秘密結社 鷹の爪 vs 天体戦士 サンレッド ―まさかの遊戯王大戦―   作:ミクニップ

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何とか出来ました第2話。日常シーンが短いですけど、それでもOKなら見て行って下さい。


#02 風と水

ハァ…ハァ……

 

 

 全く、今日は本当に最悪な日だ。

 昨日の晩、部屋で読書に耽ってた所にエミリアのバカに無理やり拉致られ、そのまま夜襲に無理やり参加させられてから良い事何て一つも無い。行き成り連れて来られたからロクな準備すらしてないわ、ソウルオーガがアイツにやられるわ、そのお蔭で夜襲に失敗し、挙句の果てには仲間と散り散りになるわで…。

 

 

「あ~クソッ、本当に最悪だ…」

 

 

 というか何だよこの森。毎度毎度この森で戦闘してるけど、この地域特有の霧と相まって、昼はともかく夜は本当に不気味で仕方が無いな。…それに、さっきから出口目指して走ってる筈なのに、まるで同じ場所をグルグル回ってるのか一向に見えないし…

 

 

「ようやく見つけたわ、[   ]!」

「ッ…!」

 

 

 …あ~もう、本当に最悪だ。よりによって一番見つかりたくない奴に見つかったよ。

 

 

「…ハァ。久しぶりだね[   ]。会いたくなかったよ」

「久し振りに会って最初の言葉がそれってなの?…本当に変わって無いね。良かったよ」

 

 

 …言い方は妙に優しいようには聞こえるが、全然目が笑ってない。完全に戦士としての目だ。

 

 

「…悪いけど、ボクは今から帰らなくちゃいけないからどいて欲しいんだけど?」

「それは出来ないよ、私にも立場があるんだから。…それに、この森一帯は、今は特殊な結界で覆われてるから、幾ら走っても外には出られないよ?」

 

 

 やっぱりか。…道理で走ってる最中に、妙な魔力を感じたかと思えば…

 

 

「…ねぇ[   ]。出来れば、何も抵抗せずに私と一緒に投降してほしいかな?そしたら…」

「悪いけどそれは無理。…解ってるんだろ[   ]?ボクと君は敵同士。決して相容れない」

「…そう」

 

 

 そう、君が[ガスタ]でボクが[リチュア]であるようにね。…悪いけど、絶対に捕まる訳にはいかないんだ。…お前と闘ってでも…絶対n…

 

 

 

―ヴォンっ!!

 

 

 

「っ!?」

「えっ…!?」

 

 な、何だ…?マインドオーガスを呼び出そうと思ったら、行き成り目の前に穴が…って、何だ之、吸い込まれ…!?

 

 

 

―ギュオォォッ!?

 

 

 

「う、うわぁぁぁぁッ!?」

「キャァァァァァっ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 …それが、ボクが最後に見た光景だった。あの後ボクはどうなったかは覚えてはいない。上も下も無い、真っ暗な空間で一人で浮いていたような、記憶がおぼろげにある程度だった。…そしてその後、ボクは運命の出会いをした。…ボクと[  ]を救ってくれた、あの人達と…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

#02 風と水

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやぁ~、今日はお忙しいながら来てくれて本当に有難うございます」

「あ、いや此方こそ」

 

 

 どうも諸君、鷹の爪団の総統じゃ。…現在、ワシ等は博士がフロシャイムの依頼で作ったという[デュエルディスク]とかいう機械の試作型を届けるべく、博士の案内で此処フロシャイム川崎支部とやらに来た訳なんじゃが…

 

 

「博士。…此処が、君の言ってたフロシャイムのアジトなのかね?」

「ああそーだ。…何か文句でもあンのか?」

「いや、全く文句何て無いんじゃが…」

 

 

 何ていうか、その…。フロシャイムについては、秘密結社業界では有名な組織じゃから、ワシも小耳に挟んだ程度なら知っているんじゃが…。何というか、こう悪の秘密結社らしく禍々しいオーラとか放ってたり、異次元とか、地下とかにアジト構えてるのを連想しておったのじゃが…。どう見ても此処、築数十年以上の木造2階建ての普通の民家にしか見えないんじゃよなぁ…。さっきも、インターホン押して出て来たのは、部下とかじゃなくて、目の前でお茶淹れてくれてるエプロン姿の…確かヴァンプって人だったし。何ていうか、雰囲気にしろ何にしろ悪の組織っぽく無い。

 

 

「オメーも知ってるだろうが、フロシャイムってのはお前等みたいな万年金欠の弱小組織と違って、悪の秘密結社の中じゃあかなり上位に部類される組織だ。…そしてフロシャイムは、地域交流を何よりも大切にしてるらしくてな、町内会にも出席してるし、地域住民とのコミュニケーションも完璧だ。だからお前等と違って、近所の人や大家のババァから苦情が来る事は無いし、ある程度なら協力だってしてくれる訳だ。…ハッキリ言えば、お前等とは天地の差だ」

 

 

 そりゃあまぁ、ワシ等の場合は征服活動と称してアパート前の道路占拠したり、毎度毎度デラックスファイターと辺り構わず戦闘しておるからのぉ…。この前なんか、吉田君がまたうっかりミスしてくれたお蔭で、大家さんにまで怒鳴られる始末じゃったし。…物凄く心象悪いからのぉ、ワシ等。

 

 

「いえいえ、私達何てそんな大した組織じゃ無いですよ~。…鷹の爪団さんだって、話を聞く限りだと凄い組織じゃないですか。世界の平和を守るだなんて、中々出来る事じゃ無いですよ?」

「悪の組織が世界を救うって、何の冗談だっての…」

 

 

 いや、まぁ何と言うか…。確かにワシ等成り行きで何回か世界救った事あるけど、基本ワシ等悪の秘密結社じゃからなぁ~…。っていうか、さっきからワシの隣に居る覆面の男は誰なんじゃ?シャツと半ズボン姿を除けば、何かヒーローっぽいんじゃが…。

 

 

「あの~、ヴァンプさん?…さっきから、ワシ等の隣に居る人は誰なんじゃね?」

「あ~スミマセン、紹介が遅れましたね。…この人は私達の宿敵で、川崎市一帯を守ってる正義のヒーロー、[天体戦士 サンレッド]のレッドさんです」

「何てヒーローがこんな所に居るんじゃね!?」

「俺が居たら可笑しいのかよ?」

 

 

 いやいや、絶対可笑しいじゃろ!?此処仮にも悪の組織のアジトなんじゃから!そんな所に当り前のように居るヒーロー何て…まぁ心当たりがあるけど普通は居らんじゃろ!?

 

 

「大丈夫ですよ。レッドさん、今日は偶々用事があって家に来ただけですから。それにレッドさん根は優しい人ですから、何かしらちょっかいとか出さなきゃ攻撃される心配はありませんから」

「ケッ」

 

 

 うーん…。ヒーローにアジトに入られる事自体かなり問題じゃが、ヴァンプさんがそう言うなら大丈夫じゃろうな。何分、ヒーローに対してあんまり良い印象持てないんじゃよなぁ~ワシ。

 …というか、さっきから吉田君達はどうしておるんじゃ?全く会話に入って来ないし…

 

 

「このままバトルフェイズ!おジャマ・キングでダイレクトアタックだ!」

「罠カード[マジック・シリンダー]発動!おジャマ・キングの攻撃をそっくり其のままそっちに送り返すよ!」

「ギャァァァッ!?」LP:3000 →0

「何遊んでいるんじゃね吉田君!?」

 

 

 通りでさっきから一言も話に入らなかったかと思えば、何か兎のぬいぐるみみたいな怪人と遊んでおったよ吉田君。しかも負けてるし。

 

 

「何なんですか総統。今良い所なのに」

「良い所にじゃないよ!ワシ等一応お客さん何だから、粗相な事をしないよう心掛けないと駄目じゃないか!?」

「だって暇だったんですもん」

「だっても何もない!…ほら。さっきから博士やレッドさんが、まるで獲物を食い殺そうとする腹を空かせた猛獣みたいな形相でこっち睨んでおるから、早くこっちに来なさい!」

