遊戯王が当たり前?→ならプロデュエリストになる! 作:v!sion
集団A 手札:2枚 LP 8000
モンスター/ [
魔法・罠 / リバース1枚
フィールド/ [
古賀 手札:1枚 LP 100
モンスター/ [神樹の守護獣-牙王] ATK 3100
/ [
魔法・罠 / [黒い旋風]
/ リバース1枚
集団B 手札:5枚 LP 8000
モンスター/ [ギアギガントX] ATK 2300
魔法・罠 / なし
東野 手札:0枚 LP 100
モンスター/ [No.64 古狸三太夫] DEF 1000
/ [地縛神
/ [影武者狸トークン] ATK 2800
魔法・罠 / リバース1枚
集団C 手札:3枚 LP 8000
モンスター/ [
魔法・罠 / リバース1枚
高城 手札:1枚 LP 100
モンスター/ [昇竜剣士マジェスター
/ [クリアウイング・シンクロ・ドラゴン] ATK 2500
/ [マジェスペクター・フロッグ] DEF 500
魔法・罠 / リバース1枚
「オレのターンだ!」
斎藤のターン。聖帝側の人間で唯一ハンデを背負っていない男。高城達からの期待の視線を受けつつ敵対面しながら手札と相談する。
「オレは手札の[
山札の一番上は[柳]。[桜に幕]はフィールドに降り立つ
[
「[桜に幕]をリリースし、[萩に猪]を特殊召喚、効果発動!デッキトップが
再びデッキトップをめくる。それはモンスターカード[松]。通常召喚可能な
「オレはキミの[ギアギガントX]を破壊する!」
「チッまぁサーチできたからいいか」
斎藤はめくったカードを手札に引き入れ、相手はエクシーズモンスターを墓地に置く。さらに斎藤は今手札に加えたモンスターを召喚した
「[
安全なドロー。[手札抹殺]で落ちたカード、手札のカードを確認しながら引く可能性のあるカードを計算しながら次のカードを使用する
「[柳]をリリース。[柳に小野道風]を特殊召喚!効果でドローする。こいつは
「なんだ...どんどん出てくるじゃねえか...」
「どうせ攻撃は出来ねえんだ、ビビんじゃねえよ」
「悪いけどまだまだ続けるよオレは[小野道風]の効果で全員をレベル2としてシンクロ召喚を行う、レベル2の[
[
ただ黙って見ていた古賀のディスクが点滅する。何かと古賀が確認をする前に、斎藤が古賀に目を向け笑顔を見せた
「古賀くん。[ラリアン]の効果だよ!」
「あ、なるほど〜!頂きますよっ」
斎藤のシンクロ召喚成功により、味方の古賀に手札を与える事になった。[月花見]で終わるはずはなく、まだプレゼントは続くだろう
「続ける。[月花見]の効果を発動、次のオレのドローフェイズを放棄する代わりにデッキトップの
「またそいつか」
「斎藤さん!その調子でどんどん行っちゃってください!」
「ああ、ターン1じゃないからね。効果で墓地の[萩に猪]を戻してドロー」
「まだ手札5枚あるのかよ!」
「落ち着けお前ら」
リーダー格の男は冷静に斎藤の
「[松]をリリース、[松に鶴]を特殊召喚。効果でドローし、引いた[萩な猪]を特殊召喚する。効果で今度は[
「またそいつか...チッ」
展開の過程で1枚1枚敵のカードを処理していく。あの手この手で
「墓地の[花積み]の効果発動、墓地の[柳]を手札に戻すよ。もちろん特殊召喚だ!効果で墓地の[松]を戻しておくか、ドローするよ」
「5体並んだか...」
敵の取り巻きが圧迫したフィールドをみて呟く。斎藤はそれを観て再びエクストラデッキに手を添えた
「[月花見]も同様にすべてレベル2としてシンクロ素材に出来る!オレはレベル2の[
[
移り変わるフィールドを思い出させる、集大成とも言える花札の切り札[五光]。その姿は神々しく、ゆっくりと地に降りると刀を構えた。威圧感、それを感じた輩たちは怯む。期待感、それを抱く聖帝の生徒達は各々歓声をあげた
「こ、攻撃力5000...っ!」「お、おいやばくねえか...」「うろたえるんじゃねぇ!まだ“
「かっけぇ!!」「先輩いいですよ〜!」「すげえーよ斎藤さん!」「頑張ってくれー!!」
