Ⅲ
・LP1
・手札1枚
・(モンスター)《No.33 先史遺産-超兵器マシュ=マック》(ATK4400)
・(魔法・罠)2枚
相手
・LP100
・手札なし
・(モンスター)《魔海城アイガイオン》(DEF3000)(ORU0)/《デーモンの超越》(ATK2500)(ORU1)/《超量機神王グレート・マグナス》(ATK3600)(ORU0)/《No.87 雪月花美神クイーン・オブ・ナイツ》(ATK3200)(ORU2)
・(魔法・罠)なし
『ぐっ。まさかライフが100になってしまうとはね。』
「ここまでですよ!僕のターンは終わりです。さあ!攻めてきてください!」
『だったら君のターンが終わる前に、クイーン・オブ・ナイツの効果を使わせてもらう!』
クイーン・オブ・ナイツは冷ややかな目のまま、手を目の前に翳すと、そこから放たれた光が、Ⅲの目の前にある伏せカードを包んだ。
「…っ!?」
『オーバーレイユニットを1つ使って、相手フィールドの伏せカードを、このカードがいる限り使用不能にする!』
「しまった!」
『そして僕のターン、ドロー!(1)僕は魔法カード、《エクシーズ・トレジャー》を発動!』
Ⅲ、Ⅳ、Ⅴの3人はその場で目を丸くした。相手の場にエクシーズモンスターが多く並べられている状態から《エクシーズ・トレジャー》を使ってピンチを切り抜けることがコンセプトであるはずのこの戦いにおいて、相手側が《エクシーズ・トレジャー》を使用するとは思っても見なかったからである。
「そんな!《エクシーズ・トレジャー》!?」
「おい!なんでてめえが《エクシーズ・トレジャー》を使うんだよ!?」
「卑怯な真似を!」
『卑怯?別に僕はⅢが使ったカードと同じカードを使っただけだよ。僕はデッキからカードを5枚ドローさせてもらう!(5)そして、クイーン・オブ・ナイツの効果をもう一度発動!もう1枚の伏せカードも、使用不能にさせてもらう!』
《No.87 雪月花美神クイーン・オブ・ナイツ》:ORU1→ORU0
「もう1枚の伏せカードも!?」
『僕は魔法カード、《受け継がれる力》を発動!』
《受け継がれる力》
通常魔法
自分フィールド上のモンスター1体を墓地に送る。自分フィールド上のモンスター1体を選択する。選択したモンスター1体の攻撃力は、発動ターンのエンドフェイズまで墓地に送ったモンスターカードの攻撃力分アップする。
『自分フィールド上のモンスター1体を墓地に送り、エンドフェイズまで、そのモンスターの攻撃力を、別のモンスターの攻撃力に加える!僕はグレート・マグナスを墓地に送り、《No.87 雪月花美神クイーン・オブ・ナイツ》の攻撃力を3600ポイントアップさせる!(4)』
《No.87 雪月花美神クイーン・オブ・ナイツ》:攻撃力3200→攻撃力6800
「攻撃力6800!?マシュ=マックの攻撃力を上回りやがった!」
「まずい。今、マシュ=マックの攻撃力は4400。Ⅲのライフポイントは1!これでは…」
『バトル!クイーン・オブ・ナイツで、マシュ=マックを攻撃!君を守る伏せカードは、2枚とも使用不能だ!』
「まだ僕には……手札がありますよ!」
『なにっ!?』
「手札から、《先史遺産-銀鏡の盾》を発動!自分のオーパーツモンスターよりも攻撃力が2000以上高いモンスターの攻撃時に、手札からこのカードを捨てることで、相手フィールドの表側表示モンスターを全て破壊する!」
マシュ=マックの目の前に一見するとシルバートレイのようなものが現れ、クイーン・オブ・ナイツの放った閃光を防ぎ、拡散させた。
拡散した光はまずアイガイオンを貫き、そのまま撃沈させた。《デーモンの超越》は目の前でバリアのようなものを作り出し、閃光を防いだ。
