ヒカリのキセキ   作:シェルター15

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ランサーズ加入

「ふいーー〜やっぱここに限るな。」

 

俺は今、古代遺跡がたくさんあるところに戻ってきている。ここが一番マシだからだ。他の場所は暑いし寒いし、虫が出そうなところまであるし。

 

「とりあえず、自分のこれからを考えるか」

 

この世界は、なんかよくわからんが4つのエリアに分かれてる。

 

火山エリア

ここは暑くて居られたもんじゃない。あんなところでよくデュエルできるな。

 

氷河エリア

ここは反対に、寒すぎて居られたもんじゃない。普段着の俺には、住むには過酷すぎる。

 

ジャングルエリア

虫。却下。

 

古代遺跡エリア

消去法で一番マシ。とりあえず遺跡の中ならば、雨も防ぐことができる。

 

床が硬いのは気になるけど、ジャングルエリアからいろいろ取ってくれば、とりあえず食べ物には困らないだろう。葉っぱと蔓で、ハンモックくらいならいけそうだし。

 

水や氷は氷河を砕けばいいし、火山エリアに行けば火もある。

 

衣食住は、どうにかなるだろう。

 

と、ここまで考えて気づいた。

 

服。服!服ぅぅぅぅ‼︎

 

ないぞ‼︎今着てるのはあるけど、このまま着てたら臭いしボロだしで、そのうち着れなくなる。葉っぱのふんどしか?

 

……………………うん。

 

今の俺が想像した姿は、記憶から消しておこう。ものすごいトラウマになりそうだ。

 

ていうか思ったんだけど、この世界の生き物ってどうなってるんだろう?まさか虎とかが出てきて、デュエルディスク展開しだしたりしないよな?

負けたら喰われる。

 

………………

 

イヤだぁぁぁぁ!デュエルの腕を磨かねば‼︎(使命感)

 

だけどデュエル脳とはいえ、人はいるんだ。周りは世紀末でも、俺は一人じゃない。うん。そうだ、「俺は一人じゃない‼︎」

 

……………………………考えるんじゃなかった。

 

父さん……母さん……みんな………俺はここにいるよ………………

 

嗚呼元の世界。

 

もし聞こえていたら、

 

今の俺を見ているのなら、

 

返事をしておくれ。

 

お願いします。

 

元の世界に返してください。

 

こんな世紀末な世の中で、一生を終えるなんてイヤだ……。

 

ポロッ。

 

嫌だ。

 

ポロッ。

 

ポロポロッ。

 

嫌だ。

 

誰か助けて。

 

ポロポロポロッ。

 

父さん………母さん………。

 

「いやだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

私が見た彼は、地面に這いつくばって泣いていた。

 

念仏みたいに、「父さん………母さん………」と、唱えていた。

 

はっきり言って、変質者だ。

 

画面で見た、デュエルしている凛々しい彼は、いったいどこに行ってしまったのか。

とりあえず周りに誰もいないことを確認して、彼に声をかける。

 

同類だと思われたくない。

 

「おい、どうしたんだ。何を泣いている。」

 

〈俺が見たその人は、靴下を履いてなかった。

1作品に必ず一人はいる、針金入りのものを身につけていた。

なんでマフラーしてんのに、足は寒そうな格好しているんだろう?〉

 

「グスッ…あんた……だれ…?なんで靴下履いてないの………?」

 

「なっ…私は赤馬零児。LDSの社長だ。靴下はまぁいい。

それより君はなぜ泣いているんだ?」

 

「こんな世紀末な世の中で生きなくちゃならなくなったから……」

 

「世紀末な世の中?」

 

「だって……火山は爆発してるし、氷河期だし、虫がたくさんいるし、遺跡だし………普通の町に住みたい………………」

 

は………?

私は、彼の言っていることが理解できなかった。

 

「何を言っている?ここはアクションフィールドだ。ワンダーカルテットにより、4つの異なる空間を出しているのだ。

あと10分程でアクションフィールドは解除されて、普通の町になるぞ」

 

この男はアクションフィールドを知らない。つまり融合次元とは、アカデミアとはなんの関係もないことが立証された。

アカデミアならば、事前に聞いているはずだ。

 

それに、スタンダード次元とも関係がないことも分かった。スタンダード次元にいて、アクションフィールドを知らないなんてことはありえない。

 

「アク……ション……フィー……ル…ド………?」

 

「そうだ。分かりやすく言うならば、フィールド魔法が進化したものだと思ってもらえれば良い」

 

「フィールド…魔法……?

