遊戯王が当たり前?→ならプロデュエリストになる!   作:v!sion

44 / 136
私事ですが、二年前に作ったスーツがきつくて仕方ないです


四章 【«цпкпошп»編-未知の急襲者】
第三十七話 敵の名は«£?/∬#¤»


真っ暗な部屋。照明もろくに設置されていないだけでなく、窓という窓がない。コンコンと軽快なノック音がなると、返事を待たずに扉は開いた

 

「ボス、作戦は順調ですよ」

「...そうか」

 

ボスと呼ばれた男性は、その名が似合わない若い男だった。多く語らず、入室者が続きを語る時を静かに待っている

 

「思っていた以上に参加者は多いようです。ボクが出る頃には既に2名捕縛したとのことですよ」

「随分早いな...」

 

それだけ聞くと席を立ち、入室者のいるドアまで歩み寄った。

 

「ボス、まだ早いかと」

「なに?」

「まだ”希望”がビル内に入ってきておりませんよ」

「...」

 

再びその男は席に身を預けた

それを見届けると再びドアを開き、入室者は退出した

 

「...早く来い、俺達の”希望”」

 

 

 

 

 

*

 

 

 

 

「ガァッ!?...うぅ...」

「これで3人目だな」

「ああ、俺が連れていく」

 

その決闘(デュエル)は聖帝の青年の敗北で終わった。黒服は意識を失った男子生徒を担ぐと1人歩いていった。まだその場には仲間の黒服が数名存在し、あたりを探索している様子だ

 

詩織は曲がり角の死角で息を潜めていた

 

「ハァハァ...ここにもいますね...」

『主人、恐らくビル内に安全な場所は無いガウ!』

 

詩織とシザー・タイガーはまさに逃亡の最中。渡邉が足止めをしているうちに随分距離は離したが、どうやらほかの部屋も同じ同様の状態のようだ。明らかな異常状態に緊張は高まり、呼吸も乱れ出す

 

「ハァハァ...どうしましょう...」

『外と連絡は付きませんかい?』

「さっきからやってるんですけど...何故か圏外です...」

 

シザー・タイガーに端末を手渡すと壁越しに奥の様子を伺う。幸いまだ相手は気づいていないが、動く気配もない

 

『ガウゥ...じゃあ、直接出口を目指しましょうや!』

「ここにいても危険ですし...そうしましょう」

 

音を立てないように膝を伸ばし、壁偽をつけながら立ち上がる詩織。もう1度彼らに変化が無いことを確認すると、死角から死角への移動を続け、別の廊下まで走った

 

「ハァハァ...」

『主人、大丈夫ですかい?』

「い、息が...苦しい...です」

 

過度の緊張とストレスのせいか、詩織の呼吸は整う気配が無い。先ほどの生徒は決闘(デュエル)敗北後、意識を失いどこかへ連れてかれてしまっていた。それだけの材料で自身がどれだけ危険な状況に追い込まれているかは充分理解出来た。決闘(デュエル)に自信が無い訳では無いが、見つからないに越したことはない。慎重に歩を進める

 

「ハァ...うぅ」

『主人、落ち着くガウ』

 

シザー・タイガーに静止を促され、もう1度廊下のフローリングに体重を預けた詩織。シザー・タイガーの言う通りにゆっくりと呼吸を繰り返し、正常な呼吸を取り戻そうとした

 

『...どうですかい?主人』

「はい...少し楽になりました...ありがとう」

 

やはり疲労は目に見えていた

無理もない、学生であるか弱い女性には過酷すぎる状況だ。こんな状態ではいつも通りの決闘(デュエル)ができるかも不安。そう判断したシザー・タイガーは主の活路を懸命に模索する

 

『すこしだけ此処で待ってるガウ!俺がちょっと見てくる!』

「ハァハァ...すみません...」

 

自身が精霊であることを活かし、可能なショートカット全てを駆使し模索を開始した。出口までの最短かつ安全なルートと判断すると詩織の元に戻り、ゆっくりと距離を縮め始めた

 

『こっちですぜ!』

「は、はい...ハァハァ...」

 

キュイーン

 

どこか、そう遠くない位置でディスクの起動音が聞こえた

シザー・タイガーに止められ、詩織の移動は中断された。恐る恐るシザー・タイガーが曲がり角を除くと、そこには恐らく聖帝の生徒と襲撃してきた黒服の男が1人いた。2人のディスクとディスクは何が光の糸で繋がれていた

 

『ダメだ!また1人つかまってる!』

「うぅ...そんな...」

 

再びその場に座り込んでしまう詩織。再び元の呼吸を取り戻そうと努力するが、その途中背後から忍び寄った者に方を叩かれた

 

「ひっ!?」

「詩織、安心して私よ」

「み、美姫ちゃぁん...」

 

思いがけない人物との出会いに詩織の両目の端には微かな涙が見えた。黒川も詩織を抱き抱え、ふたたび大丈夫よ、と囁いた

 

「やっぱりどこも同じ状況なのね」

「美姫ちゃんの所も...?」

「えぇ、部屋で待っていたら突然黒服の集団が入ってきてみんな決闘(デュエル)を強制させれて...」

 

仲間に再び出会え多少安心したのか詩織は落ち着きを取り戻しつつある。冷静に今置かれた状況と敵の情報を整理した

 