「ハイハイわかりましたよ。…それじゃあ続きはまた後でやろうなウサコッツ」

「うん!また後でデュエルしよーね?」

 

 

 全くもう、吉田君はしょうがないな…。仲良くするのは良い心がけじゃが、もう少し時と場所を考えようよ…。

 

 

「…えっと、何かすみません。内の吉田君が…」

「いいんですよ。子供は遊ぶのが仕事ですから、全然気にしてませんよ私」

 

 

 いえ、見た目子供だけど、これでも吉田君正真正銘社会人なんです。24歳なんです。

 

 

「オイお前等。いい加減漫才やってねーで、さっさと話し進めるぞ!」

「す、すみません博士。…それで、その[デュエルディスク]って言うのは、一体どう言った品物なんじゃね?」

「オウ!今から出すからちょっと待ってろ!オラ、オラオラ」

 

 

 そう言って博士が取り出したのは、多分デュエルディスクとやらが入ってるだろうアルミ製のアタッシュケース2つ。そのまま博士は暗証番号を入力し、ロックを解除してフタを開けてみると…。

 

 

「あの~、これが[デュエルディスク]なんですか?」

「オウ。漫画、アニメ、ゲーム全部網羅し、変形機構、ソリッドビジョンシステムを完全再現。さらに、デッキシャッフル機能やトランシーバー等を標準装備し、ノートパソコンより軽く、水に濡れても絶対に壊れず、象に踏まれようが核ミサイルぶち込まれようが絶対に壊れない。オレ特製の[デュエルディスク]だ!」

「ほぉ~、これが[デュエルディスク]か…」

 

 

 アタッシュケースに厳重に保管されていたこのデュエルディスクという機械…。何だか白くて四角い窪みと液晶画面みたいなのが着いた丸い円盤に、2枚の大きなプレートがくっ付いたような見た目をしておるのぉ。…博士が言うにはデュエルで使うとか言っておったが、最後に言ってた言葉はともかく、一体どうやって使うんじゃ?

 

 

「おい見ろよカーメン!本物のデュエルディスクだぜ!?レベルたっけぇー!」

「俺、4000年生きたがよぉ!長生きするだけあるな!」

「すっげー!毎度の事だけど博士天才過ぎッ!!」

 

 

 ふむ…。ワシ、漫画やアニメ見た事無いから良くは知らないけど、このデュエルディスクは吉田君達…所謂決闘者(デュエリスト)―にとったら、かなり凄いモノなんじゃな、この機械。

 

 

「でも博士。流石にデュエルする為の機械に、其処までの強度必要なのかね?何か大げさな気もするんじゃが…」

「バカヤロウ。お前デュエルを舐めるんじゃねーぞ!某アニメや媒体だと、実際にデュエルで重傷負った奴も居るから、むしろ之でも足りない位だ。オラ、オラオラ」

「そ、そうなんですか?」

 

 

 うーん、何だか嘘臭い話じゃのぉ…。

 

 

「ねーねーヴァンプ様!ボク、デュエルディスクで遊びたい!」

「おいずりぃぞウサ!俺だってデュエルディスク使いてぇんだぞ!?」

「博士博士!僕もデュエルディスク使いたいです!」

「あ~コラコラ!皆落ち着くんじゃ!」

 

 

 皆デュエルディスで遊びたいのは解っておるが、ちょっとは落ち着いてほしいワイ。

 

 

「オイ、手前ェ等!試作型は2つしか無ェんだから、ジャンケンでも何でもして決めやがれ!」

「そーだよ皆。レオナルド博士の言う通り、此処はジャンケンで決めようよ。ね?」

 

 

 お、博士とヴァンプさんの一声で、さっきまで騒がしかった皆が大人しくなったワイ。ワシのいう事など全然聞いてくれなかったのに。…でも、まぁいいか。収拾がつかずにトラブルが起こるよりは幾分かマシだワイ。とりあえず、ワシ等もジャンケンに混ざるとするか。ワシだってそのデュエルディスクとやらを使ってみたいし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…どうしてこんな事になったんじゃ?」

「さ、さぁ…?」

 

 

 …えっと、何て言えば良いんじゃろうな。ついさっき、皆と混ざってジャンケン大会をやったのは良かったんじゃが、どう言う訳かワシとヴァンプさんが勝ってしまった訳なのじゃが…。…とりあえず場所を変えて近くの公園でデュエルをする事になった訳じゃが、デュエルディスクを体験したかったワシにとったら有難いとはおもうが、何だか作為的な何かを感じるぞ之?

 

 

「あ~クソッ!あの時パーを出しとけば勝てたのに…!」

「ていうか、何であの二人が勝つんだよ?偶然にも程があンだろ?」

「きっと小説の都合上二人が戦わなきゃならないから、神様か何かが働いたんじゃないの?」

 

 

 吉田君。それちょっとメタいよ?

 

 

「でも、良かったんですか?私達デュエルの経験所か、デッキすら持ち合わせて無いんですけど…」

「そう言うだろうと思って、事前にお前等用にデッキを作って置いたからよ。ホレ、サイドやエクストラと合わせて受け取れ」

 

 

 何時も思うけど、本当に用意周到じゃよな博士。とりあえず、もらっておくが。

…フム、見た感じこのデッキに入ってるカード。人型と鳥型のモンスターが大半を占めてるのぉ…。それに見た所、モンスターの所々に風車のような印みたいなのが着いてるし。

 

 

「へぇ~?総統のデッキ、見た感じ[ガスタ]ですかね?」

「[ガスタ]?何じゃねソレ?」

「デュエルモンスターズに存在するカテゴリーの1つですよ。リクルートや墓地利用等を得意としたデッキで、モンスターを大量に展開して戦局を優位に進める事が出来るデッキです。しかも、ガスタ自身様々なカードとも相性が良いので、自分形のデッキを作りやすく、かなり扱いやすいデッキですよ」

「へぇ~…?」

 

 

 よくは分からんが、簡単に言えば初心者向けのデッキって事になるのかのぉ、この[ガスタ]というのは?

 

 

 

「オイ。今から10分だけ時間をくれてやっから、その間にデュエルに関しての事を聞いて回ってろ」

「あ、じゃあレッドさん。折角なので、色々と聞きたい事が…」

「何で真っ先に俺に聞くんだよお前は!?」

 

 

「それじゃあ吉田君、フィリップ。とりあえずこのデッキの動かし方について教えてくれんかの?」

「わかりましたよ」

「Yea!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よし。お前等、大体のルールについてはある程度は理解できたか?」

「ハイ。レッドさん達に教えてもらったので」

「ワシも何とか…」

 

 

 正直に言えば、まだ不安な部分は色々とあるんじゃがな…。

 

 

「そんじゃあこれより、試作型デュエルディスクの動作確認を目的としたデュエルを開始するぞ!とりあえず、まず最初にデッキをディスクのデッキホルダーにセットしろ。そしたらディスクが起動すっから」

「えーっと、此処にデッキを入れるんじゃな…」

 

 

 

‐ガシュッ!ガシュッ!!

 

 

 

おお!デッキをホルダーにセットした瞬間、折り畳まれてたプレートが瞬時に展開したワイ!

 

 

「成程。このプレートにカードを置けばいいんですね?そしてプレートに組み込まれてる読み取り装置がカードの情報を読み込んで、立体映像にする訳ですか…」

「確かに之は吉田君も喜ぶ訳じゃわい」

「後はデッキの上から5枚をドローして手札として加えておけば、後は普通のデュエルと同じようにプレイ出来るからな。それじゃあ、準備は出来てるなお前等?」

 

「ハイ。こっちは準備OKです」

「ワシも、何時でもOKじゃぞ博士!」

 

 

「それじゃあ、デュエル開始ィ!!オラ、オラオラ」

 

 

 

‐【先攻】総統[ガスタ] vs 【後攻】ヴァンプ[???]

