遊戯王が当たり前?→ならプロデュエリストになる! 作:v!sion
「私のターン...[ミネルバ]の効果...[武士]、[死者蘇生]、[不知火流 転生の陣]を墓地に...カードを1枚セット...[戦神]を反転召喚してターンエンド...」
小鳥遊 手札:0枚 LP 3000
モンスター/ [炎神-不知火] ATK 3500
/ [戦神-不知火] ATK 3000
/ [ライトロード・セイント ミネルバ] DEF 800
魔法・罠 / リバース1枚
フィールド/ [アンデットワールド]
「随分消極的だな?落ちも悪くなったな、ドロー!」
「...バトルフェイズに入るぜ?」
「...
「ならば俺もリバースカードオープン、[デストラクト・ポーション]![
「...いい」
「おおー!ここで少ないライフを大幅に回復だー!!」
[戦神]が高く跳躍する。悪魔に狙いを定め、蒼き炎を灯した刀を2回振るう。[デストラクト・ポーション]により、一足先に死ぬ悪魔を放っておき、地縛神を灰にした
城ヶ崎 LP 750→10550
「......デッキの[宮司]を除外...」
「破壊された[
「...チェーンする。[宮司]の効果で[レインボー・ダーク]を破壊...それと墓地の[シラユキ]の効果...[ゾンビマスター]2体、[レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト]、[ミネルバ]、[トリック・クラウン]、[ルミナス]、[燕の太刀]を除外して特殊召喚...」
[
「...なるほどな」
「...[ゾンビマスター]達も戻す...[レインボー・ダーク]は破壊...」
墓地に大量の闇属性モンスターが流れていく。ライフも大幅に回復したとはいえ、大型モンスター達のフィールドは無に変えられてしまった。勝負はどちらの勝利となるのだろうか
「これで[宮司]も使い切ったな..いいぜ、ターンエンドだ!」
城ヶ崎 手札1枚 LP 10550
モンスター/ なし
魔法・罠 / リバース1枚
/ [デーモンの宣告]
フィールド/ [伏魔殿-悪魔の迷宮-]
「私のターン...[戦神]と[炎神]と[シラユキ]を守備表示にしてターンエンド...」
小鳥遊 手札:1枚 LP 3000
モンスター/ [戦神-不知火] DEF 0
/ [炎神-不知火] DEF 0
/ [
魔法・罠 / なし
フィールド/ [アンデットワールド]
「先程から随分と短いターンですね...はたしてこの
「...ドロー![悪夢再び]を発動!墓地の守備力0のモンスター2体まで...[レインボー・ダーク・ドラゴン]だけでいいか、こいつを手札に加える!」
「...」
「そんな顔するな、墓地の[ダーク・グレファー]、[デスガイド]、[獄落鳥]、[クリエイター]、[ブラウ]、[グリン]、[グラファ]、[ラチナ]を除外して[レインボー・ダーク・ドラゴン]を特殊召喚!」
[究極宝玉神 レインボー・ダーク・ドラゴン] ATK 4000
「[闇の誘惑]を発動!2枚ドローし、[ケルト]を除外.....やっときたか、[炎神]と[戦神]をリリース!」
「...」
「おおーと!?ここでこのモンスターですか!?」
「[ラヴァ・ゴーレム]を特殊召喚!」
[溶岩魔神 ラヴァ・ゴーレム] DEF 2500
神の名を冠するモンスターが3体連続で現れた。小鳥遊の神2体をリリースして[ラヴァ・ゴーレム]が現れたが、相手のフィールドだ
「さて、残り3枚か...」
残り少ないデッキを見る。なにやらよからぬことを考えているようだ
「...[デーモンの宣告]の効果発動!」
「.....」
「[デーモンの騎兵]あたりだな、ドロー!ほら?正解だそのまま召喚!」
[デーモンの騎兵] ATK 1900
城ヶ崎 LP 105501→0050
「[死者蘇生]を発動![将星]を特殊召喚!」
[デーモンの将星] ATK 2500
「[伏魔殿-悪魔の迷宮-]の効果発動![騎兵]を除外して墓地の[将星]を特殊召喚!」
[デーモンの将星] ATK 2500
「レベル6の[デーモンの将星]2体でオーバレイ、エクシーズ召喚!行きな[セイクリッド・トレミス
[セイクリッド・トレミス
2700
