インフィニット・ハンドレッド~武芸の果てに視る者   作:カオスサイン

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スパロボV、ブリヲの暗躍早いですねえ~まさかジブリールが生きているとは…。
ちなみに既にヴィルキスとヤマトはMAX改造済じゃあい!・w・
でも特典コードが…中古で買ったPSVita前の持主がPSストアの認証外してなくて使えなかった…。




EPⅤⅩⅠ「帰還、そしてそれぞれの想いと記憶PARTⅠ」

Sideイチカ

「そうか、イギリスとドイツの最新型が…」

「ええ…報告は以上です」

自衛隊への緊急救援は多くの謎を残したまま終息し、俺達は旅館へと帰還し報告会が開かれていた。

亡国企業の連中に新型ISが奪取されていた事をオルコット嬢が報告すると賢姉殿は難しい顔をしていた。

「思わぬ非常事態でこの旅館への宿泊が予定していたよりも長くなってしまったからかな?」

「それもあると思うが…」

シャルがその様子に疑問を持ちそう言う。

賢姉殿…そういやあのMと名乗った少女は顔立ちが凄く良く似ていた気がしたが…。

それはともかく思いがけぬ救援のおかげでギリウスの魔の手から救出したアヴリル嬢は洗脳が完全に解け、イツカの説得もあり晴れて明日からIS学園に正式な生徒として通う事が可能となった。

一方のサヴェビッチ先輩はというと

「本当にごめんなさい!…」

「いいよ…ただし後で他の人達にも謝ること…」

「わ、分かったわ…」

必死な表情でセラフィーノに再度謝罪をしていた。

「賢姉殿、貴方に話があります残ってもらえますか?」

「ああ…私も丁度お前と話がしたかったのだ。いいぞ」

俺は他の皆が退出した後、賢姉殿を呼び止め話をしていた。

「向こうの世界の話は聞いていただろう?」

「…何を言いたいのだ?」

「賢姉殿…いや千冬姉!」

「!」

俺の言葉に織斑先生は一瞬驚く。

「俺は今迄向こうの世界が唯一の居場所だと思っていた。

義父さんとホクト先生の想い、いやそれだけじゃない…かけがえのない戦友達との絆があったからこそ強く生き戦い抜いてこれたんだ。

だけどこの世界にもまたかけがえのない友が出来た」

「イチカお前…」

「そのおかげで心の奥底でまだ千冬姉との姉弟の絆は生きていると感じられたんだ」

「イチカ!お前の口からそれを聞けただけでも安心だ!」

俺と千冬姉は久方振りのハグをし合った。

「それで…春の容態は?」

「束からの報告ではまだ目覚めていないと…」

「…俺は春の見舞いに行ってくる」

「私も行かせてくれ。

秋彦の監視は山田先生に既に任せてあるのでな」

「分かった」

後は愚兄の腹の奥底をどうにかしなければ…

 

翌日

「荷物早く纏めて詰め込めよ」

「手伝いますよ先生」

「助かる!」

結局、春が目覚める事がないまま旅館から帰る事になった俺達。

「…」

愚兄は千冬姉の隣で監視され、物凄く居心地の悪そうな表情をしていたが奴の自業自得でしかないのでクラスメイト達も全員無視を決め込んでいる。

「ハッロー!このバスに剣崎イチカ君って子と織斑秋彦君はいるかしら?」

「はい俺です」

「は、はい!」

金髪の少女が発車直前のバスに突如乗り込んできて俺と愚兄を指名してくる。

「ありがとう私とあの子を助けてくれてね!」

「?…ああ貴方は銀の福音の…」

「ええ、ナターシャ・ファイルスよ。

剣崎君は何やら大変な事になったらしいとは聞いていたけど無事でよかったわね

後秋彦君は…」

「は、はい!俺は人…」

「あの子を止める為とはいえ他の人も巻き添えにしただなんて私は全然嬉しくないわよ」

「ウッ!?…」

愚兄が空回りな返礼をしようとするとファイルス嬢がそう冷ややかな目で告げ、クリティカルヒットする。

「後、春季君だっけ?