「古賀くん、ドローを忘れているよ」
「はい!」
古賀がドロー処理を終えると斎藤は再び相手のリーダー格の男に視線を移した。今の状況を作り上げた諸悪の根源はあの一樹と呼ばれた男。聖帝側の
「まいていくぞ、オレは[札再生]を発動!墓地の[柳]を手札に戻す。その後手札から
(...東野君の[手札抹殺]で相手のデッキがサイバーと古代の機械だということは知れた。だったら次は味方のデッキをいじった方が良さそうだ)
「古賀君、キミのデッキトップを見せてもらうよ」
「はい!」
己のディスクを介して古賀自身もまだ見ぬ3枚を確認する。次にターンが回る聖帝のプレイヤーは古賀。できる限りのサポートはしたいところだ
「おいおい、早くしてくれよいい加減待ち飽きたぜ」
「...ああ、オレはこの順番でデッキトップに戻してもらう」
古賀のディスクが斎藤のディスクの情報を元にデッキトップを入れ替える。
「オレは手札の[桜に幕]の効果発動!ドロー、[桐]だ、特殊召喚する」
「[桐]を特殊召喚、オレはレベル2の[
[
「[ラリアン]の効果でドローするよ〜!」
古賀のドロー処理を見届けると、ターンを終える準備に移った
「[猪鹿蝶]の効果を墓地の[芒に月]を除外して発動!次の君のターン終了時まで墓地の効果発動と墓地からモンスターを特殊召喚できないよ」
「それは困ったな?」
一樹は余裕の表情を見せた。墓地には東野の[手札抹殺]で落ちた発動可能なカードがいくつかあるものの、あまり痛手でないと言わんばかりの態度を前にに斎藤は終了宣言をせざるいなかった
「...ターン終了だ」
斎藤 手札:3枚 LP 8000
モンスター/ [
/ [
魔法・罠 / なし
「やーと俺のターンか、長かったな」
「一樹さん!スゲーの頼みます!」
「俺も準備出来てます!」
「わーてるよ、ドロー。」
一樹のみドローと攻撃を許されている。パチパチとカードを1枚1枚確認するとメインフェイズに移行した
「俺は[五光]を対象に[月の書]を発動!」
「...[五光]の効果を使う、その発動を無効にして破壊する!」
無効にするしかないカードの存在が無効対象を固定化させた
「そうかそうか、じゃあ[パワー・ボンド]発動!」
「くっ...持ってたか...」
「しかも[パワー・ボンド]ですね...」
「手札の[サイバー・ドラゴン]2体を融合、行ってこいや![サイバー・ツイン・ドラゴン]!」
[サイバー・ツイン・ドラゴン] ATK2800→ 5600
「さて、色々と邪魔なカードが多いな?」
高城のフィールドはモンスター効果を2回止められる状態になっている。まずは敵を減らすと簡単な作戦を立てたようだ
「バトルだ、[サイバー・ツイン]で[クリアウイング]に攻撃だ!」
双頭の機械竜が唸りをあげる。
その時東野と斎藤が口を開いた
「トラップ...」
「墓地の...」
「2人ともまって!」
それを高城が遮る。
「それは...自分達のために使って...」
「高城さん...」「高城君...」
「なんだよ、何もねえならダメージをくらいなっ!」
機械龍はそのまま高城のフィールドのシンクロ竜に食らいつき、高城に戦闘ダメージを与える
「...ごめんね...せっかく準備したカードが使えなかった...」
高城のディスクのランプが光を失った。敗北と退場を意味している
高城 LP 100→0
「くっ...すまない...高城くん...」
斎藤は先ほどのターンを悔やんだ。一つは[五光]の効果対象。やはり手札の融合カードを無効にしたかった。もう一つは[猪鹿蝶]の効果。高城の墓地のカードは確認していたはずだった
(やっぱり[超電磁タートル]を使えるようにしておくべきだったか...)
高城も相手に含まれるため使用出来なかった。斎藤自身は一樹の墓地の[サイバー・ドラゴン・コア]と[ブレイクスルー・スキル]対策に使った。[五光]で無効に出来ずただただ効果が奪われてしまう事とサイバーの展開を警戒したつもりが高城の防御札を止めることしか出来なかった。
(クソ!駄目だ、もっと先を見据えなければこのままじゃ...)
