インフィニット・ハンドレッド~武芸の果てに視る者   作:カオスサイン

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EPⅣⅩⅨ「臨海学校と陰謀PARTⅩⅢ」

Sideイチカ

「何故…お前がいるんだ!?ホムンクルス!答えろ!」

「…」

俺達の目の前に向こうの世界で打ち倒した筈の存在であるホムンクルスが現れ驚く。

当の本人は此方の問いには一切返答せず無言のままだ。

「一体何なのよアイツ!?…なんだか物凄いプレッシャーを感じたんだけど…」

「これはまるで…」

奴の出現に鈴達も驚きを隠せず、一方のラウラは別に感じた事があったようだ。

恐らくアドヴァンスドとして、そして人工型ヴァリアントとしての己のもしも…IFの未来を感じ取ったのであろうか。

「奴の名はホムンクルスだ」

「ホムンクルス?確か錬金術とかでよく出てくるような奴よね?」

「ああ、鈴の言う通りではある。

だが奴の本質は極めて異質でありかなり恐ろしい化物…ギリウス貴様か!…」

奴が此処にいる理由を唯一知っているであろうギリウスに疑いの目を向ける。

「知りたいかいそんなに?!

かつてヴィタリー・トゥイニャーノフが0から生み出した人工型ヴァリアントであるホムンクルス。

だがその凶暴性故に産みの親である彼女さえもマトモには彼を制御出来なかった所に目をつけた俺は封印を施されていた彼を解放しあの襲撃作戦を決行させた。

まあそれはお前等のおかげで失敗に終わってしまったがな…だがなこういう時の為に俺はリトルガーデンにスパイを忍び込ませホムンクルスの残骸DNAを回収、ヴィタリー・トゥイニャーノフが残していた研究データのコピーを用いて復活・強化を施してやったまでさ!」

「なっ!?…」

奴の言葉に俺は絶句する。

「さあ長話はここまでにして楽しくそして我が野望の為の前菜として狂乱の宴(パーティー)を始めようじゃないか!

いけホムンクルス!」

「…」

「全機!散開して可能な限り奴等との距離を取るんだ!

特にホムンクルスの奴に接近されたら非常に不味い!」

ギリウスの号令でホムンクルスが此方へ攻撃してくる。

対する俺は急いで全員に指示し対応させる。

「グッ!?…」

「…」

俺が先頭に出てホムンクルスの猛攻を凌ごうと試みる。

「…喰ワセロ!…」

「な、何ッ!?ぐあっ!?…」

だが奴の猛攻は以前にも増して凄まじく捌き切れず俺は盛大に吹き飛ばされてしまう。

強化されたというのもあながち嘘ではないようだな。

だが流石にこれは不味いな…以前の奴の状態だったならばまだしもこれでは!…

それにギリウスの魔の手によってサベージ化を施されてしまったキナ・サヴェビッチも早く汚染の進行を食い止めねば二度と人間には戻れなくなってしまう。

「私がいく!…このまま黙っているなんて出来ないから!…」

「セラフィーノ!?…分かった彼女の事は任せたぞ!」

セラフィーノがサヴェビッチの救出に立候補してくる。

確かに人工ヴァリアントである彼女ならばサヴェビッチを救えるな。

俺は少し考え了承した。

「うん!…ウサちゃんは私の援護をして!…」

「分かったぞ!」

セラフィーノはラウラを連れサヴェビッチの所へと向かって行った。

 

Side音六

私とウサちゃんはサベージ化してしまったキナ先輩を見据えていた。

「ムッ!?これは!…リィ何か分かったか?」

「『どうやらあちら様は音六ちゃんを視界に入れた瞬間に暴れ始めましたね…それ程嫌っておられるのでしょう…ですがその憎しみの感情のせいで大分汚染の進行が早まってしまっています…早くなんとかしないと彼女は!…』」

