〜とある雨の日、某所〜
ザァザァ
カランカラン...
さくら「いらっしゃいませ...。っ!」
シュリット「すいません。ここで、相談に乗ってもらえる、と、聞、い...て...。え?」
さくら「....................。相談ですね...。こちらの名簿にお名前を書いてお待ちください...。」
シュリット「は、はい。」カキカキ
〜2分後〜
シュリット「」チラチラ
うさぎ「次の方〜。どうぞ〜。」
さくら「」ジーッ
うさぎ「?さくら?どうしたの?」
さくら「......!ぁあ...ごめんなさい...。ボーッとしてて...。えぇっと...、影霊衣の術師 シュリットさん奥の個室へどうぞ...。」ワタワタ
シュリット「は、はい。」チラッ
〜相談室内〜
うさぎ「はい。えぇと...。シュリットさんでいいかな?」
シュリット「は、はい。構いません。」
うさぎ「わかりました。では、シュリットさんの悩みはなんですか?」
シュリット「はい。と言っても疑問なんですけどね。それが、僕自身もそうなんですが、なんで影霊衣の方たちって水属性なんですかね?」
うさぎ「...(理由知らないから答えにくい...)」
シュリット「まあ、トリシューラとか、グングニールとか、ブリューナクとかは水属性なのでわかりますが、クラウソラスとか、カタストルとか、ディサイシブは、どう考えても違う属性じゃないですか。」ペラベラ
うさぎ「シュリットさん自身が水属性では?」
シュリット「僕自身は確かに水属性なんですが、僕は違う属性でもいいんじゃないかとか思ってますけど。というか、違う属性でもいいと断言出来ますね。」キリッ!
うさぎ「(ちょっとイケメンだから『キリッ!』が似合ってる...)まあ、そこはそれとして。そもそも、ほかの方達はどうなんですか?」
シュリット「?というと?」
うさぎ「ほかの皆さん自体は水属性なんですか?」
シュリット「う〜ん。僕の考えでいくと。ユニコールの人は、リチュア・アバンスと似ているので水属性だと思うんです。それと、グングニールの人は、リチュア・エミリアっていう人に似ているんですよね。リチュア・エミリアも水属性なんですよ?あと、ディサイシブの人?かな?は、海龍種っぽいので水属性なのではないかと思っています。」
うさぎ「すいません。写真とかありますか?」
シュリット「ありますけど...。何されるんですか?」
うさぎ「いえ。ちょっと見てみたくて。あ、破ったりなんてしませんからね。」
シュリット「ちょっと待ってください。」ゴソゴソ
うさぎ「...」ソワソワ
シュリット「はい。これです。」
うさぎ「へぇ〜、こういう方なんですね。ん?ちょっと待ってください?シュリットさんこっち向いてください。」ピコーン
シュリット「?はい。」
うさぎ「ありがとうございます。...うーん...やっぱり...。こう見ると...。シュリットさん。あなたこの2人に似ているなんてこと言われたことありませんか?」
シュリット「え?なんでわかるんですか?」
うさぎ「いえね、こうやって並んで見てみると、なんとなくこのふたりに似ているなと。」
シュリット「よくほかの方たちに『お前ら家族なのか?』って聞かれることがありまして...。ど、どのへんが似てますか?」ガタッ
うさぎ「まず、目の色なんですけど。あなたの目ってオッドアイじゃないですか。私から見て左の目がエミリアさん(グングニール)の色と同じで。右の目がアバンスさん(ユニコール)の色と似ているんですよ。...気にしたことありませんでした?」タンタン
シュリット「!まあ、オッドアイについてはよくいじられたりしたものですから、気にはしていましたが...。」
うさぎ「はい。あと、その髪の毛なんですけど、エミリアさんとアバンスさんの色とそっくりなんですよ。」
シュリット「そうなんですか...。」
うさぎ「まあ、私の偏 見た感じからなので特に気にしたりする必要はないと思いますが。...ちなみにお二人に初めて会われたのはいつごろですか?」
シュリット「うーん、よく覚えて無いんですよ。」
うさぎ「え?そうなんですか?」
シュリット「はい...。ただ、いつの間にか同じ名前を与えられてたんですよ。」
うさぎ「DNA鑑定してみたらどうです?もしかしたら、あなた達は家族なのかも知れませんし。」
シュリット「DNA鑑定ですか...。そうですねやってみてもいいかもしれませんね。...よし、わかりました。2人には僕からもなんとか言ってみます。」
うさぎ「そうしてみてください。あ、結果が出ましたら、私にも教えてください。えーっと...あったあった、一応知っているかも知れませんがこれがここの住所です。」
シュリット「はい。わかりました。」
