遊戯王が当たり前?→ならプロデュエリストになる! 作:v!sion
◐月下-
颯人side
「...」
[ヴェノミナーガ]の特殊勝利
この
だが、颯人が危惧していた
颯人は自身の
通常のものにはあるはずのない
彼のディスクはそれがオフ状態にあった
「...やっぱりお兄ちゃん」
「あぁ、お前もか」
颯人は[クェーサー・ドラゴン]の攻撃を受けた際に、颯希は[ヴェノミナーガ]の攻撃を食らった時に察した
この
「お兄ちゃんまさか
「いや、ちゃんと聞いてたし付いてるぜ」
誤動作防止のためその機能のオンオフボタンは非常に小さい。何かの拍子でオフになる事はありえない
ならば今の今まで常にオフにしていたのだろうか
それも有り得ない
「お前がアンカー出した時に咄嗟に切った」
「あの時かぁ...どうして?」
「それはお互い様だろぅが」
これは慎也達一般学生らが初めて«цпкпошп»と対峙した時に分かったことだ。そもそも
颯希もまた
「別に私はお兄ちゃんを恨んでるわけじゃないし...お兄ちゃんの方で
「俺だって可愛い妹を痛ぶりたかねぇ。俺としてはなんでここに居るのか聞けりゃぁそれで良かったからよ」
「...戦争中なのにね?」
「あぁ」
素晴らしき兄妹愛と言えるだろうか
戦争中にも関わらず、敵地と«цпкпошп»も構い無しに颯人は自らの信念を貫いたのだ
そして勝利した
対して颯希は敗北
それも彼女の身を案じた上での特殊な敗北だ
適わない相手なのだ
「さぁ、聞かせてもらうぜ。知樹と何があったのかも、なんで日本と敵対したのかをよぉ?」
「...うん」
だが、最早精神面でも敗北した颯希にとって、それは蛇足にも悪足掻きにもならないよう感じた
故に全てを話すつもりだった
ーーー
ーー
ー
◐月下-南大通り /午前5時30分
島崎side
「次の相手は誰だいっ?」
「...行こう、俺がやる」
皇達が北へ移動し、プロの山本が破れた後の出来事
突如現れた
情報には聞いていたが、間の前でプロが散る姿をこの目で見るまで実力は半信半疑だった
現在は闘叶の3名と暁星の島崎が残っている
前者の3名は等しく残る黒服の相手に手が回らないため、自ずと彼がカムイの前へ出た
「し、島崎君!」
「任せろ、大丈夫だ」
この戦争に参加している学生は多い中、その内の誰が敵の幹部と戦う事になると思っていただろうか
まさか自分ではないと目を逸らすか
それとも自分こそが戦うと願うか
島崎はどちらかと言えば後者だった。想い人を守るためとやや個人的な思想で参加した彼は、月下に来て早々に想い人と共にこの地に降りた劉輝と揉めていた
だが島崎は彼の言うことも理解している。故に戦う覚悟が出来ていた。
「始めようかっ」
「俺が勝つ、始めるぞ」
「「
カムイ LP 8000
島崎 LP 8000
「僕が先攻っまずは«цпкпошп»を発動するよっ」
島崎が«цпкпошп»を経験するのはこれが初めてではない。二次日食の際彼は暁星に自身の想い人と共にいたため、あの襲撃を体験していた
無論その際逃げること無く立ち向かい、数名撃破した彼には微量ながら自信があった
「フィールド魔法«цпкпошп»を発動っ効果で手札の«цпкпошп»を捨てて、デッキから«цпкпошп»を墓地に送るよっ」
「あぁ」
「さらに手札の«цпкпошп»の効果っ手札の«цпкпошп»と捨ててデッキから«цпкпошп»を特殊召喚するよっ」
«цпкпошп» ATK ?
随分と手札を捨てる
島崎の印象は一先ずそれだった。あれだけ消費が荒いと次のターンに残るものはあるのかと敵ながら心配したが、恐らく初めに発動されたままなんの処理も行われていないカードに何かあるのだと推測した
そして彼が征竜使いである事は慎也の報告から既に知っている。だとすると[超再生能力]だろうか
「じゃあ墓地の«цпкпошп»の効果っ墓地の«цпкпошп»と«цпкпошп»を除外して特殊召喚するよっ」
«цпкпошп» DEF ?
