インフィニット・ハンドレッド~武芸の果てに視る者   作:カオスサイン

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やっとスパロボV発売日キタ━━━d(゚∀゚)b━━━!!プサエディは予約出来なかったけど…
それより読者総員!推奨戦闘BGM超用意ィー!!!


EPⅤⅩ「臨海学校と陰謀PARTⅩⅣ」

Sideイチカ

「あ、あれは!…」

「に、兄さん!?そ、それにサクラさんまでどうして此処に?!」

俺とカレンは突如戦場に現れた者達に驚きを隠せないでいた。

「『よお、久方振りだなイチカ!』」

「『はぁい!カレンちゃんもお久し振り!』」

「ああ!…」

ハンドレッドのプライベートチャンネルで通信してきたのは俺の一番の戦友でありカレンの実兄である如月ハヤトとカレンのアイドルの先輩であり人工型ヴァリアントである霧島サクラさんだったのだ。

「『リザさんからイチカ達のエナジーが乱れ始めていると聞いて急いで降下して駆け付けて来たんだ!』」

「そうだったのかすまない…」

「『お前が謝る事じゃないさ』」

心配をかけてしまった戦友に申し訳無く思っているとハヤトはそう言ってくれる。

やはり良き戦友である。

「あの、サクラさんも此処にいるって事はもしかして…」

「『ああ、此処に来ているのは俺達だけじゃない。

リトルガーデン、ルナルティアベース基地の選抜隊メンバー全員だ!』」

カレンの疑問にハヤトが答える。

やはり!…ならば先程の狙撃は恐らくフリッツの【不動要塞】<ストロング・ホールド>によるものか!

「キサマライツマデハナシコンデイルツモリダ?!」

「『やれやれ、あちらさんは待ち呆けしているようだな。

イチカまだやれるか?』」

「ああ!…」

先程のサクラさんの歌によってエナジーが大分回復していた。

無論じっとしている事など出来ないので俺はハヤトと共にホムンクルスを見捉えた。

「キサマラマトメテクラッテヤル!」

「『出来るものならな!』」

「いくぞ!ホムンクルス!」

俺達はこの因縁に終止符を打つ為一気に奴の下へと迫っていった。

 

Sideカレン達

「『準備は出来てる?カレンちゃん』」

「は、はい!」

「『そっか!

なら新しいメンバーとも一緒にやれるわね!』」

「『こんにちは!』」

「えっと貴方は?」

私はサクラさんが連れてきた見知らぬ少女に疑問を感じる。

「『私はミリスよ。よろしく』」

「『彼女は私達の新たな仲間よ!』」

「そうなんですか!よろしくお願いします」

ミリスと名乗った少女に驚くが今はこうしている場合ではない。

「歌いましょう!イチカさん達の力となる様に!」

「「『ええ!』」」

サクラさんが【妖精の紡ぐ物語】<フェアリー・フェアリーテイル>、ミリスさんは洋琴型ハンドレッド【天使の堅琴】<ヨハネス・ハープ>を展開する。

私も奇跡の聖符の全身装甲を展開しサクラさん達と共に一斉に歌い出した。

「「『♪~♪ー~』」」

推奨戦闘BGM Sideイチカ&ハヤトらD-セレクションメンバーズ「BLOODRED」Or「TABOOLESS」

Sideカレン&サクラ&ミリス「EYESONME」(カレン&サクラVer)Or「Jewelsoflove」

Sideフリッツ&レイティア「HardyBuddy」

Sideセシリア達原作IS組「STRAIGHTJET」

Side音六&イツカ「escape」

 

