インフィニット・ハンドレッド~武芸の果てに視る者   作:カオスサイン

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少し遅いあけおめになりましたがことよろす。
リアルのクジ運が何故だかマッハw





EPⅥⅩⅦ「文化祭!そして襲撃と…PARTⅩ」

Sideイチカ

「ようやく目が覚めたようだな剣崎イチカ」

「あ、アンタは!?…」

目覚めた俺の前には大鎌を携えた男がいた。

此奴まで此処にいるとはな!…

ミドウ・オルガスト…ギリウスとは別のテロを起こした実行犯といわれて指名手配されている男がいた。

俺に怒号を飛ばしてきたのは奴なのか?

だとしたら

「俺達に何故味方してきた?

アンタは亡国企業に入っていたんじゃないのか?」

その意図が分からなかず質問するが…

「その話は後にしてもらおういたい。

それより今は敵が来るぞ!」

「何?…」

ドーン!

彼がそう告げた瞬間、轟音が鳴り渡る。

「一体何が!?…」

煙が晴れた先に姿を現したのは…

「アレは!…サベージじゃない!?…」

明らかにサベージとは違うと直感した得体のしれない怪物だった。

「クッ!?…」

襲いかかってくる未確認怪物に対応する。

「む!コイツは!…」

怪物から感じた手応えはISを攻撃する時と同じ様な感覚であった為難無く倒す事が出来た。

しかし先程心に響いてきたカレン達以外の歌声、それに一体この怪物達は?…考えていても仕方無いか。

 

Sideミドウ

「通常級を六、ノクターン級の絶対天敵を二確認!

サベージまでもが襲撃してきていないだけでもまだマシか…そっちはどうだ?ファニール、オニール!」

俺はある者達の護衛を兼ねて日本に来ていたがまさか既に奴等がここまでのテロ活動の魔の手を伸ばしてきているとは思わなかった。

やはり元の世界で反旗を翻しやがったノートルダムの影響でもあるか…。

ヴァリアントの力を暴走させ溺れかけていた剣崎イチカを一喝し来る敵を見据え、ハンドレッドを振るった。

「こっちはノクターン級が一機確認されたよ!」

「既に私達で駆逐したわよ!」

「そうか」

完全に駆逐し終え、俺がこの世界に流れ着いて出会い信頼関係を築いたコメット姉妹の報告を受けて俺は武装を解除した。

後はこの学園とリトルガーデンの者達に事情を説明しなければいけないか…。

 

その頃、Sideクレア

「『!これは!?…』」

「どうしましたのリザ?」

「何かあったんですか?」

IS学園来訪直後にセリヴィア元教皇が再び動き出し襲撃してきたのを機にある人のおかげでリザはカレンの歌と自身のブレインコンピューティング演算能力とヴァリアントの力を駆使し捕縛した襲撃者を普通の人間に戻す作業をしていた途中何かに気が付いたらしい。

「『サベージとは違う反応が確認されたわ!…』」

「サベージとは違う反応ですって!?」

「『ええ、どうやらこの世界のISと酷似している感じがするわね…それに一時は剣崎イチカのエナジーの乱れがあったようだけど治まったようね…それにもう一つの反応は…』」

「一時の乱れ…まああんな人数の襲撃ですものね。

これは流石に致し方ありませんわね…」

「イチカさん…」

「ごめんなさいね…」

愛しい人が一時ピンチに陥っていたというのに助けに行けなかったカレンは俯く。

私は想われ信頼し合う彼女達の関係に少しばかり嫉妬してしまっていた。

こんな事になるのなら彼女ではなく手の空いている霧島サクラを呼ぶべきだったと気付かぬ内に意地悪してしまった事を後悔した。

PiPi!

サベージとは違う新たな敵という問題を抱えた私にエリカから定時連絡が入る。

「何か分かりました?」

「『ええ、セリヴィア元教皇やギリウス元皇太子等についてまた新たな事実が判明致しましたわ!』」

「これは!…」

エリカから送られたデータに目を通すと私は驚愕した。

 

 

 


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