巡る季節~オレの青春論~   作:ゴルギアス

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タイトル通り、ウワサになります。
一体どんなウワサなのだろうか(すっとぼけ)

それにしても、この小説投稿が
精神的なライフワークとなりつつあります。
とても楽しいです。

さて、本編いきますか!


ウワサの吉川と御曹司

 

 

 

浩作side

 

 

今日は、高校2日目の朝。

トモと一緒に通学路を歩く。

…それにしても気分が乗らない。

 

いつもなら、トモに対して何らかの話を

しようと喋ってるんだけどなぁ。

大した会話にならないけど。

 

…やっぱどうしても忘れられない。

そう、昨日の放課後のことだ。

不思議な感覚と、強い後悔に

押し潰されてしまいそうだ。

 

…おっと、ボーッとして電柱に当たりそうに

なったところを、すんでで躱す。

 

…気づけば学校の玄関だ。

靴を下駄箱に入れようとしてる時に、

「…おい」

やっと親友が口を開いた。

 

「ん、なした?」

「…お前、今日は気をつけとけ」

 

…何を物騒なことを?

え?これからお前に説教でもされんの?

とりあえず、教室に向かいながら聞く。

 

「えっ、お前に対して?」

「いや、俺じゃない」

 

お前じゃないのか。だとしたら、まさか…

 

「やっぱり、宇佐ちゃんか?」

「それもおそらく違う」

「はぁ?じゃあ誰だよ」

 

「…学年中か、最悪は学校中だ」

 

…どういうことやねん?

まぁ、とりあえず教室に着いたから

ドアを開け…ガラガラッ!!

 

「おい吉川!ちょっと!!」

…クラスメイトに手荒な挨拶をされました。

 

「おう、おはよう」

「おはよう…ってそんな場合じゃない!

あれを見てみろよ!」

 

…あれって、黒板に貼ってるあれ?

一体何を貼っているんだよ全く…

サイズ的には、写真っぽいのだが…

 

…あれ?これに写ってるのって、

オレと宇佐ちゃんだよな?

もしかして、昨日の帰りの?

しかも、問題ありなのが…

 

 

…抱きしめてる写真もあること。

 

 

 

浩作side out

 

 

 

 

友樹side

 

 

 

やはり、思った通りの事態になったか。

昨日の放課後、それも学校の敷地内の時点で

男女が隣同士で歩いていたんだ、注目は必至だ。

 

…それにしても、写真はやりすぎだろ。

 

「なぁ吉川、お前宇佐さんと

付き合っていないって言ったよな?」

「あぁ、そうだな」

 

…今のこいつに説得力なんてない。

 

「じゃあ、この写真はなんだよ!」

…そう、写真が存在しているからだ。

 

「…いや、これ勘違いだぞ?」

「え?なに?」

「だから、これに写ってるのって、

オレと宇佐ちゃんじゃないぞ?」

 

…なるほど、とぼけるつもりだ。

まぁ、現時点で最良かもな。

 

「い、いや、どう見たってお前らだろ?」

「いやいや、すごく似てるだけだってこれ!

それにしても2人同時に似てる人間が

歩いてるなんてすげぇなぁ~」

 

あいつ、無駄に演技が上手いな。

男子共は言葉を失いかけてる。

 

…が、教室の外がうるさくなってきた。

案の定、噂を聞きつけた他クラスの奴らだ。

それにしても、ここまで広がるものか?

…何か、不自然だ、誰かが意図的に

広めたとしか思えない。

 

…この写真を撮った奴。

恐らく、そいつがウワサの根源だ。

 

 

「…何を言ってるんだい、吉川くん?」

 

…誰かが急に声を上げた。

教室のに入ってきた、あいつか。

 

あいつは確か、C組にいたような。

名前は知らんがな。

 

 

なんとなくだが、厄介そうだ。

 

 

友樹side out

 

 

 

浩作side

 

 

誰かがオレに話しかけてきた。

あれってたしか、C組の…

三沢(みさわ)…だったっけか?