 

 

 

「確か、先攻はワシからじゃったな。ドロー!…それじゃあワシは、[ガスタ・サンボルト]を召喚じゃ!」

 

 

『バウッ!!』ATK 1500

 

 

「すっごーい!本当にモンスターにモンスターが実体化したよ!?」

「流石博士!マジすっげぇ!」

「ヤッベェ、あまりのレベルの高さに俺鳥肌立ってきた!」

 

 

 

「はぁ~。アニメで見た程度ですけど、実際に目にしてみると本当に凄いですねェ~」

「確かにのぉ…」

 

 

 いやはや、本当に実体化してしまったワイ。ホログラムの一種だというのは解ってはいるが、大きさと言い実体の完成度と言い、まるで本当に目の前に召喚されたかのようじゃ。

 

 

「ホログラム眺めるのは構わねぇが、さっさと終われよ?」

「おっと、イカンイカン。…それじゃあワシは、カードを1枚セットしてターンエンド」

 

 

 

総統 T4

LP:8000

場:ガスタ・サンボルト(攻)

魔・罠:セット×1

 

 

 

「それじゃあ私のターン、ドロー。…よし、じゃあ私は[リチュア・アビス]を召喚」

 

 

『シャシャァッ!!』 ATK1000

 

 

 

「お。ヴァンプ様が貰ったデッキ、[リチュア]だったんだ」

「ああ。[リチュアの儀水鏡]を使った、儀式召喚を主軸としたシリーズだな。癖は強ぇが、[ガスタ]と同じで様々な派生デッキを作る事も出来るし、使いこなせば強いデッキだ」

「でも、大丈夫なんですかねヴァンプ様?アレ結構扱いが難しいシリーズだし…」

「俺もある程度は教えてやったが、其処は彼奴の腕の見せ所だな」

 

 

 

「じゃあリチュア・アビスの効果発動!このモンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、自分のデッキからリチュア・アビス以外の守備力1000以下の「リチュア」1体を手札に加える事ができるの。私はデッキから[シャドウ・リチュア]を持ってきますね?さらに手札に加えたシャドウ・リチュアの効果発動!手札からこの子を捨てる事で、デッキから[リチュアの儀水鏡]を1枚サーチ出来ます」

 

 

 

リチュア・アビス

☆2/水/魚/攻800/守500

効果

このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、

自分のデッキから「リチュア・アビス」以外の守備力1000以下の

「リチュア」と名のついたモンスター1体を手札に加える事ができる。

 

 

 

シャドウ・リチュア

☆4/水/海竜/攻1200/守1000

効果

水属性の儀式モンスターを特殊召喚する場合、

このカード1枚で儀式召喚のためのリリースとして使用できる。

また、手札からこのカードを捨てて発動できる。

デッキから「リチュア」と名のついた儀式魔法カード1枚を手札に加える。

 

 

 

リチュアの儀水鏡 儀式魔法

「リチュア」と名のついた儀式モンスターの降臨に必要。

自分の手札・フィールド上から、儀式召喚するモンスターと

同じレベルになるようにモンスターをリリースしなければならない。

また、自分のメインフェイズ時に墓地のこのカードをデッキに戻す事で、

自分の墓地の「リチュア」と名のついた儀式モンスター1体を選択して手札に戻す。

 

 

 

「うーん、今の所儀式モンスターは居ないから…うん、私はカードを2枚セットしてターン終了しますね?」

 

 

 

ヴァンプ T4

LP:8000

場:リチュア・アビス(攻)

魔・罠:セット×2

 

 

 

「ワシのターン、ドロー!…よし、バトルフェイズ!サンボルトでリチュア・アビスを攻撃じゃ!」

 

 

 

『グルルッ…ガァァッ!!』

 

 

 

ガスタ・サンボルト 攻1500 vs リチュア・アビス 攻800

 

 

 

「その攻撃に対して、私は罠カード[忘却の海底神殿]を発動!このカードが存在する時、1ターンに1度だけ私はフィールドに存在するレベル4以下の魚族・海竜族・水族モンスター1体を、エンドフェイズまでゲームから除外出来ます。私は、[リチュア・アビス]を除外!」

 

 

 

忘却の海底神殿 永続罠

このカードがフィールド上に存在する限り、

このカードのカード名は「海」として扱う。

1ターンに1度、自分フィールド上の

レベル4以下の魚族・海竜族・水族モンスター1体を

選択してゲームから除外できる。

自分のエンドフェイズ時、この効果で除外したモンスターを特殊召喚する。

 

 

 

『キシシッ♪』

 

 

‐スカッ

 

 

『バウッ!?』

 

 

 あ、相手に飛びかかったサンボルトの攻撃を、突如出現した神殿の中に入って回避した。…その時に余裕そうに回避した相手モンスターの表情と言い、攻撃する時の迫力と言い、本当に凝ってるのぉ博士。

 

 

「じゃが、之でお前さんの場はガラ空きじゃ!このままサンボルトでダイレクトアタッ―」

「フィールドのリチュア・アビスがゲームから除外されたので、私は手札から[ウイングトータス]を特殊召喚!」

「ゲッ!?」

 

 

『ギュギュっ』 ATK1500

 

 

 

ウイングトータス

☆3/風/水/攻1500/守1400

効果

自分フィールド上に表側表示で存在する

魚族・海竜族・水族モンスターがゲームから除外された時、

このカードを手札または自分の墓地から特殊召喚する事ができる。

 

 

 

「て、手札からモンスターが飛んで来た!?」

「ウイングトータスは、私の魚族・海竜族・水族モンスターがゲームから除外された時に、手札か墓地から特殊召喚出来るんですよ。…それで、どうします?サンボルトとは相打ちになると思いますけど、このまま戦闘続行しますか?」

「ぐぬぬ…。じゃあサンボルトでウイングトータスに攻撃じゃ!」

 

 

『ガウッ!』

『ギューっ!』

 

 

 

ガスタ・サンボルト 攻1500 vs ウイングトータス 攻1500

 

 

 

「サンボルトは破壊されてしまったが、このままバトルフェイズを終了してメインフェイズ2に!そしてサンボルトの効果発動!此奴が戦闘で破壊され、バトルフェイズが終了した時、自分の墓地から[ガスタ]1体を除外し、デッキからデッキから守備力1500以下のサイキック族・風属性モンスター1体を特殊召喚する!此奴自身も[ガスタ]じゃから、ワシは此奴を除外して、デッキから[ガスタの賢者 ウィンダール]を守備表示で特殊召喚!さらに手札からチューナーモンスター、[ガスタ・イグル]を召喚じゃ!」

 

 

 

『ハァっ!!』 ATK2000

『クルルッ!』 ATK200

 

 

 

ガスタ・サンボルト

☆4/風/雷/攻1500/守1200

効果

このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた場合、

そのバトルフェイズ終了時に自分の墓地の

「ガスタ」と名のついたモンスター1体をゲームから除外して発動できる。

デッキから守備力1500以下の

サイキック族・風属性モンスター1体を特殊召喚する。

 

 

 

「あ、総統のフィールドにチューナーと非チューナーが揃った。これはまさか、この小説初めての…!」

「うむ!吉田君のメタ発言はともかく、ワシはレベル6のウィンダールに、レベル1のガスタ・イグルをチューニングじゃ!シンクロ召喚、ダイガスタ・イグルs」

 

 

 

‐ブブーッ!

 

 

 

「…アレ?」

 

 

 

‐ブブーッ!

 

 

 

 …アレ、おかしいの?ちゃんとした手順の筈なのにシンクロ召喚出来ない。まさか、故障か…?

 

 

「言い忘れてたが、シンクロ召喚の時はシンクロ口上を口にしなきゃ召喚出来ないようになってるから注意しろよな?」

「し、シンクロ口上…?」

「いわゆる、召喚する時に口にする呪文みたいなものですよ。僕アニメとかでキャラが唱えてるの見た事あります」

「何でそんな面倒臭い設定付け加えとるんじゃ博士!?」

「バカヤロー!!動画やら小説やらでシンクロ口上を述べるのは義務だろうが!いいからさっさとやれ!」

 

 

 むむ、行き成りそんな事言われてもなぁ…。う~ん…よし、じゃあこんなのでいいのかの?

