この世界の片隅で(更新停止)   作:トメィト

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オケアノス編もなんだかんだで折り返しまでやってきましたね。

けれども創作意欲が自力で脱出して行ってしまうよハルトォォォォォオオオ!!瑠璃ィィィィイイ!!


モンスタ〇ハンター(後編)

 

 

 

 

 

 真っ白な女性とクマのぬいぐるみという愉快なコンビが夫婦漫才を繰り広げているのと同時刻。仁慈たちはちょくちょくやってくる魔物や魔物、それから魔物と戦いを繰り広げていた。

 

「魔物しか出てきませんね……」

 

「この顔はもう飽きたわ」

 

 狙ったかのようにワイバーンを除いて多種多様な魔物が出てくることからマシュとエウリュアレが思わずつぶやく。一方、海賊が故にこういったことには多大なる耐性を誇るドレイクはまだまだ余裕の笑みを浮かべており、アステリオスはこういったことについてとんでもなく疎いのでそこまで苦ではない。仁慈に関しても、物欲センサーという存在を知っているために耐性があったのだ。むしろ、残り一体になってからが本番だと思っている。

 

「ドクター。近くにワイバーンの反応はありませんか?」

 

『魔物の存在はいくらでもいるんだけどワイバーンはなぁ……いくつかは点在してるけど、今ある反応を全部倒しても30には満たないかなー……ん?なんだこれ』

 

 マシュの質問に答えつつ、ワイバーンの数を伝えるロマンだったが、何かに気づいたのか疑問の声を上げる。どうしたのかと、仁慈が尋ねてみる。すると彼から意外な返答が帰って来た。

 

『サーヴァント……サーヴァント?反応が一つと、使い魔みたいな物凄く小さな反応がある』

 

「こんな島に使い魔ですか?」

 

『いや、使い魔のそれともちょっと違うかもしれない。だけど、そこまでの魔力が計測されているわけじゃないから大丈夫だとは思うよ?』

 

「ロマン。それ、死亡フラグじゃないか?」

 

『某野菜人の如く、魔力量を変化させることができるってことかい?戦闘力ならまだしも、僕らが計測しているのは保有している魔力だから平気だと思うけど』

 

「それならいいや」

 

 大体、機械で読み取った数値はあてにならず、それを基準に舐めた真似をしていると速攻で退場。これは戦闘においては空想、現実関係なしに起こり得ることなのだ。こういったいわゆる死亡フラグに反応するのも仕方がないと言えるかもしれない。

 

「ところでドクター。その反応っていうのは何処なんですか?」

 

『もっと奥に行ったところかな』

 

 ロマンの言葉を元に、ワイバーンを探しつつその反応の下へと仁慈たちは向かった。それは反応があったサーヴァントがもしかしたら自分たちの仲間となってくれるかもしれないからだ。

 Xと仁慈を先頭に、襲い来る魔物をすれ違いざまにスライスしていくと、Xや仁慈が搭載しているセンサー(気配察知能力)にも反応が出てきたようだった。そのすぐ後に、残りのメンバーも気づき始める。

 

「確かに居ますね。先輩」

 

「どこかで感じたことのある妙なサーヴァントが一体とその近くに小さいけど妙な魔力反応……間違いない」

 

「……て言うか、もうあれよね?私みたいな存在が居るってことよね。これ」

 

「う?えうりゅあれ、ふえる?」

 

「増えないわよ」

 

 いつも通りのやり取りを行う仁慈達。そんな彼らの会話内容が耳に入ったのか、ロマニが感じ取った気配はその場から移動し、丁度仁慈たちの前に現れた。

 

 そこに現れたのは大きな弓を持った真っ白な女性。出るところは出ていて普通の男であればよだれモノの姿態だろう。その顔も又男性なら誰しもクラリと来るような整ったものであり、どこかエウリュアレを最初に見たときのような感想を仁慈たちに抱かせた。また弓を持っていない方の腕には、どこか原始人の恰好を思わせる装飾を身につけたクマのぬいぐるみを抱えていた。

 

