遊戯王が当たり前?→ならプロデュエリストになる! 作:v!sion
ディメンションボックス買えました。デッキいっぱいいじりました。デストーイ強すぎる!
「強いわねー...さすが村上君ね」
「おつかれ!」
ソリッドヴィジョンの機能が停止する。大型シンクロモンスター達の影が消えたかと思うと、その龍達の姿も消えた。休憩を挟むにしろ、ここで止めるにせよとデッキを片付ける慎也。
「[
「ペンデュラム召喚さえ出来れば[赤目のダイス]でいくらでも調整できるからね!」
「あと[クリスタルウイング]3体とかすげえな!」
「素晴らしい
「ありがとー...って草薙はいつの間に?」
「私もいますよ?」
「西条もか!」
いつの間にかベンチには草薙と西条がいた。確か西条は昨日の夜、慎也宅で解散した後灰田達について行ったはずだ。そういえばいなかったと慎也は訪ねた
「あーそういえば昨日のカラオケの時にもいなかったけどどしたの?」
「酒豪達に付き合いきれずに先にお暇しました...」
「あら、麗華さんお酒にお強いと記憶しておりましたよ?」
「草薙さん、あの人達と比べられても無理よ...」
親しげに話す草薙と西条。どうやら先程知り合った中ではなさそうだ。
「あれ?西条と草薙って仲良いの!?」
「あら、ご存知ありませんか?麗華さんと私は高校生の時からのお付き合いですわ」
「へー、そうなんだ知らなかった」
「初めてあったのは草薙家主催のホームパーティーですね」
聞きなれない馴れ初めに思わず慎也は詳細を求めた
「ほーむぱーてぃー?」
「草薙さんのご両親はディスク関係の大手会社を興してらしますの。私の親も小さな会社ですが遊戯王のアイテムに携わっておりますのでそういった集まりに呼んでいただくのですよ」
西条が淡々と語る。話し方からちらほらと育ちの良さは伝わっていたが、社長令嬢だとは初めて知る慎也達だ。
「草薙はともかく西条も社長令嬢なんだ」
「そんな大したものでは...」
「そうね、よく言葉が崩れるからそんな感じしないわよ?」
「そうだね!天然だし!」
「それは私が一番わかってるよ!」
「それで草薙達はなにしに?」
草薙が長い髪を靡かせる。控えめに主張する優しい香り、その元から答えが発せられる
「この店舗はお父様の会社の系列でして、よく遊びにお邪魔するのですよ」
「私も休日を利用して草薙さんと
「そうなんだ、どう折角だからやってく?」
ディスクを掲げ草薙達にディスプレイ部分を見せつける。そのポーズ自体にそこまで意味は無いが、草薙の頬を赤らめさせるには充分な行動だったようだ
「え、ええ!是非ご一緒させてください!///」
そこに重い口を開いた女性が1人。詩織だ
「草薙さん!私と
「えっ...あ、はい、ではお相手を...」
詩織の必死な要求。目当ての対戦相手との
(村上さんと再戦が出来れば良かったのですが...)
(これ以上黙って見てられません...っ!)
