遊戯王が当たり前?→ならプロデュエリストになる! 作:v!sion
書き直しました、今ssの大まかな設定が分かっていただければ幸いです。
第零話 御国のすゝめ
キーンコーンカーンコーン
チャイムが授業の終わりを告げる...それを合図に生徒はそれぞれ蜘蛛の子を散らすように席を離れだした
「...はぁ、やっと終わった」
この少年、“村上慎也“は退屈そうに英語の教科書を片付け始める。前髪が鬱陶しいのか、頻繁に髪の白い部分をかき分けながらその作業を続けている
「髪...きろうかな?でも“
“
慎也が自分の前髪を見つめているとドアが開き、大声と共に明るい茶髪の少年が現れた
「慎也!志望理由書がまとまらないよ!?」
「“灰田“...うるさいよ...」
「使ってるデッキとかは書いたんだけど...」
「それは別に書く欄があるこらそこで書かなくていいんだよ」
“灰田光明“、慎也の同級生だ。
この世界では義務教育だけでなく、高等学校、大学までも遊戯王の授業が存在している。そのため遊戯王に力を入れている大学なら受験に
そして灰田や慎也もその受験を前にしている
「ええー!どうしよう...慎也助けてくれ...」
「...取り敢えずどこの大学受けるの?」
「“聖帝“!!」
「俺と同じじゃん、ていうか結構レベル高いけど...大丈夫なの?」
「
“聖帝“は日本内で遊戯王に力を入れている大学のトップ10に入る有名大学だ。学力も
学力に自信の無い灰田はそれを言っている
「入試で
「AO入試の1次、2次と一般入試ならやるよ。センターと推薦は記述だけ」
「...俺どれ受けるんだっけ?」
「もう全部受けたら」
「およ?慎也と光明じゃん、なにしてんの〜?」
赤髪のロングヘアーを無造作に揺らしながら少女が教室に入ってくる。この世界では赤髪高校生も探せば意外と多い。いわゆる奇抜な髪型という観念が消却されてしまっている
「“高城“か、いや灰田がアホ過ぎてさ」
「あや〜光明は大学どうするの?」
「聖帝に行きたい!」
「学力が問題だよね〜この後暇?」
「暇!!」
「...まあ時間はあるけど」
「こないだ聖帝付近で美味しいそうなカフェ見つけたから行きたいんだよね〜行こうよ」
「行く!!」
「灰田、これ勉強会って意味だと思うぞ」
ーーー
ーー
ー
数分後、ホームルームも終え制服姿のまま学校をあとにした慎也達。大学受験をひかえた生徒達はこの時期早めに学校が終わる。よくすれ違う生徒はとんど3年生ということになる。慎也達もこちらの2人組の少女達もそうだ
「...ねぇ、詩織あそこの赤髪ちゃんがいる3人組見なさいよ」
「ん?...あの人たちが何ですか?」
「2人いる男の子、どっちがタイプ?」
「あのハスキーボイスの白黒の人がいいですね」
「即決ね...あっごめんなさい」
女子高生らしい会話をしながら歩いていると、すれ違った少年の鞄にぶつかってしまった
どちらが悪い訳では無いが、長髪の女性から謝った。それを受けた金髪の男もこちらに目を向けた
「あ?...あーわりいな、怪我ないか?」
「えと、はい大丈夫です...」
「...本当に大丈夫か?」
金髪の少年が距離を詰める。心配しているのだろうが傍から見ると威圧しているようにも見える
「い、いえ...本当に...」
「“颯人“、近いぞ」
一緒にいた落ち着きのある少年が黒髪の短髪を掻き分けながら割って入る。
「お、おう...わるいな癖でよ...」
「気にしないでくれ、見た目はこうだが悪いやつじゃないんだ」
「あら、そちらこそ気にしないで頂戴」
「ああ、すまなかったな。俺らはこれで...」
「ええ...」
*
「だからー!“貴構がデュエルディスク開発に大きく携わった事に感銘を受け...“とかはここでは書かないの!勉学のこととか将来のこととかを書かないと」
「でも俺
「シフォンケーキおいしい〜」
「.....高城もなんか言ってくれ」
「でもディスク開発は凄いじゃん〜全自動シャッフルとサーチ機能までつけて軽量化を大学でやっちゃうんだもん〜書こうよ」
「まあそうなんだけど...」
《続いてのニュースです。昨日東京都渋谷区のカードショップの在庫から偽装カードが大量に見つかった事件についてですが、流通ルートは判明できていない模様です。この偽装カードは非常に良く出来ていて一部のディスクには反応するように出来ており...》
テレビのニュースが会話に割り込んできた。遊戯王が浸透すれば同時に犯罪に使用されることも多々ある。偽装カードもその一例にすぎない
「また事件かー...なんか最近おおいね!」
「うん...いやいや、願書書かないとさ?将来の夢とかは?」
「プロデュエリスト!」
「...じゃあそれについて広げて」
「なんだよーイイじゃんプロデュエリスト?お前らは将来の夢なんなんだよ!?」
「私はお嫁さん〜」
「なんだお前」
「慎也は?」
「俺?俺も...」
その時、整った髭の男性が慎也達のテーブルに近づいてきた。名札にはオーナーと記されている。人手不足だろうか。美しい皿を丁寧にテーブルに置いた
「失礼します、ご注文のザッハトルテです」
「わ〜ありがとうございます〜美味しそう〜」
「いつの間に頼んでたんだよ...」
つい先程シフォンケーキを平らげた高城が二つ目のケーキに手をつけようとしていた。呆れる慎也や志望理由書に苦戦する灰田を眺めているオーナーが気になったことは、カバンに入った
「...君たち
「はい!」
「受験を控えた
慎也の一言に苦い顔をする灰田。置きかけていたシャープペンシルを握り直す
「そうかいそうかい、もし良かったらあっちにデュエルスペースあるから
日常化に伴い、飲食店にも専用のスペースが設けられていることも珍しくない。その店の性格にもよるがこの店はなかなかの規模だった。個人営業なら尚更融通が効く
「本当ですか!?慎也、高城!やろうよ!!」
「これ食べてからにしようよ〜」
「いや願書は...こいつ大学生になれんのか」
「将来の夢はプロデュエリストって書くよ!」
などと言いつつも自らのデッキケースに手をかける慎也。やはり好きなものは好きなのだろう、本日もいつも通り友とディスクを構え合うことになった...
「これやったら願書かけよ!」
「わかってるって!!」
灰田のあとに続きスペースまで移動する慎也。高城は、マイペースにケーキを食べながら、オーナーはにこやかに側でみている
(将来の夢がプロデュエリストってなぁ...そんなのお前だけじゃないんだぞ!)
「「
これから宜しくお願いします!
ぶっちゃけどうですか?
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