インフィニット・ハンドレッド~武芸の果てに視る者   作:カオスサイン

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EPⅢ「入学と再会と決闘とPARTⅠ」

「【世界初の男性IS操縦者現る!織斑秋彦、織斑春季

全国で一斉調査に突入!】ねえ…」

束さんが言った通り春とあの糞兄貴がISを動かした事が連日ニュースとなっていた。

ハンドレッドを扱う俺とカレンにとってはあまり関係無い事なのだがどうも憂鬱だ。

「すみません束さん…今から入学取り消しってのは…」

「ん~?駄~目☆」

束さんがイイ笑顔でそう言ってきたので俺はおとなしくする。

「大丈夫だってあの屑はともかくはっくんのISについてはこの束さんが面倒見るから!」

「そういう事を言いたかった訳ではないんですが…」

まあ、あの元・糞兄貴の事だろうから俺の事なんて一ミリも記憶していない事だろう。

「イッくんの提供してくれた技術のおかげで凄い物が作れそうだよ!

これなら束さんの本当の夢に近付ける日もそう遠くないかも!」

俺の提供した技術と情報は束さんに夢を思い出させ女尊男卑がなんとか無くなる様に奮闘させていた。

そして織斑兄弟の発覚からすぐに束さんは俺の事を三人目のIS男性操縦者だという事を公に公表した。

偏入試験当日

急な編入という事もありなんとか元糞兄貴と顔を合わせたくなかったので期日を無理言って変更してもらった事もあり試験内容が厳しくなってしまった。

元代表候補生だった先生との対戦だ。

後絶対防御についてだが俺とカレンはEバリア常時展開で大丈夫そうだ。

時にはNバリアも使い分けなければならない状況も出てくるかもしれないが。

「今日の試験監督を担当する山田真耶といいます。

よろしくお願いしますね剣崎イチカ君!」

「ご無理を言ってしまい申し訳ありませんでした山田教諭。

お詫びに私の全力でいかせて頂きますよ!」

「ええ!」

山田教諭がラファール・リヴァイブを展開、ライフルを構えながらこちらに迫ってくる。

対する俺は闇切・改弐式を構え回避・応戦する。

「は、速い!…なら!」

ライフルでは手数が足りないと思われたのか同時にサブマシンガンをコールさせ撃ってくる。

「おっと!」

回避しては刀で防ぎを繰り返す。

「はあはあ…こうも簡単に避けられた上に防がれるなんて!…イチカ君は凄いですよ!」

「いえいえ其方こそ!流石は元代表候補性なだけあって先生の精密射撃は光るものを感じられますよ!」

互いに褒め合う。

山田教諭の精密射撃っぷりは級友のフリッツの狙撃を思い出す。

「ありがとうございます!では時間も押しているみたいなので…」

「そのようですね。では次の一撃で決着を付けましょうか!」

既にコールしていたアウターブースターを思いっ切り吹かしISでいう『瞬時加速<イグニッション・ブースト>』で一気に間合いを詰めた。

「はっ!」

「ええい!」

俺の刀と山田教諭のブレードがぶつかり合う。

「せえいっ!」

「キャア!?」

ブレードを押し上げ一撃を叩き込む。

すると山田教諭のラファールのSEが遂には0となった。

「たはは…負けちゃいました~」

「すみません!これでも15%未満の本気度に抑えたつもりだったんですがね…」

「ええ!?アレで15%なんですかぁ!?」

山田教諭がそれを聞いて唖然とした表情をする。

「まあそれでも山田教諭のブレードの防御には驚かされましたよ」

実際防御で構えられたブレードを押し上げるのに予想外に時間がかかったのは事実だった。

勿論編入試験は文句無しの合格所か非常に高い適正値だと言われ、リトルガーデンへの入学式前にハヤトと共にハンドレッドの反応数値史上最高値を更新した事で皆に囲まれかなり波乱な日々の始まりを俺は思い出し振り返っていた。

 

 

 




次回!
IS学園へ無事入学を果たしたイチカ達だったが再会した兄貴を除く元家族等はそれぞれどう思うのか?
そして半ば強引に推し進められる代表決定戦の行方は一体どうなるのか?
「入学と再会と決闘とPARTⅡ」をお楽しみに!
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