Sideイチカ&ハヤト他

「グワアァ!?…ア、アタマガスゴクイタイゾ!…コノミミザワリナフキョウワオンヲイマスグヤメロー!」

「誰が止めさせてやるかよ!」

「『ああ、全くその通りだイチカ!一気に奴に畳み掛けるぞ!』」

「OK!」

カレン達の歌の効力を受け強化ホムンクルスはもがき苦しみ出し奴の力が段々と落ちていくのを感じた俺は闇切り改・弐式を、ハヤトは飛燕・改をそれぞれ構える。

「『はっ!』」

「せいやあっ!」

俺達はそれぞれエナジー波をホムンクルスに向けて飛ばす。

「グギャア!?」

「ハヤト!タイミングを合わせてくれ!」

「『了解!久し振りの俺達の技、見せてやろうぜ!』」

「1、2の今だ!」

エナジー波を喰らい怯んだ隙を狙って一気に距離を詰める。

「「『<双刀残影斬>!!』」」

「ギイィシャャア!?」

「『イチカ!』」

「分かっている!<残影斬>!」

「『<残影斬・弐式>!』」

駄目押しとばかりにそれぞれの技をホムンクルスに喰らわせてやった。

「グッ!?キサマラ…オボエテイロヨオレハマタイツカカナラズフッカツシテヤル!…ソシテチカラヲ…グワアアアー!?……」

「何度でも相手になってやるさ!…」

ホムンクルスは断末魔の悲鳴を残し今度こそこの世から完全に消滅した。

「ハヤト、悪いけどまだ要請は生きているよな?」

「『ああ、早い所彼女達を助けにいこう!』」

 

Sideセシリア達

「そんな馬鹿な馬鹿な馬鹿な!?…何故だ!?何故リトルガーデンの奴等が此処に現れるんだ!?…」

「リトルガーデン…」

ギリウスが狂った様な声を出しながらそう言う。

もしかして彼が恐れているものは!

「ねえ、皆アレを見て!」

美月さんの声に私達は差された方へと向けた。

「「!?」」

遥か海上にはとても巨大な戦艦が航行していたのだ。

「もしかしてアレがリトルガーデン?」

「その様ですわね…」

その戦艦をよく見てみると各所に居住区らしきものが見えた。

其処からなにやら人影らしきものが出撃していくようだった。

「救援ですの?…」

希望の光が差し掛かってきたのだ。

「『「♪~♪~♪~」』」

「わあ!…」

「なんて力強い歌と声なんですの…」

「力が溢れ出してくるわ!」

「これならいけるかも!」

私達に再びの希望の光が差し込みギリウスを見捉えた。

 

Sideギリウス

「やめろ!やめろ!やめろー!(不味い、不味い!…ホムンクルスには如月カレンの歌の耐性データしかインプットされてない。

霧島サクラ、それにノートルダム教皇の四使徒の一人が協力しているだと!?

予想外にも程があり過ぎる!…)」

予想だにしないリトルガーデンの奇襲にギリウスは内心穏やかではいられなかった。

ホムンクルスは彼がいくら強化の手を加えたといえど所詮は不完全な存在でその生態はサベージに最も近いのだ。

だからこそ耐性データを入れた。

だが救援に現れた霧島サクラ、ミリス両名のデータは乏しく耐性データはカレン一人だけに留まっていたのだ。

「糞っ!糞があっ!」

カレン達の歌の恩恵を受けて彼もエナジーはほぼ全開に近い形になっていた。

だがたった一人でリトルガーデンとイチカ達の攻撃を掻い潜るなど不可能に等しかった。

こうなれば彼に残された手段は一つしかない。

「サベージ共!奴等を蹴散らせぇー!」

「なっ!?まだ湧いてくるのですの!?」

「そんじゃここはばいなら!」

「に、逃がしませんわよ!ってああ!?…」

セシリア達が新たなサベージの出現に驚いた隙を狙ってギリウスは透明能力を駆使してその場から逃亡を許してしまった。

 

Sideクレア達

「戦況は?」

「如月ハヤト、剣崎イチカがホムンクルスと交戦!これを見事に撃破!

ですが戦闘海域周辺に新たにサベージの出現を確認しました!」

「新たにですの…それで手配犯の身柄は?」

「駄目です!既に索敵範囲外に!…」

「くっ!…逃げられてしまいましたか…ならこれより新たに出現したサベージの駆逐へと移行します!

選抜隊は出撃を急ぎなさい!」

「「了解!」」

ようやくルナルティアベースからリトルガーデンへと帰還したクレアは非合法研究・実験及び脱獄の罪によりS級指名手配犯となったギリウスを取り逃がしてしまった事に歯がゆむ。

だがいつまでも過ぎ去った事を後悔している暇はない。

クレアもまた己のハンドレッド、アリステリオンを展開し出撃していった。

「結構な数ですわね!…」

「敵さんも余程余裕が無くなってきて躍起になっているって事ですよ副会長」

「無駄話をしてる暇があるんなら狙撃してよフリッツ~」

「悪ぃ悪ィレイティア、さっき一発結構小さい獲物に撃ち込んでやったばかりだからちょっとエナジーチャージ中なんだわ」

「もう!…」

「貴方達今はさっさと手を動かしなさいな!」

「へーい/はーい」

ギリウスが苦し紛れに新たに呼び出したサベージ駆逐には【獣王武神】全身武装を展開したレイティアはそして先程ギリウスの握っていた起爆スイッチを見事にピンポイント狙撃した不動要塞・全身武装を構えるフリッツと喧嘩に発展しそうになりそこにエヴァー・ラスティングを構えたエリカが仲裁する。

「おっし!チャージ完了!ドデカイ一撃いけるぞ!レイティア、副会長!」

「よっし!」

「分かりましたわ!」

フリッツの砲撃を合図にエリカはサベージを纏めて拘束し、レイティアは獣王爪を構え攻撃を加える。

 

「此奴等!…」

「うん…とても深い悲しみを感じる…」

「そういえばシャロのねーちゃんが言ってたっけ?

