九十九遊馬・天城カイト・ナッシュ
・LP4000
・手札 (遊馬)2枚/(カイト)2枚/(ナッシュ)2枚
・(モンスター)
(遊馬)《No.39 希望皇ホープ》(ATK2500)(ORU2)
(カイト)《銀河眼の光子竜》(ATK3000)
(ナッシュ)《No.101 S・H・Ark Knight》(ATK2100)(ORU2)
・(魔法・罠)
(遊馬)伏せ1枚/(カイト)伏せ1枚/(ナッシュ)伏せ1枚
ドン・サウザンド
・LP4000
・手札1枚
・(モンスター)《No.1 ゲート・オブ・ヌメロン-エーカム》(ATK1000)(ORU4)(+)(+)
・(魔法・罠)《オーバーレイ・スティグマ》(+)/《エクシーズ・オーナー》(+)/伏せ1枚
エーカムを白いオーラと黒いオーラが包み込んでいる。まるで2枚の盾。攻撃力は僅かに1000だが、その異様な雰囲気とドン・サウザンドの不気味な笑みから、遊馬たちは次のターンを始める前にその場に固まっている。
「2枚の装備魔法だと?」
「確かにホープの攻撃でエーカムは倒せるけど…あの装備魔法が…」
「そうだな…エクシーズ・オーナーの効果で、カウンターを1つ取り除けば、装備モンスターへの攻撃を無効にして、その攻撃力分のダメージを相手に与えられる。」
「けど…ここでビビってたら…」
遊馬はカイトとナッシュに視線を向けて、2人が頷いたのを見た。その後遊馬はカイトのフィールドにも目を向け、ギャラクシーアイズをしっかり捉えていた。
「よし!いくぜ!俺のターン!(3)俺はホープで、ゲート・オブ・ヌメロン-エーカムを攻撃!」
ホープ剣・スラッシュ!
「装備魔法、《エクシーズ・オーナー》の効果発動!このカードに乗っているオーナーカウンターを1つ取り除くことで、相手モンスターの攻撃を無効にし、その攻撃力分のダメージを相手に与える!」
「そうはいかねえ!ホープの効果を発動!オーバーレイユニットを1つ使い、モンスター1体の攻撃を無効にする!」
《No.39 希望皇ホープ》:ORU2→ORU1
ムーンバリア!!
エクシーズ・オーナーの効果でエーカムより放たれた白い霧状の何かを打ち払い、ホープはその場でムーンバリアを展開し、自身の投げたホープ剣も姿を消した。
「自ら攻撃を無効にしたか。」
「よしっ!これであいつのバリアの1つがなくなったぜ!ターンエンド!(3)」
「俺のターン!(3)ギャラクシーアイズでエーカムを攻撃!」
カイトが食い気味にターンを始めると、ギャラクシーアイズは体を大きく捻り、粒子を口元に溜め込む。
破滅のフォトン・ストリーム!!
「だがこの瞬間、ギャラクシーアイズの効果を発動!戦闘を行う互いのモンスターをゲームから除外する!そして相手モンスターがモンスターエクシーズだった場合、オーバーレユニットは全て墓地に送られ、墓地に送られたオーバーレユニット1つにつき攻撃力が500ポイントアップする!」
「《オーバーレイ・スティグマ》の効果発動!このカードのカウンターを1つ取り除くことで、我のモンスターは相手のカード効果を受け付けない!」
ギャラクシーアイズのみがフィールドから姿を消したが、すぐにフィールドに戻ってきた。
「これでもう1つのバリアもなくなったな!」
「フッ。だが、次の我のスタンバイフェイズには、《オーバーレイ・スティグマ》の効果により、貴様らは4000のダメージを受け、我の勝利となる!」
「俺を忘れているようだな、ドン・サウザンド!」
「バリアンの神である我の元ではなく、アストラル側についた貴様など…大した敵ではない!他の七皇と大した違いなどないようだな!」
「なんだと…?」
なんだと…というセリフはたった4文字であるのだが、そこに込められている憎しみのようなものには、遊馬は敏感であった。
「シャーク。お前…憎しみで…」
「黙れ遊馬。俺は貴様らに同情されることはない!」
「同情なんかじゃねえよ、シャーク!ただ俺は…」
「俺は…ナッシュだ!シャークじゃねえッ!」
「シャーク……」
ひるんだ遊馬を後ろに、ナッシュはカードをドローする。彼の目には、不気味に笑うドン・サウザンドの表情は入っていないようだった。
「俺のターン、ドロー!(3)アークナイトの効果を発動!オーバーレイユニットを2つ使い、相手フィールドの特殊召喚された攻撃表示のモンスター1体をこのカードの下に重ねて、オーバーレイユニットにする!」
エターナル・ソウル・アサイラム!!
