巡る季節~オレの青春論~   作:ゴルギアス

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放課後デート(仮)、2話目です。
てか、物語の中ではまだ1日経ってない…

そろそろ日も進めていきたいところ。

それでは、本編どうぞ!


浩作と恵の帰り道 その2

 

浩作side

 

 

あれぇ?なんで皆がいるんだ?

しかも、トモまでいるなんてな。

帰りたそうだけれど。

 

なんか皆、『やばっ』って顔をしてるな…

もしかして、ずっとついてきてたのか?

 

なんだよ~、話しかけてくれれば

よかったのにさ!

…あー、でも、今日はなんだか

宇佐ちゃんと2人で帰りたかった気分だ。

なんかね、一緒にいて落ち着くんだよな!

 

それにしても、さっきから皆何も言わないな。

どうしたんだろう。

こっちをじっと見ているはずなのに。

聞いてみようか。

 

「え、皆どうしたの?」

「ど、どうしたって、あなた達…」

 

?オレ達がどうしたんだ?坂口さん。

…あ、やっぱ帰りに誘わなかったのが

いけなかったのかなぁ。

 

「…いつまでそうしてるんだ」

「うふふっ♡」

 

トモと城山さんがそう言った。

そうしてるって、どうしてるんだっけか?

確か、宇佐ちゃんが転びそうだったところを…

 

「…あの、そろそろ///」

 

…あ、そういうことか。

そりゃあそういう反応になるわな。

宇佐ちゃんまた赤くなった、悪い事をしたなぁ。

 

…てか、この状況で初めて知ったんだけど、

宇佐ちゃんってしっかり痩せてるはずなのに

意外とこう、ぷにぷにして、やわらかい。

それに、すげーいい匂いがする。

…これだけ近い距離だと、更に可愛く見える。

 

 

離れたくないなぁ。

 

 

 

浩作side out

 

 

 

 

恵side

 

 

 

 

よっ、吉川くん…?

その、いつまで私を抱き寄せてるのかな…?

塚田くんが言ってるのに、離れてくれない。

 

…でもなんだか、離してほしくない。

そりゃそうか。好きなんだもん、吉川くんが。

 

…そういえば、吉川くんはどうなんだろう。

その…か、可愛いとは言ってくれるけれど。

 

…私のことを、どう思ってるんだろう。

 

「…あんたら!いつまでそうしてるの!

見てるこっちが恥ずかしいってば!」

 

咲良の叫びでハッとなった私は、

吉川くんを軽く突き放す。

 

「うおっ!宇佐ちゃん?」

びっくりさせちゃったみたい。…でも、

 

「ごめんね、あの、なんというか…

 

 

 

…は、恥じゅかしいの…」

 

 

 

 

……噛んだあああああああああ!!!

どうして!?なんでこのタイミング!?

あぁ、穴があったら入りたい、本当に…

 

…なんて混乱していたら

 

 

 

 

また、吉川くんに抱きしめられていた。

 

 

 

 

…なんで?

 

 

 

 

恵side out

 

 

 

 

浩作side

 

 

 

…オレは何をしているんだろう。

いや、本当はわかってる。

宇佐ちゃんを、抱きしめてるんだ。

 

だから、一番謎なのは、そこではない。

 

オレは…なぜこの行動に出た?

 

 

心当たりといえば、宇佐ちゃんのあの

本気で恥ずかしそうにしていた表情。

 

あれを見た途端、今の状況に至った。

 

あの表情を見た瞬間、なんと言うべきか…

 

 

 

…守りたくなったんだ。

なんでかはわからないけど。

 

そうして、10、20秒が経ったくらいか。

それでも、長いような、短いような、

不思議な感覚になっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

…ずっとこうしていたいなぁ。

 

 

でも、それは叶わなかった。

「そのくらいにしておけ」

「…いってぇ!」

 

…親友にチョップをされたから

 

「なにすんだよ!」

「お前がさっきから何してんだ」

「…あっ」

 

…やっと目が覚めた。

オレ…すっげぇ宇佐ちゃんに迷惑かけてる。

 

会って間もない奴にこんな事されて…

迷惑に決まってるよな。

 

「宇佐ちゃん、ごめん…」

 

「いいよ」

 

…やっぱ許してくれないよな。

…………ん?あれ?

 

許してくれるの?しかも即答で?

 

「でも、びっくりしちゃうから、その、」

 

 

 

 

「こ、今度そうする時は……言ってね?///」

 

…はい?え、あーっと、ん?

これは一体どういうことなんだ。

まずいまずい、思考がゴチャゴチャだ。

…てか、今度って、

 

「…また抱きついて、いいってこと?」

「……!!!!!//////」

 

すると宇佐ちゃんは全速力で走っていった。

 

「あっ、宇佐ちゃん!?」

叫びながら、唖然としてしまった。

 

「…ほーんとさっくんって、罪な男♡」

 

 

 

 

 

城山さんの言葉を聞きながら立ちすくむ。

 

 

オレからしてみれば、あの娘の

表情の方が…よっぽど罪だと思えるよ。

 

 

 

 

 

 

この気持ちが、なんだか嫌になる。




はい、今回で高校初日はおしまいです。

先に言っておきますが、浩作が
自分の気持ちに気づくのはもうちょっと先です。

オレ的にはさっさとくっついてほしいと
思ってしまいますが、客観的に見て。

けど、私情は挟んではいけないと思ってるので
我慢して書いていきたいです。

それでは、また次回よろしくお願いします!
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