 

 

「ゴホンッ、それじゃあもう1度。…レベル6のウィンダールに、レベル1のイグルをチューニング!」

 

 

 

 ☆6 + ☆1 = ☆7

 

 

 

「賢者の誓いと烈風の勇士、今こそ交わり全てを吹き飛ばせ!シンクロ召喚!吹き荒れろ、[ダイガスタ・イグルス]!!」

 

 

『ハァァァッ!!』 ATK2600

 

 

おお!これがシンクロ召喚か!何か、巨大化したイグルの上にウィンダールが乗っただけのようにも見えるが、確かにカッコイイの之!

 

 

「うわぁ~!之がシンクロ召喚ですか~!確かにカッコイイですね!」

「うむ、之は確かに流行る訳じゃ。…じゃあワシは、このままカードを1枚セットしてターンエンドじゃ」

 

 

 

総統 T4

LP:8000

場:ダイガスタ・イグルス(攻)

魔・罠:セット×2

 

 

 

「私のターン、ドロー。…う~ん、じゃあ私はモンスターを1体セット。そしてカードを1枚セットしてターン終了。そして、忘却の海底神殿の効果で前のターンに除外されたリチュア・アビスを守備表示で特殊召喚。そしてリチュア・アビスの効果で、今度は[リチュア・ビースト]を手札に加えます」

 

 

 

ヴァンプ T3

LP:8000

場:リチュア・アビス(守),セット×1

魔・罠:忘却の海底神殿,セット×2

 

 

 

「ワシのターン、ドロー!…よし、ワシは、[ガスタ・ファルコ]を召喚!」

 

 

 

『ヒュィッ!』 ATK600

 

 

ふむ…。相手は結構手札を消費した筈なのに、あまり手札が減ってないな…。早くあの2枚を破壊しないとな。

 

 

「さらにワシは、伏せていた魔法カード、[緊急テレポート]を発動じゃ!このカードは、ワシの手札、デッキからレベル3以下のサイキック族モンスター1体を特殊召喚出来るんじゃ。ワシはデッキから、[ガスタの希望 カムイ]を特殊召喚!」

 

 

 

『やぁっ!』 ATK200

 

 

 

緊急テレポート 速攻魔法

自分の手札・デッキからレベル3以下の

サイキック族モンスター1体を特殊召喚する。

この効果で特殊召喚したモンスターは

このターンのエンドフェイズ時にゲームから除外される。

 

 

 

「レベル2のカムイに、レベル2のファルコをチューニング!」

 

 

 

 ☆2 + ☆2 = ☆4

 

 

 

「希望と疾風、2つの絆が空へと舞い上がる!シンクロ召喚!飛び立て、[ダイガスタ・ファルコス]!」

 

 

『やぁぁぁっ!』 ATK1400

 

 

「アレ?意外と攻撃力の低いモンスターですね?」

「フッフッフ、確かに攻撃力は低いが、効果は中々じゃぞ?ダイガスタ・ファルコスの効果発動!このモンスターがシンクロ召喚に成功した時、フィールド上の[ガスタ]の攻撃力は600ポイントアップするんじゃ!」

 

 

 

ダイガスタ・ファルコス

☆4/風/サイキック/攻1400/守1200

シンクロ・効果

チューナー+チューナー以外の「ガスタ」と名のついたモンスター1体以上

このカードがシンクロ召喚に成功した時、

フィールド上の全ての「ガスタ」と名のついたモンスターの攻撃力は600ポイントアップする。

 

 

 

ダイガスタ・イグルス 攻2600 →3200

 

ダイガスタ・ファルコス 攻1400 →2000

 

 

 

「さらに、墓地に送られたファルコの効果発動!このモンスターは戦闘以外で墓地に送られた時、デッキからレベル4以下のガスタを特殊召喚出来る!ワシは[ガスタの神官 ムスト]を特殊召喚―」

 

 

 

―ブブーッ!!

 

 

 

「こ、今度は何じゃね!?」

「あ~、多分ファルコの効果部分ですね。アレ、一応特殊召喚は出来るんですけど、任意でやる奴ですし、そもそもシンクロでタイミング逃してるから特殊召喚出来ないんですよ。テキスト読んだだけじゃ解り辛いですからね~こういった部分」

「えぇ~~…」

 

 

 

ガスタ・ファルコ

☆2/風/鳥獣/攻 600/守1400

チューナー

フィールド上に表側表示で存在するこのカードが戦闘以外によって墓地へ送られた時、

デッキから「ガスタ」と名のついたモンスター1体を

裏側守備表示で特殊召喚できる。

 

 

 

「…まぁいい、このままバトルじゃ!ファルコスでリチュア・アビスに攻撃!」

 

 

『やぁぁぁっ!!』

 

 

 

ダイガスタ・ファルコス 攻2000 vs リチュア・アビス 攻1500

 

 

 

「海底神殿の効果で、アビスを除外!」

「だったら今度はセットモンスターに攻撃じゃ!!」

 

 

 

ダイガスタ・ファルコス 攻2000 vs ???

 

 

 

「セットモンスターは[リチュア・エリアル]!この子のリバース効果発動!」

「り、りばーす効果?」

「セット状態から表にひっくり返った時に発動する効果ですよ!この手の能力を持つモンスターは非常に面倒なのが多いので気を付けてくださいよ総統!」

「はい。リチュア・エリアルのリバース効果は、私のデッキから[リチュア]を1体サーチする効果。私はデッキから[イビリチュア・ソウルオーガ]を手札に加えますね?」

 

 

 

リチュア・エリアル

☆4/水/魔法使い/攻1000/守1800

効果

リバース:自分のデッキから「リチュア」と名のついたモンスター1体を手札に加える事ができる。

 

 

 

「じゃが、之でそっちのフィールドはガラ空きじゃ!イグルスでお前さんにダイレクトアタッ―」

「それに対して罠カード[ガード・ブロック]で。ダイガスタ・イグルスからの戦闘ダメージは0になり、私はカードを1枚ドローします」

「ぬぐぐっ…!ワシはこのままターンエンド」

 

 

 

総統 T4

LP:8000

場:ダイガスタ・イグルス(攻),ダイガスタ・ファルコス(攻)

魔・罠:セット×1

 

 

 

「それじゃあ私のターン、ドロー!…うん、それじゃあ私も行来ますよ~!」

「く、来るのか!?」

「私は、儀式魔法[リチュアの儀水鏡]の効果を発動!手札のこのカードと、[ヴィジョン・リチュア]を生贄に、私は[イビリチュア・ソウルオーガ]を儀式召喚!」

 

 

『グォォォッ!!』 ATK2800

 

 

「ちょちょちょ、待って待って!確か儀式召喚必要な生贄って、レベル合計が儀式モンスターのレベルと等しいかかそれ以上の数が無かったらダメなんじゃ…」

「ヴィジョン・リチュアには水属性の儀式モンスターを召喚する場合にのみにアレ1枚だけで十分になる効果があるんですよ!ちなみにシャドウ・リチュアにも同じ効果があります」

「そういう事です。それじゃあソウルオーガの効果発動!1ターンに1度だけ、私が手札の[リチュア]モンスター1体を捨てる事で、相手フィールドに存在するカードを1枚だけ手札に戻します。私は手札にある[イビリチュア・ガストクラーケ]を捨てて、ダイガスタ・イグルスを手札に戻しますよ~!」

 

 

『グルァァァァァッ!!』

『う、うぉぉっ!?』

 

 

 ヴァンプさんがモンスターを墓地に送った瞬間、ソウルオーガが雄叫びをあげ、口から水流を発射。それに当たったイグルスはそのまま吹っ飛ばされて消えてしまう。

 

 

 

イビリチュア・ソウルオーガ

☆8/水/水/攻2800/守2800

儀式・効果

「リチュア」と名のついた儀式魔法カードにより降臨。

1ターンに1度、手札から「リチュア」と名のついたモンスター1体を捨てて発動できる。

相手フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択して持ち主のデッキに戻す。

 

 

 

「ぐぐっ…!た、確かシンクロモンスターや融合モンスターは、手札には戻らずにエクストラに送られるんじゃったなこの場合…」

「よし、このままバトル!ソウルオーガでファルコスを攻撃!」

 

 

 

ソウルオーガ 攻2800 vs ファルコス 攻2000

 

 

 

『グォォォッ!!』

『がぁッ!?』

 

 

 

「あぁ、ファルコス~!?」

 

 

 ソウルオーガが、まるで蚊を落とすかのように腕を一振りしただけで、そのままファルコスが破壊されてしまった。この場合、ワシに800のダメージが…

 

 

 

‐バチッ、バチバチバチィッ!