「我はこの時を待っていたぞナッシュ!」
「…!?」
「《エクシーズ・オーナー》の更なる効果発動!オーナーカウンターがない状態で、装備モンスターが相手のモンスター効果の対象となった時、その効果を無効にし、相手モンスターを破壊して、攻撃力分のダメージを相手に与える!」
満たされぬ魂を乗せた方舟から放たれたチェーン状のものがエーカムを串刺しにしようとしたその時、バリア状のものがエーカムを覆い、チェーンを弾いたかと思うとそのチェーンが今度はその方舟へと向かった。
「やべえぞ、シャーク!」
遊馬がすかさず指をDパッドの魔法・罠カード発動スイッチに置いたが…
「その反撃は読めているぜ。俺は場の速攻魔法《RUM-クイック・カオス》を発動!」
「シャーク!?」
《RUM-クイック・カオス》
速攻魔法
①:「CNo.」モンスター以外の自分フィールドの「No.」Xモンスター1体を対象として発動できる。その自分のモンスターよりランクが1つ高く、同じ「No.」の数字を持つ「CNo.」モンスター1体を、対象のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。
「クイック・カオスにより、アークナイトをランクアップさせる!《No.101 S・H・Ark Knight》でオーバーレイ!!」
1体のモンスターで、オーバーレイネットワークを再構築!カオス・エクシーズ・チェンジ!現れろ、CNo.101!満たされぬ魂の守護者よ。暗黒の騎士となって、光を砕け!
《CNo.101 S・H・Dark Knight》:攻撃力2800
自信の丈程の槍を振り回してその姿を現したダークナイト。全身を漆黒の鎧に包み、騎士のような出で立ちである。しかし体のところどころには紅い模様が見られ、カオスの力を視覚的にも感じることができるフォルムだ。
「ほぉ…ナンバーズをカオス化させることで《エクシーズ・オーナー》の効果を回避したか。」
するとダークナイトはエーカムに槍を向けた。
「ダークナイトの効果発動!1ターンに1度、相手モンスター1体をオーバーレイユニットにする!」
ダーク・ソウル・ローバー!!
