始まりへ
…暗い…けどなんだか暖かい
少年は不思議な感覚に襲われていた
体はなんだか軽く浮いていけそうなそんな感じだ
そしてゆっくり目を開き体を起こす。ふと後ろから声が聞こえた
「気がつかれましたか…?」
声の聞こえる方に目をやると少し周りが明るくなり声の主の正体がわかった。そこには高校生程にみえる女の子が立っていた。
「君は…誰…?」
少年は不思議そうに呟く、すると彼女は少しの沈黙の後ゆっくりと話しだした。
「あなたは死んでしまわれたのです、なぜ死んだのか思い出せますか?」
少年は頭を抱え考え出した
「俺が死んだ…?なんで…あ、そうか俺はあの時助けて…そのまま死んだのか…」
彼はとある大学サークルで活動していた、大学生活はつまらなかったけどそのサークルにいる時だけはすごい楽しかったことを覚えている。
そのサークルの名前は秘封倶楽部、彼を含めた3人で活動していた。
宇佐見蓮子、マエリベリー・ハーン、そして天城時雨の3人だ、彼らの出会いは時雨の能力を蓮子とメリーに目撃されたことだった。時雨は生き物の傷を治していたのだ。
「よし、これで歩けるようにはなっただろ!また無茶して怪我すんじゃねぇぞ」
彼の手の中には子猫がいた、犬に襲われていたところを時雨が助けたのだ。子猫はお礼を言うようにひと泣きしたあと去っていった。
「あなた…今何したの?歩けないような傷を一瞬で治すだなんて…」
蓮子とメリーは彼に尋ねた、蓮子とメリーも子猫が襲われるのを目撃していたのだ、どうしようかと迷っている間に彼が犬を追い払って傷を治すところを見ていた。
彼は少し驚いた様子で少し笑いながら答えた。
「見られてましたか、信じてもらえないとは思いますが自分の力を分け与えることによって傷を負った部分の治癒力を高めたのですよ。」
「凄い!凄い!そんな力を持ってる人がいるなんて‼︎」
っと言って蓮子はこちらに駆け寄ってきて手を握って目を輝かしていた。それが3人の出会いだった。蓮子とメリーも彼のような力があると彼に話してから3人の仲は深まっていった。
いろいろなところに調べに行ったり、時々危ない目にあったりもした。あの日も………
「蓮子ー!そんなに一人で先行しないの‼︎危ないでしょー、何かいたらどうするのよー」
「大丈夫大丈夫!何かあったら時雨が助けてくれるからー」
蓮子は軽い口調で答え時雨とメリーはやれやれと顔をした。3人はとある神社を調べに来ていた。博麗神社…そこに向かう途中だった。その時だ
「こんな山の中に人が来るなんて…タイミングがいいねぇ…また人を殺したくてたまらなかったんだよ」
突然前方の方から声が聞こえた、そこにはナイフを持った男が立っていた。その男は持っていたナイフは突き立て蓮子に襲いかかった、時雨が急いで走り出したが遅かった…その男のナイフは蓮子の心臓付近を捉えていた。
時雨はその男の元へ全速力で近づいて顔めがけて拳を叩き込む男は視界も悪かったのもあり避けきれず直撃し下へと転がっていった、おそらく気絶したのだろう。
「蓮子‼︎大丈夫か⁉︎目を開けろ‼︎」
「……ごめん、どじっちゃった……」
「時雨とりあえずナイフとこの傷をどうにかしないと‼︎」
時雨とメリーは焦っていたそれもそうだナイフは心臓に突き立てられていたのだ。いくら時雨が傷を治す力を持っているといってもあくまで多少の傷なら治せる、だが…傷が広すぎる複数回刺されているようだ。時雨は考えた、(蓮子を助けるには早く傷を治すことが必要だ。だが彼の力にも限界はある、どうしようか迷っているとふと昔祖母に言われた言葉を思い出した。)
「時雨、お前の力は自分の体力を消費して傷などを癒すことができる、けどねもう一つ方法があるんだよ。人間の生命の源でもある霊力と呼ばれる力を使用すれば強力な回復術を使うことができる、けどこの術は自らの命を削る行為…迂闊に使ってはならんぞ」と昔祖母に言われてたのを思い出した
(蓮子を助けるにはそれしかない、多少の霊力の扱いは教えてもらってる、自分の命なんて関係ない。俺は蓮子を助けたい。)
「メリー少し離れててくれ、治せるかやってみる。絶対に助けてやる蓮子‼︎」
メリーが少し離れてから時雨は霊力を解放した、メリーは少し驚いたようだが尋ねたりはしなかった。ナイフを引き抜きそして時雨は霊力使用する回復術を使った。
(やべ…いつもの回復術よりもずっと体が重くなる…これが霊力を使うってことか…かまわねぇ、俺の全てを尽くしてでも助ける…!)
