赤と銀の英雄   作:幸運 タク

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間違ったところに投稿してました。
すいません


3話

「おい!オークだ!」

盗賊の一人が叫んだその先には10匹ほどのオークの群れがいた

「普段はこんな所には出ないだろ」

「あの数は少し面倒だな…迂回していくか?」

「迂回とかしたらさらに遠くなるんすよね?」

アヤネが口を挟む。

「まぁな。最短ルート上にはあいつらがいるからな…」

(ボスが用意したのか?)

ザボはあのオークたちが自然にここへ来たとは思えないでいた。

 

「はぁ~迂回とかめんどい事しなくていいっすよ」

アヤネはあきれながら言った

「じゃあオークはどうすんだ?」

「俺が倒すよ」

リクが刀を抜こうとすると

「いえ、私にやらせてください」

「でも…」

「私もどの位の力出せるか試したいんすよ」

「わかったよ気を付けてね」

「はい」

微笑みながらナイフを取り出すとアヤネの姿が消えた。

<透明化><消音>

 

 

 

「消えた…」

ザボがつぶやいた瞬間に一番近くにいたオークの首が転がり、盗賊たちが息をのむ。

 

「ウゴォ!!!」

急に仲間の首が飛び混乱するオークたちは手に持っている武器を振り回す。しかし次々と首を切り落とされていく。

 

”ガサガサッ”

近くの草むらから音が鳴るがそこにいたものに気付いていたアヤネはそれを無視する。

 

 

 

最後の一匹になったときにオークの目の前にアヤネが現れた。

「ウォ!!!!!!」

急に目の前に現れた人間に向かって武器を振り下ろす。

”バシッ”

アヤネは素手で受け止める

「やっぱりこの程度じゃダメージも入んないっすね…」

<光の矢>

オークの頭が爆散した。

 

「終わったんで行きますよ~」

何事もなかったように手を振るアヤネ

「ば、化け物かよ…」

盗賊たちはこの二人を襲ったことを後悔すると同時に今も生きていることに安堵していた。

 

そんな中リクは黙ってアヤネに近づき軽くこづく

「いたっ何するんすか?」

不機嫌そうにアヤネが尋ねる

「素手で受け止めたりするな危ないだろ!」

「あの程度ダメージ無効化できますよ!」

「わかってるよ!わかってるけど心配なんだよ…」

「す、すいません」

リクの泣きそうな顔を見て素直に謝るアヤネ

「わかってくれたならいいよ。さぁ行こう!」

二人はまた盗賊たちを道案内に進み始めた

 

 

 

 

 

 

 

 

「ジンナフ様!!」

「どうした?」

ジンナフの前に部下が息を切らして走ってくる

「先ほど準備したオークの群れですが、二人組の女の方が一分以内にすべて討伐しました」

「一人でか?」

「はい!それに戦闘中は見えなくなり私の探知スキルでも探し出すことが出来なくなりました」

「暗殺系のスキルか?魔法か?なんにしても手ごわいようだな」

「はい。どういたしますか?」

「入口に弓兵を配置しろそして罠を仕掛けておけ」

「ザボたちは?」

「巻き込まれたらその時はその時だ」

「はっ」

部屋を出ていく部下を見送り、ジンナフは部屋の隅にいた少女に向かって何かをつぶやく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁはぁ、あの建物がアジトだ。ここまででいいか?」

盗賊たちは息が上がっているが二人は全く疲労していない。

「えぇ、ありがとうございます」

<強制睡眠>

リクの魔法によりザボたちは眠らされた

「こいつら逃がすんすか?また盗賊として誰かを襲うかもしれませんよ。まぁ私たちには関係ないっすけど」

「あぁ、今は他人のためよりこの世界の情報とお金が欲しいからね」

「まぁ、りっくんは女の子を助けたいんでしょ?」

「それもあるけさ…嫉妬?」

いじわるそうにリクは言う

「いえいえ、りっくんは私のことが大好きっすから大丈夫っすよ」

「すごい自信だね」

「違うんすか?」

「違わないよ」

アジトに行く前なのにいちゃつく二人。

 

 

 

「行こうか」

「はい、罠と待ち伏せしている人たちはどうしますか?」

「う~ん。めんどいな」

<影縛り>

リクがそう唱えると隠れていた弓兵たちは自分たちの影に縛られて身動きが取れなくなった

 