「なにっ!?」
「今度はオーバーレイユニットも使わずに!?」
「なんという効果だ…」
遊士たちが驚いていたが、ドン・サウザンドは驚いた表情は見せていなかった。
「罠カード、《ヌメロン・キャピタル・パニッシャー》を発動!」
《ヌメロン・キャピタル・パニッシャー》
通常罠
自分フィールド上に「ヌメロン」と名の付いたモンスターが表側攻撃表示で存在する場合に、相手が自分フィールド上の表側表示のカードを効果の対象にした時に発動することができる。その効果を無効にして破壊する。破壊したカードがモンスターだった場合、そのモンスターの攻撃力の倍のダメージを相手に与える。
「我の場にヌメロンモンスターが表側攻撃表示で存在する場合に発動できる。相手が我のフィールドのカードを効果の対象とした時、それを無効にし、その攻撃力の倍のダメージを与える!」
「なっ……!?倍……だと…」
「ダークナイトの攻撃力は2800。その倍のダメージは…5600…。」
ナッシュとカイトがそう呟くと、フフフ…と笑い始めたドン・サウザンドのそれは、やがて哄笑になった。
「ハーッハッハッハッ!まさか貴様は、我がアークナイト、ダークナイトの効果を計算に入れていないと思っていたのか?」
「なにっ!?」
「オーバーハンドレッドナンバーズは…元々我の作ったナンバーズ。その力は当然我も知っている。エーカムを攻撃表示でフィールドに残しておいたのは、アークナイトの効果を使わせるためだ。」
「なんだと?」
「アークナイトはオーバーレイユニットを2つ使えば、相手モンスターを自分のオーバーレイユニットにすることができる強力な効果を持つ。だがその時の条件は、相手の特殊召喚された攻撃表示のモンスターに限定されている。だから我が守備表示でエーカムを出しても、貴様はアークナイトの効果を使うことができなかった。その上、アークナイトは破壊される場合には、自身のオーバーレイユニットを1つ使うことでその破壊を無効にできる。《ヌメロン・キャピタル・パニッシャー》の破壊効果を無効にされてしまう。」
「では、ナッシュが咄嗟に行ったカオス化は、逆効果に!?」
「その通りだアストラル。ダークナイトは破壊されても特殊召喚される効果があるが、破壊自体は無効にはならない。よって《ヌメロン・キャピタル・パニッシャー》の効果でのダメージが通るのだよ!」
ドン・サウザンドが解説を終えると、イラストから伸びてきた巨大な手のようなものがダークナイトの全身を掴み、そのまま地中に入ったかと思うと、イラスト部分が発光し、紅い光がナッシュへと向かう。
「これで貴様らの敗北だ…」
(何…負ける…俺が…!?俺はバリアンを……)
遊馬・カイト・ナッシュ:LP4000→LP1200
「何!?ライフが…残っているだと?」
「こ…これは!?」
光はナッシュを直撃したが、その太さが当たる直前に細くなったような気がした。とは言え、予想できなかったことに、ナッシュは驚きを隠せない。
「ドン・サウザンド!!」
「九十九遊馬!?」
「俺たちはまだ、負けてねえ!!!」
「…!?」
「罠カード、《ダメージ・ダイエット》を発動した!」
《ダメージ・ダイエット》
通常罠
このターン自分が受ける全てのダメージは半分になる。また、墓地に存在するこのカードをゲームから除外する事で、そのターン自分が受ける効果ダメージは半分になる。
「このターンの俺たちに発生するダメージは半分になる!」
「遊馬!?貴様…」
「シャーク!お前が、利害が一致するからってことで一緒に戦うっていうんなら、それはわかってる。けど、お前がどう思おうが、やっぱりお前は仲間なんだ!俺は分かり合えるって信じてる!お前はシャークなんだよっ!!」
「遊馬…」
「バリアンのことも、アストラルのことも、色々あんのはわかるんだ。けど、今は俺たちは3人で戦ってんだよ。だから…
1人で戦ってんじゃねえっ!!」
遊馬の声が響き渡る。一喝とも取れるだろうが、そんなつもりで彼は言ったのではない。そこに悲しさのようなものや、友を信じる気持ちが含まれている。そう…ナッシュも感じたのかもしれない。
「遊馬。」
「ナッシュ。」
「カイト…」
「貴様もわかっているはずだ。遊馬に己を変えられた者の1人なら。こいつのデュエリストとしての腕はまだまだ未熟。調子に乗ってすぐにミスプレイをする。」
「なっ!?てめっ!この大事な場面に何言ってんだよ、カイト!?」
「だが、人を信じる気持ちや、友との絆を感じる強さは…誰にも負けないはずだ。ナッシュ。お前もそれを感じているんじゃないか?」
「お前までそんなことを…」
しばしの沈黙の後、ナッシュは深呼吸をすると、遊馬の方へと体を向けた。
「遊馬。お前は大事なことを勘違いしているぜ。」
「…えっ?」
「俺たちはとっくに、わかり合ってるんだよ。お前の気持ちなんて……とっくにわかってるさ。お前がどんな気持ちで戦ってきたのか。」
「シャーク。」
「だが人にはわかり合ってても引くには引けない時がある。俺には信じてくれた仲間がいる。俺は自分を信じてくれたあいつらを裏切る訳には…失う訳にはいかねえんだ。」
やっと自分の方に体を向けて話をしてくれたと思った矢先のこと、その内容に遊馬は悲しそうな表情を浮かべている。
「そんな顔すんな遊馬!お前の思いは伝わってる!だからこそ、今は一緒にドン・サウザンドを倒す!!お前たちと…同じチームで、戦うぜ!」
「シャーク!!」
口を挟まずに見ていた小鳥と遊士も、その宣誓めいたものに、思わず「おおっ!」と喜びの声を上げていた。
「フッ。我を倒すだと?一撃躱したくらいで良い気にならないでもらいたいものだ。」
「ダークナイトの効果発動!カオスオーバーレイユニットを持った状態で破壊された場合、墓地から特殊召喚できる!」
リターン・フロム・リンボ!!