苦痛の表情を浮かべ再び悔やむ。それを見た高城は斎藤を励ます
「先輩、まだ
「...高城くん」
「...ファイトですよ〜!絶対に勝ってください!」
「...」
「ゴチャゴチャうるせーな、まだ二回目の攻撃は残ってるぜ?俺は[サイバー・ツイン]で[牙王]に攻撃だ!」
次に狙われたのは[ハイパー・ラリアン]の効果で僅かだか手札を回復していた古賀だ。しかし古賀にはリバースカードがある。迷わずそれを起動させた
「リバースカードオープン、[ガード・ブロック]!戦闘ダメージを0にしてドローするよ!」
「チッ...てめえはかわすのか」
[牙王]を犠牲に手札をまた増やす。何とかこのターンは生き残れたと安堵の表情を浮かべた
「メイン2に[未来融合-フューチャー・フュージョン-]を発動するぜ?」
「くっ...」
「おっと[五光]の効果はもう使ってたなククク...カードをセットしてターンエンドだ!」
本人は何も言わないがディスクは[パワー・ボンド]のデメリット効果、融合モンスターの元々の攻撃力分のダメージを与えた
一樹 LP 8000→5200
一樹 手札:0枚 LP 5200
モンスター/ [サイバー・ツイン・ドラゴン] ATK 5600
魔法・罠 / [未来融合-フューチャー・フュージョン]
/ リバース1枚
「俺のターンだ!ドロー」
最初の取り巻きにターンが戻った。[猪鹿蝶]の効果も終わり、彼らは自由に古賀と東野の少ないライフを狙いに来る
「俺はあの獣野郎をやるぜ!」
「僕の事かな?」
東野にもリバースカードがある。一樹が古賀の防御札を使わせたにも関わらず東野狙う理由、彼にはあるようだ
「俺も[融合]を発動だ!」
「っ!」
斎藤が反応する。もう[五光]の発動タイミングを間違えることは出来ない。かと言って目の前の融合カードを許すことも出来ない。
「オレは...[五光]の効果で無効にする...」
「ターン1だろ、伏せていた[パワー・ボンド]を発動!」
「クッ...またか...!」
「手札の[
[
さらに大型の融合モンスター。[
「なるほど、いいやつ出したじゃねえか」
「へい!...バトルだ![
「まって、メインにトラップを使うよ。...[フューチャー・フュージョン]で出てきたのに使いたかったんだけどね...」
防御としてでなく妨害に使用したかったらしい罠、東野は苦し紛れにカード名を宣言した
「トラップ発動、[猛突進]!僕の獣族モンスター、[影武者狸トークン]を破壊して君の[
「あ”あ”!?てめえふざけんなよっ!」
「口が悪いよ」
双方対照的なリアクションをとった。東野はトークンと罠カードと少ない消費で8000越えの大型融合モンスターの除去に成功した。さらに破壊時に
「チッ...なら俺はエンドだ!」
集団A 手札:0枚 LP 3600
モンスター/ なし
魔法・罠 / なし
フィールド/ [
彼には結果的に魔法・罠もモンスターも手札も残らなかった。フィールド魔法が残っていようが、次にターンが回る古賀にとって絶好の的であることには変わりない。
「俺のターン、ドロー...っ!」
斎藤からの餞別を含めた手札5枚を片手に敵に向かう。あまりライフの事を気にした消極的なプレイングは望めない。斎藤がデッキトップに置いたカードもそれを望んでいる
「...なるほど、先輩ありがとうございます」
「うん、うまく使ってくれ」
「はい、まずは[
[
[
「[ハルマッタン]の効果でレベルを4にするよ!さらに手札から[ゲイル]を特殊召喚!効果で[ツイン・ドラゴン]の攻撃力を半分にしておくよ!」
「一樹さん!」
「いい、かまわねえ」
[サイバー・ツイン・ドラゴン] ATK 5600→2800
半分とは言えその数値は本来の攻撃力。まだ古賀は展開の途中、あくまで攻撃力の半減は過程の最中にあるものだ
「俺はレベル4の[
[
「[ラリアン]でドロー、さらに俺は[オロシ]を特殊召喚!ここで[ライキリ]の効果発動![未来融合-フューチャー・フュージョン]と[
[未来融合]のついでに危険分子の除去を狙う古賀だが、一樹の取り巻きが墓地のカードの効果を使用するようだ
「俺は墓地の[スキル・プリズナー]を使う!俺の[
「っ...なるほど、しかたないね」
同時に対象に選択されていた[未来融合]も守られた。斎藤の[五光]もそれを黙ってみることしかできなく、古賀の新たなモンスターに期待する
「手札から[ブラスト]を特殊召喚、俺はレベル4の[
[
「[ラリアン]でドロー」
一樹も同時に墓地の効果を使用した
「...やっぱいるか、墓地の[迷い風]の効果を発動。相手がエクストラから特殊召喚した時に墓地からセットする」
特殊召喚されたモンスターの効果と攻撃力の半分を奪う罠カード。いつ妨害が来るか、警戒しながらも古賀は攻撃の手を緩めない
「...なら俺はレベル5の[
[
「そいつ攻撃力が6000超えるのか...っ!」
「そだね〜[ラリアン]でドローっとさらに俺はレベル5の[
[
「...[オニマル]の効果発動!墓地の[ライキリ]と同じレベルにするよ!そしてバトルだ![オニマル]で君にダイレクトアタック!」
「うっ...だが俺のライフは...」