彼のお見舞いには私達米軍も後で行かせて頂くわね」

「ああ、ありがとうございます!」

それだけ言ってファイルス嬢はバスから降車していった。

 

学園へと帰還した翌日

「…」

「はーくん…」

「春季…」

未だ目を覚まさない春は学園内の医務室へと移されていた。

セラフィーノが凄く心配そうな表情でベッドに眠る春の傍に寄り添っている。

「だ~か~らぁ~!俺達は見舞いに来たんだっての!

許可証だってほら!」

「嘘おっしゃい!」

「?」

医務室の外でなにやら騒がしい声が聞こえてきたので俺達は気になり外に出て訪ねる。

「どうかされたんですか?」

「この不届きな不審者が学園内に侵入していたからとっちめてやろうと思ったまでよ!」

「あ、お父さん!」

「音六!此奴なんとかしてくれ…」

「うん、先生この人は私のお父さんなんです…」

「チッ!…」

どうやら春の見舞いの為にと学園へと訪れていたセラフィーノファミリーのボスさんが未だ女尊男卑思想を持ったままの教諭に絡まれていたようだ。

「あの女は後でみっちりとお仕置きをしておきますので」

セラフィーノが助け舟を出すと教諭は舌打ちをし去っていく。

合流してきたレキナさんが物騒な事を言う。

「程々になレキナ…。

音六、それで春坊の容態は?」

「ううん…はーくんはまだ…」

「そうか…」

「お?タイセイ、お前も来ていたのか!」

「先生!」

「師匠!」

あ、不味った…。

「…行方不明になっていたとは聞いていたが生きておったのだな一夏!」

「あ…」

つい久方振りに亥曇先生に再会出来た事に思わずやってしまった。

まあ、この人に隠し事は出来ないからまあいいか。

「む?貴方方は?」

織斑教諭が入室してきて見知った顔ではない面子がいる事に疑問を感じ問う。

「ああ、アンタはブリュンヒルデの…」

「春季と一夏の姉である織斑千冬だな?」

「あ、ああそうだが?…」

「これは申し遅れました。

俺はタイセイ・フェッロン・セラフィーノ。

音六の父親です」

「私は専属執事をやらせて頂いておりますレキナ・灰鉄」

「そういえば以前に一度貴方とは顔を合わせた事はあったがその時はまだ自己紹介はしていなかったな」

「思い出したぞ!貴方はあの時の!」

そういえば春が以前にも怪我で入院した時にこの千冬姉と亥曇先生は顔を合わせていたんだったな。

「私は鳳 亥曇だ。よろしくお願いする」

「鳳?という事は貴方は…」

「ええ、この学園に通っている鈴音は私の姪なんですよ」

「そうでしたか!」

ようやく鳳家と繋がったな。

「お、叔父さん!?なんで此処に!?」

「お、鈴元気にしていたか?」

「ええ…」

「よろしい!」

「叔父さんはもしかして…」

「ああ、私は愛弟子の見舞いに来たんだ」

「そうよね…」

「鈴も久々に鳳流奥義の鍛錬してみないか?」

「え、遠慮しておくわ!そうだわ、イチカならどう?」

「すいません俺は今は剣崎流の技しか使う気は起きないので…」

「そうか残念だな…」

鈴が俺に飛び火させてきたので華麗に回避する。

「それで亥曇さんは分かりましたが何故セラフィーノさんの御家族が此処に?」

「おいおい…春坊の奴まだ踏み切れていなかったのか?…」

「織斑先生は本気?…音六ちゃんの様子を見てたら一発で分かるようなものじゃない」

「すいません(^^;)この人なんせ異性経験0なものですから…」

千冬姉の発言に俺以外の男性陣、そして鈴は呆れていた。

「まあいい…とにかく娘の将来の花婿、そして我がセラフィーノファミリーの跡継ぎになるかもしれない奴だ。

心配しないという理由がない」

「なっ!?…その様な事を突然言われても私は…それに跡継ぎとはどういう事なんです?」

「そういえばまだだったな」

「私から説明させて頂きます。

この方はかのイタリアンマフィアの一角であるセラフィーノファミリー現十四代目首領であらせられるのです」

「なっ!?マフィアだと!?…」

「まあ、当然の反応だな…だけど勘違いはしないで頂きたい。

我々は他のマフィアやヤクザ共とは違って最も真っ当な手段を用いて運営しているのでな。

詳しい事は此処の生徒会長である更識の嬢ちゃんが知っているぜ?