「そしてこのカードの攻撃力分だけライフポイントを回復する!」
遊馬・カイト・ナッシュ:LP1200→LP4000
「すげぇっ!ライフを4000に戻した!」
「いっけーっ!みんな!」
「これでもはやエーカムに身を守る術はない!いけっ!ダークナイト!!エーカムを攻撃!!」
セブンス・ジャッジメント!!
槍の先端から出た紅い光がエーカムを貫き呆気なくエーカムが崩壊した。
「ぐぅっ!」
ドン・サウザンド:LP4000→LP2200
「俺はカードを1枚伏せて、ターンエンドだ!(2)」
<遊馬:伏せなし カイト:伏せ1枚 ナッシュ:伏せ1枚 ドン・サウザンド:伏せなし>
「我のターン!(2)我の場にカードが存在しない場合、手札から《ヌメロン・セイジ》のモンスター効果を発動!このカードを除外することで、デッキからヌメロンと名の付いた魔法カードを手札に加えることができる!」
「何?」
「我は魔法カード、《ヌメロン・カオス・アドベント》を発動!」
《ヌメロン・カオス・アドベント》
通常魔法
?
「ヌメロンと名の付いた魔法・罠・効果モンスターが1種類以上それぞれゲームから除外されている場合に発動することができる。墓地またはゲームから除外されているカードの中からナンバーズ1から4、そしてこのカード自身をエクシーズ素材として、ランク12のカオスナンバーズをエクシーズ召喚扱いで特殊召喚する!」
「何!?ヌメロンと名の付いたカードが1種類以上それぞれ除外されている…だと?それではドン・サウザンドが発動していたヌメロン・リブートはただ手札の不要なヌメロンカードを除外するためのものではなかったというのか!?」
「その通りだアストラル。貴様らに更なる絶望を与えてやろう!5枚のカードでオーバーレイ!!5枚のカードで、オーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!!」
現れろ、CNo.1000!混沌の憂えは、浅ましき人の業。天壌の夢は、無窮の幻。虚ろの神よ、闇をもて、光に鉄槌を!夢幻虚神ヌメロニアス!
《CNo.1000 夢幻虚神ヌメロニアス》
エクシーズモンスター
ランク12/光属性/悪魔族/攻撃力10000/守備力1000
?
