暗殺者がHunter×Hunterに転生   作:ジュースのストロー

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11. 迷子とピエロ

 

 

3次試験会場 トリックタワー

隠された仕掛けを解き、制限時間までに1階までに辿り着けば合格。一見何の変哲もないタワーだが、どうにかして下に降りなければならず、尚壁の側面から降りるのは魔獣の餌になるので危険。

 

『さて、どうしよっか?』

 

〝カタカタカタカタ〟

 

『うん、何言ってるのか分からないね。』

 

2次試験の時から思っていたけど、思いの外ギタラクルに主体性がない。いつもはイルミお兄ちゃんが引っ張っていってくれるのに喋れないからと言ってここまで違うものなのだろうか。仕事の時も長くて1、2時間で予め計画を立ててから行くので知らなかった。

うーん、全て私が決めて良いならどうしようか? いっそ念を使って飛び降りるか??

うん? イルミお兄ちゃんが指を指してる。その方向を見てみると……なになに……うーん、何も見えない。……あっ、凝か! 今度は目に凝をして見てみると、念能力者は壁伝いには降りてはいけないと書いてあった。マジか、楽が出来ない……。

それじゃあ隠し穴を探して入るしかないな。……おっ、早速あっちに1つ発見!!

 

『ご主人、あっちに隠しあ〝ガコッ〟……へっ? わぁあああ!!』

 

遠くを見ていたら足元の穴に気付かなかったみたいで、その穴に真っ逆さまに落ちた私は情けない悲鳴をあげてお兄ちゃんと離れ離れになってしまった。

 

『う、嘘でしょ……。』

 

お兄ちゃんと離れ離れ。お兄ちゃん、お兄ちゃん、お兄ちゃん……

イルミお兄ちゃんから誕生日に貰った眼帯を握り締める。お兄ちゃんの暖かなオーラを感じるが、それでも落ち着かない。何だか心臓が痛くなって来た。空気も重く感じられるし、お腹も痛い……

 

『お兄ちゃん……。』

 

 

 

 

 

「どうしたの?」

 

『お兄ちゃん?!』

 

びっくりした。全く気配が感じられなかったから。お兄ちゃんがいたなら良かった。本当に良かっ……

 

『う、嘘でしょ……。』

 

「お兄ちゃんじゃなくて残念だったね♥」

 

何故よりにもよってヒソカ!?

 

『さ、さっきのは忘れて下さい!』

 

「お兄ちゃんの事、大好きなんだね♣ 可愛い♥」

 

ヒソカと2人っきりは絶対危ない! 命か身の危険があるよ絶対!!

私は なるべく距離を取って壁際に逃げる。

 

「そんなに警戒しなくてもいいのに……。」

 

イルミお兄ちゃん、早くここへの穴を見つけて助けて!

 

〝ピンポンパンポーーーン♪〟

《ここは、試練の道です。2人で協力して、命を落としてしまう様な危険な罠を突破して行って下さい。2人が揃ったら、そちらのブレスレットをはめてスタートです。》

 

2人で協力……と言う事は、もう穴は塞がっていてイルミお兄ちゃんの応援は得られそうにないのか……マジか。

 

「ほらっ♥」

 

そう言ってブレスレットを急に投げられる。咄嗟にキャッチしてしまってから気付いた……嵌められた。

 

「へぇ、本当に透明になってる♦️ そんな所にいたんだね君♥」

 

ヒソカにはブレスレットは空中に浮いたままに見えている事だろう。咄嗟の事だったのでシバを動かす事が出来なかった私のバカ。

これ以上シバのままでいても仕方ないので、大人しく人型になる。勿論幻視覚で変化はしたままだけど。犬型と違って人型なら体格を同じにすれば幻視覚に動きをトレースさせる事によって、実体を持ちながら動かす事が出来る。

 

『バレちゃったか。何時から気付いてた?』

 

「ん〜、何となく誰もいない所から視線を感じたりしてね♦️ 決定打は足跡かな♥」

 

足跡……ヌメーレ湿原か。確かにあそこはぬかるんでいたし足跡はくっきり残るだろう。霧が深いからバレないだろうと思っていたが怪しまれていたなら簡単に分かってしまう。見込みが甘かったか。そうすると、あの時にトランプがこちらに来たのも頷ける。あれは確認のためだった訳だ。

 