 まだ完全に味方かどうか、判断が付かなかったため、一番先頭に居るXがライト聖剣エクスカリバーを構える。戦闘の意思はないが、いつでも始められる態勢だ。仁慈をはじめとするほかのメンバーも露骨に表には出さないもののいつでも仕掛けられていいようにしている。

 そんな彼らを見て、女性の方も弓を僅かに上げるが、腕に抱えているくまのぬいぐるみがそんな彼らに待ったをかけた。

 

「おい、いきなり弓を構えようとするな。そっちの人たちも、ひとまず武器から手を放してくれるとありがたいです。はい。危害を加えるつもりは毛頭ないので」

 

 クマのぬいぐるみが動きながら丁寧な言葉を話すシュールさに思わず気が抜けてしまう仁慈達。油断はせずとも、武器を持っていては話し合いにならないと考えた彼らは一度構えた武器を下ろしお互いの情報を交換し合うことにしたのであった。

 

 

 

――――――――――――――

 

 

 

「――――なるほどね。大体の状況は理解した。ついでにそこの胸の大きな女性が独身ということも理解した」

 

「先輩、どうしましょう。この人(?)先程の例のあの人と同じ匂いがします」

 

「そうね。汚らわしい匂いだわ。近づかないで、この不細工ぬいぐるみ」

 

「俺だって好きでこんな体になったわけじゃあないんですがねぇ………」

 

 何やら目の前で真面目なんだかそうでないのかわからないような雰囲気を出すぬいぐるみとマシュ。傍から見たら、ぬいぐるみに話しかける美少女という何処かの魔法少女系アニメに在りそうなワンシーンになるのであるが、生憎とそのぬいぐるみの中身が魔法少女の従者などこなせなさそうな人格だった。様々なところにツッコミを入れている限りある程度の常識は兼ね備えていることは読み取れるが。

 

「じゃあこの世界って永遠?えたーなる?」

 

「仮にこの時代がそうであったとしても、外枠がなくなるので消滅すると思います。そうなってしまえば、我々の敗北であり、人類史の終焉です」

 

「………ちぇー」

 

「お前今、この世界で永遠に暮らしたいとか考えていただろ」

 

「やだ、私の考えていることがわかるなんて相思相愛っぽい。素敵……」

 

「永遠に生き続けるくらいなら地獄に落ちたほうがマシだ」

 

 実に息の合った会話を見せつける女性とぬいぐるみ。このどこかお似合いのようでずれている感じ、なんか色々すごいと思う。視覚的にも会話的にも。

 森で出会ったくまさん(ぬいぐるみ)とお嬢さん(おそらくエウリュアレと同じ)のコンビを見守っていると、横からつんつんとマシュに突っつかれた。

 

「先輩先輩。私、この二人………一人と一頭(?)の関係が微妙に釈然としないんですけど……」

 

「そう?いい関係だと思うけど」

 

 正直、実際にはどちらも同じくらい酷いと思うし。似た者同士はひかれあうものなんだと思う。

 

 っと、別に今更クマのぬいぐるみが大好きな女性サーヴァントが増えたところで、サーヴァントとはそういう存在がなるものだとある程度割り切っている。問題なのはこの人たちが俺達の味方になるかどうか……この一点だけだ。

 

「それで、結局どうします?仲間になってくれるんですか?」

 

「んー……どうするダーリン」

 

「どうするも何もなぁ。人類史が消滅する時点で協力する以外の選択肢はないんだよ、この馬鹿!」

 

「馬鹿じゃないもん!女神様だもん!」

 

「えぇい!この駄女神が!」

 

 ぺちぺちと人形の身体で女性を叩くクマ。それに対して、DVだと声高らかに叫ぶ女性。話が全く進まない。なんだこの二人は、固有結界でも発動しているのかと疑いたくなるレベルで話が停滞する。

 エウリュアレも呆れ顔で彼らのことを見ていた。そんな彼女を抱えてここまで運んできたアステリオスは、近くに咲いている花に視線を固定している。こっちもこっちで自由だった。ちなみに、Xは近くにワイバーン(肉)が居ないか付近を捜索中である。流石食の探求者、まだまだsatisfactionは遠いようだ。