「キナ先輩…」

弱らせようと試みてみたまではいいが当の本人は私を視界に入れた瞬間、急にその牙を向け始めてきたのだ。

ウサちゃんがリィに分析させていた結果を聞いて私は非常に焦ってしまっていた。

「はあはあ…」

「お姉ちゃん…」

イーくんに先輩を助け出すなんて約束しちゃったけれどもツクモのSEも私のエナジーもあまり多く残っているとは言えずなんとかギリギリ、エナジーバースト出来るかどうかという状態であった。

「私ならばまだSEもエナジーも余裕はある…だから此処は…」

「それじゃ駄目なの!…」

「お姉ちゃん!?何故だ!?」

「それは…」

ウサちゃんが代わりにエナジーバーストをしようとしたが私は止めてしまった。

キナ先輩は私に対して尋常じゃない激しい憎しみをぶつけてきている。

そんな彼女に当事者ではないウサちゃん一人の声が届くとは到底思えなかったからだ。

「お姉ちゃんの馬鹿者!」

「!…」

そう言おうとした私は突然ウサちゃんに思いっ切り頬を引っぱ叩かれた。

「兄上も以前言っておったぞ。

なんでも一人で抱え込もうとするんじゃないってな!」

「…」

ウサちゃんの一言で私ははっとなり目が覚める。

私なんで一人で抱え込もうとしたんだろう…ウサちゃんやイーくん達、そして今はこの場にはいないはーくんという信じられる仲間がすぐ傍にいたというのに…。

「ウサちゃん引き続き援護してくれる?…」

「…ああ!任せてもらおう!」

ウサちゃんの同意を聞き私は再び立ち上がる。

「ツクモもまだやれるよね?…」

ツクモにも問いかけるとコアが僅かに輝きを発する。

まだもう一踏ん張りいけるみたいだ。

「いくよ!…」

私達は再び彼女を見捉えていた。

 

Sideイチカ

「がっ!?…」

「あひゃひゃあ!そらそらそらあ!どうした剣崎イチカァー!」

「モットダ!…モットモットソノチカラヲヨコセ!喰ワセロ!」

セラフィーノ達を見送った後、俺達は強化ホムンクルスとギリウスのコンビネーションに対して劣勢を強いられてしまっていた。

「ウオワアー!」

「不味い!?」

ホムンクルスが咆哮を上げ、俺をすり抜けていき他の皆の所へ向かおうとしていた。

「皆!回避しろ!」

俺は急いで回避指示を出すが奴のスピードの翻弄されてしまい各々思う様に動けない様子だった。

「うわっ!?…」

「オマエイマイマシイチカラ!…ナラバ!」

「え?ちょ、ちょっとなんでこっちに来んのよ!?」

「チカラ!チカラダ!」

ホムンクルスは愚兄を背負っていたせいで未だ満足には動けない箒に狙いを定めようとしたようだが咄嗟に彼女のアンチセンスエナジーの力を感じ取り、狙いを変えた。

鈴や美月に仕掛けていった。

「何故鈴さん達だけが執拗に狙われて私やシャルロットさん、そして箒さんの事は狙ってこないんですの?…」

「なんか変だよね?…」

一方、ホムンクルスが唯一未だ襲ってこないオルコット嬢とシャルは彼の行為を不思議に思っていた。

「もしかすると!…」

俺は唯一思い当たる一つの推測を導き出していたが…

「こ、このぉっ!」

「フン!…」

「なっ!?…私の双天牙月をへし折った上に喰った!?」

襲いかかってきたホムンクルスに対して鈴は咄嗟に双天牙月で対応・防御するが容易く掴まれた挙句に牙月は彼のとんでもないパワーで握り折られてしまい、ムシャムシャと喰われたのだ。

