チートでワンピース   作:U33

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第3話

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 海賊王が誕生したらしい。

 

「後一年で大海賊時代の始まりか」

 

 最近、やっと剃ができるようになってきた。地面を瞬時に10回以上という、唯一しっかりとした方法が出てきていただけに、何とか習得する事ができた。

 しかし、以前、他の六式については上手く出来ない。

 まあ、月歩に関しては、空を跳べる為、あまり必要ないと言えばないのだが……。

 

 バスターコールまであと3年。

 悪魔の実の能力も大分扱えるようになってきた。

 吸収能力も試してみた。理論はよく分からないが、相手の能力を一部奪えるようだ。

 ただし、あくまで一部みたいだ。

 RPG風にいうと、剣術LV1を覚えたみたいな感じだろう。何となく体の動かし方が分かるといった具合だ。

 奪うといっても、相手がそれを使用できなくなる訳ではないらしいので、スキルをコピーするという方が適切なのかもしれない。

 

 ちなみに、悪魔の実の能力もコピーできる。さすがチートである。

 検証に協力してもらったのは、ニコ・ロビンさんである。

 バスターコールまで接触するのは止めておこうとも思ったのだが、あまりにも寂しそうだったので、つい声を掛けてしまったのだ。

 結果、超懐かれた。

 

 まあ、仲良い方がいいよね、と前向きに考えることにする。

 で、ハナハナの実の能力を一部コピーしたところ、相手の体の一部にコウモリを生やすことができるようになった。そのまま吸血することも出来るので、使い勝手はとても良くなったと考えるべきだろう。

 

 しかし、使いこなすうちに、新たな問題点が発生したのである。

 それは……。

 

 俺、青キジとは相性が最悪かもしれないという事である。

 体を霧に変化する能力なのだが、水分の濃度を任意で変更が可能であることが分かった。

 要するに雲みたいになったり、湯気みたいになったり、調節ができるということなのだが……。

 必ず、水分を含んでいる為、凍らされると体がそのまま動かなくなるのである。

 武装色の覇気で防ぐことは可能だろうが、霧の状態では現在武装色は纏えない為、青キジの能力と相対するには、実体で相手する必要があるという事だ。

 反対に赤犬とはそんなに相性が悪くないと思う。

 熱には強いので、警戒するのは覇気による攻撃のみになるだろう。

 

「まあ、今の段階ではどちらに会っても即撤退には間違いないが」

 

 原作通りならば青キジは見逃してくれるだろうが、原作通りに進む保証はどこにもない。

 なるべく原作を壊さない形で進めようとは思っているが、バタフライ効果がどこに出るか分からないので、いろいろと保険を賭けておく必要はあるだろう。

 

 ふと、狼の姿になっている俺の腹で眠っているロビンを見る。

 結局、ロビンには辛い思いをさせることにはなってしまう。母親や祖父代わりの人間を目の前で亡くしてしまうのだ。

 今では、妹のように思っている彼女にそんな辛い思いをさせたくはないのだが、俺の力だけでそれを助けるのは不可能である。

 

「しかし、親か。海軍に入隊するとなると、やっぱり親父には会うことになるよな……」

 

 確か、大将を引退して、教官に転身しているはずだ。会った時にどういう態度を取ればいいのだろうか。

 まあ、普通に考えて、三歳くらいの子供が、十年以上会っていない親の顔をきちんと覚えているほうがおかしいだろうから、初めて会うような態度でいいか。

 実際、初対面になるわけだし。

 

「まあ、とりあえずはバスターコールを切り抜けてから考えるか」

 

 そう呟いて、ロビンの寝顔を横目で眺めつつ、おれも昼寝をすることに決めて、目を閉じた。

 

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