「まずは敵を知る事ね...私の部屋は16人の生徒がいたわ。そのうち入ってきた黒服は4人。廊下にはろくな人数配置されていなかったわ。あとはあの良く分からないロープみたいなものね...」

 

「私の部屋は8人の生徒に5人の黒服と白いスーツの方が来ました...こっちも同じように決闘(デュエル)の強制開始させるあのロープ見たいものを使っていました」

 

「なるほどね...なかなかの組織のようね」

「うわぁあ!!」

 

若い男性の悲鳴が響く。黒川はその声の位置から状況を素早く察し、詩織の手を引き走り出した

 

「そんなスグそこにもいたのね...こっちよ」

「は、はい!」

『ガウ!』

 

 

 

 

 

*

 

 

 

 

 

渡邉 手札:1枚 LP 8500

 

モンスター/ [アロマージ・ジャスミン] ATK 100

 

     / [アロマージ・ジャスミン] DEF 100

 

魔法・罠 / リバース2枚

 

 

 

「なんだこれは...«цпкпошп»...だと?」

「満点の反応だな?」

 

フィールドのカードは色を失っていた。

セピア色をした長方形のものには«цпкпошп»とだけ書かれ、それがカードだと分かるものは決闘者ぐらいだろう。敵は構わず続けた

 

「«цпкпошп»の効果だ、手札の«цпкпошп»を捨て、デッキから«цпкпошп»を特殊召喚!」

「クッ...[潤いの風]の効果を発動する!1000LPを払い、デッキから[アロマージ-ベルガモット]をサーチする!」

 

渡邉 LP 8500→7500

 

       «цпкпошп» ATK ?

 

「...[潤い風]の効果で500LP回復する。さらに2体のジャスミンの効果で2枚ドロー!」

「俺は«цпкпошп»の効果で墓地の«цпкпошп»を手札に加える」

 

渡邉 LP 7500→8000

 

「«цпкпошп»を通常召喚。さらに手札から«цпкпошп»を2体特殊召喚!」

 

       «цпкпошп» ATK ?

 

       «цпкпошп» ATK ?

 

「俺は«цпкпошп»と«цпкпошп»でシンクロ召喚を行う、«цпкпошп»を召喚!」

 

        «цпкпошп» ATK ?

 

「シンクロ召喚...か」

「«цпкпошп»の効果だ、«цпкпошп»をリリースし、お前の手札1枚を墓地に送る!」

「...っ[デモンズ・チェーン]を発動!」

「チッ...」

 

伏せておいた永続罠を相手にかける。カードがわからなくともこちらに与える影響は把握できるため、ハンデス効果を持つ謎のモンスターを対象にとる。だがそれも他のプレイヤーの謎のカードに邪魔された

 

「«цпкпошп»を捨て、«цпкпошп»の効果を発動!その発動を無効にする!」

「チッ...手札誘発か...っ!」

「助かったぜ」

 

ハンデス効果が渡邉を襲う。手札誘発までは警戒していなかった。ディスクが示したカードを墓地に送った

 

「続ける。«цпкпошп»の効果で墓地の«цпкпошп»を特殊召喚。効果で墓地の«цпкпошп»を手札に加える」

「«цпкпошп»を特殊召喚。«цпкпошп»の効果で«цпкпошп»をリリースし、手札1枚を墓地に送る。さらに«цпкпошп»をリリースし手札をもう1枚捨てさせる」

「やはり...」

 

いつしか無限ループが始まっていた。こうなってしまっては先程のドローは意味が無い

 

「«цпкпошп»の効果で墓地の«цпкпошп»を特殊召喚。効果で墓地の«цпкпошп»を手札に加える」

「うんざりする説明だ」

「そうか、«цпкпошп»を特殊召喚。«цпкпошп»をリリースし、最後の手札を捨てな!」

 

最後の1枚も墓地に送られ、アロマージのサーチやドロー効果もすべて意味がなくなってしまった。バトルフェイズを許されていない黒服はここで締めの作業に入った

 

「«цпкпошп»の効果で墓地の«цпкпошп»を特殊召喚、効果で墓地の«цпкпошп»を手札に加える。手札から«цпкпошп»を特殊召喚。効果で墓地の«цпкпошп»を特殊召喚する」

 

         «цпкпошп» ATK ?

 

         «цпкпошп» ATK ?

 

「«цпкпошп»と«цпкпошп»でシンクロ召喚を行う。«цпкпошп»をシンクロ召喚!」

 

         «цпкпошп» ATK ?

「...」

「ほう...?カードを1枚セットし、俺はターンエンドだ」

 

 

シンクロ使い 手札:0枚 LP 8000

 

モンスター/ «цпкпошп» ATK ?

 

     / «цпкпошп» ATK ?

 

     / «цпкпошп» ATK ?