「除外された«цпкпошп»の効果を2つ発動っデッキから«цпкпошп»と«цпкпошп»を手札に加えるよっ」
「やはりアクセスが強いな、久しぶりに見たが」
「君もお友達に征竜使いがいた口っ?僕は«цпкпошп»を通常召喚する!」
«цпкпошп» ATK ?
「そして«цпкпошп»を特殊召喚っ!そしてフィールドの«цпкпошп»を選択して、同じレベルになるよっ」
«цпкпошп» DEF ? ☆?→?
「そして2体の«цпкпошп»でオーバレイっ、«цпкпошп»をエクシーズ召喚!」
«цпкпошп» ATK ?
「こっちもオーバレイっ、«цпкпошп»をエクシーズ召喚!」
«цпкпошп» ATK ?
「効果でフィールドにトークンを特殊召喚するよ、僕はこれでターンエンドっ...フェイズに«цпкпошп»の効果!デッキから4枚ドローして本当にエンド!」
カムイ 手札:4枚 LP 8000
モンスター/ «цпкпошп» ATK ?
/ «цпкпошп» ATK ?
/ ???トークン DEF ?
/ ???トークン DEF ?
魔法・罠 / なし
フィールド/ «цпкпошп»
「ドロー、やはり[超再生能力]だったか」
しっかりとリカバリーを効かせたカムイはセットカードを残さず島崎にターンを返した
一先ずは自分の
征竜のエクシーズはランク7
またはサーチ効果を利用し、[幻木龍]と[幻水龍]の2体でランク8も可能だ。ほぼ間違いなくそれによるエクシーズ召喚だった
ならば相手ターンに効果がある[フェルグラント]あたりか
「[簡易融合]を発動する。ライフを1000支払い、エクストラデッキから[メカ・ザウルス]を融合召喚だ」
[メカ・ザウルス] ATK 1800
「珍しいカードだねっ」
「別に深い意味は無いんだが、まぁそうだな。俺は[カラクリ小町 弐弐四]を通常召喚する」
[カラクリ小町 弐弐四] ATK 0
「永続魔法[カラクリ解体新書]を発動し、[借カラクリ蔵]を発動する。フィールドの[弐弐四]の表示形式を変える事でデッキから新たにカラクリモンスターを手札に加える。俺は[カラクリ無双 八壱八]を手札に加える」
[カラクリ小町 弐弐四] ATK→DEF 1900
「[解体新書]にはフィールドのカラクリモンスターの表示形式が変わった事により、カラクリカウンターが乗る。2つ取り除く事で俺は2枚ドローできる」
[カラクリ解体新書] カラクリカウンター0→1
「へぇ、初めて見たけど面白い動きをするんだねっ?」
「舐めない方がいい、古いテーマだからと言ってな。[弐弐四]の永続効果で俺はカラクリモンスターの召喚権が増えているからな」
恐らくカラクリの界隈では理想的なプレイングだ。召喚権を増やす[弐弐四]を召喚しつつ、それに合うレベルを持つ非チューナーである機械族モンスターを隣に並べる
若しかするとカムイのようにカラクリというテーマ自体が初見という
レベル8のシンクロ召喚など詳しくなくとも予想できるが、やはり召喚権の追加は止めるべき対象に考えたようだ
「じゃあ«цпкпошп»の効果っその[弐弐四]?の効果を無効にするよ」
「通そう」
これにより[弐弐四]にはあらゆる効果への耐性が付与されると同時に自身の効果も全て失った
召喚権は増えず、ただレベル8のシンクロモンスターを召喚できるだけになるが、島崎にはサーチしたモンスターとは別に他のカードが残っていた
1枚の魔法カードを手にする
