ソウが異世界ハルケギニアに召喚されて数日が経った。
イルククゥの正体が韻竜だと聞いた。
韻竜とは、現在では絶滅したとされている古代の幻種に属するドラゴンであり、強力なブレスや先住魔法を使いこなし、人語を操るなど知能も高いらしいがイルククゥはまだ子供らしく先住魔法も人間になれる魔法と風の魔法しか使えないらしい。
「きゅい!お兄様のご飯は美味しいのね!」
「まぁ、人の姿の時は俺たちの前だけで、他は竜の姿で居てくれよ?」
取り合えず イルククゥはタバサと契約させることにした。
使い魔を二人もいる奴なんて、タバサ以外居なくないか?
「…ソウ…ナイチンゲールはどんな病気も治る?」
「ん?あぁ…大抵の病気ならな…タバサ、誰か治してほしい奴がいるのか?」
すると、タバサは頷く
「…母さま…の心の病気…」
「分かった。主人が使えって言うなら使ってやるさ
それに、他に隠しているんだろ?話さなくてもいい…
だけど…話した方が楽な時だってある。」
「…話す…ソウは信頼してる…
私の本当の名はシャルロット・エレーヌ・オルレアン、シュヴァリエの爵位を持つ、ガリア王国の国王ジョゼフ1世の王弟、オルレアン公シャルルの娘オルレアン公シャルルの娘…」
タバサの秘密を聞いたソウは驚きを隠せない
「…えっ…という事は、タバサ…。」
「シャルロットでいい…。」
「…シャルロットは王族?」
「…元王族…今はガリア王国騎士団、北花壇騎士団配下の騎士、北花壇騎士・七号。」
「でも何故?元王族にしても、何でシャルロットが騎士団なんかに?」
「…御免なさい…これ以上は…今は言えない…。けど、言えるなら…母さまはジョゼフ…に心を壊された…」
ジョゼフと呼ばれるこの男、ハルケギニア1の大国、「ガリア王国」の国王、国内外から「無能王」と知られている「ジョゼフ1世」である
ソウはシャルロットから、色んな話を聞いたからハルケギニアの事が少し分かっていた。
「ジョゼフ…なるほど…大体分かった。協力をしよう…
まぁ、俺が断らなくても、ナイチンゲールが黙ってないかな」
「…ありがとう。ソウ」
「お礼は、助けてからにしよう。シャルロット…次の休みに
シャルロットの母親に会わせてくれ」
「…分かった。監視がいるから…ソウは幽霊になって着いて来て欲しい…」
ソウの幽霊化は自由に姿を消せる為、誰も見えない
これは、シャルロットしか知らない
「シャルロット 約束しよう。俺がお前を守る。」
「うん…ありがとう。」
ソウとシャルロットは指切りを交わし 次の休みに備えて休んだ。
「きゅい…私 空気なの」