「[トレミス]の効果だ、[ラヴァ・ゴーレム]を手札戻す!返しな!」
「...あなたが送った...」
東野戦の時のように邪魔なモンスターを除去し、その高攻撃力をさらに取り返す。
「バトルだ、[トレミス]で[シラユキ]に攻撃!」
悪魔だらけのフィールドから現れた光り輝く機械龍の切り込み。可愛らしい妖精にその爪を高速飛行からぶつけた
「[レインボー・ダーク]でダイレクトアタック!」
「...墓地の[ゾンビマスター]、[炎神]、[戦神]、[ユニゾンビ]、[ライデン]、[ルミナス]、[シラユキ]を除外して[シラユキ]を特殊召喚...」
[
「効果で[レインボー・ダーク]を裏守備表示にする...」
もう墓地のカードはほとんど無い、苦し紛れのように[シラユキ]が現れた。苦い表情から再び果実を投げつけ、[究極宝玉神]を止めた
「クックックッ...ターンエンドだぜ?」
城ヶ崎 手札:1枚 LP 10550
モンスター/ [セイクリッド・トレミス
/ 裏守備(究極宝玉神 レインボー・ダーク・ドラゴン)
魔法・罠 / [デーモンの宣告]
フィールド/ [伏魔殿-悪魔の迷宮-]
「ドロー...[ユニゾンビ]を通常召喚...効果、デッキの[影者]を墓地に送りレベルを上げる...」
[ユニゾンビ] ☆3→4
「レベル4の[
[レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト] ATK 3000
「効果発動...[トレミス]を破壊する...」
場の破壊対象は[トレミス]のみ。バーンよりもフィールドを荒らすことが目的らしい
城ヶ崎 LP 10050→9550
「墓地の[妖刀]の効果...[戦神]と一緒に除外してエクストラデッキからレベル10の[炎神-不知火]を特殊召喚...」
[炎神-不知火] ATK 3500
「効果...除外ゾーンの[戦神]をエクストラデッキに戻し、[レインボー・ダーク・ドラゴン]を破壊...」
火の馬から刀を振るう[炎神]。今度も裏守備の大型モンスターを破壊した
「ーでどうする?まだ何か出るのか?」
「...墓地の[シラユキ]の効果...墓地の[ユニゾンビ]、[影者]、[ゾンビマスター]、[Ω]、[クリスタル・ウイング]、、[ミネルバ]、[スカーライト]を除外して特殊召喚...」
[
「...まだ出てくるのか」
[手札抹殺]のせいかちらほらといつの間に落としたのだろうかというカードが見れる。が、この7枚除外ではあまり意味がない
「[影者]の効果...[妖刀]を特殊召喚...」
[妖刀-不知火] DEF 0
「...レベル4の[
[刀神-不知火] ATK 2500
「手札をデッキトップに置き、墓地の[ゾンビキャリア]を特殊召喚...」
[ゾンビキャリア] DEF 200
「...レベル6の[刀神-不知火]にレベル2の[ゾンビキャリア]をチューニング、行って[戦神-不知火]...」
[戦神-不知火] ATK 3000
「効果...墓地の[刀神]を除外して効果アップ...」
[戦神-不知火] ATK3000→5500
「...よくあのフィールドから...」
「...バトル、[戦神]でダイレクトアタック...」
「...まだだ、墓地の[バック・ジャック]の効果発動!」
「.....かけるのね?」
「ああ、ここで引けなければ負けだからな...行くぜ...」
城ヶ崎がデッキトップに手をかける。いつもより重く、大きな1枚を徐々にディスクから引き抜く...
残りデッキは2枚、[芝刈り]でも落ちていない..
ゆっくりと城ヶ崎はカードを引いた...
それは通常罠だった
「...ッ!?[コンフュージョン・チャフ]をセットする!」
「続行する...」
城ヶ崎 LP 9550→4050
「...[スカーライト]でダイレクトアタック...」
「リバースカードオープン、[コンフュージョン・チャフ]!2回目のダイレクトアタック時に発動可能!その攻撃を無効にし、一回目の攻撃モンスターと戦闘させる![戦神]と戦いな!」
フィールドにナノサイズの物体が飛び交う。それにより、混乱状態に陥った[スカーライト]は目的を失い、味方である[戦神]に牙を向いた。しかし、強化された[戦神]に無慈悲にも両断されることになった...