ここら一帯にいるサベージには人工ヴァリアントの力に適応出来ずに死んじまった子供の脳が乗せられているって…」

「許せねえ!…」

自分達の育ての親であったヴィタリーもここまで外道ではなかったと怒りに震えるクロヴァン達。

そう全ては彼女の名を己が私利私欲の為に利用したギリウスの支配によって引き起こされたものだ。

彼等の怒りは相当なものである。

「来る!…」

「おっと!」

ネサットの警告を受け、クロヴァンはサベージの攻撃を回避しオルトロスリべリオを投擲する。

「そっこだあ!」

すかさずナクリーがデュオヴァルガでサベージを斬り裂く。

「姉ちゃん!」

「あの子のを使わせて貰おうかな…複写展開!

やあっ!」

クロヴァン達の合図を機にネサットは付近で戦っていたラウラのシュヴァルツェアゴッドスマ―ケンハンドを左目の「真理の瞳<トゥルース・アイ>」で複写・展開し叩き込んだ。

 

「皆さんに告げます!一斉砲撃いきますわよ!

射線上から離脱しなさい!」

既に後ろで砲撃態勢を整えさせていたクレアもバスターキャノンを召喚していた。

「1、2の!」

「「撃てー!」」

バスターキャノンを筆頭に数々の砲撃が飛び交いサベージを半数殲滅させた。

「後は頼みましたわよ如月ハヤト、剣崎イチカ」

 

Sideイツカ

「力が湧き出してくる!だけど…」

「うう!?…」

歌が聴こえ、アタシには力が溢れ一方のアヴリルは苦しんでいた。

その証拠を裏付けるかの様に彼女の生物型ハンドレッドも動きが鈍くなっている。

恐らくギリウスの奴が彼女にまだ細工を施していやがったのだろう。

「『イツカさん、起爆スイッチは何処からかの狙撃のおかげで機能致しませんわ!』」

「そうか!アヴリル…今助け出すぞ!」

戦友の報告を聞いてアタシは一安心する。

彼女を縛る最も厄介な鎖が外れた今なら!

「はああー!」

アタシはエメラルライドスピアにパワーを込め一気に解放する。

「うっ!?…」

「アヴリル!」

仰け反ったアヴリルを助ける為、アタシはすかさずエメラルライドシールドを構えながら加速する。

「<玄武緑楯>!」

ワンオフアビリティーを発動し、彼女の残りの障壁を削っていく。

「うあああー!?…」

障壁を削り切りアヴリルの腹にシールドを当て気絶させる事に成功した。

「はあはあ…やったぞ!…」

アタシは急いで気絶したアヴリルを背負い後方へと下がった。

 

Side音六&ラウラ

「『やっと発見しました!

足下に爆弾があります!』」

「そうか!お姉ちゃん!」

「うん!ウサちゃん、彼女を惹きつけてくれる?…」

「了解した!」

サクラ達の歌の恩恵かリィの分析能力が飛躍的に上昇しギリウスのかけていたジャミングを突破、遂に爆弾がある箇所を見つける事が出来た。

「ツクモお願い!…」

私は付喪紅炎装を再度展開し、ドラグーンで足下を正確にかつ慎重に焼き切って爆弾を取り除く手段を用いる事にした。

「ウガアァー!?」

「我慢して下さい先輩!…」

苦痛に満ちる先輩サベージに私は優しく語りかける。

「よし!…」

足下をようやく焼き切り終わり爆弾を取り出す。

「ウサちゃんお願い!…」

「任された!はあ!」

取り出した爆弾をウサちゃんのハンドレッドで遥か上空に吹き飛ばしそこで爆発させた。

後は!…

「いくよ!…」

私はエナジーバーストを解放し先輩との意識共有空間を開いた。

 