 

魔法・罠 / リバース1枚

 

手札は無くなった

今回、敵5人1チーム対渡邉でなく、六つ巴になっていた。敵の強制決闘(デュエル)開始の技術を逆手に取った事により、渡邉は形式上では多勢を相手にする事になった。次のターンも敵の1人、渡邉のドローフェイズはまだ先だ

 

「俺のターンだな」

 

先程謎の手札誘発を用い渡邉を妨害した黒服にターンが回った。ドローを行えないため手札は3枚スタートだ。しかしハンドレス状態の渡邉にとっては3枚でも欲しいぐらいだ

 

「...俺は[潤いの風]の効果を使う!デッキから[アロマセラフィ-アンゼリカ]をサーチする!」

 

渡邉 LP 8000→7000

 

「ふん、メインに入るぞ」

「ここで[潤いの風]のもう1つの効果発動!ライフを500回復する!さらに[ジャスミン]2体の効果で2枚ドロー!」

「俺のターンに手札を回復させたか...」

 

渡邉 LP 7000→7500 

 

手札をターンプレイヤーと同じ枚数まで回復した。このまま[潤いの風]を保つことが出来れば計算上次の自分のターンを手札13枚からスタートできる。そのターンのサーチとドロー効果を合わせればさらにもう3枚。彼の得意な長期戦に持ち込む姿勢が見れた

 

「まぁいい、俺は«цпкпошп»を召喚」

「やはりお前もか...」

 

案の定敵のカードは確認出来なかった。使用したカードが分からなければデッキもわからない。対策も立てられず、こちらのカードの発動タイミングも難しい。ある程度動かさせなければ情報が皆無のまま続けることになる。だが、渡邉に焦りの表情は無かった

 

(集中しろ...どこかで何かわかるはずだ...)

 

聖帝での講義や知人との決闘(デュエル)。彼には決闘者(デュエリスト)として十分の心得がある。絶対に負けない、早く先に逃がした後輩達と合流する。そう誓うと相手のターンを過ごす

 

「効果でデッキから«цпкпошп»を手札に加える」

「...」

(レベル4以下の召喚時にサーチ効果を持つモンスター...聖帝でいうと皆木の[ファーニマル・ドッグ]や村上の[ジェムレシス]あたり...いや、蛭谷の[裏風の精霊]の様なサーチ範囲を持つモンスターならテーマまで分からない)

 

モンスターの通常召喚から推測を建てようとした。が、やはり情報は少なすぎた。せめて大きく展開してくれれば何かわかるかもしれないが

 

「さらに«цпкпошп»を発動、デッキから«цпкпошп»と«цпкпошп»を手札に加える!」

「2枚だと..」

 

発動するだけでアドが取れるカード。通常魔法でデメリットの無い2枚サーチはそう多くない。優良な情報だが、まだ決断を急ぐには早い

 

「«цпкпошп»を発動!フィールドの«цпкпошп»と手札の«цпкпошп»と«цпкпошп»を糧に儀式を行う!」

「儀式...っ!」

「現れろ、«цпкпошп»!」

 

         «цпкпошп» ATK ?

 

「素材にした«цпкпошп»の効果だ、デッキから«цпкпошп»を手札に加える」

「なるほど、見えて来たぞ」

「ハッ!ターンエンドだ」

 

儀式使い 手札:1枚 LP 8000

 

モンスター/ «цпкпошп» ATK ?

 

魔法・罠 / なし

 

 

コストを用いる手札誘発で相手のカードを無効化し、儀式召喚を行うデッキ。渡邉の中では既に答えを導き出していた

 

「俺のターンだ、メインに入るが?」

「...[潤いの風]の効果を使う。デッキから[アロマセラフィ-アンゼリカ]をサーチし、ライフを回復する」

 

渡邉 LP 7500→6500→7000

 

「[ジャスミン]の効果で2枚ドロー」

 

手札は6枚。次に欲しいものはターンプレイヤーの情報だ

 

「ライフをうまく調整するもんだな」

「...まぁな」

 

[潤いの風]は結果的に500LPずつ減っていくため、持続させることが出来る。望まれる対策としてはカードの破壊。なににせよこのまま渡邉に手札を回復させ続けてはハンデスコンボが意味なくなる

 

「結局貴様のライフを0にすればいいだけだ!«цпкпошп»を召喚、効果で相手に600ポイントのダメージを与える!」

「チッ...ライフ狙いか」

 

渡邉 LP 7000→6400

 

「«цпкпошп»の効果だ、手札の«цпкпошп»と融合する!」

「お前は融合か...」

「いでよ«цпкпошп»!」

 

      «цпкпошп» DEF ?

 

「«цпкпошп»の効果だ、相手に1000ポイントのダメージを与える!」

「またダメージか...くっ!?」

 

渡邉 LP 6400→5400

 

「まだだ!«цпкпошп»を発動!墓地の«цпкпошп»と«цпкпошп»を融合させる!いでよ、«цпкпошп»!」

 

       «цпкпошп» DEF ?

 

「効果で1000ポイントダメージだ!」

「く、ぐぅぅ!」

 

渡邉 LP 5400→4400

 

渡邉全身に痛みに近い衝撃を感じた。この決闘(デュエル)で真っ向からダメージを受けたのはこれが初めてだ。通常の決闘(デュエル)で起こるはずのない痛みも渡邉を追い込むだけだ。理不尽な痛みに耐え、彼は再びディスクを構えた

 

「俺はターンエンドだ」

 

融合使い 手札:2枚 LP 8000

 

モンスター/ «цпкпошп» DEF ?

 

     / «цпкпошп» DEF ?

 

魔法・罠 / なし

 

 

「俺のターンだな」

「くっ...[潤いの風]の効果だ、デッキから[アロマージ・ジャスミン]を手札に加え、ライフを500ポイント回復する!」

「フッ...」

 

渡邉 LP 4400→3400→3900

 

「[ジャスミン]の効果で2枚ドロー!」

「まぁ、いいだろう」

 

これで手札は9枚。ライフケアも行い、ひとまず安心する。

 

「«цпкпошп»を発動。1000LPを払い、エクストラデッキから«цпкпошп»を特殊召喚する」

「ライフコスト1000...」

 

LP 8000→7000

         «цпкпошп» ATK ?

