『お父さんとお母さんは何処に行くの?』
小さな紫の髪の少女がたずねる
『お父さんとお母さんはこれからね、この村を管理している貴族の元に行くのだよ』
お父さんがなだめるように頭を撫でる
『ルティナの誕生日にちゃんと帰ってくる?』
『大丈夫よ、ちゃんと帰ってくるから、ルティナ…良い子にしてなさいよ?』
と、お母さんのお願いに対してルティナは
『うん!良い子にしてるよ!』
『まったく…ルティナは良い子ね』
えへへ~、とお母さんに頭を撫でれている
『それじゃ、お父さん達は行ってくるからね』
『わかった!行ってらっしゃい!!』
元気いっぱいに手を振った
お父さんとお母さん見えなくなるまで……
だが、それっきり
二度とお父さんとお母さんを見ていない
『お父…さん……お母……さん」
「おい、大丈夫か?」
「へ?……あれ?」
盗賊はゆっくり体を起こし、回りを見た
「ここは何処?」
「あぁ、俺の家さ」
「え、そうなの?」
といってベッドから降りようとしたが、
ジャラン!
「え?なんですかコレ?」
「なにって見りゃわかるだろ?足かせと手錠だよ」
「いえ、それは見ればわかるんですど…なんで?」
「オマエトウゾク、オレヒガイシャ、OK?」
「オ、オーケー……」
「ならそんぐらいいいだろ?むしろそんぐらいで済んだんだ、喜べよ」
とハヤテは斧を磨いている
「え?ちょっと待ってください!!その斧で私を斬るつもりですか!?!?」
「どうしようもない盗賊なら、斬ってたかもな……けどお前いや、名前は?」
「あ、はい、私はルティナ、ルティナ=マーベラです。見ての通り盗賊です」
「俺は神崎ハヤテ、まぁ、木こりとでも思ってくれ……それより、お前寝てる時にうなされながら、お父さんとお母さんって言ってたけど、どうしたんだ?言いにくいならいいんだが…」
「私そんな事言ってたんですね……」
「まぁ、そうだな、別に話さなくてもいいぞ」
「いえ、話します…それにあなたを…神崎さんを襲ったのも理由があります」
「お、おう」
とりあえずハヤテはコーヒーを渡して、イスに座った
「ありがとうございます…それで、私の住んでいる村をウィン村と言うのですが、そこの村は貴族が所有している村なんです」
「貴族が所有?」
「えぇ、貴族のための村です……ですが、貴族が住む訳では無く、村から資源を取る為だけにあります。毎月毎月ノルマが決められていて、それを払えない者は貴族の奴隷として働く事になります。ですがそのノルマに従うと私達村の住人は暮らして行けないんです……」
ルティナは涙を流しながら説明をする
「それで…私は村の人達を楽させる為に盗賊になり、ノルマの物を盗んでは渡し、盗んでは渡しを繰り返し、今回に至ります」
「今回は一体何だったんだ?」
「今回は、暗黒の森に生えているただ木ではなく、真っ黒な木を取って来いと言われ、村人達は戦える人は少なく、ここまで来るのに私以外無理です」
「それでその木を伐っている俺を見つけて、盗ろうとしたが、むしろ盗られた…と」
「はい、そうゆうことです」
すると、ルティナが途端に足かせを着けながらもベッドの上で土下座をし出した
「お願いします!!あの木を私に下さい!!神崎さんお願いします!!!!」
「………神崎って呼ばれるのはなんか痒いからハヤテって呼べ」
「……え?」
「いいぜ、持ってけよ」
「いいんですか!?」
「ただし条件がある」
「はい、なんでも聞きます!!」
「………俺も連れてけ!」
「は、はい?もう一度お願いします…」
「俺も連れてけ!」
「ほ、本気で言ってるんですか!?!?!?」
あぁ、本気だ、と言いながら足かせと手錠を外したら
「あんな木の数ルティナじゃ持っていけねーし」
「まぁ、正直そうですね……」
「それは、建前として、俺はそうゆうふざけた貴族は嫌いなんだよ、だから直接会いに行ってやる!」
「えええ!!」
心底驚いているルティナの隣にやる気が出てきたハヤテ
「何でも聞くんだろ?」
「はい!そのつもりでしたがその答えは意外でした…」
「なんにせよ、よろしくなルティナ」
「は、はい!よろしくお願いします!ハヤテさん!」
木こり兼裏ボスは盗賊ルティナと共にウィン村を目指していった
適当な文章をならべて作りました、絶対ミスがあります!