じゃあ、これは………この光景は、実際のこの世界の様子じゃないんだな…⁉︎」

 

「そうだ」

 

目の前の男の喜びようは、半端ではなかった。

 

「ほ………ほんとうか…………………⁉︎ほんとうに………ここは普通の町なんだな…………………………⁉︎よかった…………………‼︎今が通常だったら………………俺………俺………‼︎」

 

「なんなんだ………?この男は……?」

 

よく状況は掴めないが、アカデミアと関係がないのならば、ランサーズに引き込むチャンスだ。あれほどのデュエリストを逃す手はない。

 

「君がなんでこんな状態になっているのかはわからないが、君に一つ提案がある」

 

「提案………?」

 

「そうだ。いきなりだが、ランサーズに入らないか?」

 

「ランサーズ………?なに?それ?」

 

「一言で言うと、対アカデミアの実戦部隊だ」

 

「アカデミア…?なんだ?それは?」

 

「アカデミアとは、融合次元のデュエル組織だ。私達の故郷、エクシーズ次元を壊滅させた、敵だ!」

 

〈アカデミアが何かは知らないけど、明確に敵だと言い切られてもわからないな。

そういえば、ユーヤに俺、アカデミア認定されてたな。

なるほど、少なくとも、主人公の敵ではあるのか。

 

あとなんか不審者と素良くんが、アカデミアを許さないだの、エクシーズの残党を葬り去るだの言ってたな。

 

ん?まさか、素良くんがアカデミア⁉︎いやだ‼︎そんなことって⁉︎

 

とりあえず、アカデミアが主人公の敵=悪者ってことは分かった〉

 

「アカデミアについては、だいたい聞いた話を総合すれば想像がつく。だが対アカデミアとは、具体的に何をするんだ?メンバーは?」

 

「具体的には、メンバーを10人ほどの少数精鋭に絞ることでスパイなどを防ぎ、実力を蓄えたあとで、融合次元へ打って出る予定だ。

その過程で、シンクロやエクシーズ次元とも、何かしらの協力関係を結びたいと思っている。

メンバーについては、今行われているバトルロイヤルを勝ち残った者達と私、そして私の弟の予定だ。

だが、なにぶん子供達による力が大きい組織だ。力不足は否めない。そこで、君にも協力をお願いしたいと思っている。どうだ?」

 

〈率直な感想です。ご・う・ま・んだと思うんだけど、どうかな?もうちょっと、説明が欲しいんだけど。

うん。別に自分を上に見ているわけじゃないんだけどね?どうだ?はないんじゃないかな?人にものを頼む態度じゃないぞこれ。

まずそもそも、次元って何?え?なに?異次元とか存在すんの?

でも俺もOCGからARCーVに来たんだよな?

とりあえず、レッツアスク〉

 

「まず、シンクロやエクシーズ次元とか、融合次元ってなに?異次元とか、存在すんの?」

 

「そうだ。その名の通り、融合次元は融合召喚が、シンクロ次元ではシンクロ召喚が、エクシーズ次元では、エクシーズ召喚が主流の召喚法だ。そして基本的に、それぞれの次元は行き来できない。

だが、次元移動装置を開発して、エクシーズ次元へ攻め入ったのが、融合次元のアカデミアだ。このままでは、いつこのスタンダード次元が襲われるかわからない。それを防ぐためのランサーズだ」

 

〈要するに、GXと5D'sとZEXALの世界のことか。んで、それぞれの世界を渡り歩けると。

てことは、遊星とかジャックに会えるのか?うわーヤベェ、色紙持ってねぇ。うん、この人と一緒にいれば、会えるのか。協力決定だな、これは〉

 

「分かった。あんたの言っていることをすべてそっくり信じるわけにはいかないが、少なくとも別次元が侵攻してくるってことはわかった。俺も力を貸そう。

ただ、そのランサーズ?のメンバーの実力が知りたい。そのメンバーの一人と、デュエルさせてくれ。それと、俺の住むところを手配してくれ」

 

「住むところがないのか?」

 

「ああ、いろいろ事情があってな」

 

この男はアクションフィールドを知らなかった。スタンダードに住むところがないというのも、納得はいく。

 

「いいだろう。住むところは手配させる。協力、感謝する。そういえば聞いていなかったな。名前はなんだ?」

 

