インフィニット・ハンドレッド~武芸の果てに視る者   作:カオスサイン

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EPⅦⅩⅥ「蠢き出す陰謀を止める為にPARTⅣ」

Sideイチカ

「クッ!?…」

「オォラァァー!」

「キャア!?」

突如として現れたセリヴィア元教皇の思惑によって図らずもIS人格コア達は解放されたが、それによって馬鹿彦の扱う複製された武装のリミッターがカットされてしまった。

が所詮はそれだけの事である。

奴の扱うハンドレッドの効果も意味を成さなくなった今こそ引導を渡す時である。

「よくもやってくださいましたわね!お行きなさい!」

奴の操る偽のBTとオルコット嬢のBTが激しくぶつかり合う。

「貴方の様な誇りの一欠片も持たない偽物が本物に勝てるとは思わないことですわ!」

「ソイツハドウカナァー?!」

「不味い!セラフィーノ!」

「分かった!…お願いツクモ!…」

偽・銀の鐘と重ねて同時に撃つつもりだろうがそんな馬鹿彦の思惑などお見通しだ。

俺はセラフィーノに指示し、了承した彼女がカードビットを飛ばし妨害する。

「チッ!?…」

「其処だよ!」

そこにアリナからの援護が入り、奴の体はアリナのハンドレッドが生成したテープによって拘束される。

「コンナモノォー!ウオー!」

「嘘ォっ!?…」

だが奴はものともせずに強引に引き千切る。

「オマエラゼンインココデシネェー!」

「!」

奴は偽・雪片・改を抜刀し≪偽・零落百夜≫を発動し斬りかかってくる。

だが…

「やらせない!」

「やあー!」

「はっ!」

「ググッ!?…」

美月、ラウラ、シャルの援護により中断される。

「秋彦!もうやめてくれ!…」

「ホウキィー!」

「駄目なのか…ならば!…」

奴は懲りもせずに再び零落百夜で仕掛けてこようとする。

対する箒は未だ戸惑いつつも我流の構えで馬鹿彦にカウンターを仕掛けた。

「ソ、ソンナバカナ!?…」

「追加よ!」

「シ、シマッタ!?」

箒が片方の雪片を柄から叩き折り、その隙を突いた鈴がもう一本を龍砲と青龍刀の同時攻撃で粉々に砕け散らせた。

「マ、マダダァー!オレニハマダクレザクラノユキヒラガァー!」

未だに悪足掻きを続けようとする馬鹿彦だったが…

「いいや、アンタはもう終わりだよ、只の秋彦よぉ」

「!?ナンダコレハァー!?…」

突然苦しみ始め膝をつく。

どうやら春がなんらかの策を張り巡らせていたようだ。

 

Side春季

「見事な迄の道化っぷり御苦労さん。

行き当たりばったりなアンタを逃がさずにトドメをかける方法がこれしかなかったからな!」

「ナ、ナニヲスルキダハルキ!?…」

「もうこれ以上アンタに名前を呼ばれる筋合いなんかないし、皆を傷付けられるのはごめんなんだよ!

コイツの中で穢れまくったアンタの業を浄化してきな!」

皆には知らせていなかったがそのおかげでようやく元馬鹿兄を罠に誘い込み恋愛磁場の結界で捕縛し、俺は若竹王や華恋さんから教えを請うた技術で新たに製作していた恋愛

武装を投入する事にした。

「束姉さん!」

「『はいはーい!』」

それを束姉さんに馬鹿の頭上目掛けて投下してもらい、俺の合図で開くと奴を閉じ込めた。

「ナンダコレハ!?…」

「「恋愛棺【ラブ・コフィン】」愛ある深き者には貯蓄されている磁場による一時の安らぎを与え、愛無き者には地獄の様な苦痛を与える…攻撃転用の場合は完全に使い捨ての武装だけど有効だろ。

アンタ自身からもう其処から出る事は叶わない。

皆!」

「ああ!」

「終わらせるよ!」

俺の合図を受けて皆、閉じ込めた馬鹿に向けて攻撃を放つ。

「恋愛拳!奥義≪超速円舞脚≫!ホーオー!!」

皆の攻撃に合わせて脚部Verの恋愛拳をコールした雷閃双舞脚に重ねて装備、奥義を遥か上空に舞い上がり全力を以て叩き込む。

「グガギャアァァー!?…」

シュー…と貯蓄されていた恋愛磁場が空になった事でラブコフィンがひとりでに開き、拘束していた馬鹿を吐き出す。

総攻撃を受けた馬鹿は悲鳴を上げてすぐに完全に沈黙していた。

これでひとまずは終わったか…。

 

Sideイチカ

「アリナ…」

俺は恐る恐るアリナに話しかける。

「皆が世界の為に戦っているのに私だけ呑気に寝ている訳にはいかないと思ったからね…あまり役には立たなかったようだけどさ…でも私はイチカのこと絶対に諦めないから!」

「むぐっ!?…」

「ああー!?」

「ふフン♪」

「~(;^ω^)…」

彼女はそれだけ言うといきなり俺を引き寄せて強引にキスをしてきたのだ。

当然、カレンにも見られている訳で後の事を想像すると恐ろしい…。

当の本人はイタズラに成功した表情で此方を見つめてきていた。

だがこの後には更にとんでもない事が起きようとしていた…。

 

 

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