 

「«цпкпошп»を召喚、効果によりデッキから«цпкпошп»を特殊召喚」

 

         «цпкпошп» ATK ?

 

         «цпкпошп» DEF ?

 

「«цпкпошп»に«цпкпошп»をチューニング、«цпкпошп»をシンクロ召喚!」

 

         «цпкпошп» DEF ?    

 

「そして«цпкпошп»と«цпкпошп»でオーバレイ!«цпкпошп»をエクシーズ召喚!」

 

         «цпкпошп» ATK ?

 

「シンクロ...そしてエクシーズだと?」

「素材にされた«цпкпошп»の効果で1枚ドロー。さらに«цпкпошп»の上に«цпкпошп»を重ねてエクシーズ召喚を行う!」

 

         «цпкпошп» ATK ?

 

「[サイバー・ドラゴン・ノヴァ]...ではなさそうだな」

「そんなに知りたきゃヒントだ。«цпкпошп»の効果を発動!相手フィールドのカードをすべて破壊する!」

「なんだと...!?」

 

セピア色のカードが渡邉のフィールドを襲う。何のためらいもなく発動したが、どうやらその男にとって敵は渡邉のみのようだ。荒らされたのは渡邉のフィールドのみだった。築き上げたフィールドと引き換えに大きな情報は得れた

 

「くぅ...どうりでバーンが俺だけに来るわけだな...っ!」

「俺らの国ではこれが普通のルールだがな?ターンエンドだ」

 

 

エクシーズ使い 手札:5枚 LP 7000

 

モンスター/ «цпкпошп» ATK ?

 

魔法・罠 / なし

 

 

「俺のターン、ドロー」

 

5人目の黒服にターンが回った、このターンはドローもバトルも許されている。しかし渡邉のフィールドには何も残っていない。このターンを凌ぎ、なんとか次の自分のターンに繋げたいところだ

 

「«цпкпошп»を召喚し、効果発動!デッキからスケールに«цпкпошп»をセットする」

「お前はペンデュラムか...」

「黙って見てろ。«цпкпошп»をスケールにセット。2体のペンデュラム召喚を行う、行け!」

 

        «цпкпошп» ATK ?

 

        «цпкпошп» ATK ?

 

「バトル、«цпкпошп»でアタックだ!」

「くぅ...!」

 

渡邉 LP 3900→1400

 

「ハァハァ...攻撃力が分からないからな...手札の[アンゼリカ]の効果を発動!墓地の[ベルガモット]の攻撃力分ライフを回復する!」

 

渡邉 LP 1400→3800

 

「構わん。«цпкпошп»でもダイレクトアタックだ」

「ググゥ...」

 

渡邉 LP 3800→800

 

「あ、危ない...」

「カードを1枚セットし、ターンエンドだ」

 

ペンデュラム使い 手札:1枚 LP 8000

 

モンスター/ «цпкпошп» ATK ?

 

     / «цпкпошп» ATK ?

 

魔法・罠 / リバース1枚

 

スケール / «цпкпошп»(?)

 

     / «цпкпошп»(?)

 

2体のモンスターの攻撃力は2500と3000。冷や汗を拭うとやっと回ってきた自分のターンを迎えた。

 

「俺の...ターン!」

 

ターンが一周する頃には疲弊の色が見えていた。ただならぬ決闘(デュエル)でも自らのスタイルを変えるつもりはなかったが、«цпкпошп»や謎の痛みの存在が長期戦の構えを悩ませた

 

数ターン前に予想していた手札よりかは少ないが、それでも手札は8枚もある。決闘(デュエル)の流れを変えるべく、無のフィールドにモンスターを召喚した

 

「[アロマージ・ジャスミン]を通常召喚、そして速攻魔法[ご隠居の猛毒薬]を発動!ライフを1200ポイント回復する!」

「チッ...また回復か」

 

渡邉 LP 800→2000

  

      [アロマージ・ジャスミン] ATK 100

 

「[ジャスミン]の効果でドロー。そして手札の[アンゼリカ]を捨て、[ワン・フォー・ワン]を発動!デッキから[コピー・プラント]を特殊召喚!」

 

      [コピー・プラント] ATK 0

 

「手札の[ダンディ・ライオン]を捨て、墓地の[にん人]を特殊召喚!さらに墓地に送られた[ダンディ・ライオン]の効果で綿毛トークン2体を特殊召喚!」

 

      [にん人] ATK 1900

 

      [綿毛トークン] DEF 0

 

      [綿毛トークン] DEF 0

 

「俺はレベル4の[にん人]とレベル1の[綿毛トークン]2体にレベル1の[コピー・プラント]をチューニング、シンクロ召喚!行け、[ブラック・ローズ・ドラゴン]!」

 

      [ブラック・ローズ・ドラゴン] ATK 2400

 

「[ブラック・ローズ・ドラゴン]だと...!?」

「まずい!」

 

元々渡邉のフィールドは何も無いため、[ブラック・ローズ・ドラゴン]の全破壊は理想的なものだ。カード情報が無くともすべて破壊してしまえばそれも意味は無い。だが相手のフィールドの数は多い、妨害効果もあるようだ

