黒咲隼
・LP1200
・手札1枚(《RR-バースト・レイニアス》)
・(モンスター)《RR-サテライト・キャノン・ファルコン》(ATK3000)
・(魔法・罠)なし
ドン・サウザンド
・LP3500
・手札5枚
・(モンスター)《CNo.1000 夢幻虚神ヌメロニアス》(ATK0)
・(魔法・罠)なし
大地を焼き尽くす閃光が放たれ、ヌメロニアスとドン・サウザンドを煙幕が包み込んだ。
「フッ……」
ドン・サウザンド:LP3500
「なにっ!?なぜライフが……」
「残念だったな。我は墓地に存在する、《ヌメロン・シェード》の効果を発動していたのだよ。」
「ヌメロン…シェード」
黒咲は思い出した。ドン・サウザンドが先ほど、『このカードには、フィールドに存在する時と、墓地に存在する時の2つの効果がある。』と発言していたのを。
「このカードを墓地から除外することで、我のフィールドにヌメロン・ネットワークがある場合、このターンプレイヤーに発生するダメージを一度だけ0にし、モンスターもバトルでは破壊されない!」
遊士たちにも、もちろん黒咲自身にもわかっていた。この決死の攻撃を防がれてしまったということが何を意味するのか……
「フッ。どうした?」
呆然と立ち尽くしていた黒咲であったが、すぐに覚悟の瞳をもって遊馬を見た。
「遊馬。」
「黒咲……」
「貴様とアストラルは、ドン・サウザンドに戦いを挑むはずだな。」
「…」
「ああ。そうだ。我々は……ドン・サウザンドとデュエルをし、必ず勝利する。」
「ならば……」
黒咲は残った1枚の手札を天に掲げてドン・サウザンドに言い放つ。
「ドン・サウザンド。これが俺の最後の一撃だ!受けてみろっ!」
「フッ。一矢報いようと言うのか?」
ドン・サウザンドは完全に黒咲がしようとしていることは意味がないものとして捉えていたようだが…
「《RR-バースト・レイニアス》の効果発動!自分のエクシーズモンスターがバトルをした後にこのカードを除外!そして……」
「1500のダメージを与えようと言うのか。」
「違うな。」
「何!?」
「サテライト・キャノン・ファルコンを除外し…貴様の場のカード1枚を破壊する!」
「…!?」
「ドン・サウザンドのフィールドにあるカード……」
遊馬は一瞬ヌメロニアスを考えた。確かにドン・サウザンドのフィールドにあるカードは2枚。ヌメロニアス、そしてヌメロン・ネットワーク。
「そうか。黒咲!これでヌメロニアスを破壊すれば…」
「俺はヌメロン・ネットワークを破壊する!!」
「何だと!?」
黒咲の手札から放たれた赤黒い体をしたモズはまるで人間の静脈のようにして張り巡らされているヌメロン・ネットワークに迷いなく突進し、サテライト・キャノン・ファルコンはそれに追従していく。
程なくして2体のモンスターは白い閃光となり、その静脈は少しずつ朽ちていき、ネットワーク自体が霧散していった。
「な…なに!?我がヌメロン・ネットワークが……!?なぜ!?」
「貴様はヌメロン・ネットワークがこのフィールドに存在していることを俺たちに教えたな。カードとして存在するものなら…俺のレイド・ラプターズで破壊するまで!」
「なぜだ黒咲…!?ヌメロン・ネットワークではなく、ヌメロニアスを破壊すれば…」
「俺自身もなぜかはわからん。最後に奴の裏をかきたかった…からかもな。ターンエンドだ。」
《CNo.1000 夢幻虚神ヌメロニアス》(ATK0→ATK10000)
「……フッ。だがもう勝負はついている。我のターン!(6)黒咲。覚悟は良いな。いけっ!ヌメロニアス!!ダイレクトアタック!!」
「後は頼んだぞ。遊馬、アストラル。そして遊士……」
ヌメロニアスの体から光の波動が放たれ、黒咲を撃ち抜くように見えた。
「ぐぅっ!!」
「く…黒咲…!!」
黒咲の体から何かが光ったようにも見えたが、煙がはけた後に、そこには何もなかった。
黒咲隼:LP1200→LP0
「黒咲!そんな!!」
「フッ。我の攻撃で跡形もなく……」
そこまで言ったドン・サウザンドであったが、すぐに首を傾げた。彼のデュエルディスクやカードも全てなくなっていたからだ。
「フッ。まあいい。どの道無事ではあるまい。我の邪魔をしたからこういうことになったということを身をもってわかっただろう。さあ…次は貴様らだ。九十九遊馬、アストラル。」
「「待て!!」」
重なった2つの声が周囲に響き渡った。遊馬たちとドン・サウザンドが視線をそちらに向けると、そこに立つ2つの影がある。