それにあくまで春坊が跡継ぎっていうのは俺が彼を候補推薦に出しているに過ぎないから後は彼の意思次第だな」

「そ、そうか…」

マフィアと聞いて内心焦った千冬姉だったがタイセイさんの話を聞いてほっとしたようだ。

「まあ、とにかく見舞いの品だ。

春坊が早く回復するように祈っているぜ」

「私も弟子達に任せっきりで飛び出してきたのでなそろそろおいとまさせてもらうとしよう」

「そうですか」

タイセイさん達はそれだけ言って学園を後にした。

 

その頃、リトルガーデンでは Sideクレア

「この世界にセリヴィア元教皇が逃げ込んだのはまず間違い無い筈ですわよねリザ?」

「『ええ、このまま彼女を放置していたらこの世界もいずれ大変な事になるわね…それにはまずはこの世界の情勢だけども…』」

「剣崎イチカと如月カレンの通うIS学園ですか…彼等にコンタクトを取ってみるしかありませんわね」

私は一刻も早くセリヴィア元教皇、それに未だ逃亡し続けているS級指名手配犯、ギリウス元皇太子その他の行方を掴む為に一度IS学園の者達と接触を試みる計画を立てていた。

「クレア、君は当然赴くつもりなのだろう?」

「シャーロット博士…ええ勿論そのつもりですわ」

「その時は僕も同行させて貰うけどいいかい?」

「それはどうしてですの?」

「聞けば向こうには新しい武芸者がいると聞く。

イチカ君だけじゃまだ心許無いからね」

「分かりましたわ。では改めて日程とメンバーを伝えますのでそれでよろしいかしら?」

「OK!」

 

戻って、Sideイチカ

「…」

「「…」」

教室では箒と俺、アヴリル嬢を除いたクラスメイト全員が奉仕作業処分を言い渡されていた愚兄を睨みつけていた。

「な、なんだよ?…剣崎テメエだって可笑しな事になっていたらしいじゃねえか」

「あの時は俺も正気じゃなかっただけだ。

お前と比べられるのは心外だな」

「なんだと!…てっ!?なんだいコレは?…」

愚兄に向かって物を投げ付け始める事態になっていた。

「なんだよですって?噂、全部聞いちゃったんだから!

剣崎君も大変な事になっていたらしいけどアンタのやらかした事は大違いだわ!

敵を撃墜する為に背後から味方毎刺すなんてサイテー!」

「それに刺された春季君は未だに目を覚まさないっていうじゃない!

秋彦君、自分の弟を巻き添えにするなんて…」

「もし死んじゃったりしてたらアンタどう責任取るつもりだったの?一体どういう神経してんのよ!?」

「あれじゃあ音六ちゃんも可哀そうじゃない!」

「そうよ、そうよ!」

「グッ!?…」

あの事件は物が物だった為にあえて箝口令が敷かれていたがやはり教諭達の噂を耳にした生徒が大勢いたようだ。

反論の余地が無い愚兄は押し黙るしかない。

「まあまあ、皆抑えてくれ。

でないと同レベルに見られちまうぞ?」

「「そ、それは嫌だな…」」

「オイ!?…」

俺が仲裁してやると愚兄と同レベルに見られてしまうのが余程嫌なのか皆抑えてくれた。

愚兄は只一人それに納得していなかったが取り合うだけ時間の無駄でしかない。

そして昼休み

「『ぴんぽんピンポーン!全校生徒の皆さん、それに先生方も今日は食堂に集合!

この私更識刀奈生徒会長から皆さんに是非共とても大事なお話したい事があります!☆』」

「!?」

更識会長からの突然の放送に皆なんだなんだ?と疑問を感じていた。

とてつもなく嫌な予感しかしないんだが…。

 

 




次回、刀奈の突然の号令に不安を感じるイチカ。
果たして刀奈の考えた策とは?
そして、春季は…。
「帰還、そしてそれぞれの想いと記憶PARTⅡ」
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