 

「«цпкпошп»の効果発動!手札の«цпкпошп»を捨て、その特殊召喚を無効にして破壊する!」

 

黒き薔薇は無残に散った。特殊召喚そのものを否定する効果は強力だが、渡邉はこれで確信した

 

「やはり[宣告者(デクレアラ-)]か、それも[崇高(アルティメット)なる()宣告者(デクレアラ-)]だな?」

「まぁここまで動けばバレるか」

 

儀式使いの発言は否定ではなく、肯定とも取れるものだった。1枚のカードで行った2枚サーチと儀式。手札誘発を含むテーマという情報から、[宣告者]であるという予想はだいぶ前から立てられていたようだ。何がともあれ[崇高(アルティメット)なる()宣告者(デクレアラ-)]は使用させた

 

「墓地の[グローアップ・バルブ]の効果を発動する。デッキトップを墓地に送り、特殊召喚する!」

 

      [グローアップ・バルブ] DEF 100

 

「レベル2の[アロマージ・ジャスミン]にレベル1の[グローアップ・バルブ]をチューニング、シンクロ召喚!行け、[ゴヨウ・ディフェンダー]!」

 

      [ゴヨウ・ディフェンダー] DEF 1000

 

「[ゴヨウ・ディフェンダー]?[レギア]や[マリーナ]といい、アロマージにしては色々入っているな?」

「俺のデッキは”アロマ植物森羅”なんだよ...[ディフェンダー]の効果を発動する。俺のフィールドに戦士族・地属性モンスターしか存在しない場合、エクストラデッキから[ゴヨウ・ディフェンダー]を特殊召喚する、行け!」

 

      [ゴヨウ・ディフェンダー] DEF 1000

 

「さらに[ディフェンダー]の効果だ、もう一体を特殊召喚!」

 

      [ゴヨウ・ディフェンダー] DEF 1000

 

「墓地の[スポーア]の効果を発動する。墓地の[ジャスミン]を除外し、その分のレベルを上げ、特殊召喚する!」

 

      [スポーア] DEF 800 ☆1→3

 

「レベル3の[ゴヨウ・ディフェンダー]にレベル3となった[スポーア]をチューニング、シンクロ召喚!行け、[瑚之龍(コ-ラル・ドラゴン)]!」

 

      [瑚之龍(コ-ラル・ドラゴン)] ATK 2400

 

「[瑚之龍(コ-ラル・ドラゴン)]の効果を発動する。手札を1枚捨て、お前のそのモンスターを破壊する!」

「ハッこいつで良かったかな!?」

 

シンクロ使いのモンスター1体を対象に取った。[瑚之龍(コ-ラル・ドラゴン)]は渡邉の命令通り、得体の知れないカード目掛け水の咆哮を放った。そのモンスターを破壊することできた。が、どんなモンスターだったか答え合わせは出来ない

 

「俺はレベル3の[ゴヨウ・ディフェンダー]2体にレベル6の[瑚之龍(コ-ラル・ドラゴン)]をチューニング!集いし星が一つになる時、新たな絆が未来を照らす!光指す道となれ!デルタアクセルシンクロ![シューティング・クェーサー・ドラゴン]!」

 

    [シューティング・クェーサー・ドラゴン] ATK 4000

 

「なんだと...?」

「植物デッキからあのドラゴンが...っ!」

 

シンクロ龍が現れた。長い相手ターンを生き残るには制圧力のあるモンスターの存在が望まれる。そしてこのターンは攻撃に参加させ、自分勝利に少しでも近づける

 

「[瑚之龍]の効果で1枚ドロー。バトルだ、[クェーサー・ドラゴン]でそのモンスターに攻撃だ!」

「...また俺か」

 

シンクロ使い LP 8000→7100

 

「[ガトムズ]は2体とも破壊させて貰ったぞ」

「チッ...なんだ気づいていたのか」

 

シンクロ使いのデッキもある程度把握していたようだ。ハンデス効果を持つシンクロモンスターと言うだけで推理は可能なようだ。[瑚之龍(コ-ラル・ドラゴン)]の破壊と[クェーサー]の攻撃で次のハンデスと展開を抑えようとした動きだ

 

「...それにしてもどうやって[ガトムズ]を当てた?」

「モンスターゾーンの場所をよく見ていた、それだけだ...」

「...チッ」

 

モンスターゾーンまでも彼にとって貴重な情報のようだ。5人を相手にしつつ、全てのモンスターゾーンまでも記憶し、推測を立てる。それは相当な負担なようだ、彼の呼吸は荒れる一方だ。だが、厳しいのはこれから始まる相手ターンだ、自分のターンに少しでも準備をしておきたい

 

「[貪欲な壺]を発動、墓地の[ジャスミン]、[リーフ]、[ダンディ・ライオン]、[アゼンリカ]2体をデッキに戻し、2枚ドロー」

「[死者蘇生]を発動、墓地の[ダーク・ドリアード]を特殊召喚!」

 

       [ダーク・ドリアード] DEF 1400

 

[ガトムズ]のハンデスにより落ちてしまっていたペンデュラムモンスター。植物族ではないモンスターの出現に敵は眉を潜めた。何かシナジーがあるのだろうか

 

