死んだ俺は女神の加護を受けて、様々な主人公に乗り移る。   作:天竜院 狂也

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第一の転生、『進撃の巨人』エレン

俺は、死んだ。

あるアニメのイベントで出掛けた最中、心不全で突然の死。

ただ、死後に待っていたのは、女神だった。

 

「これは……異世界転生フラグktkr!」

「あー、それに近いような近くないような……」

 

はっきりしない女神だな。

さっさとチート能力授けて、異世界転生させろ。

 

「そうは言ってもね、説明って大事でしょ?」

 

女神は腕を縦に振った。

すると、劣等生なんかの近未来系アニメでよく見る、電子ディスプレイがあらわれた。

 

「あなた、アニオタでしょ?」

「…否定はしませんが」

「なら、簡単な話よ。 これからあるアニメの主人公に乗り移らさせてあげる。 あなたは主人公として普通に物語を進めればいいの」

「……マジで?」

「じゃ、いってらっしゃーい」

 

その瞬間、俺の視界は真っ黒になった。

 

 

 

 

 

 

「エレン……エレン!」

「ハッ!」

 

ここは……何処だ?

ボロっちい宿みたいなところだし、目の前にはカッコイイ美少女……?

 

「ミカサッ!」

「エレン、大丈夫?」

 

まさかのミカサたん降臨かよぉ!

それに俺の声、声優の梶さんと同じだし……

これが女神の言ってた主人公になるってことか……?

 

「エレン、今日は休日だけど寝過ぎたらダメ。 生活習慣は整えないと」

「うっす! 了解しましたぁ!」

「……変なエレン」

 

どうやら今日は、休日のようだ。

鏡を見るに、歳は原作と同じ15歳くらいだ。

窓から見える町並みは、とても目を見張るもので、美しかった。

逆にこれは、二度目の超大型巨人が攻めてくる前だということが予想出来る。 クローゼットの中に訓練兵団の制服が掛かっていることからも、そう予想付けられる。

 

「さて、今がどんくらいの状況か理解しないとな」

 

俺は、とりあえず部屋から出た。

そのままだだっ広い兵舎を歩き回ること30分。

完全に迷子になってしまった。

 

とりあえず、適当な部屋に入って、中にいる人に道を聞こう。

このままじゃ、第二のサシャになりかねない。

 

「やっぱり、進撃の文字は読めないな」

 

なんか扉に文字が書いてあったが、全読めない。

とりあえず、扉を開けてみる。

 

「すいませーん、道を聞きたいんですけどー」

 

扉を開けると、そこでは天使がいた。

下着姿で。

 

「エ……エレ……エレン……?」

「……失礼しましたー」

 

扉をそっ閉じ。

あの天使は、クリスタだろう。 下着姿も美しかった。

因みに、その横にいたユミルとかいう鬼は見なかったことにした。

 

ガチャッ!

「エレン……ちょっとツラ貸せや」

「ユミルさん? これには深ーい訳があってですね?」

「オラちょっとこいやぁ!」

 

俺は首根っこ掴まれて、部屋に引き攣りこまれた。

そのまま、ユミルの前で正座。

 

「エレン、お前はコニーやジャンとは違うと信じてたんだがな……」

「ユ、ユミル…そのへんで……」

「クリスタ! この害畜に近寄るな!」

「ま、待てよ、俺にも深い事情があってだな……」

「ほう? 覗きの理由を答えてみろ」

 

さすがに、乗り移ったと言っても信用して貰えなさそうなので、都合のいいように説明してやった。

 

「なんだ、つまり一部的な記憶喪失ってことか?」

「そうだ、お前達のことは覚えているんだが、日常の事をすっかり忘れちゃってな」

「そうか……なら仕方ないな」

 

お、流石はユミルさん!

話が分か……

 

「だが、結論的に覗いたんだから罰を受けろおおおおおお!」

「えっ?」

 

ユミルが蹴りの状態に移行する。

この蹴りは……アニと似ている!

 

「せいやっ!」

 

昔、親から習った古武術を使い、カウンターをかます。

そのまま、柔道の袈裟固めだ!

 

「どうだっ!」

「あっ……」

 

力はエレンを引き継いでいるらしく、フルパワーで固めたら、ユミルの服が破れてしまった。

そして…………

 

「こんの……ドスケベ野郎がぁ!」

「ぶべばぁ!」

 

金的蹴られました。

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