これは効果を受けつけなくなった[弐弐四]を対象にとるだけのカードであり、発動条件はまだ満たしている
「[機械複製術]を[弐弐四]を対象に発動。デッキから同名モンスター2体を特殊召喚するぞ」
「...おやっ」
[カラクリ小町 弐弐四] DEF 1900
[カラクリ小町 弐弐四] DEF 1900
「これで新たに出た[弐弐四]の効果で召喚できる。俺は[八壱八]を通常召喚」
[カラクリ無双 八壱八] ATK 2100
「ていうか攻撃力2100って!」
「無双だからな、俺はレベル5機械族の[メカ・ザウルス]にレベル3の[カラクリ小町 弐弐四]をチューニング!機械仕掛けの大将軍、ここに戦の幕開けを示す。者共、彼の者に集え、仕え、歯車散らしてでも勝鬨をあげよ!シンクロ召喚、現れろ[カラクリ大将軍 無零怒]!」
[カラクリ大将軍 無零怒] ATK 2800
「[無零怒]の効果発動だ、シンクロ召喚に成功した事により、デッキからカラクリモンスターを特殊召喚する。俺は[カラクリ守衛 参壱参]を特殊召喚だ」
[カラクリ守衛 参壱参] DEF 1800
「俺はレベル4機械族の[カラクリ無双 八壱八]にレベル4の[カラクリ守衛 参壱参]をチューニング、再び現れろ[カラクリ大将軍 無零怒]!」
[カラクリ大将軍 無零怒] ATK 2800
「あれ、まさかっ?」
「ターン1では無い、当たり前だ。デッキから[カラクリ忍者 七七四九]を特殊召喚だ」
[カラクリ忍者 七七四九] ATK 2200
「俺はレベル5機械族の[カラクリ忍者 七七四九]にレベル3の[カラクリ小町 弐弐四]をチューニング、最後の[カラクリ大将軍 無零怒] だ!」
[カラクリ大将軍 無零怒] ATK 2800
「効果だ、デッキから[カラクリ無双 八壱八]を特殊召喚する。そしてレベル4機械族の[カラクリ無双八壱八]にレベル3の[カラクリ小町 弐弐四]をチューニング、シンクロ召喚!現れろ[カラクリ将軍 無零]!」
[カラクリ将軍 無零] ATK 2600
「[無零]も同じ効果を持つ、よってデッキから[カラクリ樽 真九六]を特殊召喚する」
[カラクリ樽 真九六] ATK 400
「[無零]の効果だ、フィールドのモンスターの表示形式を変更する。俺は[真九六]を守備表示に変更する」
[カラクリ樽 真九六] ATK→DEF 400
[カラクリ解体新書] カラクリカウンター1→2
「カラクリモンスターの表示形式が変わった時、[無零怒]の効果を発動する。デッキからカードを1枚ドローする、のが3つだ」
「何それ凄いっ」
「まだある。2つカラクリカウンターが乗った[解体新書]を墓地に送り、さらに2枚ドローだ」
5枚ものカードをドローし、気がつけば初期手札の6枚まで回復していた
さらにはフィールドに5体のモンスターが埋まり、その内の4体がシンクロモンスターという脅威の展開力を見せ付けた
攻撃力も申し分ない
だがカムイも負けじとモンスターを並べているため、これらの攻撃が全て通る訳では無い
「俺はレベル7の[カラクリ将軍 無零]にレベル2の[カラクリ樽 真九六]をチューニング、シンクロ召喚!現れろ[
[
「[
「仕方ないねっ」
効果無効化させるエクシーズモンスターを対象に取ってみた。すると何事も無くカムイは破壊を受け入れ、破壊が通った
「そして墓地のモンスターが機械族のみの時、[ネジマキシキガミ]は特殊召喚できる」
[ネジマキシキガミ] ATK 100
「[ネジマキシキガミ]の効果発動だ、そのモンスターの攻撃力を0にする」
«цпкпошп» ATK ?→?