「[ダーク・ドリアード]の効果発動!デッキから水、風、炎、地属性モンスターをデッキトップに好きな順番に置く!」

 

ディスクを操作するとデッキからカードが上下しだした。デッキトップ4枚が確定するとターンを終えるようだ

 

「フィールド魔法[森羅の霊峰]を発動。カードを4枚セットしてターンエンドだ!」

 

渡邉 手札:0枚 LP 2000

 

モンスター/ [シューティング・クェーサー・ドラゴン] ATK 4000

     / [ダーク・ドリアード] DEF 1400

 

魔法・罠 / リバース4枚

 

フィールド/ [森羅の霊峰]

 

「俺のターン、ドロー!」

 

Xセイバー使いが新たにカードをドローした。そしてすぐに使用する。使用テーマを隠すつもりは無いらしい

 

「«цпкпошп»を召喚、そしてリリースし効果発動だ!」

「...」

 

折角召喚した[クェーサー]の効果は大事に使いたい。熟考すると使用しない決断に至った

 

「...通す」

「ならばデッキから«цпкпошп»2体を特殊召喚!」

 

       «цпкпошп» ATK ?

 

       «цпкпошп» ATK ?

 

(Xセイバーでデッキから2体のモンスターを特殊召喚する効果...)

 

「さらに«цпкпошп»の効果発動!墓地の«цпкпошп»を特殊召喚する!」

「...通す」

 

        «цпкпошп» DEF ?

 

Xセイバーと分かってしまえば今の効果は[フォルトロール]。蘇生させたモンスターのレベルまで分からないが、シンクロ召喚は予想できる。渡邉はシンクロモンスターを止める気のようで、ここも見逃した

 

「そして«цпкпошп»2体に«цпкпошп»をチューニング、«цпкпошп»をシンクロ召喚!」

「3体シンクロ...」

 

         «цпкпошп» ATK ?

 

「«цпкпошп»の効果だ!お前の手札、フィールド、墓地のカードを除外する!」

「[トリシューラ]か...![クェーサー・ドラゴン]の効果発動!その発動を無効にし、破壊する!」

 

渡邉のシンクロ龍が怒りを顕に敵のカード貫いた。効果と素材からモンスターの特定はでき、こちらに被害無く済んだ。しかし[クェーサー]は使わされてしまった

 

「ならば...リバースカード、«цпкпошп»を発動。墓地の«цпкпошп»2体を特殊召喚する!」

「クッ...[緊急司令]か...っ!」

 

[ガトムズの緊急司令]はフィールドにXセイバーがいる事が発動条件。効果は墓地のXセイバー2体を蘇生させるデメリットのない強力なカードだ。Xセイバーと分かっていなければ混乱していたかもしれない

 

         «цпкпошп» ATK ?

 

         «цпкпошп» ATK ?

 

「«цпкпошп»の効果は...いい。そして«цпкпошп»に«цпкпошп»をチューニング、«цпкпошп»をシンクロ召喚!」

  

         «цпкпошп» DEF ?

 

「«цпкпошп»の効果で墓地の«цпкпошп»を特殊召喚」

 

         «цпкпошп» DEF ?

 

「そして«цпкпошп»に«цпкпошп»をチューニング、«цпкпошп»をシンクロ召喚!」

 

         «цпкпошп» ATK ?

 

「くっ...」

(落ち着け...モンスターゾーンを見極めろ...)

 

[フォルトロール]も[レイジグラ]も素材にされた。流れゆく決闘(デュエル)の中で置いていかれないためにはこれからの動きにこそ集中しなければならない。

 

「«цпкпошп»の効果発動、«цпкпошп»に装備カード扱いとして装備する」

 

       «цпкпошп» ATK ?→?

 

「装備効果を持つシンクロモンスター...攻撃力を上げていたし...[アームズ・エイド]か?」

「一々うるせえやつだな、バトルだ«цпкпошп»で[クェーサー・ドラゴン]に攻撃だ!」

「[クェーサー・ドラゴン]にだと!?」

 

[クェーサー・ドラゴン]の攻撃力は4000。どうやら攻撃モンスターはそれを超えるらしい

 

([ガトムズ]に[アームズ・エイド]を装備したとすると攻撃力は4100...。[アームズ・エイド]の効果も合わせるとダメージは4100

そのまま通る...っ!)

 

[アームズ・エイド]は戦闘破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを与える効果がある。2900しかないライフでは受けきれないため早急な対処が必要だ

 

「っ...[デモンズ・チェーン]を発動!攻撃を止めさせてもらう」

「クソが!」

 

妨害用の鎖で攻撃を止めた。予想通り[ガトムズ]であればハンデスの心配もなくなるが、リバースカードは残り2枚。対する敵はまだ4人いる

 

「仕方ねぇ...エンドフェイズに墓地に送られた«цпкпошп»の効果だ。デッキから«цпкпошп»と«цпкпошп»を手札に加える」

「なるほど...[レスキュー・キャット]に[ダーク・ソウル]だったわけか」

「チッ...癪に障るやつだな!」

 

エンドフェイズを迎えようと必要な情報は見過ごさない。使用テーマが分かれば次はカードやプレイスタイルも頭に入れておきたい。さらに渡邉は相手ターンにでも動くつもりのようだ

 

「俺もエンドフェイズに[森羅の霊峰]の効果を発動する。相手エンドフェイズに1度自分のデッキボトムをめくり、植物族モンスターならば墓地に送る。デッキトップは[森羅の水先リーフ]、墓地に送る」

 

自分のターンで4枚のデッキトップ操作を済ませてある。残りの相手ターンでも[霊峰]は仕事をするようだ。[リーフ]の効果を起動させた

 

「墓地に送られた[リーフ]の効果発動!フィールドのモンスターを破壊する。お前の[崇高(アルティメット)なる()宣告者(デクレアラ-)]を破壊する!」

「クッ...」

 

 

シンクロ使い 手札:2枚 LP 7900

 

モンスター/ «цпкпошп» ATK ?

