ハイスクールD×D『ifもしもの世界』   作:水凪刹那

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覚醒戦士の赤龍帝
vs残留思念


 これは可能性の話…

 

 『我、目覚めるは―――』

 《始まったよ》《始まってしまうね》

 

 あったかもしれない世界……

 

 『覇の理を神より奪いし二天龍なり――』

 《いつだって、そうでした》《そうじゃな、いつだってそうだった》

 

 限りなく少なくでも消してゼロではない世界……

 

 『無限を嗤い、夢幻を憂う――』

 《世界が求めるのは――》《世界が否定するのは――》

 

 あらゆる可能性の中のほんの一握り……

 

 『我、赤き龍の覇王となりて――』

 《いつだって力でした》《いつだって愛だった》

 

 【何度でもお前たちは滅びを選択するのだなっ!!】

 

 これはそんなあったかもしれない世界の…

 

 『『『『『『汝を紅蓮の煉獄に沈めよう――――』』』』』』

 

 【Juggernaut Driver!!!!!!!!!!】

 

 あったかもしれない物語……

 

 

 

 ――――赤龍帝の籠手深層部―――

 

 魂封印形神器、赤龍帝の籠手。

 

 そこには過去の赤龍帝が存在する…しかし、

 

 「くそっ!!なんなんだよこれ!?」

 

 それは、記憶でも記録でもなくただの想い…憎しみ…悲しみなどの負の感情に支配された者しか居ない

 

 「ドライグ!!何処だ!!居るんだろ!!何処なんだよ此処は!?」

 

 叫んだところで誰からの返答もない…そこにいるものたち以外は

 

 『力を求めよ』

 

 『覇を求めよ』

 

 『それこそが我らの本質』

 

 『ドラゴンの本質』

 

 「な、なんだよ突然どこからしゃべってんだよ!!」

 

 見渡す限りの闇から聞こえてくる声そこには人影はなくただの声のみが聞こえてくるだけだった

 

 「くそっ!!どうしてこうなんだ…また、また、俺は大切なものを守れなかった…アーシアの時も部長の時も何で一度目で助けられないんだよ!!」

 

 男…兵藤一誠はそこで嘆く、自身の弱さに自身の無力さにそして求める

 

 「力だ圧倒する力すべてを下す力が必要だ…」

 

 そこでまた声が聞こえ始める

 

 『ならば、求めよ覇の理を』

 

 『ならば委ねよ覇の理に』

 

 『さすれば力は手に入る』

 

 「覇の…理、委ねてしまおうか…」

 

 闇にのまれればもう戻ってはこれないそれはいつの時代もどんな人物でさえ変わらない、しかし

 

 『おいおい、それでいいのかよ』

 

 「誰だ…」

 

 『う~ん、まぁ、お前の先輩の一人だな』

 

 「赤龍帝の籠手の残留思念が何で引き留める?」

 

 『決まってんだろ?このままじゃお前を待つのは破滅だけ、残った奴等が悲しむだけだぜ?』

 

 「だけど…俺に力がないからっ!!力がなかったからアーシアが…アーシアが……」

 

 『なんのために出てきたと思ってんだよ?たく、これだから若いのは』

 

 「声からしてあんたも充分若いだろ…」

 

 『良いから一回こっちに来い!!』

 

 「うおっ!?」

 

 腕を捕まれ引っ張りあげられるとそこは先程までの闇ではなく白い空間だった

 

 「此処は?」

 

 『さっきまでの空間が怨念のみの空間、そして此処は唯一自我を保っていられた奴等のいる空間だ』

 

 「あんたは…」

 

 白い空間だった場所に人影が見え始める

 来たのは二十代前半の若い男、近づいてくるとその身から出ているオーラの強さに驚く

 

 『初めまして今代の赤龍帝、俺は歴代の赤龍帝のなかで最悪にして最強の赤龍帝だ』

 

 「最悪にして最強…」

 

 『そうだ、さて無駄話をしている暇はない今お前がどんな状態か…分かるか?』

 

 「いや、わからない…俺はどうなってるんだ?」

 

 『バカなお前にも分かりやすく言えば、覇龍を使っている』

 

 「なっ!?覇龍って先生が使うなっていってた!?」

 

 『そうだ、その覇龍だ。現在のペースでいけばお前はあと数十分もしないうちに……死ぬ』

 

 「そ、そんな!!どうにかできないのかよ!!