それらを認識した時、遊馬の表情は一気に明るくなった。
「カイト…それに、シャーク!!」
「フッ。」
「……」
「何とか間に合ったようだな遊馬。」
「カイト。お前…ヌメロン・ドラゴンを……」
「これだ。」
カイトはデッキケースから取り出した1枚のカードを遊馬に手渡した。日本語ではない、何か不思議な記号のようなものが並び、イラストは金色の龍が映るもの。そしてエクシーズモンスター。遊馬はそれが何かを確信した。
「これは…」
「ヌメロン・ドラゴン…!?」
アストラルがそう言うと、遊馬はそのカードをカイトから受け取った。
「俺のナンバーズはクラウダーに取られてしまった。だが、ミザエル、クラウダーと戦った後に月で覚醒した。このヌメロン・ドラゴンが…」
「安心しろカイト!クラウダーは俺たちが倒したぜ!」
「お前らが……」
先ほどから黙って聞いていたもう1人の男はようやく口を開いた。
「フッ。俺にとっても好都合だぜそれは。」
「シャーク…」
「俺は……」
シャークの体が紅く光る。そして…
「ナッシュだ。」
「ナッシュ…」
「そうだアストラル。俺はナッシュ。バリアン七皇の戦士。ヌメロン・コード、ナンバーズ、その両方が俺たちにとっては必要だ。だからお前たちの持つヌメロン・ドラゴンを含めたナンバーズは全て俺がもらう。」
ナッシュはその発言をした時に、自分の体を遊馬、アストラル、カイトに向けていた。その時にはドン・サウザンドは笑みを浮かべていた。
しかししばらくの沈黙を破ったカイトは、「フッ…」と笑っていた。
「ナッシュ。お前が俺とともにここに来たのは…そうじゃないだろ?」
「カイト?お前、何を言って。」
「確かにそうだ。ここに2人で来るのはおかしい。ナッシュの言う様に、本当に彼らにとってナンバーズもヌメロン・コードも必要なのだろう。なら、ここで合流する前に、カイトとデュエルをすればいい。」
「あぁ。」
するとナッシュは次の瞬間その状態から振り返り、ドン・サウザンドと対峙した。
「…ン?どういうつもりだナッシュ?」
「だが、ナンバーズをもらう前に、お前を倒す。ドン・サウザンド!」
「何?」
「お前はバリアンの神でも何でもねえ。七皇全てを吸収し、自らの力を完全なものにしようと企むゲスだ!」
「貴様が我に楯突くというのか、ナッシュ?貴様は自分が何をしようとしているのかわかっているのか?」
「黙れっ!ドン・サウザンド!!仲間の仇を取らせてもらう!それだけだ!」
「決まったな、ドン・サウザンド!俺たちの絆で、お前を倒す!」
「遊馬。勘違いするな。俺はお前らの仲間になった訳じゃねえ。」
遊馬がナッシュに、「シャーク」と言いかけたその時、カイトが間に入った。
「わかっている。今は利害が一致する。だから…だろ?」
「そうだカイト。だから…共に戦う。」
遊馬は少し納得のいっていない表情をしていたが、彼にももちろんわかっていた。ナッシュにも立場があること。苦しい中にいること。だがそれでも、自分たちと共に戦ってくれることに感謝し、遊馬は「よっしゃ、いくぜ!」と気合いを入れた。
すると遊馬の後ろから遊士が声を掛けた。
「遊馬!!」
「遊士!!」
「俺の力を使ってくれ!今度は俺が、お前に力を貸す番だ!」
1枚のカードをデッキに加え、デッキをシャッフルする遊馬。
「フッ。準備は整ったということか。いいだろう。お前たちは元々倒す必要のある相手だ。ナンバーズ、ヌメロン・コード、そしてバリアンの力。全てを完全なものにして手に入れるために!」
ドン・サウザンドはふと手に持っている1枚のナンバーズを遊馬とアストラルに見せた。
「そ…それはっ!グラディエール!!」
アストラルのその声に遊馬は思い出した。小鳥とナンバーズを見ていた時のことを。
「…!?まさか…」
「No.76 諧調光師グラディエール。愚かにも我に楯突いた少女をデュエルで倒し、手に入れたナンバーズだ。」
「少女…!?まさか…」
「お前、小鳥に何しやがった!?」
「安心しろ。その者の命にも魂にも興味はない。しばらく眠ってもらっている。」
「て…てめえ!」
「人間風情が出過ぎた真似をしなければこんなことにはならなかったのだがな。」
遊馬は踵を返そうとしたが、アストラルの鋭い一声が飛んだ。
「待て、遊馬!」
「けど……小鳥が!」
「落ち着け!今小鳥はどこにいるのかわからない。今はドン・サウザンドを倒すことが先決だ。」
「何冷静に言ってやがるんだアストラル!」