 

「……ところで女神様。あんた、名前は?」

 

「え、アルテミスだけど」

 

「はぁ!?」

 

『何ィ!?』

 

「………はぁ」

 

「………」

 

「う…………?」

 

 白い色の女性改め、アルテミスの返答に俺たちは呆然となるばかりである。誰しもが一度は耳にしたことがある名前だろうからである。俺でも聞いたことあるほど有名な女神だ。確か狩猟と貞淑の女神だった気がする。

 

「……これはまた偉い大物がやって来たもんだね……。語りでもなさそうだしどうしたもんか」

 

「で、ではそちらの変なぬいぐるみは……?」

 

「これ?これはね、私の恋人のオリオンよ。聖杯戦争で呼ばれるって聞いて、心配で代わりに出てきちゃったの」

 

『な、なるほど。神霊のランクダウンによる代理召喚か。こういう例はないこともないらしいけど……』

 

 オリオン。

 確か、アルテミスの恋人でアポロンによって頭がパーンしたポセイドンの息子だったかな。

 

「どうもオリオンです。召喚されたら、なんか変な生物になっていました。変な……変な………生物に……」

 

「うわぁ………」

 

 表情はクマのぬいぐるみであるがゆえにわかりにくかったがその身に纏う雰囲気は切実にその悲しさを俺に知らせてくれていた。……静かに彼の肩(?)をぽんぽんと叩いて慰めた。

 

「あ、めっちゃもふもふする」

 

「ズーン………」

 

 ついつい出てしまった本音でさらにオリオンがへこんでしまい、それを慰めるのに少しだけ時間がかかったのだが、今はおいておこう。

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

 紆余曲折を経て、何とかアルテミスとオリオンを味方へと引き込んだ俺達。ここで自分はアルテミスに寄生していないと何もできないと男らしく宣言したオリオンが早速その言葉を裏切りとても有効な情報を教えてくれた。オリオンが言うにはワイバーンというか、竜の巣というのは大体今いるような荒涼とした場所にあることが多いらしい。流石、狩りが得意だっただけのことはある。

 女性の対応は除くけれども、それ以外はアルテミスの暴走思考を止める常識人でもあるので物凄い助かる。エミヤ師匠とか意外と喜びそうだ。

 

『おぉ……オリオン君の言う通りだ。近くに竜の反応が多数ある』

 

「では、サーヴァントの皆さん。レッツハンティングです」

 

「一狩り行きましょう!マスター!!」

 

「Xは落ち着け」

 

 そんなことを言いながら全員ノリノリで武器を構える。普通は恐れられる竜種がもはや唯の獲物としか思われていない。大天使マシュですらレッツハンティングとか言うくらいになってしまった。………いったい誰がこんなことを……(震え声)

 

「先輩!行きましょう!」

 

「今行くよー」

 

 エミヤ師匠作、投影ゲイボルクを取り出して構え、サクッと真名開放。

 

刺し穿つ死棘の槍(ゲイボルク)!」

 

 いくら竜種でも生物であるがゆえに頭と心臓という弱点は防ぎようがない。宝具のランクが下がっていようとも、攻撃力なら後付でどうにでもなるのだ。というわけで、早速一体目の心臓を刈り取る。なるべく傷が少ない方が、加工できる部分も多いはずだし。

 

 そんなこんなで、オリオンとエウリュアレ以外の全員を狩りだして行われた竜種を三十体倒せのクエストは後一匹を除き、狩りつくすところまで来ていた。ちなみに、アステリオスが簡単に加工した鱗は俺の四次元ポケット入りである。……今更だけど、この道具実はとんでもなくすごいものなのではなかろうか。流石の我が家。未知がいっぱいである。

 

「ねーねーだーりん」

 

「なんでぇ」

 

 ここで、戦闘モードなのか、来ていた服を赤く変えたアルテミスがオリオンに質問を投げかける。

 

「この竜たちって雄雌あるの?」

 

「親は知ってるけど、雄雌はきいたことねえなぁ」

 

「親?」

 