「『先輩!…』」

「『あたしには何も無かった…』」

空間の中で蹲っているキナ先輩がいた。

「『コレが先輩の記憶なんだ…』」

「『パパもママもちっとも構って…あたし自身の事なんて見てくれない!…』」

「『…』」

そうか…だから家族に少しでも振り向いてもらおうと…やり方は間違っているんだけども…。

「『大丈夫だよ…』」

「『あ、アンタは!な、なんで!?…』」

私が優しく抱きしめると彼女は驚いた表情をする。

「『キナ先輩、貴方は決して独りぼっちなんかじゃない!…ただやり方を間違えていただけの事…だから…』」

「『アンタ、許すというの?…あれだけ酷い事をしたあたしを?!…』」

「『変わろうという思いがあるなら少なくとも私は貴方を否定はしないよ…』」

「『アンタ…』」

先輩は手を伸ばしてくる。

「『ごめんなさい!ごめんなさい!…』」

「『ん!…』」

謝罪の涙を流しながら変わろうとする先輩の手を私は優しく掴んだ。

 

「…」

「やったのだなお姉ちゃん!」

「ん!…」

意識共有空間を後にし私は元に戻り気絶した先輩を抱えながらウサちゃんと共に皆の所へと戻った。

 

Sideイチカ

「はあはあ…」

「『やったなイチカ!』」

強化ホムンクルスを見事撃破しハヤトが労いの言葉をかけてくる。

どうやら皆それぞれの戦いを終えたようだ。

「ハヤトお前達は…」

「この不審者が!止まりやがれ!」

「『!』」

「チッ!あンの馬鹿が!…」

ハヤト達にこの後どうするのか聞こうとした瞬間、何時の間にか復活していた愚兄がハヤトに斬りかかろうとする。

「『!』」

「グッ!?……」

斬りかかろうとした愚兄をハヤトは当たる寸前に彼を突き飛ばした。

その合間にレーザーが横切っていった。

俺はこれ以上茶々を入れられないように愚兄を思い切り気絶させておいた。

「「!?」」

「ギリウス…あれだけの偉そうな大口をほざいておきながら撤退へと追い込まれるとはな…」

「まあ、多勢に無勢って事でしょうがないんじゃないかな~?」

「フン…」

「「なっ!?…アレは!…」」

突如又現れた乱入者達の機体を見てオルコット嬢とラウラが驚いていた。

「何故私のブルーティアーズの姉妹機であるBT二号機の【鋭い風】<サイレント・ゼフィルス>が!?」

「それにアレはドイツの新型である【白き茨】<ヴァイス・ローゼ>だと!?何故今此処にあるのだ!?」

「そうか…此奴は貴様等の兄弟機であったか…何簡単な事だ我等亡国企業<ファントムタスク>が奪取したまでのことだ」

「…」

「亡国企業ですって!?」

遂に本格的に動き出してきていたか亡国企業は…

「一体何が目的なんですの?!」

「フン…本来ならば三下になぞに話す事ではないが教えてやろう!

それは世界を壊す事だ!」

「世界を壊すですって!?」

束さんとはえらい違いだ。

彼女達亡国企業が目論み望むのは世界の破滅でしかない。

「ああ、あわよくばそこの織斑秋彦と織斑春季を此方側に連れていければと思っていたのだがな…」

「何?…」

何故そこで愚兄と春の名前が?…すぐに驚愕の恐るべき結論に至った俺だがあえてこの場では口にはせずにいた。

「此奴等全員纏めて潰さないの~?Mのアレなら容易い事でしょ~?」

「ロン、今回の我々の任務は織斑秋彦と春季両名の誘拐だ。

それが失敗したのならば撤退するしかあるまい。

それにまだアレは満足には使えないのでな…」

「そっか~!ツマンないなぁ~!…」

のんびりとしてはいるが尖った口調のロンとMという少女はそう言いながら撤退していった。

アレとは間違いなくハンドレッドの事であろう。

ならば彼女達も恐らくは…今は思案していても仕方無いか。

「総員、帰還するか」

「「ええ…」」

ハヤト達の姿も何時の間にか見当たらずリトルガーデンの艦も戦線から離脱していた為俺達もそのまま帰還した。

多くの謎は残ったままだが。

 

 




次回、多くの謎を残したまま帰還を果たしたイチカ達。
だが春季は未だ昏睡から目覚める事無くそのまま学園へと戻る事になる一行。
秋彦の処遇、元姉との仲は改善されるのか?
一方、ハヤト達リトルガーデンはIS世界の詳しい情勢を探る為IS学園へと足を運ぼうと計画する。
「帰還、そしてそれぞれの想いと記憶PARTⅠ」

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