巡る季節~オレの青春論~   作:ゴルギアス

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どうも、ゴルギアスです。
皆さんは趣味に没頭していますか?
オレは没頭ってほどじゃないですが、
音ゲーを楽しんでいます。
特にjubeatってやつが好きです。

ま、どうでもいいオレの情報はさておき、
今回からまた三沢くん出てきます。
お楽しみに。

それでは、どうぞ!




とりあえず賭けをしよう

 

 

恵side

 

 

 

…勢い余って挨拶はしたけれど、

いつも通りの吉川くんでよかった。

 

昨日は私、逃げ出しちゃったからなぁ…

 

吉川くんは私のことを『優しい』って

言ってくれるけれど…

 

吉川くんも、『優しい』よ。

 

「あら、恵たちも来たのね~」

「あ、陽子ちゃんおはよう」

 

すると陽子ちゃんが廊下から。

あれ?

 

「唯ちゃんと一緒じゃなかったの?」

「さっきまではそうだったわよ?

でも、いろいろあってね~」

 

いろいろってなんだろう。気になる。

もしかして、教室前に人が集まってるのが

関係してるのかな?

 

「ねぇ、どうしてこんなに人がいるの?」

「え?そんなの決まってるじゃない!

あなた目当てにきまってるでしょ!」

 

え、私?

 

「な、なんで?」

「なんでって、可愛いからよ♡」

「そんなこと、ないよぉ…」

「そんなことあるから集まってきてるのよ~」

 

うーん、わかんない。

そんなことないとおもうんだけど…

 

「…め・ぐ・み」

「な、なに?」

なんか嫌な予感がする…

 

「さっくんに言われた方が嬉しい?」

やっぱり言われた…けど、

 

「………うん、そうかも」

 

なんでだろう、昨日と違って

すんなり言葉が出てくる。

陽子ちゃんも流石に驚いてる。

 

「恵、成長したのねぇ、顔は赤いけど」

「そ、それはしょうがないじゃん…」

 

うぁー、やっぱり赤くなってたかぁ。

だって、どうしても昨日の記憶が

よぎってしまうんだもの、仕方ない。

 

「私思ったの、昨日は逃げ出しちゃったけど、

吉川くんの言動に関しては慣れるしか

ないかもなぁ…って、だから、頑張るよ」

「あら、だったら抱きしめられることにも

慣れるしかないってことね♡」

「あっ…うぅ、それはわかんない…」

 

…自爆とは正にこの事。

 

「…ところで、あいつが脅迫じみた事を

してるのは、騒ぎと関係してるのね?」

 

今まで口を開かなかった咲良ちゃんが

陽子ちゃんにそう聞く。

 

「まぁ、そういうことね、トモちゃんには

ちょっと協力してもらってるのよ」

「…あのめんどくさがりが?」

 

…確かに、塚田くんが進んでやるとは

思えないなぁ…塚田くんに悪いけど。

 

「あの子にもいろいろあるみたいだしね~」

と言って吉川くんたちの方へ向かって行く。

 

「…いろいろってなんだろ?」

「さぁ、わかんないよそんなの」

 

 

…謎ばかり。

 

 

 

恵side out

 

 

 

 

友樹side

 

 

 

…さぁ、放課後だ。

今日こそは流石にゆっくり帰りたい。

だが、奴らがそれを邪魔しそうで嫌な予感がする。

 

「なぁ、トモ」

「どうした」

「オレ、ちょっと用があるから先に帰っててくれ」

「…そうか、じゃあな」

 

俺は安堵の溜息をつきながら推測する。

おそらく、三沢の所にでも行くのだろう。

まぁ、何か起こったとしても知ったことではない。

 

俺はこれでも、あの馬鹿を信じている。

俺の性格上、あいつを邪険に扱ってるが、

人間的には嫌いではない。それは確かだ。

 

「あ、トモ!最後に質問!」

「…なんだ」

 

一つくらいなら答えてやるか。

 

「オレって宇佐ちゃんの事どう思ってるのかな?」

 

…今こいつ、何て言った?

そんなの、俺に聞くことじゃない。

 

「俺に聞くことではないだろ、馬鹿」

 

いつものように逆ギレでもしてくるか…

…と、思ったのだが、えらく歪んだ顔をして、

 

「…分かんねぇから聞いてんだよ」

そう、自信なく声を漏らした。

 

こいつなりに考えることもあるんだな。

城山の差し金か、それとも……

 

俺と城山が離れていた時間……小山か?