沈黙の中、ディスクの起動音、デッキのシャッフル音だけが響く。灰田と黒川は彼女達の
「では、よろしくお願いしますわ」
「こちらこそよろしくお願いします!」
「「
詩織 LP 8000
草薙 LP 8000
「私のターン!まずは[ファーニマル・ペンギン]を通常召喚!」
[ファーニマル・ペンギン] ATK 1600
「[ペンギン]の効果発動です!手札からファーニマルモンスターを特殊召喚します![ファーニマル・オウル]を特殊召喚!」
現れたのはペンギン。初登場で興奮しているのか両手をバタバタさせている。少し浮いたかと思うと、仲間のファーニマルをフィールドに呼び出した
[ファーニマル・オウル] ATK 1000
「効果でデッキから[融合]を手札に加えます!」
融合デッキ要の魔法カード。いち早く手にするとそれを発動した
「[融合]を発動します!手札の[エッジインプ・チェーン]とフィールド上の[ファーニマル・オウル]を融合!天使を縛る魔の鎖、そのものの命を繋げ!融合召喚、現れでちゃってください![デストーイ・チェーン・シープ]!」
[デストーイ・チェーン・シープ] ATK 2000
「[エッジインプ・チェーン]の効果によりデッキから[デストーイ・ファクトリー]を手札に加えます!さらに[ファーニマル・ペンギン]の効果で2枚ドローし、1枚捨てます!そして[ファーニマル・シープ]を特殊召喚!効果発動![ファーニマル・オウル]を手札に戻し、墓地の[エッジインプ・チェーン]を特殊召喚!」
[エッジインプ・チェーン] DEF 1800
「[ファクトリー]を発動!墓地の[融合]を除外して融合を行います!フィールド上の[デストーイ・チェーン・シープ]と[ファーニマル・シープ]と手札の[ファーニマル・ウイング]を融合!あらゆるものを喰らう猛獣紡がれし時、新たな
[デストーイ・サーベル・タイガー] ATK 2800
「効果で墓地の[チェーン・シープ]を特殊召喚します!」
[デストーイ・チェーン・シープ] ATK 2400
「カードを1枚セットしてターンエンドです!」
詩織 手札:1枚 LP 8000
モンスター/ [デストーイ・サーベル・タイガー] ATK 2800
/ [デストーイ・チェーン・シープ] ATK 2400
魔法・罠 / リバース1枚
「破壊耐性持ちの[サーベル・タイガー]に蘇生持ちの[チェーン・シープ]か...」
神妙な面持ちでフィールドを見つめる慎也。違和感は灰田も感じたようだ
「[ファクトリー]で普通の[融合]除外しちゃうんだね!?」
「そうね...ちょっと勿体ないわね?」
その詩織はつり目で草薙を見据えている。対する草薙も負けじと強気で
「私のターンですわね、ドロー!まずは永続魔法[宝玉の樹]を発動します!さらに[サファイア・ペガサス]を通常召喚しますわ!」
[宝玉獣 サファイア・ペガサス] ATK 1800
「[サファイア・ペガサス]の効果を発動します!デッキから[宝玉獣 サファイア・ペガサス]を魔法・罠ゾーンにセットしますわ![宝玉の樹]の効果でジェムカウンターを載せますわ!」
[宝玉の樹] ジェムカウンター0→1
「[サファイア・ぺガサス]で[サファイア・ペガサス]を...?」
「ええ、[宝玉の契約]を発動します!魔法・罠ゾーンの[サファイア・ペガサス]を特殊召喚しますわ!」
[宝玉獣 サファイア・ペガサス] ATK 1800
「効果でデッキから[宝玉獣 コバルト・イーグル]を魔法・罠ゾーンにセットしますわ!そしてレベル4の[宝玉獣 サファイア・ペガサス]2体でオーバレイ、エクシーズ召喚!行きなさい[ライトロード・セイント ミネルバ]!」
[ライトロード・セイント ミネルバ] DEF 800
[宝玉の樹] ジェムカウンター 1→2
「墓地でジェムコンプリートを狙うつもりですか?」
「さぁ、どのようになるのですかね?効果を発動します!デッキトップ3枚を墓地に送ります!」
デッキトップ3枚は[宝玉獣 アンバー・マンモス]、[シャッフル・リボーン]、[宝玉獣 エメラルド・タートル]。2種類の宝玉獣がさらにカウントされた
「[宝玉の恵み]を発動します!墓地の[宝玉獣 アンバー・マンモス]と[宝玉獣 サファイア・ペガサス]を魔法・罠ゾーンに置きますわ!」
魔法・罠ゾーンに3種類の彩りが生まれた。草薙の次の一手は...