攻撃力は依然不明だが、0にする効果の後に変動してい
るのだから恐らく攻撃力0に変更は適用された
すると[ネジマキシキガミ]の役目は早くも遂げられてしまった。ならばその高いレベルを活かして次に貢献してもらいたいところだ
「俺はレベル8の[ネジマキシキガミ]と[カラクリ大将軍 無零怒]でオーバレイ、エクシーズ召喚!現れろ[|廃品眼の太鼓竜《ガラクタ-アイズ・ファットドラゴン》]!」
[|廃品眼の太鼓竜《ガラクタ-アイズ・ファットドラゴン》] ATK 3000
「効果を発動。ORUを1つ取り除き、自身の攻撃力を相手ターンのエンドフェイズまで1000ポイントアップさせる!」
[|廃品眼の太鼓竜《ガラクタ-アイズ・ファットドラゴン》] ATK 3000→4000
残るモンスターは相手モンスターは3体
セットカードも無いのだから当然悩む事無くフェイズはバトルへと移行していた
「バトルフェイズに移行する。[
「通すよ...っ!」
トークンの守備力などたかがしれている
当然2800と言う比較的高い攻撃力なら突破可能だと信じていたため戦闘破壊へなんの感情も抱かなかった
「2体目の[無零怒]でそのモンスターに攻撃だ!」
「通すよっ...グゥっ!」
カムイ ATK 8000→5200
[|廃品眼の太鼓竜《ガラクタ-アイズ・ファットドラゴン》] でダイレクトアタックだ!」
「ぐぅ...っ!」
カムイ LT 5200→1200
「届かないな、メインフェイズ2へ移行する。[借カラクリ蔵]を発動し、デッキから[カラクリ兵 弐参六]を手札に加え、[無零怒]を守備表示に変更する。カードを2枚セットしてターンを終了する」
島崎 手札:3枚 LP 7000
モンスター/ [カラクリ大将軍 無零怒] DEF 1700
/ [カラクリ大将軍 無零怒] ATK 2800
/ [
/ [|廃品眼の太鼓竜《ガラクタ-アイズ・ファットドラゴン》] ATK 4000
魔法・罠 / リバース2枚
「いきなり削られたね...ドローっ!«цпкпошп»を発動するよっ、効果で2枚ドローするっ!続けて«цпкпошп»!デッキトップを10枚除外してさらに2枚ドロー!」
お互いに手札のリカバリーが強いデッキだ
何体ものモンスターを並べようと、次のターンには充分な手札が残っている
カムイは今のドローとドローカードにより7枚目のカードを握った
だがフィールドには1枚のフィールド魔法しか残っていない。島崎のフィールドの見える範囲に妨害札が無いとはいえ、些か厳しくも感じられる
「...お前、本当にあの
「うん?僕は
「この名前に聞き覚えがあるだろ、村上慎也に」
「...あぁ」
突如カムイの表情が曇った
忌み嫌う名前が耳に届いたからでは無く、何か思い出したくもない記憶がある訳でも無い
ただ、個人的な因縁があっただけ
奇しくもこの島崎もまた慎也に対して少なからず対抗意識を持っていた
「あの村上慎也がお前のような
「村上のお友達だったの?」
「言う程ではないが、関東大会で戦う契を交わした。ライバルのようなものだと思っている」
「へぇ、その程度で随分な事を言うんだねっ」
「その程度だと?俺は彼の力をリスペクトすらしているが」
「そういう事じゃないんだよ」
微かに開かれた糸目には蒼い瞳があった
その瞳は島崎の外見を眺めているが、まるでこの中身まで検めているようにも見える
やがて何も無かったのか、何も見えなかったのか瞼を落とすとまたいつもの糸目に戻っていた
「...村上は恋人を守るために僕に向かってきたんだよ、正しい事のために戦っていれば報われるとでも思ったのかもね」
「成程...あの電話相手が希望だったのか...だがそれの何処がおかしい?」
慎也と島崎の出会いはデパートの喫煙所だった
あの時互いの想い人について茶化しあったのも随分昔に思えるが、どうやら攫われた日本の希望というのは慎也の電話相手だったようだ
彼もまた想い人を守る、助けだすために戦争に赴いたのだ。奇しくも自分と重なっていた
そして超えるべき相手もまた同じ
弔い合戦のようにも思えた
「でもね、彼はまだ適合もしてないデッキで僕に挑んだんだよ。哀れだよね」
「なんだと?お前...「違うよ」
カムイは左手で制し、島崎の言葉に重ねて否定の言葉をぶつけた
「君の事だよ、
「...無駄だな、お前と話していても」
「同感だね、墓地の«цпкпошп»2体を除外し、墓地から«цпкпошп»を特殊召喚!」
話は終わった
厳密には両者分かり合えるはずのない立場と性格であり、平行線を綴るばかりと判断したからだった
この男は絶対に倒す
今は亡き慎也を肯定するためにも勝たなければならない相手だと島崎は意識を改め向かった
«цпкпошп» DEF ?