「残念だけどシンクロモンスターのみを素材とした[オニマル]が攻撃する時、その攻撃力は3000ポイントアップするんだよ」
「な、なんだと!?」
東野に切り札をバウンスされた取り巻きを古賀が狙う。[パワー・ボンド]のデメリットによりライフは3600、ギリギリ足りると考えていた彼には辛辣なパワーアップ効果だ。
LP 3600→0
取り巻きA LOSE
「ここで速攻魔法[スワローズ・ネスト]発動![オニマル]をリリースしてデッキから同レベルの[
[
「今度は君だ![チドリ]で[
「チッ...通すぜ」
取り巻きC LP 8000→2500
[オニマル]のシンクロ素材にされた[ライキリ]と[オニマル]を含め、[チドリ]の攻撃力はさらに上昇し6500まで上り詰めた。追い打ちをかけるように[ネスト]で後続は既に準備万端であった
「君も終わりだ![
「くっ...クソが!」
LP 2500→0
取り巻きC LOSE
「おいおいてめーら、しっかりしろや!」
「す、すみません...」
「一樹さんお願いします...!」
「古賀くんいいね、流石だよ!」
「やるね〜!」
「2人も倒すなんて凄いよ!」
「こっちも高城ちゃんやられたからね、倍返しだよ!カードをセットしてターンエンド!」
倒され怒鳴られる取り巻きと、敵を減らし賞賛の言葉を貰った古賀。1ターンで2人を減らしたことによりプレイヤーの人数だけを見れば優勢になった。さらに[オニマル]の代わりに効果無効効果を持つ巨神鳥を残しターンを終えることになり、防御札の無い東野に多少の安心感を与えた
古賀 手札:3枚 LP 100
モンスター/ [
/ [
魔法・罠 / [黒い旋風]
/ リバース1枚
「俺のターンだな、ドロー」
前のターンではサーチだけを行った取り巻き。[手札抹殺]により手札はリセットされているため行動は読めない
「[死者蘇生]を発動!その赤髪の女の墓地の[クリアウイング]を特殊召喚する!」
([五光]も[巨神鳥]も無効化される...ここはオレが止めよう)
「古賀君、俺がやる。[五光]の効果発動!その発動を無効にするよ」
無効対象が限られている[五光]がまず能力を使用した。古賀の巨神鳥は最終手段として残された。
「俺は[
[
「600バーンだ、どうする!?」
「使うしかないね...[巨神鳥]の効果発動!自身を手札に戻してその効果を無効にして破壊する!」
ミストバレーの名を冠する巨神鳥は暴風をフィールドにおこす。自身を糧にその暴風は猟犬を墓地へ誘い、少ないライフをまもった
「なら俺は墓地の[サイバー・ドラゴン・コア]の効果発動!デッキから[サイバー・ドラゴン・コア]を特殊召喚するぜ!いきな[サイバー・ドラゴン・コア]!」
[サイバー・ドラゴン・コア] DEF 1500
「そして[地獄の暴走召喚]を発動!デッキから[サイバー・ドラゴン]を可能なかぎり特殊召喚する!」
「オレらは何も出せないね...」
[地獄の暴走召喚]は相手モンスターも展開させるが古賀はシンクロモンスターの[チドリ]、東野は場に一体しか存在できない[
[サイバー・ドラゴン] ATK 2100
[サイバー・ドラゴン] ATK 2100
[サイバー・ドラゴン] ATK 2100
「俺はレベル5の[サイバー・ドラゴン]2体でオーバレイ、エクシーズ召喚!行けや[サイバー・ドラゴン・ノヴァ]!」
[サイバー・ドラゴン・ノヴァ] ATK 2400
「さらに[ノヴァ]でオーバレイネットワークを再構築、行きな[サイバー・ドラゴン・インフィニティ]!」
[サイバー・ドラゴン・インフィニティ] ATK 2700
「[インフィニティ]...厄介なのが出ちゃったな〜」
「古賀君、東野君気をつけて」
「気をつけることなんかねえよ![インフィニティ]の効果発動![
「く、[
[インフィニティ]が地縛神を自身の尾で捉える。[
「バトルだ![インフィニティ]で[古狸三太夫]に攻撃だ!」
他に獣族は居なくなり、破壊耐性を失ったエクシーズモンスターはそのまま機械龍に沈められた
「くっ...」
「[サイバー・ドラゴン]でダイレクトアタックだ!」
「圭ちゃん!?」
「拓郎...先輩、何も出来ずにすみません...あとはお願いします...」
次の脱落者は東野。守りに徹した布陣もターンが重なり、遂に崩壊を迎えてしまった
残された仲間に謝罪の言葉を告げると、彼のライフは0を刻んだ
LP 100→0
東野 LOSE
「俺はターンエンドだ」
取り巻きB 手札:2枚 LP 8000
モンスター/ [サイバー・ドラゴン・インフィニティ] ATK 2900
/ [サイバー・ドラゴン] ATK 2100
/ [サイバー・ドラゴン・コア] DEF 1500
魔法・罠 / なし
次のターンは既に敗北している東野と取り巻きCと高城をスキップし、斎藤だ。数は減り2体2となったが古賀のライフは100、聖帝側の唯一のライフハンデの無い斎藤の2回目のターンに聖帝の生徒達は固唾を飲む
「俺のターン、ドローフェイズはスキップされる」
前ターンのデメリットを終えると一息つく。
(これ以上やらせない...)
