赤と銀の英雄   作:幸運 タク

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2話

周りを囲まれている状態でアヤネは口を開いた。

「あの~道に迷ったんっすけど。ここら辺に村とかってないっすか?」

 

 

 

 

「「「ハハハッ!」」」

「俺たちが何なのかもわかんないのか?」

「盗賊っすか?」

「わかってんじゃねーか」

盗賊たちは10人ほどいて二人の周りを囲んでいる。

 

 

 

 

その状況でリクは<伝言(メッセージ)>を使用した。

(アヤ、そんな好戦的にいってもいいの?)

警戒しているリクはアヤネに尋ねる。

(この人たち私のスキルで見てみましたけど10レベルちょっとすよ)

(え!そんなに弱いのにこんなえらそうなの?)

(そうみたいっすね。まぁ、私に任せてください)

ニヤリと笑ったアヤネをみて

(いつもの悪い癖がでてる…)

リクはため息をついた。

 

 

 

 

 

「わかりますよ~そんないかにも盗賊な服装してたら」

甘ったるい声でバカにするアヤネ

「おいおい!自分たちの状況わかってんのか!?」

「その無駄に立派な装備置いてけば男のほうは助けてやるよ。女のほうは一緒に来てもらうけどな!」

「「ハハハハっ!」」

盗賊はアヤネの手を掴もうとしたら

”バシッ”

リクが盗賊の手を払った

「おいガキ~かっこつけない方が身のためだぞ~」

「「ハハハッ!」」

もう一度アヤネを掴もうとする盗賊

”チッ”

リクは舌打ちすると

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

”ブシュ”

盗賊の肘から先が宙を舞った

「うぁ!!」

「てめぇ!!なにすんだ!」

盗賊たちが武器を抜きリクへ切りかかろうとする。

<複数ターゲット><峰打ち>

しかし、腕を切られたやつを除いてリクに切りかかる前に意識が刈り取られる。

 

 

 

「な、なにをした!?」

「眠ってもらっただけだよ」

「お前ら何者なんだ!?」

「だからさっきも言ったろ。道に迷ったから道を教えてくれって言ってるだろ」

「わ、わかった!だから命だけは」

「あれ~装備と私だけで命は助けるとか言ってませんでしたか~?」

アヤネはまだ煽っていく

「アヤ…落ち着いて」

「はーい」

素直に下がるアヤネ

「くっ」

腕を切られた盗賊は血を流しすぎて意識がもうろうとし始める。

<ライト・ヒーリング>

アヤネが治癒魔法をかけて止血をする。

「さぁ、はやく道案内してください!」

「わ、わっかた近くの村でいいのか?それと仲間を起こしてもいいか?このままだったらモンスターに襲われてしまう」

「いえ、まずあなたがたのアジトに連れて行ってください。起こすならさっさとしてください。」

「あぁ、わかった」

「あ!起こしてもいいっすけど次暴れたら殺すんでちゃんと言って聞かせておいてくださいね~」

「わ、わかった」

「では向こうにいるんで準備できたら教えてください」

「あぁ…」

笑顔で盗賊のほうを見るアヤネを見てリクは

(怒らせないようにしないとな…)

「どうかしましたか?」

「なんもないよ!」

少しビビっていた。

 

 

 

 

 

 

 

「おい、起きろ」

「いて~どうなったんだ?」

「おい!まだあそこにいるぞ!」

「落ち着け!あのな…」

腕を切られた盗賊が何があったかを説明していく

 

「アジトに連れて行っていいのか?」

「じゃないと俺らが殺される。それにボスならあんなガキどもやれるだろ」

「そうだな、まずはいう事聞いとくか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「だそうですよ~」

アサシンのクラスを持っているアヤネが聞き耳を立て盗賊の会話を聞く。

「そうか、一応警戒しといたほうがいいなボスとかいうのが俺らよりも強いかもしれないし」

「部下であのレベルっすよボスでもよくて20レベルくらいじゃないっすか?」

「まだこの世界の事はわかんないんだから一応警戒しといて。アヤがいなくなったらこの世界でどうすればいいかわかんなくなっちゃうからさ」

「寂しがり屋っすか?まぁ、私もこんな知らないところでりっくんと離れるのはいやなんで」

盗賊がこのピンチを乗り切るための話をしている間、二人はいちゃついていた。

 

 

 

 

 

 

「準備できたぞ」

二人のもとに盗賊の一人がやってきた。

「遅かったっすね~」

「そっちの男に全員きれいに眠らせられてたからな」

リクに切られた方の手をさすりながら言う。

「りっくんは最強ですから」

自分の事のように自慢するアヤネ。

「あはは、アジトってどの位の距離があるの?」

若干あきれながらリクが尋ねる。

「歩いて30分ほどだな」

「そんな歩くんすか?めんどいなぁ~」

「そんな言われてもな…走ればもう少し早く着くがついてこれるか?」

「誰に向かってそんなこと言ってるんすか?」

アヤネは盗賊を睨む

「そんなに睨まないでいいよ…そういえば名前はなんていうの?」

「俺の名前はザボだ。お前らの名前はなんだ?」

「あんたたちに教える必要はないかな」

リクは笑顔でいう。

「・・・そうか。まぁいい行くんだろ」

「あぁ、案内よろしく」

「わかった…」

そう言ってザボは走り出した。

 

「誰かが近づいてきた後にすぐに走っていきました」

アヤネがささやく

「こいつらがなかなか帰ってこなくて探しに来たんだろ」

「ほっときますか?」

<低位式神召喚>

リクがそう唱えると1羽のカラスが出現した

「こいつで偵察しておくよ」

「了解っす」

 

 

 

こうして盗賊のアジトへ向けて二人が移動し始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのころアジトでは。

「ザボたちは男女の子供を連れてこちらの方にやってきていると思われます」

「そうか…なぜ捕まえずにこっちに来ているんだ?」

「脅してこちらに歩かせているんでしょう」

「だろうな。もしくは逆に脅されているのかもな」

「いやいや。そんな事はないでしょう」

笑いながらいう部下

「一応警戒しておくように言っておけ」

真顔で言うボス

「本気ですかジンナフ様?」

「俺が冗談を言うとでも?」

「早急に警戒網敷いておきます」

そういうと部下は部屋を後にした

 

 

 

(気のせいだったらいいんだがな…)

ボスと言われていた男は名前はジンナフという。身長は2mほどで盗賊には見えないほど大きい。武器は子供の背丈ほどの斧を使っていおり、見た目とは裏腹にそれなりに頭が切れる。

「まぁ、何かあってもあいつをつかえばどうにかなるだろう」

ジンナフはそう言って部屋の隅を見た。

 

 

 

 

 

 

 

「ジンナフとかいうすごいムキムキの大きい斧を使ってる男がボスみたいだよ」

走りながらリクがアヤネにささやく。

「なるほど…強そうっすか?」

「わかんないけどこいつらよりは強いと思うよ。それになんか警戒し始めたみたい」

「へぇ~ジンナフさんは少しは頭いいみたいっすね」

「まぁ、ボスだからね。最終的にどうする?」

「お宝いただいてさっさと逃げちゃえばよくないっすか?人殺しはさすがに抵抗があるんで」

「だね、殺すのは最後の手段にしよう。ってこれは…」

「どうしたんすか?」

「女の子が捕まってる」

「へ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

リクが出したカラスは透明化しアジトの中の一室にいた。その視線の先には8歳くらいの少女が目隠しをされた状態で座らせられていた。

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