 

     / «цпкпошп» ATK ?

 

魔法・罠 / «цпкпошп»

 

 

シンクロ使いのターンに次の儀式使いのモンスターの除去を行った。手札が無い今は無効化効果を持つ[崇高(アルティメット)なる()宣告者(デクレアラ-)]も難なく破壊できる。[デモンズ・チェーン]で[ガトムズ]を無力化しているため、渡邉はシンクロ使いを一旦観察の対象から外すことができる。次は儀式使いのターンだが...

 

「俺のターン...クッ...た、ターンエンドだ...」

 

静かにターンを終えるようだ。相手が動けなかろうと渡邉は用意しておいた[霊峰]を起動させる事に変わりはない

 

「エンドフェイズに[霊峰]の効果発動!デッキトップの[森羅の実張りピース]を墓地に送る。効果により墓地のレベル4以下の植物族モンスター、[ジャスミン]を特殊召喚!」

 

       [アロマージ・ジャスミン] DEF 1900

 

「チッ...改めてターンエンドだ!」

 

儀式使い 手札:1枚 LP 8000

 

モンスター/ なし

 

魔法・罠 / なし

 

「...俺のターン、ドロー!まずは2体の«цпкпошп»の効果だ!2000ダメージを受けな!」

「チェーンする。[スピリット・バリア]、[炎虎梁山泊]!俺のフィールドの表側表示の魔法・罠1枚につき500LP回復する!」

「また回復か!だが、2000バーンは受けてもらう!」

「グワァァ!」

 

渡邉 LP 2000→3500→2500→1500

 

「ハァハァ...クッ..効果を受けない1000バーン持ちの融合モンスター、[古代(アンティ-ク)機械(ギア)魔神(デビル)]だな...っ!」

「まったく...かなりの痛みのはずだか...大したもんだな」

 

[クェーサー・ドラゴン]の効果を発動出来なかったことから3人目の使用デッキも判明した。2巡目の途中という早期な発見だが、渡邉のデッキにとって今のライフは些か少なく見える。ここで2枚目リバースカードが面をあげた

 

「ライフが回復したので[ジャスミン]でドローする」

「...俺はターンエンドだ」

「...エンドフェイズ![霊峰]の効果発動!...デッキトップは...[森羅の影胞子ストール]!このカードを墓地に送る。そして[ストール]の効果でお前のセットカードを破壊する!」

「...俺か」

 

セットカードはペンデュラム使いの場にしかないため自然とそれを選択した。チェーン発動は覚悟していたつもりだったが、それは沈黙していた。しかし墓地にそれは起動するようだ

 

「破壊された«цпкпошп»の効果発動!俺は手札が5枚になるようにドローする!」

「なんだと!?」

 

手札0枚から彼も急速に回復させた。ドローフェイズと合わせて6枚の手札。渡邉もフィールドを維持してきているが、未知の6枚は危険なものだ

 

融合使い 手札3枚 LP 7000

 

モンスター/ «цпкпошп» DEF ?

 

     / «цпкпошп» DEF ?

 

魔法・罠 / なし

 

 

「俺のターン、ドロー!」

「«цпкпошп»を召喚、そして手札の«цпкпошп»の効果を発動!このカードを特殊召喚する!」

「特殊召喚か...手札の[増殖するG]を発動!1枚ドローさせてもらう」

「かまわねえ、行きな!」

 

        «цпкпошп» ATK ?

 

        «цпкпошп» DEF ?

 

「俺は«цпкпошп»と«цпкпошп»でオーバレイ、«цпкпошп»をエクシーズ召喚!」

 

        «цпкпошп» ATK ?

 

「さらにドローする」

「もう2枚やるよ。«цпкпошп»の上に重ねて«цпкпошп»をエクシーズ召喚。さらに重ねて«цпкпошп»をエクシーズ召喚!」

「さっきと同じ条件だな...2枚ドロー」

 

        «цпкпошп» ATK ?

 

「さて、バトルフェイズだが...」

「[スピリットバリア]の効果で俺の場にモンスターがいる限り受ける戦闘ダメージは0になる」

「...分かってるよ」

 

2体目のエクシーズモンスターは初ターンで現れたモンスターと同じ条件で召喚された。エクシーズモンスターの上に重ねてのエクシーズ召喚は珍しくない。前のターンに発動させて置いた永続罠で対処できることを願うだけだ

 

「仕方ねえ、バトルだ!«цпкпошп»で[クェーサー・ドラゴン]に攻撃!そして自身のORUを2つ取り除き攻撃力を5000にする!」

「なにっ!?[ライトニング]か...!」

 

[クェーサー・ドラゴン]がここで倒れる。しかしモンスターは[ホープ・ザ・ライトニング]だと分かった。重ねたエクシーズ召喚を繰り返していたことからまだORUは2つ残っている。次ターンも警戒が必要とされる

 

「«цпкпошп»で[ジャスミン]に攻撃!」

「くっ!」

「俺は1枚セットしてターンエンドだ」

「エンドフェイズに俺は[霊峰]の効果を発動する!デッキトップは...[ダンディ・ライオン]!このカードを墓地に送る。効果で綿毛トークン2体を特殊召喚!」

 

        [綿毛トークン] DEF 0

 

        [綿毛トークン] DEF 0

 

「悪運の強い奴め...ターンエンドだ」

 

エクシーズ使い 手札:2枚 LP 7000

 

モンスター/ «цпкпошп» ATK ?