小鳥遊 LP 3000→500
「ここで城ヶ崎君が相手ターンにライフを削ったー!!」
「高城戦では相手ターンに勝ってたね!」
「[ヘイト・バスター]のコンボもそうね、相手ターンに動くのが得意みたい」
「うん、すごいファイトだったね」
「..うん?村上さんどういう意味?」
慎也は小鳥遊の方に黙って顎をしゃくった
「...関係ない、[炎神]でダイレクトアタック....」
火の馬はまた走る。炎の刀は城ヶ崎に切れ味を覚えさせた
城ヶ崎 LP 4050→550
「...あれだけあったライフがな...危なかったぜ」
手札の[ラヴァ・ゴーレム]を見つめる城ヶ崎。墓地には[ブレイクスルー・スキル]が残っているが、それではなく、[ラヴァ・ゴーレム]で除去すれば、次のスタンバイにバーンで勝利できる。
(...いや[シラユキ]がいるからな、スタンバイが来る前に適当に除外されると...ッ!)
「クソ!?[シラユキ]が墓地に!!」
「もう遅い...墓地の[死者蘇生]、[転生の陣]、[妖刀]、[武士]、[スカーライト]とフィールドの[炎神]、[戦神]を除外して[シラユキ]を特殊召喚...」
[
何度目の登場だろうか、場馴れしたのか可愛らしいポーズで参上した[シラユキ]。脅威の7回発動により49枚をコストにしてきた。軽くデッキの枚数を超えているが...ともあれ、この
「...終わり、[シラユキ]でダイレクトアタック...」
「...ハッ!いい
[シラユキ]は最後の最後で力いっぱい、リンゴの様なものを城ヶ崎にぶつける。
LP 550→0
城ヶ崎LOSE
ーーー
ーー
ー
「き...決まったー!!Cブロック優勝者は4年生小鳥遊さんです!!おめでとうございます!皆さん盛大な拍手をー!!」
あちらこちらからパチパチと音が響く。この長い1日の締めくくりとなる拍手がフェードアウトするにつれ、司会が進行を進め始める
「それでは各ブロックの優勝者は中央スペースにお集まり下さい!」
拍手の中、及川がゆっくり中央に歩いてきた。まだ緊張で恐縮している様子だが、慎也はまだ来ない
「...あれ、三人いなかったけっけ?」
「...村上君、あなたよ早く行きなさい」
「慎也!」
「村上さん!行ってらっしゃい!」
「い、いそがないと...」
「俺か!?」
駆けだす慎也。呆れる女性達とケラケラと笑う灰田に見送られながら、慎也は中央に向かう
*
「いやー、やばいねー2人とも待ってるよ...」
『殿はAブロックでしたからね、我も正直忘れてました...』
焦燥を覚えながらも、両足を働かせる。観客先の生徒を避けながら、教授達に一礼しながらと目的地を目指す...
「...どっちだ?」
『...ううむ』
ここで方向音痴を見せる慎也とシエン。アナウンスを聞いていた生徒達に見守られながら道に迷う。とうとうその生徒の1人に話しかけられた
「...村上さん」
「うん?...あ、色嶋...」
赤メガネの位置を調整しながら小柄な青年が歩み寄る。半ば呆れ顔の色嶋は迷える先輩に手を貸す
「中央に行くならあちらの階段を降りるといいですよ...」
「あっちか...ありがとう!助かったよ!」
「ええ...急いだ方がいいですよ」
「分かった。じゃあまた!」
右手を軽くあげ、色嶋の元を離れる慎也。その頼りなさそうな先輩を目でおう色嶋、考えている事は自身とその走り去る慎也との
「まったく...あの人は...」
ーーー
ーー
ー
「メインフェイズに[RUM-
[CNo.104
「[
「なに!?」
(ハンデスからの[
ーーー
「墓地の[ツインヘッド]の効果発動![ゲノム・ヘリター]にORUを与える!」
「...まさか、あのカードを!?」
「その通りだ!装備魔法[ストイック・チャレンジ]を[ゲノム・ヘリター]に装備!」
[No.8 紋章王 ゲノム・ヘリター] ATK 5400→8600
「[ゲノム・ヘリター]で[アンブラル]に攻撃だ!“ディスポセス・ストーム“!!」
LP 8000→0
色嶋LOSE
(1ポイントも減っていなかった僕のライフを...奪われた[アンブラル]もコンボの過程に組み込み、ワンショットキル...)