『はぁ、バレていたと思うと何だか恥ずかしいね。』

 

「その姿ももしかして仮のものだったりするのかな♠」

 

『そうかもね♪』

 

流石にヒソカは鋭いな。もしかしたら今の返答で確信を得られているのかもしれない。………五分五分って所か。まぁ、別に知られても構わないけど。

 

「……リアはあまりイルミに似てないね★」

 

イラッ。血が繋がってない訳だし、そんな事は分かってる。それと2人っきりだといってもその愛称で呼ばないで欲しい。

 

『シバって呼んでよ。それにほら、髪と目の色何かそっくりだよ♪』

 

まがい物の髪と目だけど。

 

「ふーん♣……そうだ、良い事を思いついた♠ 1つ賭けをしなないかい♠」

 

『賭け?』

 

「そう、2人で賭けをして勝った方が相手に1つ命令出来るんだ♣」

 

『1つ何でも命令出来るの?』

 

「勿論だよ♣ 例えば死ねってリアが言ったら僕は死んであげるよ♣」

 

『へぇ。』

 

またリアって言った。わたしの言う事、聞く気ないな。

 

 

「ちなみに僕が勝ったらリアの本当の姿を教えて欲しいな♥」

 

いやに確信的だな。カマをかけてるのか、それとも断定してるのか。それにしても、どうしてヒソカはそこまで私の姿に拘るのだろうか? 自分で秘密にしているが、そこまで重要な事だとは思えない。

 

 

『本当の姿って今の状態何だけどなぁ……ちなみにどんな賭けをするの? それを聞いてから返事するね♪』

 

ヒソカがルールを守るとは思えないし、余りにも危険そうだったらやめておこう。

 

「簡単だよ♦️ ゴンが到着する順位の予想が近い方が勝ち♥」

 

到着順位……原作通りならゴン達はビリで着いているはず。これは私に歩があるかもしれないし、これ位なら賭けにのっても良いか?

 

『ちなみに、ゴン達に何かして順位を操るのは禁止だよね♪』

 

「勿論♥ そんな事はしないよ♦️」

 

『なら良いよ♪』

 

「じゃあ僕は10位ピッタリにするね♦️」

 

ヒソカは10位か……。確か2次試験の合格者数は42名って言ってたっけ。3次試験の参加者は覚えてないけど4次試験なら恐らく9人だ。すると少なくても3時試験でその倍はいた事になる。狩るものと駆られるもの、確かゴンとハンゾーさんは3枚集めていたのだから9×2+2×2=22人以上はいたはず。更にゴン達5人の内でゴンがどの順番でゴールしたかだけど、何となくトンパさんとレオリオさんは最後な気がするしゴンは主人公だから1番か?

以上の事をふまえるとゴンは15位+αとなる。願掛けも込めて17位にしておくか。

 

『私は17位♪』

 

「随分と長く考えていたね♦️」

 

『当たり前だよ、ヒソカには今まで沢山考える時間があったんだから♪』

 

「僕は直感で選んだけどなぁ★」

 

〝そこの2人、早くスタートしなさい!〟

 

スタート地点で長話をしていたせいか、急かされてしまった。

 

「あぁ言ってる事だし、スタートしよっか♦️」

 

『所で私の命令は聞かなくても良いの?』

 

一般人だったら忘れてたなんて事もあるかもしれないけど、ヒソカに限ってはないだろう。という事は意図して聞いていないと言う事。賭けに対する余裕の現れか?

 

「大丈夫だよ♥ 何なら賭けに勝った時に決めても良い位♦️」

 

『へぇ、じゃあどんな酷い命令をしようか考えておくよ♪』

 

 

ヒソカとの賭け、ヒソカが何かしら考えていそうだけどどうなる事やら。取り敢えず、命令云々はともかく、賭けには勝ちたい。

 

 

 

 

 

【原作との相違点】

またまた登場、ヒソカのマークルール。

♥ 愉快

♦️ 平時

♠ 疑問

★ 不愉快

♣️ 嘘

原作と全く関係が無い上に下手するとここから増えていく。

 

ヒソカとアリアがトリックタワーを一緒に攻略。嘘つき(変化系)同士仲良く喧嘩します。

 

ギタラクルは原作通りボッチ。今まではボッチだった様で絶で後ろに着いて来てたので、今試験初のガチボッチ。

 

 

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