「さらにフィールドの«цпкпошп»を除外して手札から«цпкпошп»を特殊召喚!」
«цпкпошп» ATK ?
「そして«цпкпошп»の効果を発動!手札からさらにに«цпкпошп»を特殊召喚するっ!」
«цпкпошп» ATK ?
「これは[レダメ]か?」
「そんな余裕は無いはずだよっ、特殊召喚に成功した«цпкпошп»の効果を発動!」
「何っ!?」
島崎のディスクにも«цпкпошп»の効果が現れた。つまりこちらのフィールドにも影響を与える効果だ
中身は単純な破壊
それもカムイの場を含めた全てのモンスターの破壊ときた
「それはまずい。俺はチェーンして永続罠[追走の翼]を[無零怒]を対象に発動。これがある限り[無零怒]は戦闘及び効果では破壊されない」
「構わないよ、目当てはそれじゃないし」
チェーンが解決されると、島崎のフィールドにいた機械族達が一斉に爆散した
辺りに何かのネジや歯車が飛び交い、痛々しくも無残な光景が広がると、島崎も苦い顔を浮かべた
工科大学だからか主入れがあるのだろうか
いや、通常自らのモンスターが破壊され気持ちのいい
そんな事を浮かべていると«цпкпошп»の最後の処理が挟まれた。どうやら効果は破壊だけでは終わらないらしい
島崎 LP 7000→3000
«цпкпошп» ATK ?→?
「ぐっ...ぐうぅっ!?4000ダメージだと!?」
「«цпкпошп»は破壊した中で1番高い攻撃力分のダメージを与え、その数値と同じ攻撃力になるよ」
「だが俺も破壊された[
ダイレクトアタックと含めれば与えるダメージは実質最高攻撃力の2倍という事か
恐ろしい効果だ
「手札の«цпкпошп»の効果だ、«цпкпошп»と一緒にすてて君の厄介な[追走の翼]を破壊するよっ」
「チッ...[ブラスター]か」
[追走の翼]にはあらゆる破壊耐性を与える以外に、レベル5以上のモンスターとの戦闘時に相手を破壊する効果もある
かの[クリアウィング]を思い出すようなそれだが、これは非常に厄介な効果
だが永続罠故にこちらが狙われる事は否めない。今回も戦闘前に除去されてしまい、強固な耐性は無に帰してしまった
「そして«цпкпошп»を発動!墓地の«цпкпошп»4体とフィールドの«цпкпошп»を除外して融合召喚!」
「それは...[龍の鏡]あたりか、俺はカウンター罠[借カラクリ整備蔵]を発動!俺の場に守備表示でカラクリモンスターが居る時に、相手が発動した魔法・罠の発動を無効にして破壊する!」
「おや...良いカードじゃないかっ」
カラクリ専用のカウンター罠の無広範囲は些か狭い。発動条件も持っており、今日では遅れが生じがちな効果だが、やはりカウンター故の強みは健在だ
征竜を除外して召喚を狙うのはほぼ間違いなく[F・G・G]だろう。高い攻撃力に加えてサーチ効果は面倒だと判断した島崎は躊躇わずにこのカードを発動した
「だったら墓地の«цпкпошп»2体を除外して«цпкпошп»を特殊召喚っ!
«цпкпошп» ATK ?