「……冷静であるものか!」
「……アストラル。」
「こうしている間にも、世界の崩壊はドン・サウザンドによって進められている。このまま世界が崩壊したら、小鳥を助けるどころではなくなってしまうんだぞ!」
「……わかったよ。だったら、待ってろ小鳥。こいつをぶっ倒して、すぐに迎えに行くからな!!」
「我を倒すだと?それが不可能だということを貴様らに教えてやろう!」
「デュエルディスク・セット!!」
「デュエルモード、フォトン・チェンジ!!ハァァァッ!!」
「1対3の変則デュエル。全てのプレイヤーは先攻1ターン目で通常ドローと攻撃をすることはできない。貴様らはライフポイント4000を3人で共有する。フィールド、墓地に関してはそれぞれのデュエリストで別々のものとする。そして…先攻はいただく。」
「いいぜ!」
「いいだろう。」
「覚悟しろ、ドン・サウザンド!」
「「「「デュエル!!!!」」」」
遊馬、カイト、ナッシュ:LP4000
ドン・サウザンド :LP4000
「我の先攻!(5)」
最初の一手を考えているためか、ドン・サウザンドはしばらく固まっている。
「さっきのデュエルとは少し様子が違うんじゃねえか。何か考えることもなくカードを出してたよな。」
「ヌメロン・ネットワークがなくなったことと関係が……?」
「そういうことね!!」
その場にいる全員が声がした方に向いた。
「…小鳥!!」
「ドン・サウザンド。さっきはよくもやってくれたわね!」
「フッ。敗者には用はない。」
「でも私今聞いちゃったのよ。アストラルの言葉!ドン・サウザンド!あんた、ヌメロン・ネットワークがないの?」
「……」
「ヌメロン・ネットワークがあると、自分フィールドにカードがない時にデッキからカードを墓地に送って、その効果を得る効果が使えるの!」
「何!?それは本当か、小鳥!?」
「そうよカイト!私はその効果で散々苦しめられたわ!でもそれがないなら…」
カイト、ナッシュも続けて口を開いた。
「しかしよくドン・サウザンドとのデュエルでその程度の怪我で済んだな。お前も遊馬といるうちに、強くなっているのかもな。」
「小鳥……」
「カイト。遊馬と一緒に戦って、ドン・サウザンドを倒して!そして……」
「…俺はナッシュだ。シャークじゃねえ。」
「……いや、私にとってはシャークよ。遊馬もきっと、あなたをシャークって言ってるはず。」
「…っ。」
「事情があるんだと思う。けど、今遊馬、アストラル、カイトと戦っているのなら、あんたも一緒に頑張んなさいよ!」
「…言われるまでもねえ。」
「フフフ……ハハハハハ!すっかり勝った気でいるようだな。だがその程度のことがアドバイスになるとでも思っているのか?黒咲のしたことなど大したことではない。それを身をもってわからせてやろう!我は手札から魔法カード、《ヌメロン・リブート》を発動!」
《ヌメロン・リブート》
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:手札の「ヌメロン」カード1枚を除外して発動する。自分のデッキからカードを2枚ドローする。
「このカードは手札のヌメロンと名の付いたカードを除外して、デッキからカードを2枚ドローする!(5)」
除外したカード:《ヌメロン・シェード》
「ヌメロン・シェード。あのカードは、ヌメロン・ネットワークがなければ発動できない永続罠。それをコストにするとは…」
「ターンエンドだ。(5)」
<全員:伏せなし>
「いくぜ!俺のターン!(5)《ゴブリンドバーグ》召喚!(4)」
《ゴブリンドバーグ》
効果モンスター
レベル4/地属性/戦士族/攻撃力1400/守備力0
①:このカードが召喚した時に発動できる。手札からレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚する。このカードが攻撃表示の場合、さらにこのカードは守備表示になる。
「このカードの召喚時、手札からレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚できる!来い!《ガガガマジシャン》!(3)」
《ガガガマジシャン》:攻撃力1500
「レベル4の2体のモンスターで、オーバーレイ!2体のモンスターで、オーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!」
来い!《No.39 希望皇ホープ》!