 

 

 

「ギャァァァァァッ!?」LP:8000 →7200

「そ、総統~~!?」

「え、えぇ!?な、何です!?何が起きたんですか!?」

「オウ。実はもう一つ言い忘れてたが、お前のデュエルディスクには、実際にデュエルで起きたダメージをそのまま体感出来るように設定してあるから注意しろよな?」

「何でそんな大事な事言い忘れるんじゃ博士ッ!?」

「うるせーな!徹夜で眠ィんだから仕方がねーだろうが!」

 

 

 毎度毎度の事だけど、吉田君といい博士といい、何でこううっかりが多いんじゃウチの組織は!?

 

 

「えっと…。大丈夫ですか?デュエル、中止しますか…?」

「だ、大丈夫!この程度のダメージ、屁でもないワイ!このままデュエル続行してくれ!」

「そ、そうですか…。それじゃあ私はメインフェイズ2に移行し、墓地のリチュアの儀水鏡の効果を発動!墓地に存在するこのカードをデッキに戻す事で、墓地から[リチュア]の儀式モンスター1体を手札に戻します。私はさっきソウルオーガのコストにしたガストクラーケを回収します。さらに、私は魔法カード[サルベージ]を発動。このカードは、自分の墓地から攻撃力1500以下の水属性モンスター2体を回収出来るカードです。私は墓地からシャドウ・リチュアとヴィジョン・リチュアの2体を回収します」

 

 

 

サルベージ 通常魔法

自分の墓地の攻撃力1500以下の水属性モンスター2体を選択して手札に加える。

 

 

 

「ぬぐぐ…。これでまた次のターンには、別の儀式モンスターが来る訳じゃな…」

「シンプルな効果のカードって、大抵の場合は強力なのが多いですからねェ~」

「私はこのままターンエンド。そしてまた海底神殿の効果でリチュア・アビスを特殊召喚。そして効果で2枚目の[シャドウ・リチュア]を手札に加えますね?」

「一気に手札が6枚に…」

 

 

 

ヴァンプ T6

LP:8000

場:リチュア・アビス(守),ソウルオーガ(攻)

魔・罠:忘却の海底神殿,セット×1

 

 

 

 さて、此処はちょっと考えないとな。相手のフィールドには、攻撃力2800のソウルオーガと、デッキから仲間を呼ぶリチュア・アビス。そしてやっかいな忘却の海底神殿とセット1枚。対するワシはセットカードが1枚だけ…。早く海底神殿を潰しておかないと、後々厄介じゃな…。これ以上ヴァンプさんの手数が増えれば、圧倒的に不利じゃし、確か吉田君に言われてとりあえずいれた()()カードが来れば多分…。

 

 

「とりあえず来てくれよ…!ワシのターン、ドロー!」

 

 

…!よし、来たぞ!

 

 

「ワシは、手札から[ガスタの静寂 カーム]を召喚!」

 

 

『やぁっ!』 ATK1700

 

 

「カームの効果を発動!このモンスターがフィールドに存在する時、1ターンに1度、ワシは墓地の「ガスタ」と名のついたモンスター2体をデッキに戻してデッキからカードを1枚ドローする事が出来るんじゃ。ワシは墓地の[ガスタ・イグル]と[ガスタの賢者 ウィンダール]の2枚をデッキに戻し1枚ドロー!」

 

 

…よし、何とか来てくれたワイ!

 

 

「そしてワシは、手札から魔法カード[ワン・フォー・ワン]を発動!手札のモンスター1体を墓地に送り、手札かデッキからレベル1モンスター1体を特殊召喚する!ワシは手札から[ガスタ・グリフ]をコストに、デッキから[ガスタ・イグル]を特殊召喚じゃ!」

 

 

 

『クルルッ!』 ATK200

 

 

 

ガスタの静寂 カーム

☆4/風/サイキック/攻1700/守1100

1ターンに1度、自分の墓地の

「ガスタ」と名のついたモンスター2体をデッキに戻して発動できる。

デッキからカードを1枚ドローする。

 

 

 

ワン・フォー・ワン 通常魔法(制限)

手札からモンスター1体を墓地へ送って発動できる。

手札・デッキからレベル1モンスター1体を特殊召喚する。

 

 

 

「さらに、手札から捨てた[ガスタ・グリフ]の効果発動!このカードが手札から墓地へ送られた場合、1ターンに1度だけデッキから「ガスタ」と名のついたモンスター1体を特殊召喚できるんじゃ。ワシは[ガスタの神官 ムスト]を特殊召喚!さらに、手札から魔法カード[死者蘇生]を発動!此奴は墓地からモンスター1体を蘇生できるカードじゃ!その効果で、ワシは墓地から[ダイガスタ・ファルコス]を蘇生する!」

 

 

『トアァッ!』 ATK1800

『やぁっ!!』 ATK1400

 

 

 

ガスタ・グリフ

☆2/風/鳥獣/攻 800/守 300

このカードが手札から墓地へ送られた場合、

デッキから「ガスタ」と名のついたモンスター1体を特殊召喚できる。

「ガスタ・グリフ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

 

 

 

死者蘇生 通常魔法(制限)

自分または相手の墓地のモンスター1体を選択して発動できる。

選択したモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する。

 

 

 

「うわぁ…、1ターンで4体も…」

「吉田君曰く、[ガスタ]はこう言った人海戦術が得意なデッキらしい。しかも、之でも序の口だとか。じゃあワシはバトルに入る!まず最初に、カームでリチュア・アビスに攻撃じゃ!」

 

 

『やぁぁぁっ!』

 

 

 

カーム 攻1700 vs リチュア・アビス 攻800

 

 

 

「だったらまた海底神殿の効果を発動!リチュア・アビスを除外します!」

 

 

よし、掛かった!

 

 

「だったらワシは、罠カード[ゴッドバードアタック]を発動じゃ!」

「えっ!?」

『ヒュイッ!?』

 

 

 ?気のせいかの?一瞬、イグルまで驚いたような…まぁいいか。

 

 

「このカードは、ワシの鳥獣族モンスター1体をコストに、フィールドのカード2枚を破壊出来るんじゃ!ワシは海底神殿とソウルオーガを選択して破壊じゃ!」

「あぁ~!効果でモンスターが除外されてる状態でそれ破壊されちゃうと、除外されたモンスターが戻って来れなくなるってレッドさんが言ってたのに~!」

『ひゅぃ~~!?』

 

 

 …うん?何じゃろう、罠カードの効果で炎に包まれて、神殿とソウルオーガを道連れに特攻したイグルの目に一瞬涙が見えたような…。多分気のせいじゃろう。…というか、そうだったのか。ワシ全然知らなかったぞ。

 

 

 

ゴッドバードアタック 通常罠

自分フィールド上の鳥獣族モンスター1体をリリースし、

フィールド上のカード2枚を選択して発動できる。

選択したカードを破壊する。

 

 

 

「このまま攻撃じゃ!カーム,ムスト,ファルコスの3体でヴァンプさんにダイレクトアタックじゃ!」

 

 

『ハァァァッ!!』

『オォォォッ!!』

『やぁぁぁっ!』

 

 

 

カーム,ムスト,ファルコス 攻(1700+1800+1400) vs ヴァンプLP:6400

 

 

 

「うわぁぁぁっ!?」LP:6400 →1500

「よし!ワシはこのままカードを2枚セットしてターンエンドじゃ!」

 

 

 

総統 T2

LP:7000

場:ムスト(攻),カーム(攻),ファルコス(攻)

魔・罠:セット×2

 

 

 

「…へぇ?お前ン所の総統って、ヴァンプ相手に意外とイケるじゃねぇか」

「普段は本当にダメダメな人何ですけどねぇ~。何故かこう言う時に限って妙に強いんですよ」

「ヴァンプはヴァンプで、まぁまぁ何だけどなぁ…」

 

 

 吉田君。ワシ一応聞こえてるからね?吉田君も人の事言えないからね?て言うかヒーロー相手に何話しているのかね?