『《デーモンの超越》の効果発動!オーバーレイユニットを1つ使い、デーモンの召喚の破壊を無効にする!』
「《デーモンの召喚》?お前…漢字が読めねえのか!?」
Ⅳがしたり顔でそういうが、すぐに返答が来た。
『残念だけど、それはこっちのセリフみたいだよ。《デーモンの超越》は、《デーモンの召喚》としても扱う効果があるんだ!』
「なっ!?」
『さらに速攻魔法、《ナンバーズ・オーバーロード》を発動!(3)ナンバーズのオーバーレイユニットを使って発動する効果を、このターンもう1度発動する!僕は、クイーン・オブ・ナイツの効果発動!』
「え!?僕の伏せカードを封じる効果を…?」
『いいや、クイーン・オブ・ナイツには、フィールドの植物族モンスターを裏側守備表示にする効果がある!これで、《先史遺産-銀鏡》の効果を回避する!』
「そんな効果も!?」
《No.87 雪月花美神クイーン・オブ・ナイツ》:攻撃力3200→裏側守備表示
「けど、これであなたのバトルは終わりなはずです!」
『そう。これで僕のバトルフェイズは終わり。けれど、まだ僕のターンは終わっていない!僕は手札から装備魔法、《ナンバーズ・フェター》を発動!(2)』
《ナンバーズ・フェター》
装備魔法
?
『場のナンバーズ1体、つまりマシュ=マックの効果を無効にし、攻撃力を0にする!さらに次のターンの君のエンドフェイズに、そのマシュ=マックは破壊され、相手は1000ポイントのダメージを受ける!』
どこからともなく現れた巨大な鎖がマシュ=マックを拘束した。
「そんな!マシュ=マックが!!」
『これで残念ながら、君はマシュ=マックの効果は使えない。そして僕は魔法カード、《ナンバーズ・デイブレイク》を発動!フィールドにセットされているナンバーズ1体を表側攻撃表示にし、フィールドの伏せカードを1枚破壊する!再び現れろ!雪月花美神クイーン・オブ・ナイツ!』
《No.87 雪月花美神クイーン・オブ・ナイツ》:攻撃力3200
『さらに、君の場の伏せカードは破壊させてもらうよ!』
「何!?」
『ランクアップマジックか。ブラフとして伏せていたとはね。カードを1枚伏せて、ターンエンドだ!(0)』
<Ⅲ:伏せ1枚 相手:伏せ1枚>
「僕はここであきらめる訳にはいかない!僕のターン!(1)僕はこのスタンバイフェイズに、前のターンに墓地に送られた、《先史遺産-銀鏡の盾》の効果を発動!墓地に送られた次の自分のスタンバイフェイズに、僕のフィールドの表側表示のカードがオーパーツカードのみの場合、特殊召喚できる!」
《先史遺産-銀鏡の盾》:攻撃力0
「さらに僕はマシュ=マックをリリースして、《先史遺産ソル・モノリス》をアドバンス召喚!」
《先史遺産ソル・モノリス》
効果モンスター
レベル6/地属性/岩石族/攻撃力600/守備力600
1ターンに1度、自分フィールド上の「先史遺産」と名のついたモンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターのレベルは6になる。この効果を発動するターン、自分は「先史遺産」と名のついたモンスター以外のモンスターを特殊召喚できない。
『使えないマシュ=マックをリリースしたか。』
「ソル・モノリスの効果発動!自分フィールドのこのカード以外のオーパーツモンスターのレベルを6にする!レベル6となった銀鏡の盾と、ソル・モノリスで、オーバーレイ!!2体のモンスターで、オーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!」
現れろ、《No.6 先史遺産アトランタル》!!