「まずは墓地の[柳]を除外して[猪鹿蝶]の効果発動だ、どうする?」
「一樹さん...」
「忘れてんじゃねえぞ、[未来融合]だけ守っとけ」
「は、はい!」
「いいね?次のターン終了時まで墓地発動と墓地から特殊召喚できないよ」
再び墓地の[ブレイクスルー・スキル]を警戒した[猪鹿蝶]の効果発動。安全にバトルフェイズで戦闘破壊しなかった事にはなにか理由があるのだろうか
「手札から[芒]を特殊召喚、[芒]の効果発動だ!手札の[柳に小野道風]と[松に鶴]をデッキに戻して2枚ドローするよ」
デッキをめくることすらできない状況を打破すべく今回は[芒]の効果を使用した。デッキのシャッフルを見届け2枚のカードを新たにした
「[松]を通常召喚、効果でドローするよ。カードは[芒に月]、そのまま手札に加える」
「[芒]をリリースし、[芒に月]を特殊召喚!効果でドローする。カードは[紅葉に鹿]。特殊召喚する」
[
「効果発動だ!」
「...おい」
「はい、俺も[インフィニティ]の効果発動だ!無効にし破壊する!」
対象を取らない魔法・罠の破壊効果を持つ
「そして[柳]を特殊召喚、効果で墓地の[紅葉に鹿]をデッキに戻してドローするよ」
どうにか[未来融合]を破壊しようと再び[紅葉に鹿]を手札に呼ぼうとしている。本人も簡単に引けるとは思っていないらしく、引いたカードを直ぐに使用している
「[柳]をリリースして[萩に猪]を特殊召喚、効果でドローする。引いたカードは[牡丹に蝶]だ。[インフィニティ]を破壊するよ」
「仕方ねえな」
「なんだよお前ら俺の事は無視か?」
一樹のフィールドには触れずに展開を続けてきた。事実手札も無く墓地を封じた一樹は[未来融合]さえ抑えることが出来れば無力化できるため今は取り巻きのフィールドに集中しているようだ
「[萩に猪]をリリース、[牡丹に蝶]を特殊召喚!効果でドローする。引いたカードは[桜に幕]だ..」
相手のデッキトップを操る処理が行われる。しかし誰のデッキトップを操作するかが悩ましい。一樹のデッキトップを確定させ展開や融合を抑えるか、古賀の展開のサポートに回るか、はたまた取り巻きを抑えるかをしばし熟考しだす
「...古賀君、もう1回デッキトップを見せてもらうよ」
「はい!」
再び次の味方のデッキトップ3枚に手を加える。ディスクを黙って見つめる
(古賀君...もしかすると...)
「この順番でデッキトップに戻してもらおうか」
「はい」
(またデッキトップに...?)
古賀が次に引くカードは再び斎藤に一任された。それが見れるとしたら次の次のターンになる。今は[未来融合]を破壊しようと行動を再開する
「俺はレベル2の[
[
「そして手札の[桜に舞]の効果発動!ドロー...カードは[萩に猪]...特殊召喚する」
[
段々とドローは続けられなくなっていく。おそらく最後のドローとなる[萩に猪]に思いを託し、効果を使用する
「[萩に猪]の効果発動!...頼むぞ、ドロー!」
ここで魔法・罠の破壊効果持ちの[紅葉に鹿]が引けなければ[未来融合]を残したままターンを返すことになる...ゆっくりと引いたカードを除くとそこには
「...ドローカードは...[桐に鳳凰]だ、[サイバー・ドラゴン]を破壊する...」
「ヒャーハッハッ!一樹さん、[未来融合]残りましたよ!」
「そうだな、だがてめえは終わりみたいだぞ」
「ッ...バトルだ![五光]で[サイバー・ドラゴン・コア]に攻撃だ![猪鹿蝶]の効果により[五光]は貫通効果を得ている!」
「あ?なんだと...?」
取り巻きA LP 8000→4500
「...古賀君、すまない。これがオレの限界みたいだ。[猪鹿蝶]2体と[萩に猪]でダイレクトアタックだ!」
「チ、チクショウ...」
LP 4500→2500→500→0
取り巻きA LOSE
「俺はターンエンド」
斎藤 手札:0枚 LP 8000
モンスター/ [
/ [
/ [
/ [
魔法・罠 / なし
(何とか1人は...)