「永続魔法扱いの[サファイア・ペガサス]と[アンバー・マンモス]と[コバルト・イーグル]を墓地に送ります!闇増す時雷はより輝く、安寧の地を引き裂くべく、舞い降りよ魔の雷!行きなさい[降雷皇ハモン]!!」
[降雷皇ハモン] ATK 4000
「初ターンから来たね」
「ええそうね」
ジェムコンプリートよりも先に現れたの降雷皇。詩織のライフを削りに、おぞましき蓄電を始めた
「[宝玉の樹]の効果を発動します!墓地に送り、デッキから[宝玉獣 トパーズ・タイガー]と[宝玉獣 アメジスト・キャット]と[宝玉獣 ルビー・カーバンクル]を魔法・罠ゾーンにセットしますわ!」
「もう揃うんですね...っ!」
ジェムは七種類揃った。[レインボー・ドラゴン]の存在がプレッシャーをかけ始めた
「[レア・ヴァリュー]を発動します、貴方が選んだ魔法・罠ゾーンの宝玉獣を墓地に送り2枚ドローしますわ!」
「では...[ルビー・カーバンクル]を墓地に送ってください!」
選択後、赤き宝玉に亀裂が入る。その亀裂からカード2枚が現れ、草薙の手中に収まった
「これも使っておきましょうか。墓地の[シャッフル・リボーン]を除外し、[ミネルバ]をデッキに戻してドローしますわ!」
[ミネルバ]を戻し、手札を少なからず稼ぎに行く草薙。だがエンドフェイズに残っていれば除外されてしまう
「バトルですわ![ハモン]で[チェーン・シープ]に攻撃しますわ!”ロスト・サンダークラップ”!」
最初の一撃。4000の大台に戦闘破壊時の追加ダメージを合わせるとなかなか痛い。命令通りに雷の皇は
詩織 LP 8000→6400→5400
「[チェーン・シープ]の効果により、攻撃力を上げて蘇生します!」
[デストーイ・チェーン・シープ] ATK 3200
「ではメイン2、フィールド魔法[レインボー・ルイン]を発動し、カードを2枚セットしてターンエンドしますわ!」
手札は0枚。除外する必要もなくなったが、手札が無い状態でこのまま戦うことになってしまった
草薙 手札:0枚 LP 8000
モンスター/ [降雷皇 ハモン] ATK 4000
魔法・罠 / リバース2枚
/ [宝玉獣 アメジスト・キャット]
/ [宝玉獣 トパーズ・タイガー]
フィールド/ [虹の古代都市-レインボー・ルイン]
「私のターンです、ドロー![ファーニマル・オウル]を召喚!」
[ファーニマル・オウル] ATK 1000
「効果でデッキから[融合]を手札に加えます!そして手札の[ファーニマル・ベア]を捨てて効果発動!デッキから[トイポット]をセットします!」
既に[ファーニマル・ウイング]は墓地で出番を待っている。デストーイ最大の手札増強を行うだろう
「[トイポット]を発動します!そして墓地の[ファーニマル・ウイング]の効果を発動![ファーニマル・ベア]と一緒に除外し、2枚ドローして[トイポット]を墓地に送ります![トイポット]の効果でデッキから[ファーニマル・シープ]を手札に加えます!」
手札は4枚、素材も融合カードも揃っている。詩織は破壊の構えを解かない
「[ファーニマル・シープ]を特殊召喚!効果で[ファーニマル・オウル]を手札に戻して墓地の[エッジインプ・チェーン]を特殊召喚します!」
[ファーニマル・シープ] DEF 800
[エッジインプ・チェーン] DEF 800
「[融合]を発動します!フィールド上の[エッジインプ・チェーン]と[ファーニマル・シープ]を融合!悪しき海底より這いずりいでよ!広がる繋ぎ目より湧きいでし闇よ、敵を引きずり込め!融合召喚、現れでちゃってください[デストーイ・ハーケン・クラーケン]!」
[デストーイ・ハーケン・クラーケン] ATK 2200
「墓地に送られた[エッジインプ・チェーン]の効果によりデッキから[
「そのカードは...っ!?」
「発動します![
今日出たデストーイのサーチカード。単純なアドバンテージを取れる上にデメリットもない通常魔法。強い、の一言だ。
「[融合]を発動します!手札の[エッジインプ・シザー]と[ファーニマル・オウル]とフィールドの[デストーイ・ハーケン・クラーケン]を融合!再び現れでちゃってください、[デストーイ・サーベル・タイガー]!」
[デストーイ・サーベル・タイガー] ATK 2400
「[サーベル・タイガー]の効果発動です!墓地の[ハーケン・クラーケン]を特殊召喚!」
[デストーイ・ハーケン・クラーケン] ATK 2200
「手札をデッキトップに置きます!墓地の[エッジインプ・シザー]を特殊召喚!」
[エッジインプ・シザー] DEF 800
「[ハーケン・クラーケン]の効果発動です![ハモン]を墓地に送ります!」
対象をとりながらも破壊でなく墓地送り。ダイレクトアタックに参加出来なくなるがそれでも足りる、構わないと効果を発動した
「[デストーイ・ファクトリー]の効果発動です!墓地の[融合]を除外し、融合します!フィールド上の[エッジインプ・シザー]と手札の[ファーニマル・キャット]を融合!愛嬌ある姿はやがて悪魔と化す!来るものを鋏の錆にしろ!融合召喚、現れでちゃってください[デストーイ・シザー・タイガー]!」
『やっど出番だぜぇえ!!!』
[デストーイ・シザー・タイガー] ATK 4200
シエン達と慎也宅で留守番中のはず、詩織が疑問に思った時にはシザー・タイガーは答えを示した
『暇だからこっちに来たガウ!』
(そうなんですか...ではよろしくお願いします!)