《No.39 希望皇ホープ》:攻撃力2500
「カードを1枚伏せて、ターンエンド!(2)頼んだぜ、カイト!」
<遊馬:伏せ1枚 カイト:伏せなし ナッシュ:伏せなし ドン・サウザンド:伏せなし>
「あぁ。いくぞ、ドン・サウザンド!(5)手札から魔法カード、《フォトン・サンクチュアリ》を発動!自分フィールドにフォトントークン2体を特殊召喚する!(4)そして2体のトークンをリリース!」(3)
《フォトン・サンクチュアリ》
通常魔法
このカードを発動するターン、自分は光属性モンスターしか召喚・反転召喚・特殊召喚できない。
①:自分フィールドに「フォトントークン」(雷族・光・星4・攻2000/守0)2体を守備表示で特殊召喚する。このトークンは攻撃できず、S素材にもできない。
闇に輝く銀河よ、希望の光となりて、我が僕に宿れ!光の化身、ここに降臨!
「ギャラクシーアイズ…」
「俺はカードを1枚伏せて、ターンエンド!(2)」
<遊馬:伏せ1枚 カイト:伏せ1枚 ナッシュ:伏せなし ドン・サウザンド:伏せなし>
「俺のターン!(5)俺は手札から、《ランタン・シャーク》を召喚!(4)」
《ランタン・シャーク》
効果モンスター
レベル4/水属性/魚族/攻撃力1500/守備力900
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。手札から「ランタン・シャーク」以外のレベル3~5の水属性モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はXモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
②:このカードを水属性モンスターのX召喚に使用する場合、このカードのレベルを3か5として扱う事ができる。
「モンスター効果発動!《ランタン・シャーク》は召喚に成功した時、手札からレベル4の水属性モンスターを特殊召喚できる!《ハンマー・シャーク》を特殊召喚する!(3)」
《ハンマー・シャーク》:守備力1500
「レベル4のモンスターが2体…」
「レベル4の《ランタン・シャーク》と、レベル4の《ハンマー・シャーク》でオーバーレイ!!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!」
現れろ!No.101!満たされぬ魂を乗せた方舟よ。光届かぬ深淵より、浮上せよ!S・H・Ark Knight!
《No.101 S・H・Ark Knight》:攻撃力2100
「ナンバーズ…101…!」
「これが…シャークのオーバーハンドレッドナンバーズ。」
「遊馬、アストラル。カイト。俺はこのカードの力を使って、奴を倒す。カードを1枚伏せて、ターンエンド!(2)」
<遊馬:伏せ1枚 カイト:伏せ1枚 ナッシュ:伏せ1枚 ドン・サウザンド:伏せなし>
彼らのエースモンスターが並ぶ光景は圧巻の一言。思わず遊士は舌を巻いた。
「すげえ迫力だな。気合い十分って訳か。」
「フッ。貴様らは誰と戦っているのかを少しはわかっているようだな。我のターン、ドロー!(6)我は再び手札から魔法カード、《ヌメロン・リブート》を発動!手札から《ヌメロン・プロテクション》を除外してカードを2枚ドローする!」
「また不要なカードを…!?」
「さらに手札から魔法カード、《ヌメロン・ダーク・インビテーション》発動!」
《ヌメロン・ダーク・インビテーション》
通常魔法
?
「このカードは我のフィールドにモンスターがいない場合に発動できる。ゲート・オブ・ヌメロンと名の付いたモンスターカードをエクストラデッキから3枚除外して、エクストラデッキから、ゲート・オブ・ヌメロン1体を召喚条件を無視してエクシーズ召喚扱いで特殊召喚する!」
「ゲート・オブ…ヌメロン…」
「気を付けて遊馬!ゲート・オブ・ヌメロンって、ナンバーズのことよ!」
「そうだ。我はエクストラデッキからNo.2から4の3体のゲート・オブ・ヌメロンを除外して、現れろ!」
現れよ、No.1!天を摩する地獄の門、堅牢なる扉開きし時、一抹の希望を捨てよ!ゲート・オブ・ヌメロン-エーカム!
