「うあぁぁぁぁ、エッ・・グ・・エッ・・グサボーーー!
生きてたのかよーー、エッ・・グ、うおぉぉぉん」
死んだと思われていたサボとの再会。
ルフィは、泣き散らしながら再会を喜んでいた。
サボは2人が自分に気づいてくれたことがうれしくて、泣きそうになっていた。
「本当に、間に合ってよかった!俺は何もできないまま、
2人の兄弟を失うところだった。また会えてうれしいよ、エース、ルフィ!」
サボもまた、喜びを口にしていたとき、感動の再会を打ち消したのは・・エースだった。
「どうして!今まで会いに来なかった!会いにこれなくても生きていることを
なぜ教えてくれなかった!俺たちはずっと悲しんでいたんだ!苦しんでいたん だ!お前が死んだ事実を受け止めきれずに!!」
エースはサボが生きていたことはうれしかったが、それと同時になぜ今まで俺たちに会いに来てくれなかったのかという、悔しさや怒りがこみあげてきていた。
サボは顔を引き締め、エースとルフィに向き合った。
「すまない。だけど聞いてくれ!俺に何があったのかを・・・。」
サボは自分に起きた出来事を語り始めた。
そのころ・・・マリンフォードでは・・・
突然現れた男が何者なのか・・・騒ぎになっていた。
「あの男は誰だ!エースは無事なのかよい!」
「このわしをコケにしよって・・・・!」
「なぜサボが麦わらボーイとエースボーイを助けたの!?」
イワンコフが男の名前を口にしたのを、ガープは見逃さなかった。
そして、あの男が自分が思っている人物と同一人物だということも分かった。
ガープはうれしくなり、無意識に男の名前を口に出していた。
「サボ・・・生きておったのか・・。
なら安心じゃ。よかったな、エース、ルフィ・・・!」
ガープのそばにいてこの言葉を聞いたセンゴクは、男の正体が分かった。
センゴクはガープからいろんなことを聞いていた、ルフィの父親も、エースの父親も
エースとルフィが義兄弟なことも・・・もう一人死んだ兄弟がいることも。
もし、その兄弟が生きていたのなら、2人の兄弟が死にそうになっているとき、助けに来るに決まっている。センゴクは納得していた。
そんなとき、新たな船が戦場にやってきた。
「この戦い、終わりにしてもらおうか!火拳はもうここにはいない!お互いの目的がいなくなったんだ!このまま続ければこの世界の均衡が崩れることになる!俺たちの名において海軍、白ひげ、どちらも引いてもらおうか!」
そこに現れた男は、赤い髪で目元に傷があり、ルフィの命の恩人でもある・・・。
四皇・・・"赤髪のシャンクス"だった。
続く
ここまで読んでくださり、ありがとうございます!
この物語は、まだまだ続くのでこれからも末永く見守ってください!
では、またお会いしましょう!