「[ファーニマル・キャット]の効果で墓地の[融合]を手札に加え、[シザー・タイガー]の効果でリバースカード2枚を破壊します!」
精霊のシザー・タイガーが万を辞して唸る。しかし2枚の裏はその時を狙っていた
「リバースカードオープン、[デモンズ・チェーン]!その効果と攻撃を制限します!」
『ウガァァア!!』
よく見る光景である。鎖に縛られるとその効果も無くなり、デストーイたちの攻撃力がガクッと下がってしまった
「むむむ...ならバトルです!」
「バトルフェイズに入った時、リバースカードオープン![虹の引力]!デッキから召喚条件を無視し、[究極宝玉神 レインボー・ドラゴン]を特殊召喚しますわ!」
[究極宝玉神 レインボー・ドラゴン] ATK 4000
[チェーン・シープ]は相手にあらゆる発動をさせない。無駄にダメージをおう前にと虹の龍を呼び起こした
「勝てません...ターンエンドです!」
詩織 手札:4枚 LP 5400
モンスター/ [デストーイ・サーベル・タイガー] ATK 3200
/ [デストーイ・サーベル・タイガー] ATK 3200
/ [デストーイ・チェーン・シープ] ATK 3600
/ [デストーイ・ハーケン・クラーケン] ATK 3000
/ [デストーイ・シザー・タイガー] ATK 2700
魔法・罠 / リバース1枚
/ [デストーイ・ファクトリー]
「私のターンです!ドロー...」
手札は今引いた1枚のみ。[デモンズ・チェーン]で[シザー・タイガー]を止めている今、[ハーケン・クラーケン]を破壊し、エンドが安全だと言える。手札は相手の方が圧倒的に多いため全体バウンスのリセットは出来るだけ避けたい。しかし草薙が発動したらカードは...
「[マジック・プランター]を発動します![デモンズ・チェーン]を墓地に送って2枚ドローです!」
「[シザー・タイガー]を解放するんですか!?」
『よっしゃ!!』
[シザー・タイガー]が解き放たれ、その力により詩織の魔玩具の攻撃力は虹の龍で手に終えるものではなくなった
[デストーイ・サーベル・タイガー] ATK 3200→4700
[デストーイ・サーベル・タイガー] ATK 3200→4700
[デストーイ・チェーン・シープ] ATK 3600→5100
[デストーイ・ハーケン・クラーケン] ATK 3000→4500
[デストーイ・シザー・タイガー] ATK 2700→4200
「[宝玉の恵み]を発動します!墓地の[サファイア・ペガサス]2体を魔法・罠ゾーンにセットしますわ!」
禍々しい詩織のフィールドに対し、同じ色、形をした美しい宝玉が溜まる
「[レインボー・ルイン]の効果を発動しますわ!魔法・罠ゾーンに宝玉獣が4枚ある時にドローしますわ!」
1枚のカードを見つめる草薙。すこしそのカードの感触を味わうとディスクにそっと置いた
「そして[サファイア・ペガサス]を通常召喚しますわ!効果でデッキから[ルビー・カーバンクル]を魔法・罠ゾーンにセットしますわ!」
[宝玉獣 サファイア・ペガサス] ATK 1800
「[レインボー・ルイン]の宝玉獣が5枚ある時の効果を発動しますわ!魔法・罠ゾーンにある宝玉獣をモンスターゾーンに特殊召喚しますわ!行きなさい、[ルビー・カーバンクル]!」
[宝玉獣 ルビー・カーバンクル] DEF 300
「[ルビー・カーバンクル]の効果を発動しますわ!魔法・罠ゾーンの宝玉獣を可能な限り特殊召喚しますわ!続いて行きなさい!」
[宝玉獣 サファイア・ペガサス] DEF 1200
[宝玉獣 サファイア・ペガサス] DEF 1200
「効果をチェーン発動します![エメラルド・タートル]と[アンバー・マンモス]を魔法・罠ゾーンにセットします。そして[貪欲な壺]を発動します!墓地の[トパーズ・タイガー]、[アメジスト・キャット]、[ハモン]、[アンバー・マンモス]、[コバルト・イーグル]をデッキに戻して2枚ドロー!」
