「あの者達はなんなんだ?」
ガゼフは王都に戻りランポッサ三世と話していた
「何者かはわかりませんが街道に見たことのないマジックアイテムで家を作っていて…」
「よくわからないのだが」
ガゼフが説明することの意味を掴むことが出来ない
「ガゼフよ実際に見せてもらうことはできるか?」
「素性がわからないので直接王に合わせることは…」
「そのアイテムを借りることはできないのか?」
「交渉してきます」
ガゼフは急いでリクたちのもとへと急いだ
「ひまっすね~」
リクたちは王都内の宿屋でくつろいでいた
「そうだな~」
ガゼフ達とともに王都に来たがここで待っておけと言われて宿屋の一室で待機していた
「王都までこれたんすからもうどっか行きましょうよ~」
王都にたどり着いて数時間宿屋に待機させられていてアヤネは飽きていた
「でもガゼフさん偉い人みたいですからいう事聞いておいた方がいいですよ」
「テナのいうとおりだよ。ちょっとくらい我慢しような」
三人がそんな話をしていると
「失礼する」
そういうとガゼフが部屋に入ってくる
「遅いっすよ!ヒマでヒマで仕方ないすけど!!」
ガゼフが来るや否や大声を上げるアヤネ
「す、すまないもう少し待ってくれないか。それと、お願いしたいことがあるのだがいいだろうか」
少しうろたえながら話すガゼフ
「どうしたんですか?」
「先ほど使っていたマジックアイテムの家を貸していただきたいんだが」
「なぜですか?」
なんとなく理由はわかっているがあえて質問をするリク
「そのアイテムどのようなものかを知りたいと言ってる人がいてな…」
「別に返してくれるならいいですよ」
「えっ。ほ、本当にいいのか?」
簡単に貸してくれると言われたので驚くガゼフ
「その代わりに外回ってきていいですかね?」
「いや、それは…」
「そのマジックアイテムを貸してるうちにいなくなるなんてことはないですよ」
「そ、それもそうか」
そう言うとアイテムを受け取ったガゼフは城へと戻っていった
「あんなに簡単に貸してよかったんすか?」
「別にいいよ。もし返してくれなさそうだったらその時はその時だしね」
悪い笑みを浮かべるリク。そして窓からはカラスが飛び立っていく。
(この二人似てるな…)
テナはそう思いながら元気に
「外見て回りたいです!」と言った。
リクはその様子を見て
「行こうか」
そうして三人は王都に繰り出した
一方王城では。
「マジックアイテムを借りることが出来ました」
王城に戻ってきたら広場に王のほかに貴族たちも複数集まっていた
(めんどくさいやつらだ…)
どこからか情報仕入れた貴族たちがいることに呆れながら王の前に行くガゼフ
「ガゼフよ使ってもらっていいか?」
「わかりました」
そういうとアイテムを使い家を出す
「なんだこれは!」
全員が驚愕の声を上げる
「いったい誰がこのアイテムを持っていたんだ?」
ランポッサが問う
「王都の近くの街道にいた三人組が持っていました」
「その三人組が何者なのかを聞いているんだ!」
貴族の一人のチエネイコ男爵が声を荒げる
「正体は不明です」
ガゼフは淡々と答える
「しかしこのようなアイテムを持っているという事はそれなりに名の知れ渡ったものなのかもしれないな」
「名前を聞いたところ私は聞いたことがありませんでした」
「なんというものだ?」
ランポッサが尋ねる
「リクというものです」
ガゼフがそう答える
「そのようなアイテムを庶民がもっているのか?」
ルナバルト伯爵が言う
「庶民かどうかは関係ないと思うのですが」
ガゼフがそう答えると
「庶民が持っているより我々が持っている方がいいだろう」
「ルナバルト伯爵。」
王が戒めるとルナバルトは下がる
(面倒な奴らだ…)
ガゼフは呆れていた。その様子を一羽のカラスが見ていた。
王都の中にある食堂で
「ここの貴族様は選民意識強いな」
式神を通じて王城での出来事を見ているリクがいう
「貴族とか王様っすか…本の中の話見たいっすね~」
「二人がいた所にはいなかったんですか?」
「なかったっすよ~。まぁお金持ちとかはいましたけどね~」
懐かしそうに話すアヤネ
「まぁ、めんどいことに巻き込まれそうだね」
めんどくさそうに言うリク
「どうぅするんでふか?」
肉を頬張りながら話すアヤネ
「アヤネさん!口からこぼれてます!」
テナが言うと
「アヤネさん禁止です!!ママって呼んでください!」
「で、でも…」
「アヤネさんって言っても無視するんで」
「そんなぁ…」
「はぁ…」
そんなやり取りを見ながらリクはこれからのどうするかを考えるのであった。