人型の白い翼を持つその姿は天使のようなカラーリング。しかし黒い翼があることと、体には紅い筋のようなところもあることから、光と闇を併せ持つ存在であることを感じさせる。その姿に、遊馬、アストラル、遊士は先ほどまで感じていた戦慄を再び思い出した。
「このカードは…」
「黒咲を倒したモンスター。」
「攻撃力10000…」
「フッ。このカードを出させたことは褒めてやろう。だが貴様らここまでだ。我は、ヌメロニアスの効果を発動!オーバーレイユニットを1つ使い、相手フィールドのモンスター1体を破壊し、そのコントローラーのフィールドに、カオスナンバーズを特殊召喚する!」
ヌメロニアスの羽ばたきによって、遊馬のホープが破壊され、混沌を光に変える使者、ホープレイがフィールドに呼び出された。
《CNo.1000 夢幻虚神ヌメロニアス》:CORU5→CORU4
《CNo.39 希望皇ホープレイ》:攻撃力2500
「何っ?ホープが…ホープレイに…?」
「残念だが我の場にこのカードが存在する限り、相手フィールドのカオスナンバーズの効果は全て無効化され、攻撃もできない!」
「しかもホープがいなくなったことで、ムーンバリアが使えなくなっちまった。これじゃ攻撃を防げねえ!」
「終わりだ!ヌメロニアスよ!希望皇ホープレイを攻撃!」
「だったら……《ジェントルーパー》を特殊召喚!」
《ジェントルーパー》
効果モンスター
レベル4/光属性/爬虫類族/攻撃力1200/守備力1000
相手モンスターの攻撃宣言時、このカードを手札から特殊召喚できる。このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、相手は他のモンスターを攻撃できない。
ジェントルとウーパールーパーを掛けたであろう、ジェントルーパー。傘を広げながらその場に現れると、カップ1杯の紅茶を飲み干したが、その優雅な光景があった瞬間、ヌメロニアスの一撃を受けて姿はなくなった。
「ぐあっ!」
「いいぞ遊馬!」
「フッ。今の攻撃を凌いだことにより、貴様らは更なる絶望を受けることとなる!」
「更なる絶望…あっ!?」
遊士は口にしながら黒咲とドン・サウザンドとのデュエルを思い出した。
「バトルフェイズ終了時に、フィールドに存在するヌメロニアス以外のモンスターを全て破壊し、このターン破壊したモンスター全てを我のフィールドに守備表示で特殊召喚することができる!」
すると遊馬たちの操る全てのモンスターは突如破壊され、ドン・サウザンドの前に4つの魔法陣が現れたかと思うと、そこから4体のモンスターが特殊召喚された。
「なにっ!?」
《CNo.39 希望皇ホープレイ》:守備力2000
《ジェントルーパー》:守備力1000
《銀河眼の光子竜》:守備力2500
《CNo.101 S・H・Dark Knight》:守備力1500
「あっ!そんな…!遊馬たちのモンスターが…!」
「カードを1枚伏せて、ターンエンドだ。(0)」
<遊馬:伏せなし カイト:伏せ1枚 ナッシュ:伏せ1枚 ドン・サウザンド:伏せ1枚>
「俺たちはまだ絶望しちゃいねえぜ、ドン・サウザンド!!俺のターン、ドロー!(3)」
遊馬は勢いよくカードを引くと、その後アストラルと目を合わせ、お互いに一度頷いた。
「いくぜ、アストラル!」
「ああ。遊馬!!」
「俺と!」
「私で…」
「「オーバーレイ!!」」
我が希望の光が、未来を導く!アルティメット・エクシーズ・チェンジ!ゼアル!!
その言葉と共に現れたのは、一見するとホープレイ・ヴィクトリーのような白と赤を基調にしつつ、ところどころに金色に発光する鎧が装着されている存在だ。
「これは……Mr.ハートランドと戦った時のゼアル!」
「なっ…何だ…これっ!?」
「そうか、遊士さんは初めてね!遊馬はね、アストラルとオーバーレイすることで、新たな存在、ゼアルになることができるのよ!」
「新たな存在…ゼアル?な…何かわかんねえけど……」
その遊士の発言を聞き逃さなかった遊馬-いや、ゼアルーは思い出した。遊馬の力を得て遊士がデュエルをした時のことを…
「遊士さん。俺は…一緒にアセンションナンバーズで、ホープで戦ったのを…覚えている!」
「おうっ!あん時は世話になったからな。遊馬。今度は俺の力、存分に使ってくれよな!」
「魔法カード、《エクシーズ・トレジャー》を発動!」(2)
《エクシーズ・トレジャー》
通常魔法
フィールド上に表側表示で存在するエクシーズモンスター1体につき1枚カードをドローする。
「今フィールドにいるモンスターエクシーズ1体につき、1枚カードをドローする!今フィールドにいるのは、ホープレイ、ダークナイト、ヌメロニアスの3体!よって俺はデッキからカードを3枚ドローする!」
最強デュエリストのデュエルは全て必然!ドローカードさえも、自らが創造する!シャイニング・ドロー!!