斎藤は残りの1人、一樹に目を向ける。彼のフィールドには融合モンスターとリバースカード2枚
(...そう言えば[迷い風]をなんで発動させなかったんだ...?)
「ククク...ヒャーハッハッハ!!」
疑問の先には下品に笑う一樹。[未来融合]の融合素材が墓地へと送られ、大量融合の準備が整う。止められなかった斎藤は居心地の悪そうに顔を歪めている
「...先輩」
「俺のターンだ、ドロー!」
(...何を引いた?)
たった1枚の手札を見つめる一樹。斎藤の
「俺は[未来融合]の効果を発動だ!エクストラデッキの[キメラティック・オーバー・ドラゴン]の融合素材になるモンスターをデッキから墓地に送るぜ!」
ディスクを連打する一樹。相当な数のモンスターが素材にされることは確認した融合モンスターに示唆されていた。数10体の機械族モンスター達が墓地に落ちた
「墓地効果が使えないのが残念だな、まずは[迷い風]を[五光]を対象に発動だ!」
「...まさか君ひとりが勝つためだけの為にここまで...」
「あぁ、こいつの[インフィニティ]は俺の[未来融合]を守るためだけ。俺の[迷い風]は俺の融合を通すため、後は相手のライフ少なければ消極的になるだろう」
それが彼らの
「...[五光]で無効にするよ」
「懸命だな、[貪欲な壺]を発動!俺は墓地の[サイバー・ドラゴン・コア]、[サイバー・ドラゴン]2体、[サイバー・ドラゴン・ドライ]2体をデッキに戻して2枚ドローする!」
そのまま引いたカードをディスクに置く。カードの確認もろくにせずに
「[強欲で貪欲な壺]を発動!10枚除外して2枚ドロー!そして[オーバーロード・フュージョン]を発動だ!」
デッキトップを10枚も除外すれば融合カードが除外されていてもおかしくない。それでも全く動じず[融合]を引き、発動した。
そのプレイングに対し、斎藤は疑問をぶつけた。殆ど確認のようなものだが
「...もしかしてシャッフル機能もいじってるのか?」
「もう終わりだしな。おしえてやるよ」
ディスクのディスプレイ部分を斎藤に向ける。コツコツと指とディスクの側面で音を鳴らしながら一樹は説明しだした
「まずディスク内にはデッキをしまう部分とその奥に予備の空間がある。そしてディスクのサーチ機能はディスク内部の”底”にある読み取り機を使っている。その部分でカードに書かれた番号を読み取ってそれを今あるデッキの枚数から計算し、隣の予備スペースに1枚1枚預けながらデッキの順番をランダムで変えている。シャッフル機能なら読み取り機を使わずに予備スペースと交互ににカードを入れ替えてデッキの順番をランダムに変えている」
その身なりに似合わない悠長な喋りで続ける
「シャッフル機能とサーチ機能の違いは送られる信号だ。俺のディスクはシャッフルする度にサーチ機能が起動する時と同じ信号を送るようにしてある。読み取り機が都合の良いカードがくるとランダムのシャッフルの信号を止め、サーチ機能と同じようにデッキトップまで持ってくるようになっている。今回[強欲で貪欲な壺]を引くことになっていたから11枚目に[融合]が来るように計算させた」
「...つまりキミのディスクにランダムのシャッフルは行われていないって事かな?」
「ああ、まぁとにかく都合のいいカードがデッキトップに残るようになっている」
「...ディスクを個人でかってに改造することは法律で禁止されているはずだ。それにそんな技術をどこで?」
ニヤニヤと勿体ぶる一樹。自身の改造を褒めらたかのような反応だ
「俺だって大学生だ、暁星工科大学。聞いたことぐらいあるだろう?」
「...村上君達が関東大学対抗戦で戦う大学の一つだね」
「おっとそうだった、俺はその村上慎也ってやつに用があったんだったなククク...」
ライバルを大会前に潰しそうと赴いた、そういった意を読み取った斎藤の表情はより一層険しくなる。
「キミ達の大学ではディスクの違法改造まで教えるんだね」
「舐めんじゃねぇぞ、俺の独学に決まってんだろうが!」
己の作品へのプライドだろうか、皮肉が通じること無く一樹は珍しく平静を乱した
(...やっぱりここでオレが倒さなくちゃダメだ!)
