清霜です!
今は特訓受けてるみんなで小会議室で待機中なの。今日は休養日だった筈なんだけど、川内教官に召集かけられたの。
皐月ちゃんが「たまの休みくらいゆっくりさせて欲しかったよね」なんて愚痴ってたけど。けど急に呼び出すなんてなんだろう?
「教官、来たみたい」
初霜ちゃんの言葉で、清霜も含めてみんな扉の方を向いた。あ、川内教官だ。あれ?何で川内型の制服着てるの?いつもは鹿島さんと同じ教導服着てるのに?あ、話し始めたみたい。
「さて、みんな。休みのところ悪かったね。集まってもらったのは他でもない。初出撃が決まった」
えっ?このメンバーでの初出撃?そっか!やっと実戦に出れるのね!頑張らなくちゃ!今はまだまだだけど、清霜もいつかしれーかんみたいな凄い駆逐艦になる、その一歩目だね!
「先ずはショートランド泊地に移動、作戦海域はキリバス近海。詳しい事は追って話すけど、主な任務は‥‥‥沖立提督の援護だよ」
!!!
しれーかんの!?
そっか、やっとしれーかんと一緒に戦えるんだね。
向こうにはそんなに長く居る訳じゃないみたい。必要なものは艤装と、二、三日分の着替えだけで良いって。着くまでの食べ物とか燃料とかは随伴してくれる海軍の船、それから神威さんが持ってくれるんだって。
何だか急に決まったみたい。直ぐに出発するから荷物を纏めてって言われたよ。それなら部屋に戻ろっと。
着替えかぁ‥‥‥。うーん、任務中の服装は基本的に制服(艤装)だから‥‥‥下着とパジャマくらいでいいかなぁ。
‥‥‥え?荒潮ちゃんが寝る時の格好?清霜よりは大人っぽいけどパジャマだよ?どうして?
うん?荒潮ちゃんはネグリ‥‥‥なんとかじゃ無いのかって?ネグリ‥‥‥なんとかって何?新しいパジャマ?
え?荒潮ちゃんの下着?そんなの聞いてどうするの?え?ふーん、変わってるのね。えっとね、荒潮ちゃんのはね‥‥‥あ、「だっ、駄目よぉ!!!」って荒潮ちゃんが言ってる。うん、そうよね。本人の許可無く勝手に教えるのは善くないよね。
清霜達は準備があるから。それから、このあと島風ちゃんと一緒に工廠に呼ばれてるの。
じゃあまたね!
◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「すみ‥‥‥ません‥‥‥」
すっかり真夜中の砂浜。
苦しそうにそう声を出した、阿賀野さんの腕の中の野分。問題ありません。何故なら貴女のせいでは無いのですから。全てはそう‥‥‥この不知火のせいなのです。未練がましく先代陽炎の面影に縋っている、不知火の。
「それじゃ、さっさと出ちゃいましょ。帰りは速いし」
行きの航行が安定していたからでしょうか、それとも風雲の力を信頼しての発言でしょうか。いずれにしても陽炎は油断してしまっているようです。なっていませんね。此れだから新人というのは。一歩海に出れば死とは隣り合わせだというのに。
不知火です。
仕方有りません。風雲には忠告はしておきますか。
「風雲、一つだけいいですか?」
「‥‥‥はっ、はいっ」
むっ‥‥‥声が上擦っているようですね。見れば風雲は唇、両手両足ともガタガタと震えている。かなり緊張しているようですね。まぁ新人同然の彼女に艦隊の命がかかっている訳ですから、分からなくは無いのですが。この先そんな事では困るのですがね。仮にも夕雲型。風雲にはこの先呉を担っていってもらわねばならないというのに。
「力を抜きなさい。それと、一度深呼吸を」
不知火に言われるままにスーッ、ハーッと深呼吸を繰り返す風雲。そうです。ここからは全て貴女のその目に掛かっているのです。ですから、貴女は艦隊のみんなを連れてこの海域から一刻も早く脱出しなければいけませんよ?
「聞きなさい風雲。良いですか?帰りは海流のお陰で速度が出る、といっても此方は怪我人を連れています。敵の動きには細心の注意を払いなさい」
「はい」
そうです。落ち着けば貴女なら大丈夫。ポイポイが見込んだ貴女の事、不知火も信用させてもらいますよ?