うさぎ「他には悩みとかありますか?」
シュリット「いえ。悩みはないんですが...。受付にいた、その、さくらちゃ...さくらさんは、いつからここにいらっしゃるんですか?」
うさぎ「(さくらちゃん?なんだコイツ馴れ馴れしいなどこかに埋めてやろうか?)さくらですか?私がここを始める前に出会ってそれから、ずっと一緒に居ますよ。...どこかで会ったことがあるんですか?」ゴゴゴ
シュリット「え?えぇ、まぁ、ちょっと...。」
うさぎ「(歯切れ悪いな。なんかあったな?)何かあったんですか?」
シュリット「...」
うさぎ「教えてください。さくらの為に。」
シュリット「...わかりました。...さくらさん...さくらちゃんは元々僕と同じでここからとても遠い地域でとても仲がいい友達でした。」
うさぎ「え!?本当ですか!?」
シュリット「はい。それが、4年前にさくらちゃんが遠くに行ってしまったんです。」
うさぎ「遠くというと?」
シュリット「ここらへんですね。そのせいで、手紙のやり取りしかできなくて...。でも、一年ぐらい立つとそれもなくなりました。」
うさぎ「多分その頃にここを始めたんだと思います。」
シュリット「そうかもしれません。それで、ずっと音信不通だったんですが....。ここに来てさくらちゃんがいてビックリしましたよ。」
うさぎ「(まあ、そうだろうな。)そうだったんですか。」
シュリット「はい。とても元気そうなのでそれが救いですけど...。
うさぎ「そうですね。私と会った頃のさくらは少し暗かったですよ...。」
シュリット「!そ、そうだったんですか?」
うさぎ「はい。それが、その時の出会いが変なものでして...。その時私は図書館の司書をしていたんですが、さくらがよく図書館に来ていたんですよ。そのおかげで仲良くなったりしました。」
シュリット「へぇ〜。司書さんだったんですか?そうは見えないけど...。」
うさぎ「よく言われます。まあ、話を戻すと、私が図書館の仕事を辞めて相談所を開こうと思った時に、さくらに話したんですよ、そのことを。そうしたら、さくらが『私も...その...そこで働けないでしょうか...。』って言ってきたんですよ。」
シュリット「そうなんですか。」
うさぎ「えぇ。まあ、私もその時人手が足りないと思っていたので雇ったんですよ。まあ、そうしたらこのとおり大成功ですよ。まあ、こんな感じですね。」
シュリット「さくらちゃんは、いい人に会ったなぁ...。」
うさぎ「え?そ、そ、そ、そんなこと言わないでください!いい人だなんて.....。」
シュリット「いえ。僕はそう思いますよ。」
うさぎ「ありがとうございます。嬉しいです。ここやってて初めて言われましたよそんな事。あ、面と向かって言われたことがないって言うことですからね。」
シュリット「わかってますよ。...あ、もうこんな時間だ。」
うさぎ「すいません。変な話に付き合わせてしまって。」
シュリット「いえいえ。そんなことはありませんよ。とてもいい話でした。」
うさぎ「そうですか?そう言ってもらえて良かったです。」
シュリット「では、結果は手紙で。また機会があったら来ますね。」
うさぎ「はい。いつでもお待ちしておりますよ。」
シュリット「では。」ペコリ
うさぎ「はい。」ペコリ
〜受付〜
さくら「シ、シュリットさん...。お会計3798円になります...。」
シュリット「はい。これで。」スッ
さくら「10000円お預かりします...。6202円のお返しと、こちら初めての方限定の『うさぎ印の緑茶の茶葉』をどうぞ...。」
シュリット「はい。ありがとうございます。」
さくら「ま、またのご来店をお待ちしております。」
シュリット「はい。あ、さくらちゃん...。」
さくら「は、はい?」コンワク
シュリット「...また来るね。元気でね。」
さくら「...はい。お元気で...。」ニッコリ
〜後日〜
うさぎ「(結局、シュリットさん達はDNA鑑定の結果違うDNAだったことが証明された。でも、似ているのは間違いないと思うが。)」
うさぎ「(本人は満足したようで、今度はお茶でもしませんかと、デートの約束をしてきたので、乗ってみた。勿論、さくらも一緒に。)」
うさぎ「(さくらも久しぶりに会って困惑したようだが、たまに笑顔を見せたりしていたので楽しんでいたのだろう。)」
うさぎ「(私達は、今日も今日とて忙しい日々を送っている。とても忙しいけど、とても充実している。)」
うさぎ「(そんな日々を私は満足しながら過ごしている
うさぎ「うんっ...ぷはぁ...。今日もやりますか!」
終わり
今回の最後の部分で終わりそうな感じですが、まだ終わりません。
では、また。