「斎藤先輩、違いますよ!」
古賀はその表情から何を考えているのか悟ったようだ。
不意をつかれた斎藤は声の元に目を向ける
「古賀くん...?」
「俺達が、でしょ!」
自分一人で戦っているわけでない。一つ下の後輩に
「そうですよ〜いくら私達が役に立たなかったからってそりゃないですよ〜!」
「斎藤先輩、拓郎、お願いしますよ!」
「高城君、東野君...」
(...バカだなオレは、いつの間に1人で戦ってたんだ...)
「もういいな!俺は墓地の[サイバー・ドラゴン]2体と[サイバー・ドラゴン・ドライ]と[プロト・サイバー・ドラゴン]2体と[サイバー・ドラゴン・ツヴァイ]2体と[サイバー・ドラゴン・ヴァリー]2体と[サイバー・ラーヴァ]2体と[ブリキンギョ]3体とフィールドの[サイバー・ドラゴン・コア]2体と[サイバー・ツイン・ドラゴン]を融合!」
17体融合。その数を要する機械族融合モンスターは1体しか存在しない。墓地に眠る機械片を結合させゆく口上を述べた
「異形の機械龍よ、俺に従い、俺に賭せ!俺に歯向かう邪魔者全てを粉微塵にしやがれ!融合召喚!暴れろ[キメラテック・オーバー・ドラゴン]!!」
[キメラテック・オーバー・ドラゴン] ATK0→13600
「13600の17回攻撃...っ!」
「いい声で鳴いてくれよメッシュ野郎?まずはてめえだ!」
「俺の事?」
[チドリ]の攻撃力は決して低くない。だがそれを嘲笑うかのような巨大な機械龍の存在は現実味を失わさせる。その攻撃を16回も止める手段は今の古賀にあるはずが無い。代わりに動いた者は斎藤だ
「古賀君、まかせろ!墓地の[仁王立ち]の効果発動!キミはこのターンオレの[五光]にしか攻撃が出来ないよ!」
「そ、そうだ![五光]には戦闘する相手モンスターの効果無効がある!」
「[キメラテック]の攻撃力は0になるね〜」
[キメラテック・オーバードラゴン]も[五光]も永続効果。殴れば敗北は免れない。[猪鹿蝶]が封じた対象は相手プイヤーのみ、齋藤の墓地のカードは使用可能状態だが...
「チッ...ならチェーンして[ブレイクスルー・スキル]!墓地に目を囚われすぎだ!」
「うっ...く、だけどキミの連続攻撃は抑えさせてもらう...」
「先輩...」
「あとは頼んだよ...古賀くん!」
「死ねや![キメラテック・オーバー・ドラゴン]で[五光]に攻撃だ!”オーバー・エヴォリューション・バースト”!!」
斎藤に出来る機械龍を止める方法は自身1人が犠牲になる事。
8000→0
斎藤LOSE
「斎藤先輩...」
「[仁王立ち]で選択したモンスターがいなくなったためキミはもう攻撃宣言ができない...すまない古賀君。肝心なところを任せてしまって...」
一樹対古賀。3巡目に差し掛かる頃にはこの
「カードを2枚セットしてターンエンドだ!」
一樹 手札:0枚 LP 2600
モンスター/ [キメラテック・オーバー・ドラゴン] ATK 13600
魔法・罠 / リバース2枚
左手に持つ3枚の手札。これは斎藤のシンクロ召喚の成功の賜物だ。そしてデッキトップにはその斎藤が置いておいてくれたまだ見ぬカード。右手でディスクのデッキに指を掛けるとそれを引く
「俺のターン、ドロー!」
倒れた仲間からの選別を両手に持つ。デッキトップのカードをすぐに発動き、仇を取りに行く
「[死者蘇生]を発動!墓地の[ハイパー・ライブラリアン]を特殊召喚するよ!」
[
(斎藤先輩、とことんやってやりますよ〜!)
