ピタゴラスイッチ→ゴラス
レイヴン→レヴ
適当にいじるだけで名前っぽくなるもんだね
「これ」
「む?」
レヴは台座に指を向け、ゴラスがそこを見ると台座に
背を預け、布や装飾が凝らされ黒く汚れた全身鎧の騎士が居た
そして手元にはソウルに包まれた小さな塊がある
「アストラの上級騎士、まさかこんなところで見るとはな
さて、持っているものは・・・・」
アストラの上級騎士が持っていたソウルの塊を手に取ると
「エストの灰瓶、魔力だとかそう言ったものを
回復させてくれるのか・・・・使うか?」
聞かれたレヴはエスト瓶を出しゴラスに見せて
これがあるからいらないと言っているように思えた
「なら俺が持っておこう、世話になる時が来るかもしれん」
そう言って自身のソウルの中にエストの灰瓶をしまい
レヴに向き直り声を掛ける
「ところでお前さ――」
「!」
バッ!
レヴは突然その場から驚くべき俊敏さで飛び退き
それと同時にゴラスの足に覚えのある痛みが襲った
ドスッ!
「ぐぅ!膝に矢が!?」
ゴラスの膝に矢が刺さり矢が放たれたであろう方向を見ると
クロスボウを持った亡者がレヴの手によって既に倒されていた
あのクロスボウでレヴを撃ったつもりが見事避けられて
ゴラスの膝へと命中したようだ
「うおおぉ・・・・!なぜ、膝に!」
ゴラスは膝の痛みに悶えつつも膝に刺さった矢を抜き
エスト瓶を取り出して飲むと膝の傷が瞬時に塞がった
レヴがゴラスの近くへ寄り声を掛ける
「だいじょぶ?」
「ああ・・・・まぁ、大丈夫だ、行こう」
ゴラスそう言って自分の膝を二回、三回さすって歩きだし
レヴもそれに続いて歩き出すがゴラス肩をとんとんと叩く
「ん、どうした?」
レヴは進もうとする道とは別の水の溜まった細い道に
指を指している
「そちらへ、行きたいのか?」
ゴラスの言葉に頷く
「・・・・・・行ってみよう、なにかあるかもしれん」
そこへ行こうとすると二体の亡者が座っていたが
レヴとゴラスが近づくと立ち上がり襲い掛かって来る
ブン!
レヴは剣で切り掛かってくる亡者の攻撃の瞬間
剣が当たらない距離へ素早く後ろへ下がり
亡者の振った剣が空振りになったところを棍棒で叩いた
ゴシャ!
ゴラスは亡者の剣での攻撃に左手の盾で防ぎ
攻撃の止まった亡者に右手の剣で遠慮なく斬りつけた
ザシュ!
亡者二体は倒れ二人は先へと進む
ジャブ、ジャブ、ジャブ、ジャブ
腰に水が浸かりそうな程深く水が溜まった道が終わると
広い行き止まりがありそこには小さいソウルの塊と
石の様で大きな体に結晶を生やした生物が丸まって眠っていた
「いいかレヴよ、こう言ったでかいのは自分の住む場所に
入って来られると大抵は襲ってくる、それにあのでかさとなると
攻撃は避け辛く防ぎ辛くなる、ここは一度装備を整えて・・・・」
ゴラスはどう危険なのか説明しながらレヴの居る
方向を見るがそこにレヴはいない
そしてまさかと思いソウルの塊がある場所を見ると
「知らない、誰かのソウル、ゲットしたー」
「グオオオオ・・・・」
レヴはソウルの塊を手に入れどんなものなのか遠くの
ゴラスに声で伝えその声で石の様な体に結晶を生やした生物は
起き上がり、その姿は結晶を生やした人よりも大きなトカゲで
現在、レヴに対しての敵意の現われか威嚇している
「俺の話を少しは聞けぇ!!」
結晶の生えたトカゲはレヴにに勢いよく噛み付くが
レヴはトカゲの顔の横へ転がって回避し、棍棒を数回叩き込む
ゴラスも攻撃しなければと近づくがトカゲがぐるりと
一回転する勢いで硬い結晶の生えた凶器の様な尻尾を振り回し
ゴラスはそれを避け尻尾が近くの墓石の当たると
ドバァン!!
墓石は一瞬で道端の小石やそれ以下に全て砕け
文字通り墓石は粉々に砕け散った
「まともに喰らえば・・・・死ねる!」
ゴラスは盾を使っても防ぎきれないと判断し
剣を両手で持ってレヴと同じく回避と攻撃に専念する
トカゲが飛び上がり二人を押し潰そうとするが二人は避け
着地したトカゲにひたすら避けて、叩いて、斬る
これをうまく繰り返し続けていると
「クァアオオオォォ!」
ドザァア!
トカゲは横倒れになってもがき苦しむように体が消えてゆき
ソウルが二人に吸収され、レヴの手には楔石のウロコと言う物が
自身のソウルの中に入っていた
「はぁー・・・・やったか」
「やった」
ゴラスは鎧があるとは言えところどころに体や鎧に傷でき
回避を連続で続けるのも不慣れなのか疲れている
しかしレヴはほぼ裸で身軽な上に日頃からの慣れからか
先程まで続けていた回避や攻撃に全く疲れが浮かんでいない
「少し、休んでいいか?」
レヴはゴラスの言葉に頷き、共にこの場に座って休憩した
3の結晶トカゲの進化には本気でびっくりした