「来たな、シャイニングドロー!」
「いけっ、ゼアル!」
5枚ある手札の中から1枚を選び、ゼアルは魔法・罠ゾーンに置いた。
「俺は手札から魔法カード、《リ・エクシーズ》を発動!」(4)
《リ・エクシーズ》
通常魔法
①:自分の墓地のXモンスター1体と、そのモンスターのX召喚に必要な素材を自分の墓地から選択して発動できる。選択したモンスターでX召喚できる。
「墓地に存在するホープを選び、墓地の《ゴブリンドバーグ》と、《ガガガマジシャン》でオーバーレイ!エクシーズ召喚!」
来いっ!希望皇ホープ!
「またホープか。だが何度フィールドに呼び出そうと、貴様らには希望など一かけらもないことを教えてやる!我は、ヌメロニアスの効果を発動!カオスオーバーレイユニットを1つ使い、相手フィールド上のモンスター1体を破壊し、そのコントローラーのエクストラデッキからカオスナンバーズを呼び出す!」
ヌメロニアスが自らの体を震わせて波動を繰り出すと、ホープはその場で破壊され、ゼアルのフィールドには、《CNo.39 希望皇ホープレイ・ヴィクトリー》が特殊召喚された。
《CNo.39 希望皇ホープレイ・ヴィクトリー》:攻撃力2800
「その効果は、相手ターンでも使えるのか!?」
「そうだ。これで貴様は攻め手を失ったな、ゼアル。」
「まだだ!俺は《
《ZS-覚醒賢者》:攻撃力0
「ライジング…セージだと?」
「このカードの召喚に成功した時、手札から戦士族モンスター1体を特殊召喚して、このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する!」
ゼアルは振り返り、遊士とアイコンタクトを取った。遊士は「頼むぜ」と呟いた後、ゼアルは手札のカードをさらに召喚した。
「来い!《剣聖-ライジング・ソード》!(2)」
《剣聖-ライジング・ソード》:攻撃力2400
「このモンスターは……」
身を褐色の鎧で包み、青白い光を放つ刃を持つロングソードを右手で握った青年。それこそがライジング・ソード。ゼアルが使うモンスターとは少し雰囲気が違う。
ゼアルはエクストラデッキを眺めたが、何か変化が起こっている訳ではないことに気が付いた。
「やっぱり俺にはアセンションナンバーズは呼べないか。…けど!!ライジング・セージは、遊士さんと俺のホープの懸け橋になるカード!このカードの力で、ライジング・ソードの力をさらに覚醒させるぜ!」
「何?」
「ライジング・セージの効果発動!お互いのフィールドのホープと、墓地のホープを装備モンスターに追加で装備し、その攻撃力分だけ、攻撃力を上げる!」
「今フィールドにいるホープはゼアルのホープレイ・ヴィクトリー、そして、ドン・サウザンドの場のホープレイ。そしてそれ以外のホープはゼアルの墓地に希望皇ホープが。」
ロングソードを掲げると、そこにホープの力が吸い込まれていく。
《剣聖-ライジング・ソード》:攻撃力2400→10200
「なにっ!?攻撃力10200だと…?」
「だが…ライジング・ソードはナンバーズではない。ナンバーズはナンバーズとのバトルでしか倒せない!」
「言ったはずだぜドン・サウザンド!ライジング・セージは、ライジングとホープの懸け橋になるって!」
「…!?」
「ライジング・セージの効果により、ライジング・ソードがバトルする時、戦う相手の戦闘で破壊されない効果は…無効になる!!」
「何だと!?」
「いっけぇっ!ライジング・ソード!!」
サーバス・ソード・ブレイカー!!
(次回に続く)
(今日の最強カード)
《オーバーレイ・スティグマ》
装備魔法
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《次回の最強カード)
?