ーーー
ーー
ー
「...みんな待ってますよ、急がないとね...」
1回戦の戦いを思い出し、ふと笑みを浮かべる。そして中央スペースを見つめる。尊敬すべき
*
少し離れた場所で古賀と東野が手すりに体重を預け、中央スペースに揃わない慎也を待っていた
「...村上ちゃん来なくね?」
「うん...何してるんだろうね?」
慎也が後ろを走り抜ける
「おっ、古賀に東野...お疲れー」
「お疲れ〜」
「あ、うん。お疲れ...って今向かってたんだ...」
「アハハ〜村上ちゃん急がないとね〜」
「ふふ...あんな感じだけどAブロックを勝ち抜いたんだよね」
「うんうん...」
ーーー
ーー
ー
「なんであのデッキにしたんだ!言ってみろよ!」
「初めて…手に入れたカードだったんだよぉ…[シムルグ]が…」
(こんなに熱く...俺が間違ってたのか...?)
ーーー
「…村上ちゃん、俺来たよ」
「…古賀、こないだは…」
「まった、それ以上は無し」
(見てて...俺の答えを...!)
ーーー
[シューティング・クェーサー・ドラゴン] ATK 4000
[クリスタル・ウイング・シンクロ・ドラゴン] ATK 3000
「合計7000…ははは、ちょうど終わりか…」
「楽しかったぜ…バトルフェイズ![クェーサー]と[クリスタルウイング]でダイレクトアタック!!」
(強い...でも...!)
7000→0
古賀LOSE
ーーー
ーー
ー
「...どうした拓郎?」
「...いやいや〜村上ちゃんとの
「そっか、拓郎は2回戦で戦ったもんね。僕はあんまり村上君と
「うんうん、村上ちゃんは強いよ...」
その
(...まだまだ見せてもらうよ、村上ちゃん...)
*
「...村上君がくるまでもう少々お待ちください!」
「アハハハwww慎也まだかよww」
「ハァ...」
「村上さん!」
「なんだかこっちまで恥ずかしくなるね...」
爆笑とも言える行動から急に真面目な表情になる灰田。灰田も3回戦で慎也とディスクを構えあっている。なにか思うことがあるのだろう
「...慎也」
ーーー
ーー
ー
「慎也!腹減ったからご飯作って!」
「朝から家に来るな!」
「慎也...朝からお好み焼き?」
「た、食べたかったんだよ...!」
ーーー
「慎也、BS買って来たよ!」
「...BS?」
「ブラックサ〇ダー!好きだよね!?」
「サンダーはThunder、BTだよ!」
ーーー
「慎也!見ろよ夕焼け...やっとけーホッケー、どんだけぇ〜!」
「...急にどうした?」
「ラップをたしなんでます!」
「...センスは皆無、採点タイム、点数はゼロ表出ろ!」
「すげえ!」
ーーー
「慎也、なんかチョコいっぱい貰ったんだけど!」
「今日14日か...てかすごい量だね」
「もう飽きた!」
「...うーん、チョコケーキとかにしてみる?」
「うん!作ってくれ!」
ーーー
ーー
ー
「なんかチョコケーキ食べたくなっちゃった!」
「?」
*
「ここから下の階に降りるんだね」
『ええ、急ぎましょう』
「あら?村上さん...?」
「ん、草薙か」
肩にかかる黒髪を手で払いながら草薙が話しかける。
「まだこちらにいらしたんですね...」
「アハハ...急がないとね、じゃあ行ってくるわ!」
「ええ、お気を付けて!」
しばしの会話を終えると笑顔で手を振りながら草薙と距離を離す。その後ろ姿を捉えているものの、草薙が考えることはAブロック決勝戦での
ーーー
ーー
ー
「闇増す時雷はより輝く、安寧の地を引き裂くべく、舞い降りよ魔の雷!行きなさい[降雷皇ハモン]!!」
[降雷皇ハモン] ATK 4000
「は、[ハモン]...」
(このまま削って差し上げますわ...!)