少しして傷は癒え蓮子は喋れるまで回復した。
「凄い…時雨こんな回復術まで使えたのね、なんで今まで使ってこなかったの?」
……彼が答えることはなかった、時雨はすべての霊力を使ってしまったのだ。時雨は倒れこんだ、その様子を見てメリーと蓮子は目を見開き焦った。今までこんなことはなかったのだ、彼が力を使って倒れるなんてことが
「ちょっと‼︎時雨、大丈夫なの⁉︎目を開けてよ‼︎‼︎」
メリーと蓮子は叫ぶように問いかけた。すると彼は目を開かないまま答えた。
「ごめん二人とも…力を使いすぎたみたいだ、なんだかとても眠いんだ」
彼女らは察してしまった時雨が死にかけていることを最悪の事態が頭をよぎる
「時雨…死ぬなんて許さないわよ‼︎目を開けなさい、まだ私たちは貴方になにもしてられてない‼︎いつも助けてくれたお礼だってできてない、まだ行きたい場所だっていっぱいある‼︎だからだから…目を開けなさいよ‼︎」
メリーは叫んだ泣きながら叫んだ必死に叫び続けた。蓮子も同じ気持ちだった、いつも危ない目にあっても彼が助けてくれた。どんな無茶だって引き受けてくれた。そんな彼が死にかかっているのだ正気を保ってられるはずがない。
すると彼は掠れた声で
「ごめんね…二人とも…守り続けてやるっけ約束したけど約束守れそうにないや…メリー…蓮子…大好きだぜ…だから俺がいなくなっても壊れないでくれよ」
その後二人が必死に何かを言っていたみたいだがここから先の記憶はない。
「思い出したようですね、そうですさっきも言いましたがあなたは死んでしまわれました」
「あの後二人はどうなった⁉︎無事戻れたのか?教えてくれ‼︎」
「落ち着いてください」と彼女は言うと彼の頭を軽く叩いた「彼女達は無事ですよ、あの後保護されたようですね、あなた達を襲った男は逮捕されたようです、あの男は逃亡中の殺人犯だったようですよ」
「よかった…」と呟いた後ふと疑問に思った(意識はまだはっきりしてるし、なぜこんななにもないような空間にいるのかと)
「あなたの行いに神様達は驚いていましたよ、自分のことよりも他人を優先させて行動できる人がまだいるのかと。そんな人今時なかなかいませんよ、ですが残された者達の事…考えていなかったでしょう?そこは反省しなければいけませんよ?」
彼は苦笑した「あの時は助けることに必死で先のこと考えてなかったんですよね〜あの方法以外助ける方法思いつきませんでしたし」
「そこで‼︎あなたの行いを見た神様達はあなたに転生の許可を与えることにしました!」
「ふぇ…?転生…?転生って転生だよな?」
「そうです‼︎ちなみに転生するにあたって条件があるみたいですけどねー。1つ古代からの再スタート‼︎2つあなたは神様の力を与えられます‼︎3つ新たな能力を得ることの許可も出ましたー‼︎」その人は楽しそうに語りだす
「古代スタートってはわかりますが2つ目と3つ目は具体的どうゆうことですか?それとあなたは誰なんですか?」彼は尋ねた
「そうですねー簡単に言いますと体に神の力をやどし転生できますこの力によって神格化すると莫大な力を得ることができるでしょう…新たな能力については一つ目は鬼道を操る程度の能力…そして2つ目は創造する程度の能力…3つ目は消し去る程度の能力。元の能力と合わせて4つの能力ですねー、そして私は天照大御神の娘のユキと申します、あなたと共に行動することを命じられてます。」
彼は少し呆気にとられながらも答えた「なんだか圧倒的すぎて言葉もでねぇや…けど楽しそうなのは確かみたいだなーけど…またメリー達に出会えるのだろか?」と疑問を抱えながらも笑顔で答えた
「そうですねー生き続けれればあえますわ‼︎では行きましょうかこの世界の始まりへ‼︎そして紡ぎましょう新しい物語を」
そして彼らを光が包んだ…
どうも初めましてAM256と申します。GWが暇すぎて小説を書いてみた次第でございますw完全な初心者ですがどうぞよろしくお願いします。誤字脱字や文法がおかしなところもあるかと思いますがお許しをーー!w更新頻度は不定期となりますがなにとぞー!
天照大御神の娘はオリキャラです。