 

     / «цпкпошп» ATK ?

 

魔法・罠 / リバース1枚

 

「俺のターンドロー」

「...」

 

「ククク...2体のペンデュラムだ!行け!」

「2体か...っ!」

 

        «цпкпошп» ATK ?

 

        «цпкпошп» ATK ?

 

「そして«цпкпошп»の効果発動。デッキから«цпкпошп»をセットし、そのまま発動。おれの«цпкпошп»が相手モンスターを破壊した時、相手にエクストラデッキから3体のモンスターを除外させる」

「...[ビッグ・スター]、魔界劇団だな?」

「教える義理はない。バトルだ!«цпкпошп»で[ダーク・ドリアード]に攻撃!」

「クッ...!」

「さぁ、3体のモンスターを除外しろ!」

 

エクストラデッキから3枚除外された。残りのカードは6枚、エクストラデッキの枯渇よりも、貧弱なフィールドと残りライフに不安が積もりつつある。まだ攻撃宣言を行っていないモンスターも3体存在していた

 

「«цпкпошп»と«цпкпошп»で残りのトークンに攻撃!」

「クソ...」

「まだまだ!«цпкпошп»でダイレクトアタックだ!」

「させない![リビングデットの呼び声]を発動、墓地の[ベルガモット]を特殊召喚する!」

 

      [アロマージ-ベルガモット] ATK 2400

 

「関係ねえな!«цпкпошп»で攻撃を続行だ!」

「...かかってくれたな!手札の[アンゼリカ]の効果を...発動!墓地の[ローズ・マリー]の攻撃力分ライフを回復する!」

「このタイミングで...まさか!?」

 

渡邉 LP 1500→3300

 

「ライフが回復した事により[ベルガモット]の効果発動!攻撃力をエンドフェイズまで1000ポイントアップさせる!」

「き、貴様!」

 

      [アロマージ-ベルガモット] ATK 2400→3400

 

高攻撃力のアロマである[ベルガモット]がフィールドに参戦した。そのため[アンゼリカ]での大幅のライフ回復は出来なくなったが、[ガトムズ]のハンデスで落ちていた[ローズ・マリー]で代用するようだ。何がともあれライフは回復した。アロマ特有の強制効果により、敵の返り討ちに成功した事は敵のライフの減少で確認できた

 

ペンデュラム使い LP 8000→7100

 

「倒したのは[ビッグ・スター]の方か?」

「舐めやがって...カード1枚セット!ターンエンドだ!」

「慌てるな、俺も[霊峰]の効果発動だ」

 

既に[霊峰]の効果はすべて運に任せてある。次の自分のターンに繋げられる、又は最悪植物族が落ちてくれればと最上のカードを捲った

 

「...っ!カードは[レギア]だ、墓地に送る!さらに[レギア]の効果発動、デッキトップ3枚を好きな順番に変える!」

 

気付けば渡邉は五人を相手に3回目の自ターンを迎えようとしていた。持てる自らの決闘(デュエル)のスタイル、様々なカードの情報、相手の観察力、さらに運までも引き出し戦ってきた

目当てのカードはデッキトップ3枚にあったようだ、ほぼ即決で直す

 

「終わったか?ターンエンドだ!」

 

ペンデュラム使い 手札:2枚 LP 7100

 

モンスター/ «цпкпошп» ATK ?

 

     / «цпкпошп» ATK ?

 

     / «цпкпошп» ATK ?

 

魔法・罠 / リバース1枚

 

スケール / «цпкпошп»(?)

 

     / «цпкпошп»(?)

 

3回目の渡邉のターン、脱落者は未だいない。ハンデスのシンクロ使い、妨害の儀式使い、バーンの融合使い、破壊のエクシーズ使い、戦闘のペンデュラム使い。生き残り、敵の情報はかなり集まったが依然状況は不利だ。いままでのアロマでの手札とライフの回復機関は崩れた。このターンは手札3枚とドローしたカードで始まる。

 

「俺のターン、ドロー!...俺はこのカードを公開する」

「なっ!?」

「チッ...どおりでやたらデッキトップをいじる訳だな!」

 

ドローフェイズ、スタンバイフェイズにて必要な処理を行う渡邉。メインフェイズまで何もないと分かると、そのカードをディスクに叩きつけた

 

「悪いが...もうお前らを足止めるつもりは無い...っ!」

 




«цпкпошп»とかばっかでわけ分からなくならないか心配ですね。第4章からは話が急展開します


ぶっちゃけどうですか?

  • 読みたいからやめて欲しくない
  • 読みたいけど無くなったら読まない
  • 普通
  • 無くてもいい
  • 読むのが億劫
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。