「...まだですわ!レベル4の[宝玉獣 サファイア・ペガサス]2体でオーバレイ、エクシーズ召喚!行きなさい、[ダイガスタ・エメラル]!」
[ダイガスタ・エメラル] DEF 800
「効果を発動します!ORUの[サファイア・ペガサス]と[ルビー・カーバンクル]と[エメラルド・タートル]をデッキに戻してドローしますわ!」
ジェムコンプリートを手放し、手札に交換した。狙っているカードは恐らく[オーバー・ザ・レインボー]。[レインボー・ドラゴン]の全体バウンスからの5体の宝玉獣のダイレクトアタックでゲームエンドを狙っているようだが手札に来たカードは...
「...なるほど、ではエクストラデッキの[サイバー・エンド・ドラゴン]をゲームから除外し、手札の[
[
「レベル10の[
「...ッ!?[レインボー・ドラゴン]を素材に!?」
「右よし、左よし。汽笛吹き鳴らすは規格外列車、発車オーライ!エクシーズ召喚、行きなさい[超弩級砲塔列車グスタフ・マックス]!」
[超弩級砲塔列車グスタフ・マックス] ATK 3000
巨大すぎる列車モンスターのソリッドヴィジョン。観客である慎也達の視線も自然に上がる。
「相変わらずの大型モンスターね...」
「にしてもでけぇ!?」
「宝玉獣...ですよね?」
「フィールドにカードが多いね...」
慎也の言う通り場には9枚のカード。[グスタフ・マックス]を除いて殆どは役目を終えた意味を成さないカードだが草薙は続ける
「[グスタフ・マックス]の効果を発動しますわ!ORUを取り除き、相手に2000ポイントのダメージを与えますわよ!」
初期ライフの4分の1を削る大ダメージ。巨大な砲塔を詩織に向けると轟音と共に爆撃が放たれた。
詩織 LP 5400→3400
「い、痛いですね...でも、もう何も無いですね!」
詩織の発言を否定するかのように草薙の指先には新たなカードがあった。それはゆっくりとディスクに添えられた
「フィールド魔法[虹の古代都市-レインボー・ルイン]と永続魔法の[トパーズ・タイガー]、[アメジスト・キャット]、[アンバー・マンモス]、[エメラルド・タートル]とモンスターゾーンの[サファイア・ヘガサス]、[ルビー・カーバンクル]、[ダイガスタ・エメラル]、[グスタフ・マックス]そして手札の[リビングデッドの呼び声]をデッキに戻します!」
「な、何をするつもりですか!?」
次々と名を呼ばれるカード達。そのカードは全てディスクのエクストラデッキ、メインデッキに戻る。その後のフィールドにはたった一体のモンスター
「星改めいづる者。群れる愚者を淘汰し、新たな世界を創造する!降臨せよ、神の名を冠する創星者![創星神
[創星神
「効果発動しますわ!お互いの手札、フィールド、墓地、エクストラデッキの表側カード全てをデッキに戻しますわ!!チェーン発動は許しません!」
創星神がフィールドに降りると全てはリセットされる。攻撃力が神を越えようと、モンスターが5体いようと、破壊体制があろうと意味を成さない。その力に慈悲は無い、フィールドは改められた
「わ、私のモンスターが...」
「...終りですわ。[創星神
創星神の背後に惑星が集う。摩擦熱が火を灯すとそれは流星群となり、容赦なく詩織を襲う
LP 3400→0
詩織LOSE
ーーー
ーー
ー
「...うぅ、負けちゃいました...」
ソリッドヴィジョンが停止する。今回は創星神一体が消えるのみ、静かに元のカードショップの姿が現れた。[
「皆木さん、デッキトップは...[
「...は、はい」
詩織がデッキトップをめくるとそこには
「わぁ...草薙が[ハーケン・クラーケン]倒してエンドしてたら危なかったねー」