ーーー
「永続魔法[魂吸収]発動いたします!そして[レインボー・ドラゴン]の効果を発動いたします!墓地の宝玉獣7体を除外する事により相手フィールド上のモンスター全てを手札に戻します!」
「リバースカードオープン[ブレイクスルー・スキル]![レインボー・ドラゴン]の効果を無効にする!」
「やりますわね、速攻魔法[オーバー・ザ・レインボー]を発動いたします![レインボー・ドラゴン]が効果を発動したターンに発動可能ですわ。デッキから宝玉獣モンスターを任意の数まで特殊召喚いたします!」
「[サファイア・ペガサス]と[アメジスト・キャット]と[エメラルド・タートル]をリリースして[オベリスクの巨神兵]をアドバンス召喚!!」
[オベリスクの巨神兵] ATK 4000
「か、神のカード…」
「エクストラデッキの[サイバー・エンド・ドラゴン]を除外して[Sin サイバー・エンド・ドラゴン]を特殊召喚いたします!」
[Sin サイバー・エンド・ドラゴン] ATK 4000
「[オベリスク]の効果を発動いたしますわ![ルビー・カーバンクル]と[Sin サイバー・エンド・ドラゴン]をリリースして相手フィールド上のモンスター全てを破壊しますわ!!」
「さあ終わりですわ…[レインボー・ドラゴン]でダイレクトアタック!!」
「使うしかない!手札の[クリフォトン]の効果をLPを2000ポイント払って発動!このターン受けるダメージを全て0にする!」
(...なかなかやりますね、ですが私の大型モンスターをどう突破
するのでして?)
ーーー
「バトルフェイズ![マスター・ダイヤ]で[レインボー・ドラゴン]に攻撃!」
「[マスター・ダイヤ]の効果により、戦闘破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを与える!」
「うぅ...っ」
「[マスター・ダイヤ]は2回攻撃が可能!続けて[オベリスク]に攻撃!!」
(ここまで...ですか...)
ーーー
ーー
ー
「...///」
「どうしました?草薙様」
「い、いえ...その」
「...あの男の事ですか?」
「は、はい...//」
「...
「...そう?私は別に...」(ボソボソ
「お前までそんなことを...」
「...何をお話になってるのですか?」
「い、いえ....「村上さんの髪型ってどうなってるのかなって話です」
「たしかにそうですね...」
思いを寄せる草薙に聞かれぬように誤魔化す
*
『...』
「ん?どうしたのシエン」
『いえ、言われてみれば殿の頭髪はどうなっているのかと』
前を走る慎也の髪について質問するシエン。慎也の髪はつむじ付近が黒、そこから白く長い髪のびていて、毛先が黒。その白髪の中に長い黒髪が混じっている。どう染めたらこのような髪になるのか、言われてみれば誰も疑問に思わなかった
「生まれつき...?」
『そうですか...』
その白黒の髪を揺らしながら走り続け、中央スペースに繋がる廊下で最後の加速を付けようとすると。曲がり道から黒い影が見えた
「...おっと、すまない」
「あっ、すみません急いでたもので...」
黒いスーツの男性とぶつかりかける。慎也は持ち前の反射神経で距離を測り、衝突を防いだ。謝罪を述べると慎也は再びかける。スーツの男も踵を返し歩き出す
「なるほど...いい反射神経と脚力だ...」
ーーー
ーー
ー
「やっと着いた...」
慎也は薄暗い廊下を抜け、証明に照らされ、生徒達の注目を集める中央スペースまで走りきった。やっと現れたAブロック優勝者の登場を多大な拍手が迎えた
通り道で出会ったライバル達との思いと共に、スペースへの第1歩を踏みしめ、徐々に減速する
「さあ!やっと各ブロックの優勝者が揃いましたー!!」
「...慎也君...遅い...」
「あ、アハハ...すみません...」
「よ、よろしくお願いしますねぇ.....先輩」
「うん、頑張ろう!」
「それでは本日の構内大会の締めくくりとして1人1人、関東大会への意気込みをお聞きしたいと思います!」
「及川さん!一言お願いします!」
「あっ...はい!...えぇと...聖帝の名を背負って...先輩にご迷惑をおかけしないように...その...」