連続のシンクロ召喚の示唆を古賀は理解していた。わざわざデッキトップに置かれた制限魔法カードが意味する事はそれ以外に無かった。戦え、仲間達の思いを少ないライフで受け止める
「[ブリザード]を通常召喚、効果で墓地の[ブラスト]を特殊召喚するよ!」
「[旋風]はどうするんだ?」
[黒い旋風]下での[極北のブリザード]はシンクロ素材を揃えつつ次の
「俺はデッキから[弔い風のデス]をサーチする!」
「[デス]!?」「おい古賀!ライフはないんだぞ!」「このターンで決める気なのね...」
墓地にいるとエンドフェイズに1000ポイントのダメージを受けるデメリット効果を持つチューナー。この
「俺はレベル4の[
[
「[ラリアン]の効果にチェーンして効果発動!相手に800ポイントダメージを与え、相手モンスター1体の攻撃力を800ポイント下げるよ!」
「対象は取らないんだったな、好きにしろよ」
一樹 LP 5200→4400
[キメラテック・オーバー・ドラゴン] ATK 13600→12800
今まで味方にもダメージを与えてしまう事から使用出来なかったシンクロモンスター。増えた召喚権を有効活用したいところだ
「そして[ノートゥング]の効果で増えた召喚権で[弔い風のデス]を通常召喚!効果で自身のレベルを1つ下げるよ。さらに[黒い旋風]でデッキから[ハルマッタン]をサーチする!」
[
「[ハルマッタン]を特殊召喚、俺はレベル2の[
[
「[ラリアン]の効果にチェーンして[ソハヤ]の効果発動!墓地の
[
「[ライキリ]の効果発動![キメラテック・オーバー・ドラゴン]を破壊する!」
「墓地の[スキル・プリズナー]を発動するぜ、こいつを対象にするモンスター効果を無効化する!」
「分かってたよ」
同時に[ゲイル]で攻撃力を下げる事も出来なくなった。
「俺は[ソハヤ]をリリースして手札から[
[
「[クナイ]の効果発動![ライキリ]のレベルを3にする!」
「何がしてえんだ...?」
[
「俺はレベル3の[
[クリスタルウイング・シンクロ・ドラゴン] ATK 3000
「俺は[ラリアン]の効果で...」
「だめだね![神の宣告]を発動!召喚を無効にするぜ!」
美しきシンクロ龍は地に降り立つことなく、役目を果たすことが出来なかった。戦闘すると相手に3000ポイントダメージを与えることが出来る龍はそれだけで一樹の敗北に繋がる。おそらく違法シャッフルで持ってきていたのだろう
一樹 LP 4400→2200
「さあどうする?ターン返してくりゃすぐに楽にして「なんだ[通告]の方かと思ってたよ」
「...なに?」
勝利を確信する一樹を他所に古賀はどことなく余裕そうにしている。
「手札の[ピナーカ]を捨てて[ワン・フォー・ワン]を発動!デッキから[オロシ]を特殊召喚する!」
[
「レベル6の[
[
「効果発動!墓地の[チドリ]を特殊召喚する!」
[
「墓地の[ソハヤ]の効果発動!除外し他の[ソハヤ]を特殊召喚する!」
[
「手札から[スワローズ・ネスト]を発動![ソハヤ]をリリースし、デッキから[暁のシロッコ]を特殊召喚する!」
[
「[シロッコ]の効果発動!
[
[
[
[
「に、22900だと...?」
「すごいぞ古賀くん!」
「いけるよ〜!」
「拓郎いっちゃえ!」
「行くよ皆っ!バトルだよ〜![チドリ]で[キメラテック・オーバー・ドラゴン]に攻撃!”ブラックレイン・スカイフォール”!」
攻撃力12800vs22900。計算するまでもなく[チドリ]が上回っているが一樹のリバースカードは己の存在を主張していた
「リバースカード[リミッター解除]![キメラテック・オーバー・ドラゴン]の攻撃力を倍にする!」
[キメラテック・オーバー・ドラゴン] ATK 12800→25600
「一樹さん流石です!!」「機械族なめんじゃねぇぞ!?」「死ねや!!」
機械族の強力なサポートカード。[チドリ]が機械龍に辿り着く前にその標的にさらに上をいかれてしまった
「古賀君!」
「はい!最初に置いてもらった甲斐がありました!リバースカードオープン、[魂の一撃]!ライフを半分払って発動。自分のライフが4000より下回っている分だけ[チドリ]に攻撃力を与えるよ!」
「チッ...ライフハンデを...っ!」
「うまく使わせてもらうよ〜!」
今までの足枷を武器に変えるトラップにより[チドリ]は更に攻撃力を上げた
古賀 LP 100→50
[
「...[暁のシロッコ]は効果を使うとそいつ以外攻撃できないんだったな...だったら俺のライフはまだ残る...っ!?」
[
「手札の[月影のカルート]の効果を発動したよ〜さらに1400ポイントアップさせた!」
「グ...ク、クソがぁあ!ふざけんじゃねえ!!」
攻撃力2万越えの大型モンスターのぶつかり合いを盛り上げるため、ソリッドヴィジョンは普段より一層爆音を唸らせた
LP900→0
暁星工科大学 LOSE
古賀の...聖帝大学の勝利で
19122。今回の文字数ですw長かった、やっぱり[スワローズ・ネスト]って便利ですよね
ぶっちゃけどうですか?
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読みたいからやめて欲しくない
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読みたいけど無くなったら読まない
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普通
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無くてもいい
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読むのが億劫