《No.1 ゲート・オブ・ヌメロン-エーカム》:攻撃力1000
小鳥との対戦時では4体のナンバーズが合体して新たな存在になっていたように見えたところもあったが、今回は巨大な門が聳え立つのみ。
「ゲート・オブ・ヌメロン…」
「エーカム。」
「これがナンバーズ1か。」
ナッシュがそう呟くと、遊馬が「ヘッ!」と勢いよく切り出した。
「ナンバーズ1って言ったって、攻撃力1000じゃんか!俺のホープで倒してやるぜ!」
「…何かがおかしい。」
「え?何を怪しんでんだよアストラル。」
「確かにナンバーズはナンバーズでしか倒せない。しかしエーカムの攻撃力はわずか1000ポイント。壁モンスターとして召喚したとしても守備表示で出せばダメージはないはず。」
「あっ…そうか。」
「慌てるなアストラル。我のターンはまだ終わっていない!魔法カード、《ヌメロン・ダーク・チャージ》を発動!」(4)
《ヌメロン・ダーク・チャージ》
通常魔法
?
「我のフィールドにいるモンスターエクシーズを対象とし、ゲームから除外されているモンスター3体まで及びこのターンに発動したこのカード以外の魔法カード1枚を、オーバーレイユニットとする!」
《No.1 ゲート・オブ・ヌメロン-エーカム》:ORU0→ORU4
「何!?」
「一気にオーバーレイユニットが4つに!?」
「まずいわみんな。あのモンスターは、バトルの度にオーバーレイユニットを使って攻撃力を倍にしていくのよ!」
小鳥の情報に驚く遊馬たちだが、ドン・サウザンドは特に動じることもなくさらに手札のカードを発動していく。
「フッ。貴様らを2枚の装備魔法でもてなしてやろう!《オーバーレイ・スティグマ》、《エクシーズ・オーナー》を発動!」
《オーバーレイ・スティグマ》
装備魔法
?
《エクシーズ・オーナー》
装備魔法
?
装備した瞬間、エーカムを黒いオーラと白いオーラが包み込んだ。さらにそのオーラにはそれぞれ膜が覆われている。
「何だ…これは!?」
「オーバーレイ・スティグマ。その効果によって、発動時にスティグマカウンターを1つ、このカードに置く。」
《オーバーレイ・スティグマ》:スティグマカウンター1
「そしてエクシーズ・オーナーの効果により、発動時にオーナーカウンターを1つ置く。」
《エクシーズ・オーナー》:オーナーカウンター1
「フフフ。教えてやろう。オーバーレイ・スティグマを装備したモンスターがカード効果を受ける際にカウンターを取り除くことができる。カウンターを取り除いた場合、相手のカード効果は受け付けなくなる。そしてオーナーカウンターを取り除くことで、相手モンスターの攻撃を無効にしてそのモンスターを破壊し、攻撃力分のダメージを与える。」
「何だと?それでは2枚の装備魔法は両方ともエーカムの盾ということか!」
アストラルが驚いた後にカイトが続けて口を開いた。
「時間を稼いで、狙ったカードを待つつもりか?」
「時間を稼ぐ……?笑止!このカードは、貴様らの絶望のカウントダウンだ!」
「何?」
「《オーバーレイ・スティグマ》の更なる効果!自分のスタンバイフェイズが来た時に、オーバーレイユニット1つにつき、1000ポイントのダメージを貴様らに与える!」
「なっ…何だと!?」
「カードを1枚伏せて、ターンエンド!(1)フフフ……ハハハハハ!!」
<遊馬:伏せ1枚 カイト:伏せ1枚 ナッシュ:伏せ1枚 ドン・サウザンド:伏せ1枚>
(次回に続く)
(今日の最強カード)
《RR-バースト・レイニアス》
効果モンスター
レベル5/闇属性/鳥獣族/攻撃力800/守備力600
このカード名の①、②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか発動できない。
①:自分フィールド上の「RR」Xモンスターが相手モンスターと戦闘を行ったダメージステップ終了時、このカードを手札から除外して発動できる。その自分のモンスターの攻撃力の半分のダメージを相手に与える。
②:自分フィールド上の「RR」Xモンスターが相手モンスターと戦闘を行ったダメージステップ終了時、このカードとその自分のモンスターを除外し、相手フィールド上のカード1枚を対象として発動できる。対象のカードを破壊する。
(次回の最強カード)
《オーバーレイ・スティグマ》
装備魔法
?