 

「どうしたんだ?えーっと、三沢くん?」

「僕の名前を知っているんだね」

「なんか、聞いたことあったから」

 

昨日の自由時間で少しばかり聞いた名だ。

確か、けっこうでかい企業の社長の息子だとか。

喋り方もそれっぽいから、もしやと思った。

 

「ふむ、そうか。…おっと、本題に入ろう。」

「そうだったな、それで、なんだっけ?」

 

 

 

 

「この写真に写ってるのは、間違いなく君だろ?」

…え、何?それさっき解決させたろ。無理やり。

 

「えっとだから、すごく似てるだけで勘ち」

「目撃証言がある、僕のクラスメイトにね」

 

 

「近くに君の友人、塚田くんもいたと聞いた」

 

 

…あれ、こいつはまずいか?

それにしても、いきなり何なんだこの人?

…仕方ねぇ。

 

「てか、聞きたい事が2つある」

「手短に頼むよ」

「よし、じゃあ1つ目」

 

 

 

「この写真撮ったの…あんただろ?」

その一言で周りがざわめく。そして…

「あぁ、よくわかったね」

 

清々しいくらいに即答をした。

 

「何がクラスメイトの目撃証言だよ、全く」

「と、言うことはだ、吉川くん。

君、認めるということだね?」

「最後に2つ目だ」

…質問の答えしか聞かないことにする。

 

 

 

 

「…何が目的なんだ?」

「…正直、君は少し厄介だ」

厄介なのはあんただよ。

 

 

「では、返答する前に、僕からも

1つ、君に聞きたいことがある」

「あぁ、いいぞ」

 

 

 

「…君は、宇佐恵さんをどう思っている?」

 

…どうって、そりゃあもちろん。

 

「友達だよ」

「なら、ただの友達が、こんな事をするのかい?

しかも、男女でかい?」

…そう言って、あの写真に目を向ける三沢。

 

うーむ、言い返せないな。

 

「…さっさと言いたいことを言え」

 

…おっ、ここでトモが参戦してきた。

精神的に楽になるわ!

 

「…では、率直に言おう、吉川くん」

 

 

「宇佐さんは僕が貰う、

邪魔をしないではもらえないだろうか」

 

…オレの中の何かが『キレた』…気がする。

 

「嫌だ!」

「…理由を聞こう」

 

「貰うって言い方からして、

まるで独占する気満々だな!」

「フッ、ただの友達には分からんさ」

「お前だってそうだろうが!」

 

「いいや、僕は君と違って…

明確な好意、即ち…恋愛感情がある」

 

…そこでオレの口は止まった。

止まってしまったんだ。そんなつもりは

ないはずだったのに。

 

「昨日、君の行動を見て不思議に思ったんだ。

言動については友達のそれを越えている。

だが、君からはそういった『感情』が

読み取れないんだ」

 

そこまで言って、一呼吸を置く三沢。

 

「…それに、宇佐さんは君に対して

気がある様子だった」

「え?どういう事だ?」

気があるって…なんだそりゃ?

 

「どちらにしろ、僕の言うことは変わらない」

 

 

 

 

 

 

「君には、渡さないよ」

 

 

 

 

そう言って、教室から出ていく三沢。

…よくわかんないけど、喧嘩を売られた

っていうよりも…

 

ライバル宣言、てやつをされたのか?

 

 

 

 

…ておいっ!写真そのままにするな!!

 

 

 




ライバル登場、お金持ちのお坊ちゃんの
三沢でございます。フルネームはまた次回に。

今回、女の子が全く出てこなかったです。
でも、次回は登場しますから、
安心してください(安村)

こういう風に、バトルもの以外での対決とかを
書くというのは予想以上に難しいですねぇ。
なんとかやりきってみせますが。

それでは!またお会いしましょう!
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