「あぁ、ワイバーンのような亜竜種じゃない。奴らを生み出すのは純粋で上位の竜種だ。親ってよりも、手下っていった方がいいかもしれないな」

 

 オリオンがそういった瞬間、俺たちの目の前に今まで倒して来たワイバーンなんて比較にならないくらい巨大な竜が舞い降り、その大きさに似合った迫力を誇る咆哮を放つ。

 確実に今オリオンが行ったであろう上位の竜種の出現にマシュは表情を固まらせ、ドレイクは笑みを浮かべる。アステリオスは竜を見上げて感嘆の声を上げ、エウリュアレは興味なし。Xは巨大な肉キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!とハイテンションである。

 

「えっと、やっぱり部下であるワイバーンを刈り倒していたら、興奮とかするのでしょうか」

 

「そりゃするだろうねー……」

 

「先輩……」

 

「乱入クエスト……胸が熱くなるな……」

 

「ダメです。先輩、久々にアレモードに入ってます!」

 

 ここまでモンハンに徹してきたのだ。これは最後まで貫かざるを得ない。

 俺たちが狩りつくしていたワイバーンたちの親玉と思われる竜はもう一度咆哮すると、その巨大な身体に似合う尻尾を振るう。

 もちろん俺たちはそれを受け止めるなんて真似はしない。各々、別の方向に跳躍しつつそれを回避する。すると、尻尾は効かないと思ったのか、竜が上空に向かって火球を放つ。

 そしてそれは分裂したのち、地球の重力に引っ張られ、俺たちに降り注いだ。あの竜頭いいぞ。

 

 マシュは盾で、アステリオスは両手に持つ斧を振り回し、Xはお得意の二刀流で、ドレイクはマシュの背後に隠れつつ火球をやり過ごしていく。俺はしばらく槍を振り回して火球を防いでいたが、そろそろ反撃に移る。

 

「X!」

 

「了解です!」

 

 ライト聖剣エクスカリバーが放つその光で軌道を描きながらXは火球を切り抜け、一気に本体まで向かっていく。そして、俺もその後に続く。火球の処理はドレイクとアルテミスがやってくれているので対応する必要はなく、目指すはあの竜の心臓部分である。

 ついに、火球の範囲外である懐に飛び込むことに成功した俺とX。そしてXは黒いライト聖剣エクスカリバーを取り出して、クロスするように竜の腹に切り傷を付けた。

 

「マスター!」

「――――――刺し穿つ、死棘の槍(ゲイ・ボルク)!」

 

 Xがその名の通りに付けてくれた切り傷の中心。そこに向かって宝具を発動。ぶっちゃけ、この宝具の特性上態々皮膚を切り裂いたりする必要はないのだが、それはそれ。格好いいからいいのだ。

 俺が放った因果の槍(偽)は寸分違うことなく巨竜の心臓を貫いた。そのおかげで竜の動きが止まる。Xはその隙に完全に敵を殺すためにぶっとい首を切り裂き、地面に落とすのだった。

 

 今回はプロが大活躍だったな。本当に。

 

 

 

 

 

―――――――――――――――

 

 

 

 

 

「ようし!船の補強も終わった!余った素材で衝角に装備させた!ようは準備がととのったってことさね。さぁ、野郎ども!これでもう心配はなくなった。黙ってアタシについて来な!今度こそあの髭野郎を海の藻屑に変えてやる!」

 

『うぉぉおおおおおおおおお!!!』

 

 流石のカリスマである。

 士気も上々の状態で出航する黄金の鹿号(?)

 これで唯一の問題であった耐久をクリアした。前は状況的にこちらが有利だったとはいえ、今回もそうとは限らない。俺たちと同じくらいに黒髭たちも俺たちの情報を持っている。既に俺が油断させて相手を誘い出すという手段も通じないだろう。相手のサーヴァントの腕を引きちぎっちゃったこともある。

 

「さて、あの黒髭の船。どうするかね……」

 

 部下の士気を上げ終わったドレイクがこちらにやってくる。

 一応、向こうの戦力は低下しこちらの戦力は上がっている。ごり押しで行けなくもないが、それでは万が一が起こる可能性もあるのだ。だったら――――

 