「罠隠す気あるんすかね?」

<探索><複数ターゲット><罠解除>

アヤネはすべての罠を解除させた

 

二人はまっすぐにジンナフがいる部屋へ向かって行く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まだ来ないのか?」

ジンナフが尋ねると

「まだ探知スキルに引っかかっていないようです」

「そうか、まぁ罠の音も弓の音もしないからな」

「音なんかを当てにしてもあんまり意味ないっすよ~」

「なっ!」”ゴスッ”

ジンナフの横にいた部下が反応するがリクに殴り倒される

 

 

「あはは、人並み以上には気配探知には自信があったのだがな」

ジンナフは笑いながら言う

「そうなんすか?その割には普通に入り口から入ってきた私たちに気付かなかったみたいっすけど」

バカにしたように言う

「あぁ、罠や弓兵を隠していたんだがな」

「あぁ!あれ隠してたんすか!?すみません全部解除して弓持ってた人は縛ってきちゃいました~」

「そうか…ふんっ!」

愛用の斧をリクに振り下ろすが最低限の動きですべてを躱される。

「さすがに他のやつらよりは強いな」

「当たり前だ!テナ!」

ジンナフは少女の名前を叫ぶと少女はジンナフの後ろに立ち目にまいていた布をとる。

「その子を盾にでも使う気なの?」

リクは冷たい声で言う

「どうかな?」

「屑が…」

リクがジンナフに切りかかる

”ブシュ!”

 

 

 

 

 

 

 

 

「うっ」

ジンナフに切りかかったはずなのにテナから血が流れる。

「なっ?」

リクは驚き追撃しようとする手を抑える。

「はっはっは。どうした?」

笑いながら斧をリクに向かって振るジンナフ。その攻撃をかわしてリクはジンナフへ殴りかかる。

 

 

 

「キャッ」

しかしジンナフにはダメージは入らずにテナが苦しむ。

「おいおい!お前があの子を傷つけてるぞ!!」

 

 

 

「どういうことだ?」

「わかんないっすけど攻撃したらあの子にダメージが入るみたいっすね…なら」

<麻痺針>

ジンナフへ針を飛ばす

 

「うぅ…」

「状態以上もあの子に…」

 

 

 

 

「はっ!!打つ手なしか?お前たちみたいな奴ならにはこのガキの能力はうってつけだな」

「なんなんだよ…」

リクが唇をかむ

(どうすれば…)

<伝言>

アヤネがリクへと伝言を使う

(看破スキルであの子の能力と思われるものの名前はわかりました)

(ホントに?)

(身代わりの魔眼だそうです。聞いたことのないっすけど)

(なるほど。魔眼か…アヤネ作戦があるんだけど)

リクがアヤネへ説明する

(一か八かですね)

(そうなるね。お願いできるかな?)

(気を付けてくださいね)

 

 

 

黙り込んでいる二人を見てジンナフが

「はっ!あきらめたか?なら俺の攻撃はお前らに聞かないみたいだからな。そこの女、その男を殺せ」

 

 

 

「なにいってるんすか?」

「まだやんのか?俺を殺すならこのガキ殺さないといけないぜ」

「黙れ」

リクはつぶやくと

<次元の移動>

リクは瞬間移動を使いテナを抱きかかえる

<次元の移動>

アヤネの前まで戻ってくると<異界門>を使い別の場所へ二人を転移させる。

 

 

 

「な!なにをした!!」

一瞬で二人がいなくなったことで焦るジンナフ

「転移させただけだよ」

「転移?お前いったい何位階の魔法まで使えるんだ!!」

「なんで言わないといけないんだよ」

冷たい声で返す

 

<伝言>

(大丈夫?)

(はい、外に出てきましたよ)

(今からジンナフを一発殴るから)

 

リクはジンナフを殴り飛ばす

(どう?)

(なにもダメージを受けてないみたいです!!)