「«цпкпошп»の効果でデッキから«цпкпошп»を手札に加える。そしてバトルだ、«цпкпошп»で君の[無零怒]に攻撃するよっ」
「くっ...通すしかない!」
[借カラクリ整備蔵]のために守備で残していたのだが、これが島崎の命を残こすことに繋がった
もし攻撃表示で立っていればあの融合求められず、攻撃力4000による超過ダメージまでも受けていたところだ
だがカムイの攻撃はまだ残っている
今[無零怒]を倒したモンスターが征竜の方なら残りライフで4000ものダイレクトアタックは受け切ることは不可能だ
「«цпкпошп»でダイレクトアタックするよっ」
「手札の[メンコート]の効果を発動する!特殊召喚し、相手モンスター全てを守備表示へ変更させる!」
「あれ、
[
「へぇ、村上と同じ...」
「言ったはずた、俺はリスペクトすらしているとな」
ただ前向きにトーナメントを勝ち進み、関東大会への代表権を手にした村上の実力だけでなく、使用するカードへもリスペクトの心があったようだ
確かに機械族とシンクロ召喚とカラクリと
だがここぞとばかりに防御を担う
「面白いね、僕は手札«цпкпошп»を除外して«цпкпошп»を発動!2枚ドローする。除外された«цпкпошп»の効果でデッキから«цпкпошп»を手札に加えてるよ。そしてカードを3枚セットしてターンエンド!」
カムイ 手札:1枚 LP 600
モンスター/ «цпкпошп» DEF ?
/ «цпкпошп» DEF ?
魔法・罠 / リバース3枚
フィールド/ «цпкпошп»
「ライフはどうした、お前」
「半分になったねっ、でも構わないよ」
何かのデメリットのようだが、カムイはあまり気にしていない様子だ
これは好都合
残りライフ600を削る事が出来れば勝てる
カムイのターンに全てのモンスターとセットカード、そしてライフが消費したが、今は手札が5枚もある
これならどうとでもなりそうだ
「俺は[貪欲な壺]を発動する。墓地の[無零怒]3体と[無零]、[カラクリ忍者 七七四九]をエクストラデッキに戻し、2枚ドローする」
島崎のデッキはカラクリのリクルート効果を連続使用したことにより、随分と圧縮されている。そのため2枚のドローだけでも目当てのカードは容易く手札に引き込むことが出来た
「俺は[カラクリ兵 弐参六]を特殊召喚する」
[カラクリ兵 弐参六] ATK 1400
「そしてレベル4の機械族[メンコート]と同じく[カラクリ兵 弐参六]でオーバレイ、エクシーズ召喚!現れろ[ギアギガントX]!」
[ギアギガントX] ATK 2300
「[ギアギガントX]の効果を発動する。ORUを1つ使用し、デッキから機械族モンスター[音響戦士 ギータス]を手札に加える」
「音響戦士...村上も使っていたねっ。でもこれじゃただの猿真似だ」
「時期にわかる、猿か否かはな。スケールに[ギータス]をセット。そして効果を発動!手札の[弐弐四]を捨て、デッキから[マイクス]を特殊召喚する!」
[音響戦士 マイクス] ATK 2100
「[マイクス]の効果で俺は召喚権が増えている」
「[弐弐四]いらないじゃんっ、あっそもそも捨ててたね」
「ここで[アイアンコール]を発動する。俺の場に機械族モンスターが居る時、墓地のレベル4以下の機械族を効果無効にし特殊召喚する」
「どうぞっ」
「なら俺は[カラクリ小町 弐弐四]を特殊召喚する」
[カラクリ小町 弐弐四] DEF 1900
「戻ってきたのはいいけど、効果無効じゃないかっ」
「あぁ、こいつはな。特殊召喚成功時に[地獄の暴走召喚]を発動する!墓地から他の[弐弐四]を特殊召喚する!」
「おぉ、さっきとおんなじだねっ。効果無効になった子から効果がある同名を呼ぶのはっ!」
「何も無いなら手札、墓地から2体の[弐弐四]を特殊召喚するぞ」
[カラクリ小町 弐弐四] DEF 1900
[カラクリ小町 弐弐四] DEF 1900
これにより既に元の召喚権を使用他にも関わらず、カラクリと種類を問わないモンスターの召喚権が2つ追加された