「キャッ!?…」

「美月!…」

牙月を跡形も残さずに喰らい終わったホムンクルスは次に美月へと狙いを変え、襲いかかった。

「くうっ!?…」

「ムダダ!」

美月も矢を当てようと必死になるが奴には一本も掠る事すら無い。

「なら!…」

「ム?」

接近された美月は咄嗟に桜陽弓剣を剣モードに切り替えて応戦しようとする。

「美月、それは駄目だ!」

「え?…キャア!?…」

俺は咄嗟に警告するが時既に遅く、美月は大きく吹き飛ばされた挙句、剣は奴に奪われまたもや鈴の牙月と同じ様に喰われてしまった。

「こ、これは…」

「イチカさん、一体あれはどういう事なんですの!?…」

「あれは奴が力を溜めている証拠だ!…

奴は0から生み出された人工ヴァリアント、センスエナジーの塊が服を着て歩いている様なものなんだ…ヴァリアブルコアの事は説明したよな?」

「確かイチカさん達の扱う百武装…でしたっけ?それや鈴さん達の機体に搭載されている…ってまさか!?…」

「恐らくオルコット嬢の考えている通りだ。

奴はそういう存在だからこそ常に己の力の源となるものを欲している…だからこそ鈴達の機体に搭載されたヴァリアブルコアの存在に気が付きそれを自身の糧にしようとしているんだ!…」

「それじゃあ箒さんが襲われない理由は一体?…」

「それは先程奴等が現れる前の戦いで見た筈だ。

箒は俺達武芸者の力の源であるセンスエナジーを無効、そして体内に侵入したヴァリアントウィルスを完全に打ち消す特異体質を持ち得ている。

そのおかげで紅椿のヴァリアブルコアは狙われずに済んでいる。

最も俺も気が付いたのはお前達と同じだが…」

「そ、そうなんだ…」

未だ状況を理解出来ずにいたオルコット嬢とシャルに俺がそう説明するとやはり驚愕は俺以上のようだ。

ヴァリアブルコアを搭載した弊害がこんな形でくるとは…。

「え?え?」

一方、話題に挙がっている箒本人は話についていけていないようだったが。

「それではイツカさんや音六さん達も危険ではないのでして!?」

「ああ分かっている!」

イツカは未だアヴリル嬢の笑顔を取り戻す為に彼女と対峙し、セラフィーノとラウラはサヴェビッチを救出する為に奮闘してくれている。

そんな三人の邪魔は絶対にさせねえ!

「おっと待ちなあ!」

「ギリウス其処をどけ!今は貴様の相手をやっていられる余裕は無いんだ!」

「こっちはそうもいかないんだよ!」

空気も読まない狂乱者が当然の様に邪魔してくる。

「イチカ/さん!」

「オルコット嬢、シャル!?…」

「此奴は僕らがなんとか抑えるからイチカとカレンちゃんはホムンクルスを追って!」

「お二人共、早く!お行きなさって下さい!」

「…二人共、すまない!いくぞカレン!」

「は、はい!」

二人が射撃でギリウスの足止めを買って出てくれ俺とカレンは急いでホムンクルスの痕を追う事にしたのだった。

 

Sideセシリア達

「一人はアンチセンスエナジー体質持ちのようだが足手纏いの奴を背負っていて結局は足手纏いの二乗、二人はホムンクルスに武装を喰われたか。

それで残る君達たった三人如きでこの俺を足止め出来るなんて思っているのかい?」

「足止め如き…」

「そうですか…ですが私達をたかが足止め如きなどと舐めて下さっては困りますわ!」

ギリウス…この方が行ってきた事は到底許せるものであってはなりません!

正直私達三人だけでは厳しいかもしれない。

だが彼の暴虐による死者への冒涜、そしてまた再び新たな犠牲者を生まない為にもなんとかして此処で彼を討ち倒さねばならない。

「そう…ならあひゃあ!」

「いきますわよ!」

「OK!」

仕掛けてきたギリウスに対して私達は構える。

「其処ですわね!」

「そらっ!」

「いっけえー!」

シャルロットさんと簪さんとの連携で的確に射撃を当ててギリウスの張っている防御障壁を削る。

「チッ!…確かにやるようだな…だが!」

己が徐々に追い込まれている事を悟ったギリウスは姿を消す。

「その対策はもう出来ていましてよ!」

「なんだと!?…」

奇襲を防がれた事に驚いた彼は咄嗟に遠のく。

「たとえハイパーセンサーに掛からない特性を持ち得ていようと貴方から発せられている殺気までは誤魔化せませんわよ!」

「!?」

「貴方は以前の私の様に己の力に酔い痴れて慢心している。

ですからイチカさんの持つ本当の強さには勝てなかったのですわ!」

「はっ!何を言うかと思えば…君ら如きに俺の何が分かる?!」

「まあ理解したくもありませんわね…貴方はこの世に生まれた時から既に歪んでいるようですし己を世界の支配者と自惚れている身には一生分からないでしょうね!」

「言わせておけば!…」

彼は私の言葉に逆上し攻撃の手の激しさを一層強めてくる。

だがそんな曇りだらけの攻撃に当たる程私達は弱くはありませんわ!