「...そうですわね、でも皆木さん、[シザー・タイガー]の効果で私のリバースカードをしっかりと破壊してからバトルフェイズに入るべきではありませんでした?」
「うっ...そうですね...」
「...リバースカードと[ファーニマル・ペンギン]で捨てたカードは何でして?」
「え、えと...」
ディスクのログ機能を操作する。目当ての情報を得ると控えめに答えた
「...[融合準備]と[置換融合]です」
「...でしたら他にできたことがあったのでは...?」
「そうですよね...」
草薙に何も言い返せない詩織。後からプレイングミスとも言える行為が明らかになっている。居心地が悪そうに詩織はその場に縮こまっている
「...」
(女の子座り可愛いな...)
「確かに初ターンの[融合]除外も普通はあんまりしたくないわよね?」
「でも5体も融合モンスター並ぶなんて凄いね!」
「そうですね...でと草薙さんノーダメージなんですね」
「うぅ...全然歯が立ちませんでした...」
悔やむ詩織。しかし草薙は冷静に続ける、まだ腑に落ちない点があるようだ
「焦っているようにお見受けしたのですが、なにかあったのですか?」
「負けたく...無かったんです...」
「では先ほどの
「それは...ちょっと分かりません...」
「あまり詮索をするつもりはありません。しかし折角の
詩織が顔を見上げる。なぜ自分は草薙に対し攻撃的になっていたのだろうか、なぜあそこまで勝利にこだわっていたのだろうか。自らの行いを後悔すると次に罪悪感が生まれた。
「...すみませんでした!私、勝ちにこだわりすぎていました」
立ち上がり、笑顔を見せる。自然と皆の口元にほころびが出来ていた
「ええ、それがいいですよ」
「はい!楽しみましょう!」
「ねー!ねー!俺も
「私も折角ですので」
ショップのデュエルスペースの一角が賑わう。休日を楽しむ若人の声が響く
デストーイ強化されたのに負けちゃいました。てかパッチワークマジでおかしいですよね
〜おまけ〜
慎也宅で解散後、灰田達は駅近の居酒屋を転々としていた
「ごちそーさま!」
「安納芋のピンチョス美味しかったわね〜」
「一店目から随分呑みますね...」
ーーー
ーー
ー
「美味しかったねー!」
「焼き鳥の盛り合わせ、すごい量なのに安かったわね〜」
「そ、そろそろお腹もいっぱいなのですが...」
ーーー
ーー
ー
「生おかわりください!」
「私はカルーアで」
「うぅ...私はこのお店でお暇します...」
ーーー
ーー
ー
「なんかピーナッツとか食べたいな!」
「じゃあこの辺のバー探すわね」
ーーー
ーー
ー
「〜♪」
「この店カラオケついてるんだ!」
「でも流石に恥ずかしいわよ」
「...カラオケ行きたくね!?」
「いいわね、詩織達も誘いましょうか」
ーーー
ーー
ー
西条宅
「...ただいまぁ」
「やぁ麗華おかえり...顔が真っ赤だが大丈夫なのかい?」
「うん...たくさんのんだ。もうねむいからねるよ」
「そうこい、でもお風呂ぐらい入りなさい」
「うんーわかったぱぱ...」
「...」
(酔うと素直なんだよねうちの娘)
「ねむーい...」
ぶっちゃけどうですか?
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読みたいからやめて欲しくない
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読みたいけど無くなったら読まない
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普通
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無くてもいい
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読むのが億劫