pso2
それは、今巷で人気のMMORPGオンラインゲーム。
マウスで視点を自由に変えられ、キーボードで動き回れる。
自分にとっては新世界のゲームな訳だが。
兄がプレイしている姿を見て、何となく興味はあった。
けど、手を出す程やりたいと思った訳でもなく、その時はそれで終わり。
そこから数年してからか。
友人からそのゲームに誘われたのは。
まだまだPSO2の人気は衰えておらず、むしろ人気は高まる一方。
一度外に出れば、あちこちにpso2の広告が目に映る。
まあ何が言いたいかっていうと、
やってみるとハマる物で、暇な時間を見つけては画面と睨めっこでソロプレイを楽しんでるのが現状。
友人と組んだのも一回キリだったし、ソロの方が楽って言うのが正直な所かな。
ここで問題が生じる。
このPSO2と言うゲームは、NPCをパーティに入れて一緒に戦う事が出来る。
なんともボッチに優しいゲームだ。
僕だって最初こそは喜んださ。
無用な会話しなくて良いんだ!やったー!!って。
でも実際に連れて行ってみればなんだ・・・。
なんか向こうからガンガン話しかけてくるではないか。
いや、設定された台詞を言うオートワードと言う物が有るから最初はそれだと思った。
でも掛けられた言葉を無視していたら、NPCは何やらご機嫌斜めに。
試しに何なのと発言したら、それがいけなかったのか。
なんか相手は凄い喜びだして、色々話しかけてきた。
・・・最近のゲームって凄い。
こっちの言葉を理解して的確に返してくるのか。
なんだっけ?人工知能?
一瞬思ったけど、んなわけねえだろ。
NPCとか言いながら、運営が操作してんじゃねーの?
しかも、話しかけてくるNPCは一人だけじゃない。
パーティに呼んだNPC全員が話しかけてくる。
いい加減喧しくなって、本当のソロプレイ(一人狩り)を始めた。
そうしたらどうした事か。
今度はメールで来るわ、個人チャットで来るわ。
え?なんなの?これが普通なの?
NPCってそこまで自由なの?
このゲームはボッチのコミュ力を育てる為のゲームだったの?
『ねえ、どうなの?』
「いや、ごめん、え?」
ガヤガヤと騒がしいファミリーレストランのテーブルを挟んで、男二人が向き合う形で座っている。
深刻な表情をした童顔の男の目の前にはホカホカと湯気が立つハンバーグ。
その男の話を聞いていたであろうキョトリ顔の男の目の前にはオムライス。
「よく分かんないけど、妄想から出られなくなったのか?」
『ぶっ飛ばすぞ。こっちはガチで悩んでんだよ。』
「そんな事言われたって・・・NPCはイベントとか以外では特別そんな・・・。」
『お前だけが頼りなんだよ。これ勧めて来たのお前じゃん。』
オムライスの男はううむ、と声を漏らし、
「ストーリーでもやってんじゃないの?」
オムライスを頬張りながらハンバーグの男に言う。
『イベントとかストーリーだからって、チャットで会話出来る?』
「いや、聞いたことない。となると、後はキャラの成りすましとか?よくあんじゃん。」
『それも無い・・・と思う。NPCマークはついてたし・・・。』
もういっその事、ゲームを止めてしまうか。
ハンバーグの男はハンバーグを切り分けて口に入れる。
「よく分かんないんだけど、一旦俺の家のPC貸すからログインして見ろよ。」
『えー・・・あいつ等に絡まれるの嫌なんだけど・・・。』
「それがナツキ、お前の幻覚とかじゃ無いのかを、確認するんだよ。」
幻覚なんかではない。
ハンバーグの男、ナツキは言いそうになって、ぐっと口を曲げる。
もしかしたら、本当に幻覚や妄想の可能性があるのでは?
そう考えて、そう期待して、目の前の友人の言葉に頷いた。
【始まり】
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勢いだけで書き始めた夢小説です。
有り得ない事ばかりの予定です。
キャラクター×男主人公なので注意です。
主人公は童顔20歳のアルバイターです。
後日設定載せます。