インフィニット・ハンドレッド~武芸の果てに視る者 作:カオスサイン
更新怠るかもしれませんが…
詳しくはうちのTwiter→@chaosu1
Side春季
「悪いけどここらで死んで…?」
「…」
「やーちゃん…」
ある夜、俺は矢千夜に恋愛槍≪ラブ・ランス≫の切っ先を突き付けられていた。
俺…嫌、俺だけではなく矢千夜は音六にまで激しい憎しみをぶつけてきていた。
何故こうなったのかというと…。
~恋愛祭初日~
「みゅ…」
「ほらほら!春季さん向こうに行ってみましょ!」
「わわ!?…」
シャルのささやかな仕返しという名の入れ知恵によって更に大胆になった音六と対抗するように恋愛祭の色々な屋台デートに繰り出され振り回される俺。
「おお…」
「ちょっと!何処見ているのよ!」
周囲の他のカップルの男達も思わず振り向いて二度見してしまい相方に怒られてしまう程二人は可愛い。
「「…」」
更には何故か目立つバニーガールコスというとんでもない恰好をしている蒼宮さんとそれにたじろぐ勇也さん、負けじとアピールする夜宵さんのいちゃつく姿もあった。
そしてしばらくすると、他のハーレムカップリングを形成している国の代表さんにハーレム専用の恋愛祭競技に誘われたので出てみる事にした。
だけどその内容はある意味で嫌がらせみたいな内容だった。
第一競技は種問わずの恋愛模様採点会。
何故か音六とラウラは仲を拡大解釈されたのか一緒に出場させられていたがうん…これは誤解なんかじゃない!
なんだあの音六の嬉しそうな顔は!
ラウラが羨ましいぞ!
彼女達の仲睦まじさを見せられた審査員は皆「これちゅき!」とか「あ、仰げば尊死ィー!」など語幣力を失っていた。
というか後者は相川さんいないか!?
俺の気のせいだよな!?
そして
「…これ絶対アカン奴じゃねえか!」
「?…」
第2競技は思い切り恋人達のプライバシーを賭けたクイズ大会という名の暴露大会でした。
俺と勇也さんは頭を抱えていた。
競技開始前のアンケートはこれの為かあああー!
「『第二問!』」
「…ああもう!」
俺の叫び虚しくクイズという名の拷問は続く。
「『では、織斑君に問題です。
白石さん、セラフィーノさんのお二人がそれぞれ今穿いている下着の柄は何色でしょうか?!』」
「は?…」
ちょっと待てやああー!
思わずそう大絶叫したくなった俺はきっと悪くない。
だが俺も健全な男です…呆気無く儚くも前屈みの姿勢にならざるを得ないのだよ…!(迫真)
しかも今日に限って俺は音六の着替えを手伝えていない!
いつもならばアレかアレの筈だが…
お助けシステムの「確認」を行使した。
矢千夜が「ふえ!?」と素っ頓狂な声を上げていたが…二人にたくし上げをお願いし確認させて貰って見えたのは…本来なら見える筈の布生地ではなく丸見えな肌色でした…って…はい?…
「ぶっはああー!?」
「はーくん!?…」
「はうう!…」
俺は盛大に鼻血を吹いて倒れる。
羞恥心0の音六は兎も角としてなんで矢千夜までハイテナーイんでしょうか?…
「ご、誤解しないで!きょ、今日はたまたま男の子に見せられるような可愛い下着が無かっただけなんだから!」
そうだとしてもこれは刺激が強過ぎる!…あ、走馬燈が見えてきた…。
「先輩の馬鹿ー!」
「お、落ち着けってえええ!」
勇也さんの方も大変そうだな…。
かくしてなんともカオスな恋愛祭初日が終わった。
その夜、Side矢千夜
「…」
春季さん達と一旦別れて私は定時報告をするために適当にぶらつくフリをしていた。
「いつまで続けるつもりなのかしらね、こんな茶番を?」
「姉さんこそ…」
黒峰さんとのダブルデートから戻ってきた夜宵姉さんにそう言われる。
「!…」
私も思わず言い返すと姉さんは図星を突かれたかのような顔をする。
「…まあ、私達の計画に変更はありません」
「そうね…」
そう…私達の真の目的は只一つ…