...ように見えるが、テキストは「通常召喚に加えて1度だけ」とあるためこの場合は[マイクス]の効果により召喚権が増えている扱いだ
カムイの言う通りわざわざ[弐弐四]を展開したのは無駄に見える
だが、島崎にとって有意義なのはレベル3のチューという点のようだ
「俺はレベル5の機械族モンスター[音響戦士マイクス]にレベル3の[カラクリ小町 弐弐四]をチューニング、シンクロ召喚!4体目[カラクリ大将軍 無零怒]!」
[カラクリ大将軍 無零怒] ATK 2700
「[無零怒]の効果でデッキから[七七四九]を特殊召喚する。そしてレベル5の機械族モンスター[カラクリ忍者 七七四九]にレベル3の[カラクリ小町 弐弐四]をチューニング!5体目の[無零怒]だ!」
[カラクリ大将軍 無零怒] ATK 2700
「もう説明はいらないな、[無零怒]の効果でデッキから[カラクリ忍者 九壱九]を特殊召喚する。そしてレベル4の機械族モンスター[カラクリ忍者 九壱九]にレベル3の[カラクリ小町 弐弐四]をチューニング、シンクロ召喚![カラクリ将軍 無零]」
[カラクリ将軍 無零] ATK 2600
「最後の[無零]の効果で俺はデッキから[カラクリ樽 真九六]を特殊召喚する」
[カラクリ樽 真九六] ATK 400
「[無零]の効果だ、俺のフィールドの[真九六]を守備表示に変更する。そして表示形式が変わった事により、2体の[無零怒]の効果を発動する。2枚ドローだ」
「音響戦士使っておいてさっきと同じじゃないの?」
「ここからだ。俺はレベル7の[カラクリ将軍 無零]にレベル2の[カラクリ樽 真九六]をチューニング、シンクロ召喚!現れろ[浮鵺城]!」
[浮鵺城] DEF 3000
「効果を発動する。シンクロ召喚成功時に墓地のレベル9のモンスターを特殊召喚できる。俺は墓地の[
[
「[
「これかいっ?」
[
そのためその気になれば自身のモンスターやセットカードも破壊できるが、今はそんな事をしている場合では無い
カムイのセットカードは3枚もあった
攻撃反応系だとすると厄介であり、攻撃さえ通れば勝ちが約束されている今の状況ならバックを対象に取ることは自然な選択だった
「俺はレベル9の[浮鵺城]と[
[真皇龍
「おっ!凄いの出てきたねっ!」
「あぁ、まだ見せてやる。[マイクス]の召喚権を使用し、手札から[ジェット・シンクロン]を通常召喚する」
[ジェット・シンクロン] DEF 0
「そして俺はフィールドのシンクロモンスター[カラクリ大将軍 無零怒]とエクシーズモンスター[ギアギガントX]を墓地に送り、[旧神ヌトス]を融合召喚する!」
「おや?」
[旧神ヌトス] ATK 2500
「[ヌトス]の効果を発動する。手札からレベル4モンスターを特殊召喚する」
「じゃあそこにチェーンして永続罠«цпкпошп»を発動しておくねっ!」
「俺は何もない。手札から[超電磁タートル]を特殊召喚する」
[超電磁タートル] DEF 1800
「...む?」
[ヌトス]、[超電磁タートル]、[ジェット・シンクロン]の合計レベルは9
カムイが予想したのは[トリシューラ]だった
[ヌトス]の墓地効果と合わさるとカムイの残りのセットカードは2枚とも除去する事か可能であり、攻撃可能なモンスターは2体以上いる
除去されたくないセットカードだったのだろう
だが効果処理が終わった後もあまりフィールドに変化は無かった
おかしいと感じた島崎がディスクを確認すると、種族に関する警告が映っている
[ドラゴン族]
「...俺のモンスター全部が...まさか[DNA改造手術]か!?」
「もう遅いよ、[タートル]の召喚成功時に«цпкпошп»を発動する」
続けて発動された«цпкпошп»は手札コストを要求するらしい。カムイが発動前に最後の手札を捨てていたから分かったことだ
だが分かりたくもない効果だ
気がつけば島崎のフィールドにいた5体のモンスター全てが姿を消していたのだ
«цпкпошп» ATK ?