「それと。先程龍驤さんの言っていた『駆逐水鬼』。それが現れたら艦隊を連れて全速力で逃げるのです。怪我人を抱えてどうにかできる相手ではありません」
「でっ、でも‥‥‥追ってきたら‥‥‥?」
不安そうに問う風雲。まあそうでしょうね。ですがそれは問題ありません。何故なら、あの人の狙いは不知火ですから。
「不知火が注意を引き付けます。その間に出来る限り逃げなさい」
「でもっ」と何か言い掛けたようですが、小さな声で「はい‥‥‥」と頷いた風雲。重そうな足取りで皆の所へ向かいましたね。それと同時に、風雲の肩に乗っていた妖精‥‥‥鈴谷妖精が不知火に飛び乗り、ムッとした表情を向けました。
『そんなの許されないからね。独りで残ろうなんてさ』
「‥‥‥貴女にそれを言う資格など無い筈ですがね?」
勿論知っていますよ?この妖精がまだ艦娘だった頃、ポイポイや熊野さん達を庇って沈んだ事くらいは。ですから、鈴谷妖精に今の不知火を止める資格は無い。恐らくこの鈴谷妖精が先のレ級戦に出た時のポイポイを止め切れなかったのもそのせいでしょう。
ですが。不知火は死ぬ気など毛頭ありません。例え相手が『あの陽炎』だったとしても、不知火は生き残ってみせます。幾度と無く不知火の心臓が止まるような思いはしましたが、ポイポイは何時も約束通りに帰ってきてくれました。生死の境を彷徨った先のレ級戦の時ですら。
ですから、不知火も必ず戻ってみせます。想いが伝わるその時までは‥‥‥‥。
『私も一緒に行くから』という鈴谷妖精の申し出は断りました。『どうして!私が居れば轟沈は回避できるじゃん!』という彼女には「ならば不知火ではなく風雲に。彼女はこの撤退作戦の要です」と告げて無理矢理風雲の方に。
何でしょうか?不知火に落ち度でも?
さて。龍驤さん達怪我人を抱えた我々が島から数キロ程進んだ辺り、でしょうか。風雲から艦隊全員に通信。思ったよりも早く現れたようですね。
『みんな止まってください!前方に敵影‥‥‥駆逐‥‥‥水鬼です』
来ましたか。あれが不知火の知っている陽炎ならば、怪我人を抱え逃げ切るのは不可能です。勿論皆に猛反対されましたが、予定通り不知火が殿を務め、皆を逃がして‥‥‥。
『久シブリネ。ヤット会エタ』
やはり、でしたか。その肌は青白く、艤装も有機的。服装に微かに陽炎型の面影がありますが、色は黒。
ですが、ヘルメットを被っていても分かる。その顔は、忘れもしないあの陽炎そのものでした。
「そうですね。ですが、貴女の命運は此処までです。不知火がこの手で貴女に安息をもたらしてみせます」
一対一。不知火とてもうじき最高練度です。あの時の貴女に引けを取らぬ程度には技術は磨いてきたつもりです。それにこれは夜戦です。例え火力と装甲で劣っていたとしても、今なら不知火にも勝機はあります。沈める事は出来なくとも、最低でも身動き出来ない程度には追い込まなくては。
不知火は砲を握り締め、息を飲みました。大きく右舷側へと回り、チャンスを伺おうとした時‥‥‥。
『ヘェ。面白イワネ。私、ソウイウノ嫌イジャナイワヨ?』
水鬼は明らかに不知火とは別の方角に視線を向けて話している。おかしいと思ってその方向に少しだけ視線を向けて‥‥‥不知火は愕然としました。
何故‥‥‥何故なのですか。本当に何て事をしているのですか、貴女は!!
「貴女という人は‥‥‥どうして戻って来たのですか!どうして逃げないのですか、陽炎っ!」
『二番艦が命を張ってるのにネームシップが逃げる訳にはいかないじゃない!私もやるわ、不知火!』
という事で。清霜いよいよ抜錨です。
荒潮の秘密を知れなくて残念でしたね。
あーあ、陽炎残っちゃいました。
次回は新旧ネームシップ&ぬいぬい。
※※以下ネタです※※
◆◆神風さんの受難◆◆
2018冬イベ前段作戦。
……E-1。
那珂「そ~れ★どっか~ん☆」先制対潜
神風「てーい!」先制対潜
リベッチオ「本気でいっくよー!」先制対潜
潮「あっ、あのっ、ごめんなさい」先制対潜
潜水新棲姫「」撃沈
イタリア「Complimenti!」←電探係
萩風「そうですね」←電探係
………E-3
伊58「えっ!?大規模作戦中はごーや達はお休みじゃなかったの!?出撃!?‥‥‥はぁ。分かったでち。みんなに伝えてくる‥‥‥はぁ!?ごーや単艦で出撃!?てーとく、ふざけないで!ごーやに死ねって事!?ギミック?Hマス?何の事か分からないでち!!」
伊58「行けばいいんでしょ!沈んだら絶対化けて出てやるでち!!呪ってやるでち!!」
―――ごーや出撃中―――
伊58「えっと‥‥‥帰投した、でち。なんか拍子抜けでち‥‥‥」←単艦出撃、無傷でHマス到達、任務完了
……E-4
ボスマス
雪風「艦隊をお守りします!」カットイン
五連装魚雷!