『なに…新たなナンバーズ!?』
「さらに僕は墓地に存在する魔法カード、《RUM-アージェント・カオス・フォース》の効果発動!自分フィールドにランク5以上のエクシーズモンスターが現れた時、墓地のこのカードを手札に戻すことができる!」
『そのカードはさっき僕が破壊した…!そんな効果が!?』
Ⅲはデュエルディスクの墓地のフォルダから、人差し指と中指を器用に使ってアージェント・カオス・フォースを手札に戻した。
「そして、《RUM-アージェント・カオス・フォース》を発動!ランク6のアトランタルで、オーバーレイ!!1体のモンスターでオーバーレイネットワークを再構築!カオス・エクシーズ・チェンジ!!」
降臨せよ、CNo.6!有限なる時空を破り、今、その存在を天地に刻め!先史遺産-カオス・アトランタル!
『カオスナンバーズ!?』
「そう!これこそが僕の切り札、カオス・アトランタル!!」
《CNo.6 先史遺産カオス・アトランタル》:攻撃力3300
『攻撃力3300。』
(だが、たとえ攻撃を受けても、僕のフィールドの伏せカードは、《バトル・ゲート》!自分の場のナンバーズ以外のモンスター1体をリリースして、その攻撃力分だけ自分のモンスターの攻撃力を上げ、バトルを再開する!僕は、《デーモンの超越》をリリース!その攻撃力2500ポイントが、クイーン・オブ・ナイツに加えられる!そうすればクイーン・オブ・ナイツの攻撃力は5700となり、返り討ちだ!)
「僕は、カオス・アトランタルの効果発動!1ターンに1度、フィールドのナンバーズを攻撃力1000ポイントアップの装備カード扱いとして装備することができる!」
『なにっ!?』
燃え盛る木のようなモンスター、カオス・アトランタルの胴体の部分から炎の塊がクイーン・オブ・ナイツに向かった。クイーン・オブ・ナイツは咄嗟のことで避けることはできず、そのまま炎に飲まれ、カオス・アトランタルに吸収されてしまった。
《CNo.6 先史遺産カオス・アトランタル》:攻撃力4300
『くっ。こんなはずでは…』
(《バトル・ゲート》はモンスターが2体いなければ使えない!)
「《デーモンの超越》の攻撃力は2500。攻撃が成立すれば、1800のダメージです!バトル!カオス・アトランタルの攻撃!」
体のところどころが燃え盛っている巨大な木のようなモンスター。だが人間で言うところの「手」のようなものが見え、そこから巨大な炎の礫がデーモンの超越に向かう。
《デーモンの超越》はバリアを張ったものの、炎の礫を受けきれず、そのままそこで消滅した。
『うわあああっ!』
相手:LP100→LP0
「よっしゃあ!」
「やったな、Ⅲ!」
「ふぅ。何とか、勝てました。」
『まさかこの僕が負けるとはね。じゃあいいよ。本気で相手をしてあげようか。奥に進みなよ。』
デュエルリングの奥にある鉄の扉がギギギという音を立てながら開いた。何があるのかはそこからは見えなかった。奥には暗闇があることだけ。それだけがわかる。
「よし、いくぜ!」
Ⅳが先陣を切り、2人が続いていく形となった。だがここで彼が先陣を切ったことが、彼の運命を左右することになろうとは、誰も知る由もない。
狭い回廊を走り続けること約10秒。暗闇に満ちた部屋から、再び4つの燭台のある部屋へと移った。
「待っていたよ。トロンの息子たち。」
3人が部屋に入るや否や、その声は彼らの右側から聞こえた。その声には妙に聞き覚えがあった。長い時間考えるまでもなく、その声はさきほどまで話をしていた男性2人であることがわかった。
