「させねーよ。この俺が来たからにはな!!!」
そう言って、赤イヌを吹き飛ばしたある男は・・・
エース、そしてルフィを抱えて走り出した。
「おい!まて!俺はまだあいつに用がある!!
親父を悪く言ったんだ!ここで逃げれるかよ!!はなせ!」
だが、エースは暴れだした。男の顔を見るまでは・・・。
男は、泣きだしそうなつらい表情だった。
そして、こういった。
「仲間思いなのは、昔から変わらねーな。
だが、頼む・・・ここはおとなしくしててくれ!
お前を・・お前らを失いたくない。」
その言葉をきいて、エースは動けなくなった。
ルフィは何が起きているのか、正直わからないといったような感じで固まっていた。
そして三人はそのまま、男の船に乗り、去っていった。
「おんどれ!!あの男!何者じゃ!」
「なぜ、ヴァナータがここにいるっきゃぶる!?」
マリンフォードにいた、全員が混乱していた。
いきなりの出来事に、頭が付いて行ってないのだ。
その中に一人、放心状態で三人の後を追おうとしていた人物がいた。
それは、ガープだ。
「おい!ガープ!どうした!どこに行く気だ!」
センゴクがガープの肩に手を置く。だが、ガープは止まらない。
「あの男は・・・いや、そんなはずはない・・。でも・・あの男は・・・。」
「あの男を知っているのか!?」
センゴクは問う。
だが、ガープは聞こえていない。それだけ信じられないことが・・・
信じられない人物が目の前に現れたから・・・。
そのころ、男の船に乗っている、ルフィ・エース。
その船には、ルフィの声だけ響いていた。
「誰だか知らないけど、ありがとう!俺たちを・・・エースを助けてくれて!
本当にありが・・・・エース??」
だが、エースの顔を見て、ルフィは何も言えなくなった。
エースは男の顔を見たまま、信じられないものを見ているかのような顔をしていたからだ。
そして男は、懐かしいものでも見るような・・・気まずそうな・・・そんな顔をしていた。
ルフィは二人を交互に見つめ、??マークを浮かべていた。
そんなとき、エースが震える声で言った。
「・・・・サ・・・・ボ・・・・・・?」
エースの言葉を聞き、ルフィは男のほうを見る。
そして、エースの言葉が本当なことをルフィは確信した。
男の服装、武器、声、口調、そして、顔。忘れるわけがない。
ルフィは涙を流し、男の名前を叫び、抱き着いた。
「サボーーーーー!!!」
「久しぶりだな、エース、ルフィ。」
そう言ったのは、死んだと思われていた・・・兄弟"サボ"だった。
続く
ついに!ついに!
感動の再会です!
この三人が再会するところを見たい!っていう人はたくさんいると思います!
私もそうです!
これを見て、感動してくれる人がいたらいいなと思います!
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では、また会いましょう!