「...頑張ります!お相手していただいた先輩達や応援してくださる聖帝の皆さんのためにも勝ちたいです!」
拍手がピリオドを打つ。司会も満足そうだ。続けて小鳥遊にマイクを向ける
「小鳥遊さんはどうですか?」
「...」
「...」
「...」
『...』
「...」
「...まだ見たことない敵、それに対して戦う...」
「...はい、あり「それだけ...」
「...あ、ありがとうございます!」
『...』
随分間が悪い一言だ。何とか言葉をもらった司会は最後に慎也にマイクを渡す
「それでは村上君にもお願いしたいと思います!」
マイクを見ながら考える慎也。シエンがなにか喋ろうとすると慎也は無言で制した。大事なところだ
「...今大会までにいろんなことを学びました。そしていろんな人と戦いました。年上に勝ちたいと強く思う人。考えを改めさせられる人。自分の
「
会場がザワつく。予想以上の真面目な台詞に戸惑いが隠せないのだろう。しかし慎也も思うことはあるのだろう、まだ続ける
「...遊戯王はただのあそびではありません!皆さんも今大会でたくさん思うことがあると思います!皆さんのこれからの
一時期の沈黙を破るかのように詩織たちの拍手が響く。周りもつられて盛大に拍手が完成した。長く、少し恥ずかしい一言だったが、Aブロック優勝者は丁寧に言葉を述べ終えられた
《.....》
『どうしました?シエン』
『残酷だ、と思ってな...』
『...いずれ殺伐とした戦場に駆られるのですね...』
「ありがとうございます!それまでは皆さん、聖帝の代表の3人に今1度盛大な拍手を!!」
「頑張れよー!!」「村上さーん!!」「聖帝を優勝させてねー!」「キャーー!」「村上ちゃん、応援してるよー!」
「皆ー!行ってくるね!!」
笑顔で手を振る慎也を横目に、悲しげな表情を見せるシエン。そんなことも知らない慎也は、今を楽しむ。自分の
第2部終了です。ていうか十四話かかってやっと1日ってなげえな!?
これからもよろしくお願いします!
まだ終わりません!!
〜おまけ〜
『殿、今日はどちらに?』
「うん、ちょっと負けられない戦いがあるんだ...」
真面目な表情で道を歩く慎也。その瞳には闘士のようなものが感じられる
《...何が始まるのでしょうか》
歩を止める慎也。いつもの商店街の終わりに近い、そこに位置するものは...
《...?木村理髪店??》
理髪店。まさかここではないだろうと疑うシエンだが、その考えを否定するかのように、慎也は扉に手をかけ中へ踏み入れた
「いらっしゃ...あらぁ〜慎也君じゃな〜い?ささっ、どうぞ座ってえ〜」
「こんにちわ...おねがいします...」
喋り方に特徴のある髭の濃い男性に促され、席に座る慎也。一見ただの散髪だが、何が始まるのだろうか...
「今日はどうする?」
「カットだけでいいです。前髪を...」
「あらぁ〜たまにはパーマとかやって見ない?絶対似合うわよ?」
「...いえ、俺は大丈夫です」
「あらそう〜シャンプーは?冷やしシャンプーとか今の時期いいんじゃない?」
「え、ええ...じゃあそれはお願いします...」
「はいはい〜♪マッサージとかもつけちゃう〜あ、耳掃除の方は?」
「まだそれやってたんですか...頼む人いますか?」
「あんまりいないわね〜どう?サービスしちゃうわよ?」
「...カットと冷やしシャンプー、それと耳掃除でお願いします...」
「は〜い、頑張っちゃうわよ〜」
ーーー
ーー
ー
「ありがとうございました〜♪」
2時間後、会計を済ませた慎也とそれに続くシエンが店から姿を現す
「...」
『殿...これはどういう?』
「...断れないんだよなぁ〜」
『...そうですか』
「髪切ってほしいだけなんだけどついつい色々オプション付けちゃうから...いや、マッサージも耳掃除もめちゃくちゃ上手いんだけど...時間かかる...」
『...だから今日は何も予定入れなかったのですな』
「なんであの人あんなに器用なんだろ?...くそー...また来るんだろうな...」
『...夕飯買って帰りましょう』
「うん...」
夕日に照らされながら商店街を戻る慎也達であった...
ぶっちゃけどうですか?
-
読みたいからやめて欲しくない
-
読みたいけど無くなったら読まない
-
普通
-
無くてもいい
-
読むのが億劫