「シャルロットさん、簪さん!」

「OK!僕ももうチャージは完了しているよ!」

「私も!…」

本当の強さというものを私に教えて下さったイチカさん、そして分かち合った仲間の皆の思いが私達を奮い立たせる。

「お行きなさい!ブルー・ティアーズ!」

「全銃火器フルバースト!」

「全弾発射!」

「しまった!?ぬうわあああー!?…」

私のブルーティアーズとシャルロットさん、簪さんの全武装一斉射撃集中砲撃をギリウスに浴びせた。

「はあはあ…よくもまあこの俺にここまでの傷を付けてやってくれたね!…」

「そんな!?あの直撃を受けてまだ平静の状態を保っていられるなんて!…」

「クッ!?…」

煙幕が晴れた先には未だギリウスが武装を保ったまま立ち尽くしていた。

やはり私達の機体では後一歩及びませんでしたか…。

「なら!もう一撃いって!…」

「そ、そいつはどうかな?…」

シャルロットさんが駄目推しの一撃を決めようと再びチャージを開始しようとする。

だがそれを読んでいたかのようにギリウスは懐からある物を取り出してくる。

「いけません!シャルロットさん、簪さんも今すぐにチャージを中断して下さい!」

「へ?」

「早く!」

「う、うん!…」

それが何であるのかすぐに気が付いた私は慌ててシャルロットさん達に攻撃を中断するように言う。

一瞬呆けた彼女達だがすぐにチャージを中断する。

「はっ!…どうやら君にはコレが何なのか分かったようだね…」

「貴方まさか!…」

私の推測が正しければこの男が取り出してきた物は…

「君の推測通りだよ…アヴリルとキナとかいったかな?

コレはあの小娘達に仕掛けてある爆弾の起爆スイッチさ!…」

「貴方って人はどこまで!…」

「酷い!…」

私達がこれ以上攻撃を加えようとすればこの男はそれよりも早く起爆スイッチを押して彼が操っている二人を爆発させようとしてしまうだろう。

それだけでは収まらず下で必死に二人を止める為に戦っているイチカさん達までもが巻き込まれてしまう事にもなる。

「ははははー!大人しくなりな!…」

「「…」」

これ以上動く訳にはいかず私達は只その場でじっと事態が悪化しない事を祈るばかりでした。

 

Sideイツカ

「な、なんだって!?…」

ギリウスの野郎!アヴリルになんて事しやがる!

「…目標を駆逐…」

「アヴリル正気に戻ってくれ!じゃないとお前が…うあっ!?チッ!…」

此方の攻撃はアヴリルがハンドレッドの分離を繰り返し防御され一向に届かず、未だ正気には戻らない彼女の攻撃を防ぎ続けるしかない。

アヴリル…どうしたらお前は…アタシは心の何処かで諦めかけていた。

 

Sideラウラ&音六

「なんだと!?…」

「…あの人の話、本当だよ…」

「確かに違和感を感じるな…」

ギリウスの突如の告白を聞き私とお姉ちゃんはサベージへの攻撃の手を緩めてしまった。

このまま彼女に仕掛けられた爆弾の居所が分からないまま攻撃を加えればいつ爆発を引き起こしてしまうか分からない。

「リィ!彼女に仕掛けられている爆弾は何処だ?!」

「『先程から分析をかけているのですが未だ判明出来ていません!…』」

「クッ!?なんて面倒な事を!…」

「…」

リィの分析結果を待つしか出来ず私達はその場に立ち尽くしてしまっていた。

 

