ハイスクールD×D 白き蒼穹の王と破壊の鬼神   作:モンハン大好き

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はぐれ悪魔の討伐

「良い?もう教会には近づかないでね?」

「…はい、すみませんでした」

 

俺は部室に入ると部長がイッセーに説教していた

 

「…何があったんだ?」

「……イッセー先輩がこの町に来たシスターを教会に送ったらしいです」

 

俺の疑問に小猫が答える

 

なるほどな、そりゃあ部長が怒るはずだ。イッセーがあそこに入った瞬間、光の槍が飛んできて殺されるからな。イッセーが生きているのは恐らくそのシスターが近くに居たんだろう

 

部長の説教が終わると朱乃先輩が部長の下に行く

 

「朱乃、どうしたの?」

「部長、大公様からはぐれ悪魔の討伐依頼が来ました」

 

はぐれ悪魔か。……面倒な奴じゃなきゃ良いけど

 

 

――――――――――――――――

 

 

大公からの討伐依頼を受けたオカ研メンバーは討伐対象のはぐれ悪魔がいると思しき廃墟に来ていた

部長はイッセーに悪魔の駒の役割の説明をしていた

 

悪魔の駒は四大魔王の一人、アジュカ・ベルゼブブが作った物だ。悪魔の駒はチェスと同じく「兵士」「戦車」「騎士」「僧侶」「女王」の五種類の特性がある

 

これらで自分の眷属を作り、互いの眷属同士と戦わせるのが『レーティングゲーム』と呼ばれているらしい

 

まあ、俺はアジュカから駒のことを聞いていたからすでに知っているけど

 

「じゃあ!俺の駒の特性はどんなのですか?」

 

気になるんだな。自分の駒がどんなのが

 

「イッセーの駒の特性は――――!」

 

部長が突然話をやめる

 

「……血の匂い」

 

小猫が呟くと目の前に女性の下半身が四足歩行の獣で両手に槍を持つ異形の存在が現れた

 

「不味そうな匂いがする、でも美味そうな匂いもする。どっちが美味いかな?」

 

目の前の異形はケタケタと不快な笑い声を出していた

 

「はぐれ悪魔バイザー、貴方を消し飛ばしに来たわ!」

 

部長は堂々と啖呵を切る

 

「こざかしい!その紅の髪と同じく貴様らを引き裂いて鮮血で染め上げてくれるわぁ!」

「雑魚ほどよく吠えるものね。時雨」

 

え?俺?

 

「貴方の実力、見せてちょうだい」

 

眷属じゃなくて俺がやるのかよ

 

「……はぁ~、分かりました」

 

俺はため息をつけながらウィンチェスターを二つ取り出しみんなの前に出る

 

「ククク、何かと思えばただの人間か」

 

思いっきり舐めてんなこいつ。まあ良いけど

 

俺は『身体強化』の魔法を発動させるとバイザーが槍で攻撃して来た

 

「よっと」

 

俺はバイザーの攻撃を回避し、『真空斬撃』を発動させて腕を一本切り落とす

 

「うぐぁ!?この!」

 

バイザーは残った腕で攻撃するがそれも回避し、残った腕も切り落とす

 

「ぐぁ!?この、人間風情がぁ!!」

 

怒ったバイザーは俺を踏みつぶそうとするが後ろに回避する

 

その後に『徹甲炎槍』を周囲に十本配置しバイザーに撃ち込む

 

燃え盛る炎の槍がバイザーに当たった瞬間、爆炎がバイザーを包み込み、煙で見えなくなる

煙が晴れるとバイザーは全身がボロボロで虫の息だった

 

「う…うぐ…がはっ…」

 

まだ息があるのか相変わらずはぐれ悪魔はタフだな

 

俺はそう思いながら、上級魔法『雷轟嵐』を発動させ、バイザーを跡形も無く消し飛ばした。

 

「部長、終わりました」

 

振り返るとオカ研メンバーが何故か驚愕した顔で固まっていた

 

「まさか、ここまで強いなんて」

 

そんなに驚くことかなぁ?これくらい誰だって出来るだろ?

 

「時雨、さっきのあれは魔法よね?貴方魔法使いなの?」

「確かに魔法を使えますが魔法使いじゃないです」

 

そういえば、魔法を使えるって事、部長たちには話してなかったな

 

「そういえば部長、俺の駒の特性は何ですか?」

 

俺の話が終わるとイッセーが部長に聞いて来た

 

「イッセーの駒の特性は『兵士』よ」

 

へ~、イッセーの駒は兵士なんだな

 

その後、俺達は事後処理をして解散した

 

 

――――――――――

 

 

翌日、俺は部室で読書をしていると隣に居た小猫が俺を呼ぶ

 

「ん?どうした小猫」

「……時雨先輩、一緒に食べませんか?」

 

目の前にマフィンが入った箱を出す小猫

 

「それは?」

「……私の行きつけのケーキ屋に売っているマフィンです」

「良いのか?」

「はい」

「じゃあ貰うよ。ありがとう小猫」

 

俺は小猫に礼を言いマフィンを一つ取りかぶりつく

 

「モグモグ…美味いなこれ、今度その店を教えてくれ」

「……良いですよ。気に入ってくれて何よりです」

 

小猫もマフィンを食べ始める。それを見た部長は俺に話しかけて来た

 

「ずいぶん仲が良いわね貴方達」

「そうですか?」

 

俺は部長の言っていることに首を傾げる。そういえば、この部活に入ってからは小猫とよく話しているな。主にお菓子関連で

 

「……時雨先輩と居ると何故か落ち着くんです」

 

俺の近くに居ると落ち着くってなんだそりゃ、意味分からん

 

こんな感じで部長と話していると朱乃先輩が慌てた様子で来た

 

「部長」

「どうしたの?朱乃」

「それが……」

 

朱乃先輩は部長の耳元に小声で何か言う

 

「なんですって!?」

 

部長が目を開きながら声を上げる

 

なにかあったのか?

 

「部長、どうしたんですか?」

「イッセーが向かった依頼主の所に、はぐれ悪魔祓いがいるみたいなの」

 

マジか、堕天使の次ははぐれ悪魔祓いとか。あいつとことん運が無いな

 

そう思っていると朱乃先輩が転移魔法の魔法陣を展開させる

 

「時雨、悪いけど貴方は連れて行けないわ」

 

俺以外のオカ研メンバーが魔法陣の上に乗ると部長が申し訳なさそうに言う。そういえばこの転移魔法、悪魔以外には使えないんだったな

 

「別に良いですよ、俺はここで待ってます。本当は俺も助けに行きたいですけどね」

 

俺がそう言うと部長たちはそのままイッセーの下へ転移した。数分後、部長たちは傷ついたイッセーと一緒に戻って来た。話を聞くと依頼主ははぐれ悪魔祓いに殺され、さらに以前イッセーが教会に送ったと言うシスターと会ったらしい

 

また面倒なことが起こりそうだなぁ

 

俺はそう思いながら家に帰った

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