「ここかぁ…。」
そこは、緑に包まれた森の中だった。
彼曰く、仲間と再開した場所らしい。
空気は澄み渡り、心なしか気持ちも晴れる。
ふと今までを振り返る。
色んな事があった。
春野はるかと出会い、海藤みなみとも出会った。
そのときにプリキュアになる資格を得た、一度は手放したが、再度なった。
戦いの最中、母の気持ちを知ったり、紅城トワとも出会った。
どんなに辛くても、どんなに苦しくても、皆がいたから乗りきれた。
きっと手放す時が来るだろう。
その時は、後悔なく手放したい。
後悔なくその時を迎えたい。
その時まで、この力を使おう。
グランプリンセスになる為に…。
私の…。
その時だった。
「お前は何のために力を使う?」
聞き覚えのある声がした。
「あ、昨日の…!
何でここに!」
天ノ川きららは聞くが、青年は聞く耳をもたない。
「答えろ。
お前は………っ!」
「へ…?」
突然、青年は大木を睨み付ける。
木の影から一人の男がでてくる。
「貴様がフレイヤの言っていた奴か。」
男は邪悪な笑みを浮かべながら答える。
「さぁ、復讐の時だ…。」
男はバックルを腰につける。
そして、二つの錠前を持ち出す。
『…ダークネス…!』
『…ゴールデン…!』
バックルに二つの錠前を取り付ける。
「変…身。」
男はバックルの刀を下ろす。
『ダークネスアームズ…オゥゴンの果実…』
『金…ゴールデンアームズ…黄金の果実…』
頭上から黒と金が混ざりあったリンゴが、彼の頭上に落ちる。
そして、展開。
舞い降りしは、邪悪なる新世界の神。
仮面ライダー邪武 ゴールデンアームズ。
「今こそ、復讐の時…。」
只ならぬ雰囲気を感じたのか、天ノ川きららは懐からプリンセスパフュームを取りだし、変身する。
「ほう…、私と戦うというのか。」
トゥインクルが邪武に向かい、拳を放つ。
しかし、その拳は捕まれ、逆に蹴りを受ける。
その衝撃で青年の所へと吹き飛ばされる。
こいつは、ヤバい…。
そう本能が伝える。
「早く逃げて!」
トゥインクルが青年に向かって叫ぶ。
しかし、青年はまだ問い続ける。
「お前は何のために力を使う。」
「そんなこと今は…!」
何を言っているんだ。
そう思ったが、青年は顔を緩めない。
「力の使い方を見誤るな。」
そう言うと、彼はジャケットからバックルを取りだし、腰につける。
そして、黄色い錠前を手に取る。
『バナナ!』
「変身。」
錠前をバックルにセットする。
戦士が現れる祝福をするかの如く、ファンファーレが鳴り響く。
彼の頭上には、バナナのオブジェクト。
バックルの刀を下ろす。
『カモン!
バナナアームズ!
ナイト・オブ・ス~ピア~!』
オブジェクトは、彼に落ち、展開。
そこに佇むは、力を求めた騎士…アーマードライダーバロン。
騎士と姫は、黄金の神に立ち向かう。