「ドレイク。それは俺に任せてくれない?」

 

「なんだい。何か作戦でも?」

 

「まぁ。派手に花火を打ち上げようと思ってね」

 

「………先輩、まさか……」

 

 付き合いが長いマシュは気づいたらしい。

 Xもニヤリと笑ってライト聖剣をちらつかせる。

 エミヤ師匠も、溜息を吐き、呆れ顔を見せながらもその唇の端は吊り上がっていた。ノリがよさそうで何より。

 

「あ、後アルテミス。少しだけ、パスをつないでもいい?」

 

「どうしてー?」

 

「魔力を供給するから。黒髭の船を見つけたら甲板に向かって全員宝具開帳……とはいかないけれども全力で先制攻撃を、ね?」

 

「面白そう!いいよー」

 

「どうも」

 

 簡単に魔力供給の道だけを作って、視線を海の方に向ける。

 これで準備は整った。聖杯の方もしっかりと準備万端である。

 

「――――三時の方向に船を発見!黒髭の旗です!」

 

「ついでに本人も乗船しているようだ。……仁慈?」

 

「えぇ、行かせてもらいますとも。―――――――さぁ、サーヴァント達。全力全壊であの船に叩き込め」

 

もう勝利しか残されていない剣(エックス・カリバー)!!」

 

「―――――偽・螺旋剣(カラドボルグⅡ)………ゴォレンダァ!!」

 

「―――――突き穿つ死翔の槍(ゲイボルク)……ゴォレンダァ!!」

 

月女神の愛矢恋矢(トライスター・アモーレ・ミオ)

 

 やっぱり先制ブッパ(これ)だよね。

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 時間は少し巻き戻り、黒髭たち。

 

「ウッヒッヒッヒッヒ……ヒョッホッホッホッホ…………。はっ!?……おぉ、夢から覚めてしまえばハーレムは遥か彼方。ここにいるのは先生と二人だけの空間を作り出している百合ップルだけである。……まぁ?拙者百合もいけるでござるがぁ……一人はさみしいなぁ(チラッ」

 

「―――すごい、アン。この船長、同衾を求めてるよ」

 

「好感度ゼロどころかマイナス面まで天元突破していらっしゃるにも拘わらず大した発想だと思いますわ。というか私たち、その夢に出てきていませんわよね?出てきてたら、二度とそんなことできないように、この銃でその風船よりも軽い頭をたたき割って差し上げますけど」

 

「んー……出てきたヒロインが多すぎて覚えてないですなぁ」

 

「すごいよアン。この船長、僕たちを有象無象のサブヒロインにしたよ」

 

「うん♪やっぱり殺しましょう♪」

 

「いやいや、待ちなされアン氏、メアリー氏。いくら何でも夢の中でのことに嫉妬しなくても大丈夫ですぞ。拙者、ロリも大人の女性もいける、スーパー紳士ですのでwwwwwあ、BBAは無理」

 

『やっぱり、殺そう』

 

 仁慈たちに負けず劣らずにぎやかな甲板。

 そうしてどんちゃん騒ぎをしていると、緑色の服を着て、槍を持った英霊がドレイクの船を見つけた。

 

「………ん?おい、船長さん。敵がおいでなすったようですよ。例のフランシス・ドレイク」

 

「エウリュアレちゃん来たの!?聖杯も!?」

 

「多分そうなんじゃないんですかねぇ。……思ったよりも早いご帰還だ。さて、今度は一体何をしてくるのやら……腕一本で足りるかねぇ」

 

「ヒャッハー!皆の者ー!出迎えの準備ですぞ!」

 

「やれやれ、お仕事しますか」

 

「今度は一体どんな手で来てくれるんでしょうかね。少々楽しみですわ」

 

 そんなことを言いつつ、それぞれが準備を始める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――しかし、そんな彼らを待ち受けていたのは、ドレイクの船ではなく、視界を埋め尽くさんばかりの光と、それに追随する、強大な攻撃力を持った数多の投擲物だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




最近、仁慈のキチガイ成分が足りないというので初心に帰りました。
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