「てめえら…」
「まさか、さっきまで僕とデュエルしていた!?」
「そう。我々はナンバーズを守る兄弟、ヌメロ兄弟だ。私は兄のハッグ。」
「僕は弟のロウだ。」
ハッグはもロウも長身で華奢な体つきをしている。ハッグは黒いジャケットを着て、ワインレッドのワイシャツがたまに見え隠れしている。たまに見え隠れするのは、ワイシャツの色は白だが、裏地がワインレッドだからだろうか。
さらにロウは、濃い青色のジャケットに、藤色のカーディガンを着用した下に、白いワイシャツを着ている。
「ナンバーズを守る兄弟?」
「そう。僕たちはね、ずっとこの地でナンバーズを守り続けてきた。ナンバーズは、勝手に使われてはいけない力でね。それは、君たちもわかっているだろう?」
「確かにナンバーズには、強大な力があるかもしれない。だが、我々にはそれが必要なのだ!ナンバーズを渡してはくれないか?」
Ⅴが彼らに掌を向け、落ち着いた口調で言ったが、ハッグはすぐに首を横に振った。
「それはできない。私たちにはナンバーズを守る使命がある。」
「それは残念だな。」
「だったら…!強硬手段しかねえんじゃねえのか!?」
Ⅳがそう言ってデュエルディスクを構えようとした時に、ロウが口を開いた。
「さっき言ったはずだよ。ここではタッグデュエルをするって。」
「あぁ。そういえばそんなこと言ってたな。誰と誰がタッグを組むんだ?って、今Ⅲがデュエルをしたから、当然俺とⅤか。」
「わ…私が動くとき…なのか?」
「いや、それは違うね。タッグを組むのは、最初に来た2人だ。」
それならやはり自分とⅤだろうとⅣは言ったが、ロウにそこまで言われると、Ⅲは彼に言われたことを思い出したのだ。
「そうか。僕たちが来る前に1人、来ている人がいるって…」
「やっと思い出したみたいだね。さあ、そんな暗いところにいないで、こっちにおいでよ。」
ツカツカという靴の音が響き渡ったと思えば、赤いスカーフの男、そのような認識を持っていたⅢとⅣとⅤであったためか、次にそれが目に入った。
「君は!?」
「紹介が遅れたな。私は赤馬零児。レオ・コーポレーションの社長をさせていただいている。」
「赤馬…零児…さん。僕はⅢです。」
「私はⅤだ。」
(おかしい。こいつのことなんて知らねえはずなのに。何か知っているような。)
ⅤはぼーっとしているⅣの肩を叩き、Ⅳにも自己紹介をさせた。
「おい、Ⅳ。」
「あ、あぁ、すまねえ。俺はⅣだ。」
「よろしく。」
狼狽える様子を見せない赤馬零児は眼鏡越しの冷ややかな目でⅣに挨拶をした。
「これで役者は揃ったな。」
「じゃあ、最初に入った2名でタッグを組んでもらおうか。」
「そうすると…赤馬零児と、俺!?」
「こちらに来て、多くの資料を漁ったよ。かなりの腕前のデュエリストだそうだな。」
「ヘッ。下調べをしてきたってことか。まあな。」
「よし。これで決まりだな。では早速、デュエルを始めよう。」
「ルールはタッグフォースルールね。」
「タッグフォースルールか。」
[タッグフォースルール]
・ライフポイントは4000ポイントで共有、フィールド、墓地と除外されたカードも共有
・手札、デッキ、エクストラデッキは共有しない
・デッキサーチ等は、自分のデッキにしか行えない
「どんなルールだろうが、勝つのは俺たちだ。いくぜ!」
「フッ。せいぜい張り切りなよ。」
デュエル!!