「なん...だと?」
「お互いのフィールドで融合できる。僕は君のモンスター5体で«цпкпошп»を融合召喚したんだ」
「くっ...[F・G・D]か...っ!?だが墓地に送られた[ヌトス]の効果でそのモンスターは破壊する...っ!」
「おや、早い退場だったね」
せめてもの思いで[ヌトス]の牙を融合モンスターへ向けるが、相手のモンスターが1体破壊されただけだった
すると島崎の
遅延対策の機能だ
ディスクが急かすように、島崎にはもはや何も残されていない
「......くっ、カードを1枚セットして...ターンエンドだ」
島崎 手札:0枚 LP 3000
モンスター/ なし
魔法・罠 / リバース1枚
スケール / [音響戦士ギータス](7)
「僕のターンだ、おっいい引きだ!«цпкпошп»を発動!」
カムイがトップデックで引いた何らかのカードにより、島崎は墓地で待機していた[超電磁タートル]を失った
相手の墓地のモンスターを除外する
実に単純明快な効果だ
「これで守らせないよっ!«цпкпошп»達を攻撃表示に変更して、バトル!」
「くっ...」
島崎のフィールドにはモンスターが存在しない
そしてカムイのフィールドにあるモンスター達の攻撃力はどれも高いと予想できる
終わりだった
「«цпкпошп»でダイレクトアタック!」
「ま...まだだ!俺は[リビングデッドの呼び声]を発動!墓地の[V.F.D]を特殊召喚する...っ!」
[真皇龍V.F.D] ATK 3000
「そんなんじゃ止まらないね、攻撃を続行だ」
「くっ...!」
島崎 LP 3000→2000
頼みの[超電磁タートル]は使用出来ず、折角の蘇生効果も上から超えられてしまった
今思えばあのモンスターの攻撃力を決定させたのは自らの[廃品眼の太鼓龍]だった
そして[F・G・D]も島崎のモンスター5体によって召喚された。全てが空回っている
必死の
「«цпкпошп»でダイレクトアタック...それにしても面白いよね」
「...何がだ」
カムイは悪戯げに笑いながら言った
「村上もこうやって[超融合]でモンスターを奪われて、負けてたよ...おんなじだ」
「貴様...っ!」
LP 2000→0
島崎LOSE
怒りの言の葉も届かず虚しく霞んだ
慎也の弔いも、彼自身の戦いも無残に散っていった
ーーーR D Cーーー
ーーー城外ーーー
○医療班駐屯地
→大神忍 (負傷中)
→鬼禅義文(負傷中)
▷黒川美姫(勝利) →オキナ(敗北)
▷近藤虎鉄
→
〇医療班駐屯地→北大通り
▷草薙花音(移動中)西条麗華(移動中)
▷古賀拓郎(移動中)
▷海堂一樹(移動中)
▷東野圭介(移動中)
◐北大通り
→齋藤健太(負傷中) →ジャヴィ(負傷中)
→早乙女哲夫(負傷中) ▶黒服残り16名
▷???(交戦中)
▷皇崇人
▷劉毅透織
▷永夜川文佳
▷
◐南大通り
→島崎春磨(敗北) ▶︎カムイ(勝利)
→山本薫(負傷中) ▶︎黒服残り3名
▷南結衣(交戦中)
▷新田優介(交戦中)
▷新妻友奈(交戦中)
ーーー城内ーーー
〇
→秋天堂光(負傷中) →ガンリ(負傷中)
▷灰田光明
〇
▷蛭谷颯人(勝利) ▶︎蛭谷楓希(敗北)
〇メインコンピューター室
→灰田輝元(負傷中)
→須藤余彦(負傷中)
〇???
▶知樹
▶シッド(喫煙中)
▶グラス(移動中)
◑
▷戦闘可能 : 35名
▷精鋭 : 15名
→負傷中 : 9名
→非戦闘員 : 20名
→消息不明 : 5名
◐
▷戦闘可能 : 45名
▷
→負傷中 : 103名
→捕虜 : 93名
◐ガルナファルナ
▷戦闘可能 : 0名
▷天禍五邪鬼 : 1名
→負傷中 : 30名
→捕虜 : 104名
ぶっちゃけどうですか?
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読みたいからやめて欲しくない
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読みたいけど無くなったら読まない
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普通
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無くてもいい
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読むのが億劫