 

 『その為に、わざわざ出てきたんだろうが、言いか?覇龍を止める方法は二つひとつは外部からの強制停止これはあまり期待しないでおけよ。もうひとつがいま、この場でお前が覇龍を制御することだ』

 

 「覇龍の制御?そんなことが―

 

 『できる、その力を今からお前に与えるだがな、代償なしに力は得られない分かってるな』

 

 「ああ、それはよくわかってる」

 

 『ならいい、そして代償だがお前の記憶だ』

 

 「俺の、記憶?」

 

 『そう、この力のためにお前の脳にかなりの付加がかかるだからお前は記憶を少し失うことになるそれでも言いか?』

 

 「……その力があれば皆を守れるのか?」

 

 『ああ、それに関しては約束しよう』

 

 「わかった…取引だ俺は記憶を」

 

 『俺からはその対価に見合った力を』

 

 お互いの手を取り合い握手を交わす二人

 

 『「取引成立だ」』

 

 『受けとれ兵藤一誠!!すべてを救える力をだが気を付けろ目の力は一日一度だけだそれ以上は使うなよ』

 

 「って力の説明は無しかよ!!」

 

 『ハハハ!!大丈夫だそこはサービスしてやる!!じゃあな兵藤一誠!!』

 

 男はその場から消えそこには光る箱が残った

 

 「これが」

 

 一歩また一歩と近づきそして、その箱の蓋にてをかけた

 

 「グ、グァァァァァアアアアアア!!アアアアアアアアアアアアアアア!!」

 

 激しい痛みが体全体に走るそれはまるで体そのものを作り替えているようだった

 

 しばらくたつと痛みは引き落ち着きだした

 

 「ハァ…ハァ…ハァ…やっと落ち着いた…ハァ…ん?…ハァ!?」

 

 転げ回っていた自分の体を見て驚きが走る

 今までよりも絞り困れた肉体に溢れ出るばかりの魔力とは違った力そして何よりも自身の内部に違和感があった

 だが、それすらもすぐに馴染み違和感があったということさえ忘れさせるほどだった

 

 「これが新しい力…そうだ、早く止めなくちゃ!!」

 

 落ち着いてからすぐさま先程まで居た闇の空間へとまた、移動した

 

 

 「さっきまでと違ってここにある悪意なんかを感じ取れる…えっと…確か目の力を使うんだったか?名前は…『破壊者』魔眼発動」

 

 

 その言葉と共に暗闇が砕け光が差し込んだそしてそこに居た存在も露になった

 暗い表情の老若男女。

 皆ぶつぶつと呟きながら此方え向かってくる

 

 「くそ、ここじゃあ『赤龍帝の籠手』がつかえねぇ!!あ、そうかそのためのこの力か!!ハァァァァァァァァァァ!!」

 

 力を込めると徐々に肉体から再び先程まで出ていたオーラが出始めた

 

 「えっと撃ち方は腰だめに手を構えて…かぁ…めぇ…はぁ…めぇ…波ァァァァァァ!!」

 

 集めたオーラを打ち出すと前方に居た存在を跡形もなく消し飛ばした

 

 「ええええええええええええええええええ!?」

 

 きれいさっぱり何もなくなった場所にはまた、光る玉が浮いておりそれが此方え向かってきた

 

 「こ、今度はなんだ」

 

 その玉が体に触れるとスッと溶け込み記憶が見えた

 

 あるものは剣術が

 

 あるものは棒術が

 

 あるものは射的、

 

 また、あるものは気力などと呼ばれるものの運用

 

 拳法や肉弾戦の知識

 

 そして、自身の中にある『アークル』『匣』と呼ばれるものの使い方

 

 すべてを目をえる頃になると前方に不思議な台座が存在した

 

 「この台座は…?」

 