(よかった…ちょっと待ってて。すぐ終わらせる)

(はい)

 

 

 

 

”グサッ”

「おい、早く立てよ」

倒れているジンナフに刀を突きさしながらいう

「あぁっ!!た、たのむ金ならやる俺の持っているものなら何でもやるだから助けてくれっ!!」

「べつに勝手に持っていくからいいよ」

そういうとリクはジンナフの頭を切り落とした。

「終わったか…」

そういうと式神で探しておいた金目の物をアイテムボックスのしまった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ケガを治しますね」

<大治癒>

ここまでの魔法を使う必要はなかったがアヤネはあえて使い傷を治した。

「痛いところはないっすか?」

「・・・・・」

「えっと…お姉さんとお話しませんか?」

何も答えずにうつむいている

「あぁ、それのせいっすか」

<上位道具破壊>

”バキッ”

テナの首につけられていた首輪が壊れた

「あっ」

テナは首が壊れたことに驚き声を出す

「うふふ。すごいっしょ!!お姉さんにかかればこの位の事余裕なんすよ!!お名前教えてくれませんか?」

「テナ。テナ・デファンドール」

少し照れながら話すテナを見て

「あぁ!かわいい!!」

アヤネは抱き着く

「キャッ。は、離してください!」

「いやです。もう大丈夫ですよ。あなたは自由なんですよ」

優しく声をかけるとテナはアヤネに抱き着き泣き出した

 

 

 

 

”シュンッ”

そうしているとリクが転移してきた

「えっと…アヤネ泣かせちゃだめだよ」

「違いますよ!!」

「ご、ごめんなさい。服汚しちゃいました。」

テナは我に返ってアヤネから離れる

「大丈夫ですよ~」

そう言ってテナをなでる

「あっ!どうでした?」

「あぁ、金目のものは全部持ってきたよ」

「さすっがすね!」

アヤネは嬉しそうに言う

 

「あ、あの私はこれから…」

「そうだったね。テナちゃんは帰るところとかあるの?」

「い、いえ」

「そっか…じゃあ一緒に来ますか?」

アヤネが聞く

「私は親から売られて…これから一人で生きていけないし…それに私のタレントは周りに迷惑をかけちゃう・・・だから無理です」

テナはうつむきながら言う

「それなら私たちもこの世界に親も友人もだれ一人いません。いるのは彼氏だけですし」

「うん、そうだよ。それに君の能力は周りの人の受けるダメージを自分に移すって言う能力でしょ?迷惑わかからないじゃん」

リクとアヤネが言う

「いえ、私のタレントにはまだ能力があります」

そういうとテナはリクを見ながら自分の指をかむ

「これは…」

「どうしたんすか?」

「俺にも噛まれてる感覚がある」

「はい。自分の受けたダメージを他の人と共有できるんです。これでわかったでしょ。私は化け物なんです」

「化け物か…」

リクはそう言うと倒れている盗賊が持っていた剣を拾い大きく振り上げて自分の手に向かって振り下ろす。

「危ない!!」

テナが叫ぶが躊躇なく振り下ろす”バキンッ”という音を鳴らしながら剣が折れる

 

それを見たテナは目を見開く。

「へ!?」

「君が化け物なら俺たちはなんなんだろうな」

そう言ってリクは微笑む。

「あ、その…」

テナが混乱していると急に何かを思い出したかのようにアヤネが声を上げた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よし!!テナちゃん今日からテナちゃんは私たちの子供です!!」

「「へ!?」」

テナとリクが目を丸くする

「どうかしましたか?」

「どういうことですか!?」

「そういう事っすよ」

「テナちゃんの能力は危ない。だから!!私たちが近くにいれば回復もできるし!テナちゃんが周りの人にケガさせそうになっても私たちならダメージを受けません。winwinっすね!!」

「でもお二人にメリットがありませんよ!!」

テナが叫ぶ

「かわいい娘ができます!!」

「いやいや!今日会ったばかっかりですよ!」

「問題ないっす!」

困惑するテナと譲らないアヤネ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この言い合いを聞いていたリクが

「はぁ…こうなったら聞かないからさ。テナちゃん一緒に旅でもしない?」

「で、でも」

「すごい遠くの国から僕たちは来てさここら辺の事何も知らないんだ。だからついてきてほしいんだけどな」

「い、いいんですか?」

「もちろんっす!!」

「よ、よろしくお願いします!」

 

こうして二人の旅に新たなメンバーが加わることになった。

 

 

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