Ⅳ&零児 :LP4000
ヌメロ兄弟:LP4000
「ロウ。先攻はお前からで良い。」
「わかった。じゃあ、僕からいくよ、兄さん。僕のターン!魔法カード、《おろかな埋葬》を発動!(4)」
《おろかな埋葬》
通常魔法
自分のデッキからモンスター1体を墓地に送る。
「デッキからモンスター1体を墓地に送るよ。」
「自らのデッキからカードを…?」
「さらに僕は手札から、《ルインズ・スライム》を召喚!(3)」
《ルインズ・スライム》
効果モンスター
レベル3/地属性/水族/攻撃力300/守備力1500
このカードの召喚に成功した時に発動することができる。自分のデッキから「ルインズ・スライム」1体を墓地に送る。自分の墓地にこのカードを含めた「ルインズ・スライム」が2体存在する場合、このカードを除外して発動することができる。自分の墓地に存在する「ルインズ・スライム」1体を自分フィールド上に特殊召喚する。
「このカードの召喚時、デッキから《ルインズ・スライム》を墓地に送る!」
「また墓地に…」
「そして、《ルインズ・スライム》の効果を墓地から発動!墓地に2体《ルインズ・スライム》が存在する場合、そのうち1体を除外して、墓地の《ルインズ・スライム》を特殊召喚する!」
《ルインズ・スライム》:攻撃力300
いわゆるよく言われる青いスライム…ではなく、灰色のゴムボールのようなモンスターが2体、彼らの目の前に現れた。
「さらに僕は手札を1枚捨てて装備魔法、《|D・D・R《ディファレント・ディメンション・リバイバル》》を発動!(1)」
《D・D・R》
装備魔法
手札を1枚捨て、除外されている自分のモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。そのモンスターを攻撃表示で特殊召喚し、このカードを装備する。このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。
「ゲームから除外された《ルインズ・スライム》を特殊召喚する!」
「またでてきやがったか!」
「同じモンスターが…3体か!」
「《ルインズ・スライム》3体でオーバーレイ!!3体のモンスターで、オーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!」
遺跡に蠢く邪悪なる影、悪しき魂を宿し、今こそ起動せよ!ランク3、《ルインズ・ゴーレム》!!
《ルインズ・ゴーレム》
エクシーズモンスター
ランク3/地属性/岩石族/攻撃力1000/守備力2500
?
レンガの積みあがったような見た目の一つ目の巨人のモンスターが腕を組んでフィールドに現れ、Ⅳと零児を見下ろしたが、Ⅳの反応はイマイチだった。
「ケッ。ナンバーズかと思ったら、ただの岩の塊かよ。」
「僕はカードを1枚伏せて、ターンエンドだ!(0)」
<Ⅳ&零児:伏せなし ヌメロ兄弟:伏せ1枚>
「今度はこっちの番だな。よし、俺からいく!零児!てめえはまずそこで俺の華麗なデュエルを見てな!俺のターン、ドロー!(6)俺は《ギミック・パペットーギア・チェンジャー》を召喚!(5)」
《ギミック・パペット-ギア・チェンジャー》
効果モンスター
レベル1/地属性/機械族/攻撃力100/守備力100
このカードはデッキから特殊召喚できない。1ターンに1度、このカード以外の自分フィールド上の「ギミック・パペット」と名のついたモンスター1体を選択して発動できる。このカードのレベルは選択したモンスターのレベルと同じになる
「さらに俺は手札から、《ギミック・パペット-マグネ・ドール》を特殊召喚!(4)」
《ギミック・パペット-マグネ・ドール》
効果モンスター
レベル8/闇属性/機械族/攻撃力1000/守備力1000
相手フィールド上にモンスターが存在し、自分フィールド上に存在するモンスターが「ギミック・パペット」と名のついたモンスターのみの場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
「このカードは相手フィールドにモンスターが存在し、俺の場のモンスターがギミック・パペットのみの場合、特殊召喚できる!さらに、《ギミック・パペット-ギア・チェンジャー》の効果を発動し、自身をマグネ・ドールと同じレベルにする!」
《ギミック・パペット-ギア・チェンジャー》:レベル1→レベル8
「俺はレベル8の2体のモンスターで、オーバーレイ!!2体のモンスターで、オーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!」
現れろ、No.15!運命の糸を操る地獄からの使者、漆黒の闇の中より、舞台の幕を開けろ!ギミック・パペット-ジャイアント・キラー!!
