流す。そのまま発砲すると思いきや持っていた銃を捨て内ポケットからナイフを左右5本づつ投擲。

 

 そのナイフをリンが切ろうとした瞬間--

 

 ナイフが爆発を起こしリンは吹き飛ばされた。

 

「グッ……剣が爆発しただと」

 

 すぐさま受身は取ったが膝をつき傷口を押さえる。

 

「私の能力はナイフを任意で爆発させる事ができる。まぁ……自分で作った物しか出来ないがな。これからは攻撃させる事も考えさせる暇も与えない」

 

 膝を着くリンに追い討ちをかけるが如く青フードの男ははさらにフードの中からナイフを取り出し出しリンに投げ続ける。

 

 それを横に交わしリンは銃でナイフを落とそうとするが、特殊なもので出来ているのか、逆に銃弾が斬られていた。あたり一面が爆発しリンは弾き飛ばされた。

 

 

 

「ク……やっかいだな」

 

 暫く防戦一方で戦っていたリンは服はボロボロであちこちで火傷の後があるがまだ余裕があった。

 

 それもそのはず幹部はこれよりもっと強く。能力も桁違いだ。それほど赤と青のフードの差は格があり、この程度の危険など何回も乗り越えてきたのだ。

 

「どうした。この程度か?」

 

「いや、思ったよりもやるなぁ。最後に名前を教えて教えてくれないか?」

 

 戦っている最中にリンは気づいた。さっきは一般人をまきこむのは仕方ないと言っていたが、人の気配がまったく感じず、戦い方も姑息な手を使わず純粋に戦いを挑んでいるのだ。普通のやつらなら周り関係なく結界をはり、一般人すらもまきこんで殺していた。リンは今まで生きてきた中でこういうやつはこれで4人目だと思った。

 

 ただ純粋に平和を望み戦っている敵と戦うのは……だからそんな敵と戦う時は名前を聞いた。その名前を心に刻むために。

 

「フフフ……ッハハハ、面白いやつだ。敵の名前を聞くとは、いいだろう。俺の名前はミハイルだ」

 

「ミハイルよ……最後に俺はお前のあり方に敬意を示してこちらも力を見せよう」

 

 リンは右手に銃を持ち構える。その銃が先端からやがて銃全体に段々と視認できるほど赤黒く光を放つ。ミハイルは危機感を感じありったけのナイフを投げる。

 

 しかし、すでに準備は整っていた。

 

「終わりだ……漆黒の魔弾-テンペスト-」

 

 銃から発せられた銃弾は赤黒い光をともなっていた。もはやそれは銃弾ではなかった。光となって迫りくるナイフをいともたやすく貫通し爆発もものともせず、ミハイル本人を貫き爆発した。その威力は計り知れない。実際にその後ろの建物をも貫通し大きな穴をあけていた。

 

 リンは魔力をこめ銃で撃つことができる。人間の状態だと制限があるが魔弾が放てるのだが、漆黒の魔弾-テンペスト-』とはその魔弾の何倍もの魔力を込めたリンの銃技である。

 

「まだ生きていたのか……」

 

 終わったと思っていたリンだったがミハイルは瀕死の状態だがまだかろうじで生きていた。

 

「なんとかな……」

 

 あの時、ミハイルは爆発の衝撃で直撃はまのがれたものの酷い状態だった。

 

「……いい戦いだった……や、やはり俺の目に狂いはなかった……餞別に、これをやろう」

 

「……これは?」

 

「俺が知る……神の教団の情報だ」

 

 血をはきながらもミハイルはそう答えた。

 

「何故この情報を?消えるぞ?」

 

「かまわない……俺は……この組織に疑問を持っていたのだ……」

 

 壁に背を預けながらミハイルは自分の思いを語る。

 

 ミハイルは家族を守るため、平和のためにこの組織に入った。化物や鬼や悪魔などを滅ぼしてきたのだが、だが結界で中にいる人間を証拠隠滅のために殺す事は許せなかった。人を救うためにこの組織に入ったのに人を殺すなどおかしい。疑問を持ちだんだん組織を調べていくうちに組織の裏の実態に気づいた。