「聖だ。笠原 聖。よろしくな、赤馬 零児」

 

「そうか、よろしく。では、メンバーを迎えに行こう。」

 

〈やっぱ傲慢だな、この人………〉

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「バトルロイヤルは、デュエル戦士選抜のための試験って、どういうことだよ!答えろ‼︎赤馬零児!」

 

どうも。

聖です。

 

突然ですが、なんかユーヤくんがブチ切れてます。とりあえず、ユーヤ語の通訳が欲しい。

何を言っているのか理解できん。日本語しゃべってくれ。

ほら、周りも呆然としてるじゃん。

 

因みにアクションフィールドはもう解除されて、普通の町になっている。

戻る瞬間、俺は人生で一番幸せを感じたかもしれない。

 

当たり前が、当たり前じゃなくなることもあるんだって、知った。

 

茶色金髪さん、スパイなら自分はアカデミアだって言わないと思うんですが、それは。

 

それにセレナって娘、アカデミアってマジか。あんな可愛いのに。

関係ないか、それは。素良くんもだもんな。

アカデミアの人間がなんでランサーズに?よく分からん。

 

それと、俺を紹介してくれないかな?全員知らないって、結構厳しいんだけど。

あっ、暴力はいけませんよ?暴力は。

 

てか動体視力いいな、赤馬零児。

デュエリストマッスルパンチ受け止めるって、すごいと思うんだけど。腕振るうだけで、ユーヤくん投げ飛ばしたぞ。

 

不審者さん、クロサキって名前か。赤馬零児と同じで、エクシーズ次元の出身か。

 

話を聞く限り、エクシーズ次元はやっぱ壊滅したのか。もしかして、カイトとかシャークとか死んじゃってないよね?

 

ユーヤくん、ゆずゆずうるさいよ。栄光の架け橋でも聴くか?それとも、家の作物の柚子でも取られたのか?いいじゃないか、それくらい許してあげなよ。

 

てか、デュエルで決着って、いかにもデュエリストらしいな。

赤馬零児、めっちゃ煽ってたし。なんかデュエルになったし。

 

てか赤馬零児を這いつくばらせたところで、何も起きない気がするのは気のせいにしておこう。

 

それにしても赤馬零児、意外とやるな。

DDDモンスターはかなり強力だ。

3つの召喚法を使うなんて、俺にもできないぞ。

 

デッキとかエクストラデッキの圧迫は大丈夫なんだろうか?

俺は大丈夫じゃない。

しかも未だに挑発やめないし。

 

クロサキさんによるエクシーズ次元侵攻の説明を聞きながら、二人のデュエルを見ていた。

率直な感想→やるな、アカデミア。

 

ユーヤくん、君が言ってることに対して、だから何ってツッコミが10回は軽くできるぞ。精神科行ってきたらどうだ?

 

ユーヤくんが融合召喚2連発。強そうだな。攻撃力どっちも3000か。

ん?てか、俺とのデュエルの時にこのコンボ決まってたら俺負けてたんじゃね?

マジか、ショック。

 

おお、決まった。でもこうなって負けることは、ありえないんだよね。お約束展開だ。赤馬零児の反撃が始まる。

 

あっ、ペンデュラム召喚だ。レベル8を2体。エクシーズか。

てか、ペンデュラムまで使えんのか。やばいな。デッキの枚数的な意味で。

 

それと、赤馬零児のポーズwww

新体操の選手だったのかな?

それにこれで全く全力じゃないってやばい気がする。

 

ユーヤくんがダークシグナーになるのをこらえた‼︎良かった、あの姿怖いんだよな。

どうしてもバリアンを思い出す。俺は虫が嫌いなんだ!

 

カリユガが出た。カッケェ。

ユーヤくんのドローが、双剣を持っているようにしか見えなかった。

 

でたよ、俺に3000ものダメージを与えやがったモンスター。

めっちゃ痛かったんだぞ。痛みのあまり手札離しそうになって、相手に手札見えかけたんだぞ。アニメキャラってすごい!(小並感)

なんかあのドラゴン、残虐感が増えてる気がする。

 

カリユガつええ〜、トラップ操作は便利だな。赤馬零児の勝ちだ。残念だったね、懺悔させられなくて。懺悔の用意はできてなかったみたいだ。

 

さてと、いい加減俺を紹介してくれ‼︎

 

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