 

 

「にしてもあのワン・フォー・ワンとゴドバの流れ中々良かったな。アレは狙って渡したのか?」

「いえ。僕のデッキとシナジー無かったし、居れても邪魔になるだけだったんでとりあえず。というか、総統があんな使い方するなんて僕自身ビックリですよ」

 

 

 いやいや、そりゃ無いよ吉田君…。

 

 

「…けど、どうやらこっちの方も侮れねぇぞ?」

「ハイ?」

「どうやらヴァンプの野郎、さっきの攻撃で火が付いたみたいだぜ?」

 

 

 …うん?何じゃろう、ヴァンプさんの雰囲気がさっきまでのほんわかしたのから剣呑なものに…?気のせいか禍々しいオーラが出てるような?

 

 

「クックック…。流石は噂に聞く鷹の爪団の総統。この私に此処までのダメージを与えるとは…」

「あ、あのヴァンプさん…?」

「だが、私もフロシャイム川崎支部の幹部を務めている身。此処で引き下がる訳には行かぬ!此処は全力を持って相手をしよう!」

「ヴァンプさーん。もしもーし?」

 

 

 …えーっと。何じゃろう、もしかしてさっきの攻撃で何かショックでも…?

 

 

「では行くぞ!私のターン、ドロー!私は手札のシャドウ・リチュアを捨てて効果発動!デッキから儀水鏡を手札に!」

「うわ、今度も儀式モンスターがあるから…!」

「そして儀水鏡の効果発動!手札の[イビリチュア・マインドオーガス]を墓地に送り、手札から[イビリチュア・ガストクラーケ]を儀式召喚する!出でよ、ガストクラーケ!」

 

 

『グォォォッ!』 ATK2400

 

 

「ガストクラーケの効果発動!このカードが儀式召喚に成功した時、相手の手札をランダムに2枚まで確認し、その中から1枚を選んで持ち主のデッキに戻す事が出来る!とりあえず、その2枚を確認させてもらおう!」

「ぬぐぐ…!え、選んだカードは[貪欲な壺]と[団結の力]じゃ!」

 

 

 

貪欲な壺 通常魔法(制限)

自分の墓地のモンスター5体を選択して発動できる。

選択したモンスター5体をデッキに加えてシャッフルする。

その後、デッキからカードを2枚ドローする。

 

 

 

団結の力 装備魔法

装備モンスターの攻撃力・守備力は、自分フィールド上に表側表示で存在する

モンスター1体につき800ポイントアップする。

 

 

 

「ふむ…、では私は[貪欲な壺]を選択しよう」

「むむ…。大事なドローソースが…」

「更に、私は墓地の儀水鏡の効果発動!このカードをデッキに戻し、贄に使用したマインドオーガスを手札に!そして手札の2枚目のシャドウを捨て、デッキに戻した儀水鏡を手札に!」

「げぇっ!?…た、確かヴァンプさんの手札には、シャドウと同じように1体だけで贄になれるヴィジョンが…」

「御名答だ!私は、再度儀水鏡の効果!今度はヴィジョンを生贄に、3体目の儀式モンスターを呼び出す!」

 

 

 な、何じゃこの禍々しい雰囲気は…!?さっきまでとは全くの別人のようじゃ…!

 

 

「深海に潜みし異界の鬼よ、戦火に舞い降り全てを食らい尽くせ!出でよ![イビリチュア・マインドオーガス]!!」

 

 

『グォォォォォッ!!』 ATK2500

 

 

 ぬぉぉっ!?な、何じゃあの、でっかいカサゴの上に女性が合体したようなモンスター!?他のとは違って妙な威圧感があるぞ!?

 

 

「マインドオーガスの効果発動!このモンスターが召喚に成功した時、互いの墓地からカードを5枚まで選びデッキに戻す事が出来る!私は5枚を選択し、私の墓地に存在するヴィジョン・リチュアと、お前の墓地に存在するムスト、カーム、カムイ、ファルコの4体を戻してもらうぞ!」

 

 

 

イビリチュア・マインドオーガス

☆6/水/水/攻2500/守2000

儀式・効果

「リチュア」と名のついた儀式魔法カードにより降臨。

このカードが儀式召喚に成功した時、

お互いの墓地のカードを合計5枚まで選択して持ち主のデッキに戻す。

 

 

 

「さらに私は、同じく魔法カード[死者蘇生]を発動!私は墓地のソウルオーガを蘇生する!」

 

 

『グォォォッ!!』 ATK2800

 

 

 …い、一気に3体の上級モンスターがフィールドに…。これはヤバい…!

 

 

「そしてソウルオーガの効果発動!私は手札の[リチュア・チェイン]を捨て、お前のファルコスをデッキに戻す!」

「ファルコスはシンクロモンスターじゃからエクストラ行きじゃ…!」

「そしてバトルだ!ガストクラーケでカーム、マインドオーガスでムスト、そして残ったソウルオーガで貴様にダイレクトアタックだ!」

 

 

 

ガストクラーケ 攻2400 vs カーム 攻1700

 

マインドオーガス 攻2500 vs ムスト 攻1800

 

ソウルオーガ 攻2800 vs 総統LP:7000

 

 

 

「ぎゃぁぁぁぁぁッ!!?」LP:7000 →2800

「総統~~~!?」

「私はこのままターンエンドだ!さぁ、どうする鷹の爪団総統!」

 

 

 

ヴァンプ T0

LP:1500

場:マインドオーガス(守),ソウルオーガ(攻),ガストクラーケ(攻)

魔・罠:セット×1

 

 

 

 ぐぉぉぉ…。さ、さっきのは本当に効いた聞いたワイ…。

 

 

「総統!大丈夫ですか!?」

「大丈夫じゃないよも~!」

 

 

 之で無事だったら本当に怖いよ。本当に痛いんだよ之?2体でこれだから、もしあのまま3体同時攻撃何て食らってたら…

 

 

「それで総統。この状況どうします?かなりヤバいですよ?」

「いやどうするって言っても…」

 

 

 状況を見れば、相手のフィールドには上級モンスターが3体に何かも解らない伏せカードが1枚。対するワシは伏せカード2枚で、墓地にはイグルだけじゃから貪欲な壺も役に立たない。…これ、流石にワシの負け確定じゃないかね?流石に之は潔く負けを認めた方が良いと思うんだけど。これ以上痛いのは嫌だし…。

 

 

「知ってますか総統?アニメとか漫画とかで、ここぞとばかりに逆転のキーカードを引き当てる事を、[ディスティニードロー]って言うらしいですよ?もしかしたら、こんな時にディスティニードローが発動するんじゃないですかね?」

「それは流石に漫画の見過ぎだと思うよ吉田君!?大体、そのデステニーだか何だか知らないけど、ワシみたいなのがそんな事出来る訳が無って!唯でさえ色々運が無いのに、そんな事が出来る訳が…」

「何を大学受験前の浪人生みたいに弱気な事言ってるんですか!」

 

 

 え、ちょ。どうしたの急に叫び出して。

 

 

「いいですか総統。確かに今の状況、誰がどう見ても総統の負けは確定事項です。ですが!それでも万が一にでも総統が勝たないと、この小説が第三話で終了する羽目になっちゃうじゃないですか!!仮にも主人公のくせに恥ずかしくないんですかそれ!?」

 

 

 何さらっととんでもない事言ってるの君!?