まぁ、別にどっちでもいい。

 

…はぁ。

 

「悩むのも青春なんじゃねぇのか?」

「…!」

 

そう言うと、ハッとした顔をする。

そうだ、暗い顔のお前など気持ち悪い。

 

「聞きたい事がそれだけなら、さっさと行け」

「ありがとな!でも、もう一つある!」

 

まだあんのかよ…

 

「さっさと言いやがれ」

「お前、小山さんと過去に会ったことある?」

 

……………

 

「………」

「お前がこの前話してくれたことって、

もしかしてあの子のことなん「とっとと行け」

 

…悪いが、今の俺に話す資格はない。

 

「その話はお預けだ、時間無くなるぞ」

「…わかった、行ってくるぜ!」

 

そうやって、駆け出す馬鹿。

 

 

 

…なぁ、浩作。

 

 

もし、あの頃に戻れるとしたならば、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺も今頃、お前みたいに、

青春ができたのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…いや、後悔はしていない。

 

 

ただ、失っただけ。

 

 

 

ちょっとだけ…大事な物を。

 

 

 

 

 

…ま、勝手に青春してろや、馬鹿野郎。

 

 

 

友樹side out

 

 

 

 

浩作side

 

 

 

「まじでありがとなー、親友」

 

オレはそうつぶやきながらある場所へ向かう。

そこは1年C組教室、三沢のクラスだ。

……よし。

 

「すみませーん、三沢くんいますかー?」

「僕ならここにいるよ」

 

お、案外近くにいた。

…このクラス、やけに人が残ってるな。

あれ?城山さんに、宇佐ちゃんまで?

 

…なんて思ってたら、教室のドアが

数人の男子に塞がれてしまった。なぜ?

そして視線は、オレに集まる。

 

「さて、吉川くん」

 

三沢は席から立ち上がり、こう言った。

 

「今からちょっとした賭けをしよう」

「まずはルール説明からよろしく!」

 

少しでも相手ペースに乗らないようにする。

形だけでもな。

 

「簡単だよ、3回勝負の賭けをするんだ

1回目は僕のお題で、2回目は君のお題で勝負」

 

ふむ、なるほどな、早速考えないとな、お題。

 

「そして3つ目は、まぁ、賭けというよりは

口喧嘩に近くなるだろう」

「3つ目もそっちが決めるのか」

「申し訳ないが、従ってくれたまえ。

あと、2回先取で自動的に勝利だ」

 

まぁ別にいいや、勝てばいいんだから。

 

「おっけ、そんじゃ早速やろうや」

「その前に言っておきたい事がある」

「なんじゃい」

 

「この勝負に負けた方は、宇佐さんとは

2度と口をきかない、を条件でやらせてもらう」

「ずいぶんめちゃくちゃだな」

「僕だってこんな条件は嫌だ、

負ければ意中の人と会話が出来ないからね」

 

…じゃあ、なぜやる?

 

「だったら、条件をもっと優しくしようぜ」

「それはできないよ、吉川くん…君が悪いんだ」

「…ほんっとめちゃくちゃだな、『三沢』」

「何度でも言おう、君が悪いんだ、『吉川』」

 

笑みを浮かべる三沢。少し不気味に。

親友の目つき程じゃないが、怖いな。

 

「オレや宇佐ちゃんを教室に閉じ込めてまで

こんなことしてぇのかよ」

「君は僕の対戦相手、宇佐さんは所謂観客だよ。

それに、逃げる気ならそれは負けと同義だよ」

「逃げねぇから安心して勝負しようぜ」

 

…逃げるわけ、ねぇよ。全く。

 

 

宇佐ちゃんを巻き込んでるんだ。

 

 

 

 

なにより、宇佐ちゃんが今、見てるんだ。

 

 

 

少しは男としてカッコつけたいもんだ。

 

 

 

 

 

…それに、ずっと話せなくなるなんて…………

 

 

 

 

 

「来いや三沢っ!!!」

「…勢いや良し!!」

 

 

 

 

 

 

 

絶対に嫌に決まってるだろっ!!!!!

 

 





急にバトル展開に。
シリアスなのかコメディなのか
わかんないですねこの勝負()

本格的なバトルは次回からです。
稚拙な文章力でよければ
頑張って書きたいと思っています。
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