鈍感な提督と艦娘たち   作:東方の提督

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全編ほのぼのですよー


提督と第六駆逐隊(前編)

ある日のお昼。執務室にて。

 

 

「よし、取り敢えずここまでにしようか」

 

「ええ、そうね…っと言ってもほとんど司令官が一人でやってたんだけど」

 

「そうなったのは君が朝寝坊して遅刻したからじゃないか」

 

「うぅ…その話はもういいでしょ!もうっ!ぷんすかぷんすか!」

 

「冗談だよ。それに本当はちょっと心配してたんだからね?連絡もなかったし」

 

「あっ…ごめんなさい。それと、ありがと、司令官」

 

「偉い偉い。今度から気を付けてくれればいいよ」

 

「えっへん!暁は一人前のレディーなんだもの。お礼もちゃんと言えるし、レンソウホウ(連絡相談報告)ぐらい朝飯前なのよ?」

 

一人前のレディーは寝坊しないんじゃないかな、と口に出したらぽかぽか叩かれてしまいそうな事を考えつつ、今日の秘書艦である暁の頭を撫でた。(彼女もこれがお気に入りらしい。よく分からないが)

 

「それじゃ、お昼にするかな。暁も食べておいで」

 

今日の昼食は何にしよ「司令官!」うわあっ!?」

 

「きゃあっ!ごめんなさい、司令官!」

 

「ごめんごめん、ちょっと気を抜いてて………大丈夫だよ」

 

しまった。気を緩め過ぎだぞ、僕。

…では、改めて。

 

「どうしたの、何かあった?」

 

「あっ………あのねっ、………うぅ…恥ずかしいよぅ…でもでも…」

 

「大丈夫、焦らなくていいよ?」

 

何か言いたい事があるようだが、耳まで真っ赤にして頑なにこちらを向こうとはしない。本当にどうしたのか。

 

もしや、先程の扱いを意外と気にしていたのか。それとも、僕が自分で気付かないうちに、彼女に何かとんでもない事をしてしまっただろうか。

 

どんどん思考がネガティブな方向へ。

そしてそのまま、お互いに黙り込んでしまった…すると、扉をノックする音が。この気まずい雰囲気を壊すチャンスだ。そう思って。

 

「はっ、入っていいよー」

 

「Спасибо.司令官、暁は…居たね」

 

「あっ、響」

 

「暁、私たちもいるのよ?いつまで経っても来ないから、何かあったのかと思ったんだけど…」

 

「はわわっ…司令官さん、お疲れ様、なのです」

 

入ってきたのは響だった。後ろには雷と電の姿も見える。

大方、一向に食堂に来る気配の無い姉を気にしての行動なのだろう。改めて、姉思いのいい子たちだ。そう思った。

 

「はっはぁーん?なるほどなるほど…司令官、もう少しだけ待っててくれる?…ちょーっとこっちに来てくれるかしらー?」

 

「ふぇっ、なになにー!?」

 

「ええっ、ちょっと…ん?」

 

「さぁ、その間私の頭を撫でるんだ。さぁ、早く」

 

「ち、ちょっと雷ちゃん、響ちゃん…うぅ…ごめんなさいなのです、司令官さん…」

 

「いや、君が謝る事じゃないし、謝らなくていいんだけど…」

 

いきなり入ってきたと思ったら暁を一瞬で扉の向こうへ連れ去ってしまった雷に、止めようとした僕の動きを遮るように、すっと目の前に現れ頭を撫でるよう要求し始めた響に、非常に申し訳なさそうに僕に向かって謝る電。あまりに展開が早すぎる。どうしてこうなった。

 

 

-------------------------------

 

 

「ふふっ…やはり、いいものだ、司令官。хорошо」

 

「はわっ、はわわわっ………あっ、うぅ………ふしゅー」

 

仕方なく要求を飲み、響と、何故か顔を真っ赤にして頼んできた電の頭を撫で続けること十数分。電の顔は未だ真っ赤だ。寧ろさっきより酷くなっている気がする。少し熱も持っている気もするが大丈夫だろうか。

 

「撫でるのはやめないで!…なのです」

 

一旦撫でるのを止めたらそんな事を言われた。また撫で始めると顔を綻ばせていたのでまあいいだろうか。…いいのか?

 

 

閑話休題。

それにしても、暁と雷、遅いなぁ…そんな事を考えていたら。

 

ぴくっ。響が動いて―――

 

「帰ってきたよ、司令官」

 

そう言い終えると、廊下を走る二人分ほどの足音が。そして、扉が開いた。

 

「たっだいまーっ!司令官!お待たせしたわねっ!」

 

「ふえぇ…早いよぅ、いかずちぃ…」

 

「暁がいつまでもごねるのがいけないのよ?」

 

そんな風に言い合いながら暁と雷が帰ってきた。響よ、どうして足音が聞こえる前に分かったんだ…?

 

また一つ、艦娘の謎?が増えたところで。

 

「結局、暁はさっき何を言おうとしてたんだ?」

 

「ふぇっ」

 

「さぁ、暁、今こそさっきの言葉を言うべき時よっ」

 

「わ、ちょ、ちょっと雷、押さないでっ」

 

嫌がる姉を無理矢理僕の前へ押し出す雷。そんな妹の態度に観念したのか、恥ずかしがりながら、暁は口を開いた。

 

 

「あのねっ、司令官!私と、私たちとっ、お昼を食べに行きましょうっ?」

 

 

 

 

 




投稿が大変遅れて申し訳ありませんでした。
僕の個人的な事情により、書いてる暇がなかったんです(春イベのせいでもあります)。心待ちにしてくれていた方、いらっしゃったらごめんなさい…

言い訳はここまでにして。

今回は第六駆逐隊です。前後編(予定)です。一話が短いとはこれいかに。まあ、ここに投稿されているものの中では割と短めなので許してくだち。あと暁に焦点を当て過ぎた感。気を付けます。

それでは、毎回恒例?妄想タイムです。
僕のイメージは、
暁:恥ずかしがりや、いじられ役、一人前のレディー()、かわいい
響:クール、でも構ってちゃん、超強力な第六感持ち、かわいい
雷:頼られたがり、思い込んだら一直線、お料理上手、かわいい
電:四人の中で一番のしっかり者、でもおっちょこちょい、怖がりさん、かわいいのです
で出来ています。みんなかわいい。かわいい。
こんなかわいい女の子たちに出会いたかった人生でした。前も言ったな。
このイメージが読者の皆様に伝わる文章でしたでしょうか。

全く進歩がないですが、こんなお話をこれからも読んでいただけると幸いです。次もできるだけ早く出します。頑張ります。

P.S.
基本、休日に更新する事を中心にすると思います。が、事情により来週から来月初めまでは投稿頻度は落ちると思います。ご了承ください。
あと、これからは予告無しに更新を停止、停滞させる事は避けます。

以上で、後書きを終わります。ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
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