 

 

「そ、それじゃあ吉田君。もし、今からワシがこの状況を逆転出来たら、それは凄いかね?」

「そりゃあそうですよ。だって、こんな状況で大逆転するなんて、それこそ奇跡ですからね!もう近所のちびっ子からも大絶賛ですよ!!」

「そ、そうか…」

 

 

 奇跡…ね。ワシ、何度か奇跡とか色々と信じて来たから良くわかるけど、奇跡とかって信じないと叶わないからなぁ…。なので…

 

 

「よぅし、ヴァンプさん…いやヴァンプよ!今からワシが、この状況を打破できる凄いカードを引いてやろうと思っている!」

「何?」

 

 

今から全力で、ワシは奇跡を信じる!

 

 

「今に見ておれよ?この状況が覆される瞬間を!…ワシのターン、ドロー!!」

 

 

 

‐シュパッ!!

 

 

 

「……よし、来たワイ!この状況を逆転出来るカードが!」

「ふむ、では見せてもらおう。お前の言う逆転とやらを!!」

「だったら見せてやるわい!ワシは手札から、[ガスタ・ガルド]を召喚じゃ!」

 

 

『クルルルッ!!』 ATK500

 

 

「さらに、ワシは伏せておいた2枚目の[緊急テレポート]を発動!デッキからレベル2のモンスター、[ガスタの巫女 ウィンダ]を特殊召喚!」

 

 

『ハァっ!!』 ATK1000

 

 

「チューナーと非チューナー…シンクロか!?」

「そうじゃ!ワシはレベル2のウィンダに、レベル3のガルドをチューニング!」

 

 

 

 ☆2 + ☆2 = ☆4

 

 

 

「巫女の祈りと旋風の想い、2つは重なり空へと飛び立つ!!シンクロ召喚、舞い上がれ、[ダイガスタ・ガルドス]!!」

 

 

『ハァァァッ!!』 ATK2200

 

 

「ガスタ・ガルドの効果を発動!このカードがフィールドから墓地に送られた時、デッキからレベル2以下の[ガスタ]を特殊召喚する!ワシは[ガスタの希望 カムイ]を選択j」

「総統!ガルドも誘発効果なんでリクルートは無理です!」

「またなの!?」

 

「どうやらプレイングミスらしいな!ガルドスでは我が儀式モンスターの攻撃力には届かないぞ!」

「…いや、慌てなさんな。ワシはガルドスの効果を発動!1ターンに1度だけ、墓地のガスタ2体をデッキに戻す事でフィールドのカード1枚を破壊できるんじゃ!ワシは[ガスタ・イグル]と[ガスタの神官 ムスト]をデッキに戻し、そのセットカードを破壊じゃ!」

「ぐっ…!セットカードは[聖なるバリア-ミラーフォース-]…!」

 

 

 

ダイガスタ・ガルドス

☆5/風/サイキック/攻2200/守 800

チューナー+チューナー以外の「ガスタ」と名のついたモンスター1体以上

1ターンに1度、自分の墓地の「ガスタ」と名のついた

モンスター2体をデッキに戻して発動できる。

相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して破壊する。

 

 

 

聖なるバリア-ミラーフォース- 通常罠(準制限)

相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。

相手フィールド上に攻撃表示で存在するモンスターを全て破壊する。

 

 

 

「そしてワシは、手札から装備魔法[団結の力]を発動!このカードは、装備モンスターの攻撃力・守備力を、自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体につき800ポイントアップさせる事が出来るカード!ワシはこのカードをガルドスに装備させる!」

 

 

 

ガルドス ATK2200 →3000

 

 

 

「攻撃力3000…だが、それでも700は残る」

「さらにワシは、伏せていた魔法カード[フューチャー・グロウ]を発動!このカードは、ワシの墓地に存在するサイキックモンスター1体を除外する事で、ワシのフィールドのサイキックモンスターの攻撃力を除外したモンスターのレベル×200ポイント攻撃力を上昇させるカードじゃ!ワシは墓地に居るレベル6のモンスター、ウィンダールを除外し、ワシのフィールドのモンスターの攻撃力をウィンダールのレベル×200ポイント…つまり1200ポイントアップさせるワイ!」

 

 

 

ガルドス ATK3000 →4200

 

 

 

フューチャー・グロウ 永続魔法

自分の墓地に存在するサイキック族モンスター1体をゲームから除外して発動する。

このカードがフィールド上に存在する限り、

自分フィールド上に表側表示で存在する全てのサイキック族モンスターの攻撃力は、

このカードを発動するために除外した

サイキック族モンスターのレベル×200ポイントアップする。

 

 

 

「こ、攻撃力4200…!?」

「これで終わりじゃぁッ!!ダイガスタ・ガルドスでソウルオーガに攻撃じゃ!」

 

 

『いっけぇぇぇぇっ!!』

 

 

 

ガルドス 攻5000 vs ソウルオーガ 攻撃2800

 

 

 

『グ、グォォォォォッ!?』

 

 

「うわぁぁぁぁぁっ!?」LP:900 →0

 

 

 

‐WINNER 総統

 

 

 

 

 

「いやぁ~、本当にありがとうございました」

「いえいえ、こちらこそ。…それにしても、初めてデュエルをしてはみたものの、意外と良いモノですな。デュエルモンスターズも」

 

 

 何ていうか。唯のカードゲームな筈なのに心の底から燃えたって言うかなんて言うか…。そう、例えるとすれば友達と一緒にゲームセンターに向かった際、最初興味も無かった筈のシューティングゲームに変に熱中してしまった中学生のような感じじゃな。

 

 

「お疲れ様ッス、ヴァンプ様!負けちゃったけど中々良いデュエルでしたよ!」

「へッ、初めてにしちゃあまぁまぁだったな」

「ふふっ、メダリオ君もレッドさんもありがとうございます♪」

 

「凄いじゃないですか総統!初めてなのによく勝てましたね!僕、総統の事見直しましたよ!」

「……パパ…」

「いやぁ~それ程でも~」

「ですが、小説的に最後のあのシーンはもう少し盛り上げても良かった感じもしますけどね」

 

 

 一言多いよ吉田君?

 

 

「中々いいデュエルを見せてもらったぞオメー等。初めての癖に、やるじゃねーか」

「っと、そうだった。…ちょっと博士~、何でワシのディスクにあんな設定着けてあったんじゃね?本気で死ぬかと思ったぞワシ」

「うるせーなぁ。さっきも言ったが、そのデュエルディスクは試作型だっつってんだろーが。大体お前、其処等辺の奴よりは軒並み頑丈何だから、あの位の電撃程度ガマンしろよな」

 

 

いやそれは流石に無茶じゃろう。確かにワシ、ちょっとやそっとじゃ死なないけど本当に痛いんじゃよアレ?

 

 

「まぁまぁ口論とかはさておき。とりあえず何か食べましょうよ総統。僕も菩薩峠もお腹空いて来ましたし」

「あ。それならウチ今からお夕飯なので、良かったら一緒に食べませんか?」

「おぉ!い、良いのか!?」

「もちろん♪腕によりをかけて作りますからね!」

 

 

 何とありがたい!…いやぁ~、最近は埃だのトイレの水垢だの位しか食べておらんから、こういう文化的な食事は随分久しぶりになるから楽しみじゃ!

