仮面の騎士と笑顔と希望の少女たち   作:烏賊の毒

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紅の騎士と星空の姫 3/4

「ここかぁ…。」

 

そこは、緑に包まれた森の中だった。

 

彼曰く、仲間と再開した場所らしい。

 

空気は澄み渡り、心なしか気持ちも晴れる。

 

ふと今までを振り返る。

 

色んな事があった。

 

春野はるかと出会い、海藤みなみとも出会った。

 

そのときにプリキュアになる資格を得た、一度は手放したが、再度なった。

 

戦いの最中、母の気持ちを知ったり、紅城トワとも出会った。

 

どんなに辛くても、どんなに苦しくても、皆がいたから乗りきれた。

 

きっと手放す時が来るだろう。

 

その時は、後悔なく手放したい。

 

後悔なくその時を迎えたい。

 

その時まで、この力を使おう。

 

グランプリンセスになる為に…。

 

私の…。

 

その時だった。

 

「お前は何のために力を使う?」

 

聞き覚えのある声がした。

 

「あ、昨日の…!

 何でここに!」

 

天ノ川きららは聞くが、青年は聞く耳をもたない。

 

「答えろ。

 お前は………っ!」

 

「へ…?」

 

突然、青年は大木を睨み付ける。

 

木の影から一人の男がでてくる。

 

「貴様がフレイヤの言っていた奴か。」

 

男は邪悪な笑みを浮かべながら答える。

 

「さぁ、復讐の時だ…。」

 

男はバックルを腰につける。

 

そして、二つの錠前を持ち出す。

 

『…ダークネス…!』

 

『…ゴールデン…!』

 

バックルに二つの錠前を取り付ける。

 

「変…身。」

 

男はバックルの刀を下ろす。

 

『ダークネスアームズ…オゥゴンの果実…』

 

『金…ゴールデンアームズ…黄金の果実…』

 

頭上から黒と金が混ざりあったリンゴが、彼の頭上に落ちる。

 

そして、展開。

 

舞い降りしは、邪悪なる新世界の神。

 

仮面ライダー邪武 ゴールデンアームズ。

 

「今こそ、復讐の時…。」

 

只ならぬ雰囲気を感じたのか、天ノ川きららは懐からプリンセスパフュームを取りだし、変身する。

 

「ほう…、私と戦うというのか。」

 

トゥインクルが邪武に向かい、拳を放つ。

 

しかし、その拳は捕まれ、逆に蹴りを受ける。

 

その衝撃で青年の所へと吹き飛ばされる。

 

こいつは、ヤバい…。

 

そう本能が伝える。

 

「早く逃げて!」

 

トゥインクルが青年に向かって叫ぶ。

 

しかし、青年はまだ問い続ける。

 

「お前は何のために力を使う。」

 

「そんなこと今は…!」

 

何を言っているんだ。

 

そう思ったが、青年は顔を緩めない。

 

「力の使い方を見誤るな。」

 

そう言うと、彼はジャケットからバックルを取りだし、腰につける。

 

そして、黄色い錠前を手に取る。

 

『バナナ!』

 

「変身。」

 

錠前をバックルにセットする。

 

戦士が現れる祝福をするかの如く、ファンファーレが鳴り響く。

 

彼の頭上には、バナナのオブジェクト。

 

バックルの刀を下ろす。

 

『カモン!

 バナナアームズ!

 ナイト・オブ・ス~ピア~!』

 

オブジェクトは、彼に落ち、展開。

 

そこに佇むは、力を求めた騎士…アーマードライダーバロン。

 

騎士と姫は、黄金の神に立ち向かう。

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