自身が漆黒といえるほどの黒さを持つ体であるジャイアント・キラー。ジャイアント・キラーはまるで前屈をするようにして座っている。
「随分と趣味の悪い人形だね。」
「まったくだな。」
「てめえらにこのギミック・パペットの良さをわかってもらおうとは思ってねえよ!俺はジャイアント・キラーの効果発動!オーバーレイユニットを1つ使い、フィールドのこのカード以外のモンスターエクシーズを全て破壊し、その攻撃力の合計分のダメージを相手に与える!」
《No.15 ギミック・パペット-ジャイアント・キラー》:ORU2→ORU1
ジャイアント・キラーの指先から白い糸が伸び、《ルインズ・ゴーレム》に巻き付くと、《ルインズ・ゴーレム》を引き寄せて、胸部のローラーで火花を散らしながら粉々にした。《ルインズ・ゴーレム》は特に抵抗する様子も見せなかったが、何とも悍ましい光景である。
その後、《ルインズ・ゴーレム》を処理し終えると、そこから砲台が現れ、エネルギーが集中されていく。
「《ルインズ・ゴーレム》の攻撃力は1000。1000ポイントのダメージを与えるぜ!くらえ!!」
デストラクション・キャノン!!
赤と黒の混じったエネルギービームが一直線にロウに向かい、彼の目の前に着弾し、爆風で彼は大きく吹き飛ばされた。
「うわああっ!」
ヌメロ兄弟:LP4000→LP3000
「ロウ!」
「だ…大丈夫。兄さん。」
「ヘッ。まずは1000ダメージ。奴のライフをえぐってやったぜ!」
「…」
「おい、何かねえのかよ!?反応とか!」
興味を示していないようにしか見えない零児を見たⅣは怒鳴るには近い距離であったが、彼に少し寄った。
「油断はしない方が良い。彼らのフィールドをよく見ろ!」
「…?」
先ほどはデストラクション・キャノンによってできた爆風の煙がはける前だったのでよく見えなかったが、はっきりと見えているのは、《ルインズ・スライム》3体。
「なにっ!?こいつらは!?」
「《ルインズ・ゴーレム》は破壊された場合、持っていたオーバーレイユニットの数まで、墓地のレベル3モンスターを特殊召喚できる。」
「チッ。壁モンスターか。ジャイアント・キラーの攻撃力が1500で、《ルインズ・スライム》の守備力も1500か。クッ。カードを1枚伏せて、ターンエンド!(3)」
<Ⅳ&零児:伏せ1枚 ヌメロ兄弟:伏せ1枚>
「私のターンか。ドロー!(6)フッ。君はこのモンスターを壁モンスターだと捉えているようだが、それは違うな。」
「何だと!?」
「レベル3の《ルインズ・スライム》3体で、オーバーレイ!!3体のモンスターで、オーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!」
現れろ、《No.51 怪腕のフィニッシュ・ホールド》!!
《No.51 怪腕のフィニッシュ・ホールド》
エクシーズモンスター
ランク3/地属性/岩石族/攻撃力2600/守備力0
このカードは戦闘では破壊されない。このカードが戦闘を行ったダメージステップ終了時に、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。このカードにカウンターを1つ置く(最大3つまで)。
このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時、このカードにカウンターが3つ置かれている場合に発動できる。相手フィールドのカードを全て破壊する。
「ナ…ナンバーズだと!?」
「そうか。このデュエル、君がナンバーズを使うのか。弟は使わずに。」
「さあ…どうだろうな?」
(次回に続く)
<今日の最強カード>
《RUM-アージェント・カオス・フォース》
通常魔法
このカード名の➁の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
➀:自分フィールドのランク5以上のエクシーズモンスター1体を対象として発動できる。
その自分のモンスターよりランクが1つ高い、「CNo.」と名の付いたエクシーズモンスターまたは「CX」と名の付いたエクシーズモンスター1体を、対象のモンスターの上に重ねてエクシーズ召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
➁:このカードが墓地に存在し、自分フィールドにランク5以上のエクシーズモンスターが特殊召喚された時に発動できる。このカードを手札に加える。
<次回の最強カード>
《特別雇用の契約書》
永続魔法
?