 

「この組織は……正義など、ないっ!俺達は騙されていただけだ……だが気づいても俺には何も出来ない。だから……お前に託すんだ……イタリア支部潰し、組織に危険人物と言われているお前ならと……だから頼む。」

 

「分かった……お前の思い確かにうけとった……宣言しよう。神の教団は俺が潰す!」

 

 リンはミハイルの目を見て己が決意を示す。

 

「あぁ……これで安心して行ける。最後にこれを頼む……」

 

 そう言うやいなやミハイルは死ぬ前とは思えない安らかな笑みをこぼし、砂になり消えていった。

 

「終わったか…………お前らの分も背負っていく」

 

 砂になり消えていった。それをただ眺める。自分が殺した事から目をそむけず、受け入れて罪を背負っていくように。

 

 指輪を付け直し、ある物を拾いその場を去っていく。その現場に残ったものはミハイルがつかっていた銃のみだった。

 

 

 

「おいリン大丈夫か?!」

 

「あぁ。なんとか大丈夫だ」

 

 キンジはリンが無事なのを見てほっとしたのだった。電話をかけても反応しないため、敵にやられたかと思い心配していた。

 

「理子も心配したんだぞぉ」

 

 理子も真剣な顔で言ってきたのでさすがに悪いと思い、キンジと理子に誠意をもって謝った。

 

「すまない。逃げ回っていて連絡できなかった。おかげでコートがボロボロだ」

 

 赤いコートが先ほどの戦闘でボロボロになり所々が焦げていた。

 

「結局どうなったんだ?」

 

「あぁ。逃げてる途中で知らない人が助けてくれて、その人がやっつけてくれたんだ。それより早く家に帰ろう。ハンバーグが食べたいのだろう?」

 

 そう話をそらし、リンは歩いていった。それを見たキンジと理子はリンの後を追いかけた。

 

 

 

「できたぞ」

 

 テーブルにはハンバーグがありその横に目玉焼きがあり、サラダや味噌汁などちゃんと栄養なども整っていた。どれも一つ一つがおいしそうで、涎がでそうな二人だった。

 

「おいしそうー早く食べたい食べたい」

 

「たしかに俺も同意だ」

 

「スープにしようとおもったが昨日出したからな味噌汁にした。目玉焼きはハンバーグの上にのして半熟の黄身をくずして食べるとまろやかでおいしいぞ。それじゃ召し上がれ」

 

 その言葉聞いた瞬間キンジと理子はいきよいよく食べ始めた。

 

「おいしいー。リンリンいいお嫁さんになれるよ」

 

「いや、お嫁さんは遠慮する」

 

 そんなやりとりを理子とリンはしていた。キンジはあまりの美味しさに無言でご飯をかき込んでいた。

 

「おかわり」

 

「そんなにおいしそうに食べられると作ったかいがあったな」

 

 そう言いつつリンはキンジにご飯をよそう。理子も笑みを浮かべているので、リンも自然と嬉しくなる。

 

 

 

「今日はこのままお泊りするのだ」

 

「おいおい……冗談はそのへんにしとけ」

 

 ご飯を食べ終わった後、唐突に理子がそう言う。冗談だとキンジとリンは思ったが理子は本気だったらしい。

 

「グフフ……ジャーン!お泊りセットだぁー」

 

 そう言って見せてきたバックをみてリンとキンジはフリーズする。まさか本当だったとは……とフリーズする二人を他所に理子はルンルン気分でお風呂に向かっていった。リンとキンジがフリーズから戻ってきたらすでに理子はパジャマでリンのベットで寝ていた。

 

「今日はソファーで寝ないとな……」

 

「頑張れリン……」

 

「いや……お前理子と一緒な部屋で寝るのか?」

 

「あ…、そうだった……」

 

 結局リンとキンジはリビングのソファーで寝るはめになるのだった。

 

 

 




頑張って戦闘シーン作りました。やはり経験あるのみですね。あまりうまく書けない。ですがやっと銃が出せた事に嬉しさを感じます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。