 

 

「そんじゃあ、俺も晩飯に同行させてもらうとすっか」

「アレ、かよ子さんは大丈夫なんですか?」

「ついさっき彼奴から遅くなるって連絡が来たんだよ。どーせ俺も晩飯に参加する事踏まえて大目に作ってあンだろ?」

「ハイ♪それじゃあレッドさんも一緒に食べましょうか」

 

 

 いやいや、何で宿敵を快く晩御飯に誘ってるんじゃねアンタ。…まぁいいか、折角御馳走してもらえる訳じゃし、この際相手がヒーロー呼ぼうが気にしないで置こう。

それにしても本当に楽しみじゃなぁ~晩御飯。何かヴァンプさん、見た感じ料理とか得意そうじゃし、これは期待できそうじゃ。

 

 

「…あ、そういえば総統」

「うん?どうしたんじゃね?」

「いえ、ついさっき思ったんですけど。漫画やアニメもそうですが、デュエルモンスターズ系の作品って、始め辺りこんな平和が続いていたかと思えば、突然カードを巡る争いやら何やらに主人公達が否応無しに巻き込まれるって事、よくあるんですよね~」

「突然何を言い出すんじゃね吉田君!?」

 

 

 折角人がルンルン気分で晩御飯楽しみにしてたのに、何を不吉なメタ発言ってるんじゃね!?唯でさえ君余計な事言っては厄介な事に巻き込まれるというのが多いというのに、そんなフラグ満載な事言うと…!

 

 

 

―ギュォォッ!!

 

 

 

「っ!?」

「な、何ですか!?」

「そ、総統!突然空に穴が!?」

「ギャァァァッ!やっぱりかぁ!?」

 

 

 予想はしておったけど、やっぱりまた何か厄介事に巻き込まれたぁ!?って言うか何じゃねあのブラックホールみたいな大穴!?行き成り現れたと思えば段々と大きくなっておるし!?…ま、まさか何か天変地異の前触れとかでは!?うわぁぁぁ嫌じゃ~!死にたくない~!いや、死ぬならいっそ苦しまずに死にたいぃ~~!!もういっその事優しく殺してくれ~!キリングミーソフトリー!!

 

 

「…あン?」

「?どうしたんですかレッドさん?」

「いや、何というか…。何かあの穴の中に何か見えねーか?」

「え?」

 

 

 …あ、本当じゃ。サンレッドに言われるまで気が付かんかったが、確かに冷静になってあの大穴の中を見てみれば、レッドが言った通り、何か2つあるのが見えるワイ。

 

 

「あ、本当だ。何かあります!」

「何だアレ?ちっさくて良く見えねーが…人か?」

「あ~確かに。言われてみれば確かに人のような形してますね~。…片方は何か頭に帽子みたいなの着けてますし」

 

 

 あーそういえば。よく見れば2つとも、どうやら人みたいじゃな。ヴァンプさんが言った通り、片方は帽子被っておるワイ。こう段々と大きくなっておるから見えやすくて助かる……ん?()()と…?

 

 

「…なぁ、ヴァンプさん。気のせいかもしれんが、あの二人、段々と大きくなってるように見えるんじゃが、まさか…」

「多分、こっちに向かって落ちて来てるので、遠近法か何かで大きく見えるんですようね」

「そうか…」

 

 

・ ・ ・ ・ ・ 。

 

 

「うわぁぁぁやっぱりかぁぁぁっ!?」

「どどどどうしましょう!?早く助けなきゃ!!」

「オイ落ち着けお前等!!」

 

 

 や、やっぱり気のせいじゃなかった!空に大穴が開いて、さらに人が大きくなってゆくように見えるとしたら、やっぱり落ちて来てる以外に考えられんワイ!!ヤバいぞヤバいぞ!早く助けなきゃ、トラックに轢かれた蛙みたいにあの二人がペシャンコにィ!?架空デュエル系小説が始まって2話目で行き成りスプラッタ何て展開、ワシは嫌じゃぞ!?あぁ~本当にどうすれば…そ、そうじゃ!!

 

 

「ぼ、菩薩峠君!君の超能力であの二人を助けてくれないかね!?」

「そ、そうか!確か菩薩峠は超能力者でしたね!だったら頼むぞ、菩薩峠!」

「……!!」

 

 

 

―ヒュゥゥゥ……ピタッ!

 

 

 

『おぉ~~~!』

 

 

 ふぃ~危なかった~…。咄嗟に菩薩峠君が念力で二人を受け止めてくれたお蔭で、地面まで後数センチ有るか無いかじゃが何とか激突は避けれたワイ。…にしても本当に菩薩峠君の超能力は凄いのぉ。この前だって、デラックスファイター倒す為だけに隕石落とそうとした位じゃしなぁ…。いやぁあの時止めに入らなかったらと思えばゾッとするワイ…。

 

 

「ほぉ~?これが俗に言う念力って奴か?」

「私、バラエティ番組とかでしか見た事が無いですけど、間近で見ると本当に凄いんですね超能力って!」

「しかもこれでも力の十分の一すら出してねーってのが驚きだよな?」

「菩薩峠の奴、その気になれば富士山を島根に瞬間移動させる何て大技位簡単に出来ますもんね」

「なにそれ怖い」

 

 

ホント何でこんな凄い逸材がいるのに世界征服できないのか考えてしまうの。

 

 

「…あ、そんな事よりヴァンプ様!」

「そ、そうだったね!降ってきた子達は大丈夫なの!?」

 

 

 そうじゃった。菩薩峠君の超能力について盛り上がっててすっかり忘れていたワイ。…それにしても、遠くからだったからよく判らなかったが、どうやら二人とも中学生位の女の子みたいじゃな。何だかRPGとかによくありそうな魔法使いの衣装をして、二人共其々それっぽい杖を持ってる以外に特に変わった様子も無いし、寸前で止めれたから怪我もしておらん。多分気絶しているだろう以外を除けば、見た感じ普通の女の子にしか見えないし。

 

 

「見た感じ、怪我とかはなさそーですね。菩薩峠の念力のお蔭で頭も打ってねーし、気絶してるだけみたいです」

「よかったぁ~。急に空に穴が開いて、しかも其処から落ちてきた時はどうなるかと思ったよ~。…あ、でもちょっと心配だからウチで見てあげた方がいいかも」

「それもそうじゃな。じゃあフィリップ、スマンがその子達をヴァンプさんの所まで運んでくれんか?」

「メダリオ君もお願いしていいかな?」

 

 

『ハイっ!』

 

 

 とりあえず、心配ないとは思うが念の為ウチに連れて行って看病してやらんとな。頭は打ってはいないだろうけど、もしかしたらという事もあるだろうし。…それに、この子達が一体何者なのかも知りたいしな。目が覚めたら、色々と聞いてみようかの。この子達は何者なのか、そして何処から来たのか。

 

 

 

 

 

‐to be continued...

 




吉田「どうも今日は、島根の吉田です」
1号「同じく1号です」

吉田「今回から僕達、作者に言われてこの後書きコーナーの担当をする事になりました」
1号「このコーナーでは、小説内で使われたカードを紹介したり、たまにゲストをしたりして色々とやらかそうと企画していたりしています」
吉田「さて、じゃあ第1回目という事で、今回は総統がフィニッシュに使ったカードで、ガスタデッキの主力シンクロモンスターの1体である[ダイガスタ・ガルドス]をピックアップします!」




-今週のカード-



ダイガスタ・ガルドス

☆5/風/サイキック/攻2200/守 800
チューナー+チューナー以外の「ガスタ」と名のついたモンスター1体以上
1ターンに1度、自分の墓地の「ガスタ」と名のついた
モンスター2体をデッキに戻して発動できる。
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して破壊する。






吉田「1ターンに1度だけ、墓地の仲間2体をデッキに戻す事で、相手モンスター1体を破壊する事が出来る単体除去効果を持った、ガスタの主力モンスターの1体だ」
1号「攻撃力こそ低いから維持するのは難しいけど、レベルはシンクロモンスターの中では出しやすい部類に入る5だし、チューナーもガスタを使った場合なら、シンクロ召喚して直に効果を使用する事だって可能ですね」
吉田「ガスタ自体はリクルーターも多いし、構築次第だと序盤から出す事だって可能だから、もしガスタデッキ作るんだったら必ず入れておいた方が良いぞ」


吉田「さて、それじゃあ今日は此処までだ!次回、秘密結社鷹の爪vsサンレッド第3話![エリアル 恐怖の古代儀式!!]!」
1号「何時ものように投降時間は遅れるとは思いますけど、次回も楽しみにしてて下さいね?」



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