Sideイチカ

「キャア!?」

「チィッ!?…カレン大丈夫か!?」

「な、なんとか…」

強化ホムンクルスにエナジーを喰われてしまいなんとか武装を保つのに必死になるばかりの防戦一方であった。

「クッ!?…」

「モットチカラヲヨコセェー!」

奴がこの世の者とは思えぬ形相で闇切り改・弐式に掴みかかり残りのエナジーを喰らおうとする。

「この!離れろっ!」

俺はなんとかホムンクルスを突き飛ばす。

「はあはあ!…」

エナジー残量が非常に不味い!…

だが、奴にはギリウスが恐らくカレンの歌に対して策を施している筈だ。

このままでは!…

 

Sideカレン

「イチカさん!…」

イチカさんの剣技も私のビームもホムンクルスに喰われ届かず一方的な防戦を強いられてしまっていました。

「♪~」

「か、カレン今すぐ歌を止めろ!」

「え?…」

ホムンクルスの力を抑えようと歌い出した私ですがどうしてかイチカさんがやめるように言ってきて訳が分からないまま茫然としていると…

「キミノウタナドモウボクニハ効カナイヨ!」

「そ、そんな!?…キャアアァァー!?」

「カレン!?」

以前なら私の歌だけでも抑えられたのに今のホムンクルスには全く以て効力がなく、私は彼の攻撃を受け、咄嗟にNバリアを展開させましたが難無く突破されて大きく吹き飛ばされてしまいました。

「うぐっ!?…」

「サア、アノトキハクエズジマイダッタケド…キミノアジハドンナモノナノカナァ?!」

「ひっ!?…」

ギリギリ!…

「うああ!?…」

ホムンクルスは距離を詰め私を掴み上げ、首を絞め上げようとしてきてその口を大きく開こうとしてきました。

私は恐怖に襲われて悲痛な声を上げる事しか出来ませんでした。

「ホムンクルス貴様!カレンを離せえぇー!」

「イ…イチカ…さん…来ちゃ…駄目…」

「フン!…」

「がはっ!?…」

私を助けようとイチカさんがホムンクルスに攻撃を加えようとしますがとても強固なNバリアを張られそれを突破出来ず彼の打ち払いをモロに受けてしまい吐血してしまう。

「はあはあ…」

イチカさんが攻撃を加えてくれたおかげで私は解放され急いで距離を取りますが首を絞められてしまっていたせいか声が中々出せぬまま立ち尽くしてしまっていた。

「『諦めないでカレンちゃん!』」

「!」

今の声は!…

 

Sideセシリア達

「不味いですわね!…」

「このままじゃイチカ達が危ないよ!…」

「ですが…」

爆弾を握ったままのギリウス、なんとか起爆スイッチ目掛けて狙撃出来ないかと隙を探し出そうとしますが一向に隙は見当たらず彼を睨みつける事しか出来ずに事態が好転しないまま私達は立ち尽くすしかなかった。

ですがその時…

ドシュン!

ボガン!

「何ッ!?」

「「!?」」

何処からともなく弾丸が起爆スイッチ目掛けて飛来してきて破壊したのだ。

これには私達もスイッチを握っていたギリウスも驚きを隠せないでいた。

「今のは一体何処から?…あら?…」

♪~

「これは…」

「歌が聴こえるな…」

直後、カレンさんの歌とは違う歌声が聴こえてきた。

「なっ!?…そんな馬鹿な!?何故奴等が、奴等までもが此処にいる!?」

ギリウスの先程よりも驚愕に満ちた表情に私達は困惑していた。

 

Sideイチカ

「!この歌声は!…それに今の狙撃は…」

俺も聴こえてくる歌声と先程の狙撃に驚きを隠せないでいた。

「『…』」

「そしてあれは!…」

「ムッ!?…キ、キサマハ!…」

俺の驚きと同時にホムンクルスの奴も突如この場に現れた者達に驚愕していた。

 

 




次回、突如として戦場に現れた者達リトルガーデンの面々、そして武芸者最強のダブルタッグが今此処に復活を遂げる!
「臨海学校と陰謀PARTⅩⅣ」


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