 ――いにしえの遺産を宿しし龍帝よその台座に遺産を授け新たなる力を得よ―――

 

 台座にはこう書かれておりそこには確かに何かを嵌め込むような窪みがあった

 

 手元にアークルを出現させその台座に組み込むとその台座ごとアークルが消失再び、何かの知識が流れ込んできた

 

 「そうか、これが俺の…………よし、帰ろう!!皆のところへ!!」

 

 新たに現れた扉に進むとそのまま姿を消した

 

 

 

 ―――現実世界、レーティングゲーム開場――

 

 木場side

 

 『…………………』

 

 ディオドラ・アスタロトを倒したあと突然現れた旧魔王派によりアーシアさんが消失、それによりイッセーくんが暴走を始めたんだけど…

 

 「イッセーくん、あのドラゴンみたいになってから動きませんね」

 

 「ええ、でもあの状態が危険なのは間違いないわ、急いでイッセーをもとに戻さないと」

 

 「しかし、どうするのですか部長イッセーくんの変身時の余波によって建物は倒壊、シャルバ・ベルゼフブはあそこで気を失ってますわ」

 

 「………なら、今がチャンスです」

 

 「イッセー先輩を助けないと!!それに急がないとゼノヴィア先輩も」

 

 既にゼノヴィアが重症建物は倒壊応援が来るかどうかも不明、こんな状況でオーフィスの蛇によって強化された旧魔王派とイッセーくんの暴走を止めるのはかなりのリスクだ

 

 「へぇ、覇龍を発動しちゃったんだ」

 

 後ろからの声に驚くとそこにはイッセーくんのライバル銀色の長髪の女性…歴代最強の【白龍皇】ヴァーリ・ルシファー、そしてヴァーリチームの孫悟空の子孫である美猴、そして背広を着た見知らぬ青年だった。

 だが、その青年が身に付けている剣からは神々しいオーラが出ていた。

 おそらく、以前イッセーくんが会った聖王剣コールブランドの所有者だろう

 

 「ヴァーリ」

 

 リアス部長が険しい顔になるが直ぐに臨戦態勢にはいる

 動けないゼノヴィアと、その介護をする子猫ちゃんとギャスパー君以外…僕と副部長も直ぐに戦えるようにする

 

 「落ち着け、見に着ただけだ赤龍帝の【覇龍】を…しかし、どうしてあそこまで静かなんだ?」

 

 ヴァーリがそう呟いていると美猴が見知った少女をだきかかえていた

 

 「ホラよ、仲間だろこの嬢ちゃん」

 

 美猴から渡された少女――アーシアさん――を受けとるのと同時にその場から一体に眩しい光が満ちた

 

 「なに!?」

 

 ヴァーリが驚きの声を上げるとそこには…

 

 体から溢れ出る大量の黄金のオーラと金髪に染まった髪の毛、先程までとは違い服の上からでもわかるぐらい鍛え困れた肉体

 

そして何よりも、左腕につけた赤い籠手

 

 「イッセー!!」

 「イッセー君!!」

 「イッセー先輩!!」

 「イッセー先輩が帰ってきましたぁぁ!!」

 「自力で覇龍をといただといや、それよりもあの変化は?」

 

 イッセー君がもとに戻っていた 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ひとつ目の能力

 『破壊者の魔眼』

 あらゆるものを破壊しまた、この目によって破壊されたものは二度ともとにはもどらない

 強すぎるため一日一度の制限付き

 

 二つめ

 『DRAGON BALLからサイヤ人の肉体と回復力』

 

 三つめ

 『仮面ライダーディケイドからクウガのアークル』

 これは各フォームの特徴を兵士の駒の昇格と組み合わせることによりその力を上昇させる

 つまり、トリアイナみたいなもの

 赤のクウガ→兵士の駒

 青のクウガ→騎士の駒

 緑のクウガ→僧侶の駒

 紫のクウガ→戦車の駒

 究極の闇→女王の駒

 雷の究極→王の駒であり覇龍並びにサイヤ人の力を極限まで引き上げたもの

 ある神話体系の武器の力を吸収、極限まで引き上げた結果覚醒

 

 

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