これからも読んでいただけるよう頑張ります。
「神様、帰りました」
声を落ち着かせて脚を踏み入れるとそこは生活感のある古びた地下室だった。
神様と二人で暮らすにはちょうど良い広さ。
僕が呼びかけた神様は手にしていたじゃが丸くんを置きトトトトと可愛く近づいてくる。
身長は低く見た目は幼女そのものだが、豊かに成熟しつくした胸は大人の色気を放つ。
「やぁやぁ、お帰り今日はずいぶんと早いね?」
「さっきダンジョンでミノタウロスに襲われちゃって………」
「えぇ!?そんなの心配じゃないか!怪我はないかい!?」
小さな両手で僕の手を握り僕に怪我がないか確かめる。
握られた手は先程までじゃが丸くんを持っていたせいかとても暖かい感触である。
「大丈夫です神様、神様の困ったかわいい顔が見たかったんですよ」
「むぅ、ひどいな僕をいじるなんて!でも本当に無事でよかったよ…」
「ほらかわいい」
僕は困った神様を撫で奥の部屋に進んだ。
部屋は長方形になっており両端は固いソファーが置いてある。
二人は慣れたように対面を向かいそれぞれ座る。
このオラリアには多くの神様が、眷属と契約しファミリアを結成している。
ファミリアとは契約した眷属たちに恩恵を与え、眷属たちからはお願いを聞いてもらったりお金をもらったり。
そして僕は目の前にいる 神 ヘスティアと契約した眷属である。
「今日は稼げたのかい?」
「いつもよりはないですね…神様はどうです?」
「えっへん!聞いて驚くなよ!デデン!」
「わぁ!!」
「まだ言ってないよベルくん!気を取り直して、なんと僕はバイトリーダーになったんだよ!」
「神様すごい!」
僕の神様は普通ではない、アルバイトして生活をしのいでいる。
それもこれも只々資金が無いだけなので僕が頑張って稼いで神様を楽にしてあげないといけないのだけど…
神様の話を聞く限りバイトリーダーになったら給料が増えるから時間に余裕が出来るという事らしい。
空いた時間に色々買い物とか僕と遊んだり出来ると神様は喜んでいた。僕はダンジョンに潜ってると思うんだけど。
「べるくんは明日も潜るのかい?」
「そうですね、明日は6階層にも行ってみようと思います」
「ん〜順調だね!なら今日ステイタスを更新しようか!」
「はい!」
神様は機嫌よさそうにソファーからベットに勢いよくジャンプする。
神様のたゆんたゆんと揺れる胸に、はずかしくなり眼をそらす。羞恥心が無いのか何も考えていないのか分からないが僕には刺激が強すぎるのでなるべくやめてほしい。
ただ見てて損はしないけど!
「は~やくうぅ~~!!」
「今行きます」
そう急かされ僕は冒険用のアーマーを外しインナーを脱ぎ棄てる。
僕の背中に刻まれた黒い文字群 【神の恩恵】
刻まれた文字は人類語ではない何かであり、僕たちには読めない言語である。【神の恩恵】とはステイタスと呼ばれ多くのファミリアは月に2度更新する所が多いと神様に教えてもらった。
ただ僕のいるヘスティアファミリアには僕と神様しかいない為神様の気まぐれで更新してくれる。
うつぶせていると僕の上に神様は乗りかかり背中を撫でる。何度も同じ場所をなぞった後、取り出した針で指先切り血をたらす。
神様の血が僕の中に溶け込んでいく。馴染み出した血を広げ左端からゆっくりと刻まれる感覚を感じる。
ステイタスとは成し遂げた質と量に従い経験値蓄えるもの。ただただゴブリンなどの弱いモンスターなどを狩り続けても徐々に経験値は減っていきやがて得られなくなるらしい、ランクアップについては自身に対して格上のモンスターを倒した際に上質な経験値を獲得する必要があるといわれている。
偉業を掲げれば掲げるほどランクアップしてレベルが上がり神に近ずく存在になれる。
「終わったよ」
僕の上から降り、僕にわかるように用紙にステイタスを記述してくれる。
「今回はすごい成長してるよべるくん!」
興奮気味の神様から用紙を受け取り目線を落とす。
ベル・クラネル
lv.1
力 i77→i82
耐久 i13→i62
器用 i93→i96
敏捷 h148→h172
魔力 i0→h200
魔法 ≪ヒール≫ 詠唱【抗い進む者、助け求める者 汝らの思いは悔み憎み懲りぬ我に届聞かん】詠唱することで5分以内であれば完治
無詠唱 性能の半減(回復)
スキル[]
「神様!魔法が出ました!」
「おめでとうベルくん!君の努力がみのったんだよ、これからもがんばるんだ!」
始めて手に入れた魔法はヒールっていう魔法で、あまり聞いたことのない回復魔法だ。
魔力も一気に200程増えているので早く試して見たい。せっかくだし今身体が何故か痛いし使ってみようかな?
「神様試しにこの魔法使ってみますね!」
「【抗い進む者、助け求める者 汝らの思いは悔み憎み懲りぬ我に届聞かん】」
詠唱を終えた後僕の周りを白い光が覆い被さる。
徐々に身体の痛みが無くなっていくのが分かる。それに引き返え身体に怠さが現れた。
「身体の痛みは無くなりましたけど、怠さを感じます神様…」
「きっとマインド酔いだよべるくん、魔力を枯渇させてると最悪意識を失うから気をつけてね!」
ベル君の初めての魔法に二人で喜ぶヘスティアだが、内心で疑問と焦りに追われていた。
回復系の魔法なんてオラリアでは滅多に聞かないレア魔法である。
その為、冒険者たちは常にポーションを常備しており、その大切さを理解している。ましてや、完治などといった規格外な性能。
この情報が外部になんて漏れでもしたら命が狙われたり、他のファミリアに勧誘されたりしてしまう。
ヘスティアはこの秘密を言いふらさないと強く決心した。
直した方がいい書き方やコツがありましたらおしえてほしいです。コメント待ってます。