五連装魚雷!
熟練見張り員!
護衛棲水姫「クッ‥‥‥マァ、イイヨ‥‥‥」
S勝利!
武蔵「‥‥‥やったか?」
金剛「みたいデース」
鈴谷「まだ勝ったの3回目だから、またゲージ削り来なきゃだね」
榛名「榛名はまだまだ大丈夫です!」
妖怪猫吊し<チュウセン ダヨ
ドロップ→Jervis
Jervis「Nice to meet you!Lucky Jervis、来たわ!」
島風「ねーねー、なんか海外艦の新艦ドロップしたみたいだよ?」
長波「海外艦?へぇ、あの提督にしては珍しくツイてるんじゃ‥‥‥え?新艦ドロップ?」
矢矧「ウソ‥‥‥まだゲージ削り途中なのに?Jervisドロップしたの?」
大井「ちょっと、コレ何か悪いことの前触れとかじゃないわよね?あの提督の運でゲージ削り中に新艦、しかも海外艦ドロップなんて‥‥‥怖い怖い怖い」
――ショートランド泊地――
神風「えっ?じゃーびすと会えたの?やったぁ!」
浜風「‥‥‥そうですか」ツーン
神風「みんな、作戦完遂までは気を抜かないでね!」
浜風「武蔵さんも居ますし。雪風も居ますし。大丈夫でしょう」ツーン
神風「あっ、えっと‥‥‥そういう時もあるわよ。ね?」
浜風「そうですね、どうせ私の実力では護衛棲水姫とはやりあえないですからね」ムスーッ
神風「えっと‥‥‥どうしよう(汗)」
浜風「‥‥‥はぁ」←ボス戦S勝利取る為に雪風と入れ替えされた
という訳で。E4クリアで前段作戦完遂してきました。ボス直前のマスが辛い(恐らくオルデンドルフ艦隊がモデル)のでもうE4行きたくないです。因みに資源残量は
燃料:約211000
弾薬:約175000
鋼材:約164000
ボーキ:約155000
バケツ:約2000
です。溶かした理由の殆んどがE4と武蔵改二の入渠です。え?イベ前に回した溶鉱炉?はて?何の事やら。
まさかゲージ削り中にJervis来るとは思ってませんでした。ドロップした瞬間おもわずガッツポーズしましたね。地獄の掘りに来なくていいかと思うと嬉しいです。
え?海防艦大東掘り?‥‥‥(メソラシ)
※因みにこのあとの4戦目でJervis2隻目ドロップしました(困惑)。多分今イベのドロップ運使いきった‥‥‥。
改装設計図三枚使用しました武蔵改二がイケメン過ぎる。服の中はやっぱりサラシでしたけど。
5スロ+増設穴が強すぎる。タービンと缶乗せて高速化、更に水戦乗っけて自分で制空取っていく改二超弩級戦艦。バケモノですね。代わりに鉄がみるみる溶けていく‥‥‥。ギャフン。
清霜の決戦グラ、気付いた方も多いと思いますが武蔵の手袋を填めてますね。武蔵が改二になったからお古を貰ったんですかね?
あ、それとぜかましの決戦グラいいですね!もう通常グラこれで良くないですかね?
後段作戦あるのに志摩艦隊忘れてたー!潮E-1で使っちゃった()志摩艦隊7隻出撃絶対有りそうなのに‥‥‥。
(那智、足柄、ボノ、霞、ぬいぬい、潮、アブゥの7隻)‥‥‥あれ?これもしかして後段作戦でまさかのぬいぬいorボノ改二ある?‥‥‥まぁ、改二本命は瑞鳳でしょうけど。そういえば瑞鳳って元々高速給油艦として建造→潜水母艦にする予定だったんですよね。‥‥‥‥‥‥ハッ!?つまり改二で軽空母瑞鳳から給油艦高崎()と潜水母艦高崎()にコンバート可能に!?
瑞鳳「‥‥‥」ペターン
瑞鳳「‥‥‥ハァ」モミモミ
瑞鳳(潜水母艦か給油艦‥‥‥っていうと)チラッ
速吸「?」←人並み
神威「?」←大きい
大鯨「?」←大きい
瑞鳳「私ももしかしたらワンチャン‥‥‥って、提督!?まさか見てたの!?もーっ、提督のばかぁ!」
‥‥‥づほの魅力は合法ツルペタ⬛️リ(年齢不詳とも言う)だと思うの。