目が覚めたら………辺り一面白い場所に居た。
「いや、ここ何処よ?」
「目が覚めたかね?稀に見ぬフツメンよ」
誰が稀に見ぬフツメンじゃ!何気にレアっぽいし!と思いながら後ろを振り返ると杖持って白くて長い髭の爺さんが居た。
「爺さん誰?そして此処は何処?」
「ワシはお前さん達で言うと神じゃよ。此処は生と死の狭間じゃよ。まぁワシがお前さんを此処に連れて来たんじゃがな」
「何でこんな所に?てか、神様て………病院一緒に行こうか?」
「いや、ワシボケてないから。まぁ今回君を此処に連れて来た理由じゃがな、君は本来まだ死ぬ予定では無い人間だったのじゃよ。だから君を転生させる事にした訳じゃ。間違えで死なれると色々面倒じゃから、ぶっちゃけ辻褄合わせじゃ」
ぶっちゃけて………適当過ぎる。てか、俺なんで死んだっけ?
「ストーカーから可愛い女の子庇ってナイフで腹刺されてのショック死じゃよ。まったく、彼処で生き残ればあの可愛い女の子と色々出来たのにの〜。残念じゃの〜」
「な、なんだってー!」(血涙)
「しかも本当に死んだ理由が、ワシが間違えでお主の書類シュレッダーにかけちゃったんだ(テヘペロ」
「な、なんだってー!」(憤怒)
「まぁまぁ落ち着け。悪いと思ってちゃんと転生させるでの。その転生装置がこれじゃ!」
ババーン!という効果音と共に出てきたのはルーレットである。……もう一度いう、ルーレットである。
「て、ルーレットかよ!……まぁ死んでしまったのは仕方無い。内容はどうなっている?」
・コープスパーティー
・バイオハザード
・北斗の拳
・ブルージェンダー
・地球防衛軍
・マブラヴオルタ
・アカメが斬る!
…………………え?生き残る自信無いんすけど。てか、最後の奴は知らないし……でも枠大きいから死亡率高そう(小並感)
そして何より…………圧倒的ラブコメ要素が無ーい!どうすんだよこれ!今すぐ逃げたい!
「お主の目は節穴かね?良く見たまえ。枠は小さいが、ラブコメ要素もあるぞい」
え?と思いながら良く見たらありました。
・いちご100%
・To LOVEる
あ、あれは………俺の青春時代を共に過ごしたバイブル。
「神様、1つ聞きたい。良いかな?」
「なんじゃい?言ってごらん?」
「ラブコメ関係に当たったら、ラッキースケベ下さい(真顔)」
この選択に後悔は無い(キッパリ)
「お、おう。分かったのじゃ」
(なんじゃ今のプレッシャーは……此奴出来る!)
それじゃあスイッチオン。ポチッとな!
「ちょ!ワシが言うのも何だけど躊躇は無いのかね?」
「人生の中で勝負所はある。ならば、今この時この瞬間が俺の勝負所だ」
ザワ……ザワ……
そして当たった所は………アカメが斬る!でした♡
「ち、畜生!」(号泣)
さらば俺の青春……さらば俺のバイブル達よ……
「ま、まぁ何じゃ、チートやるから元気だせ」
「え?マジで」
「……立ち直り早いのお主」
「と言うか、アカメが斬る!とは何ですか?」
「まぁ中世の和洋中が混ざった様な世界じゃな。ただ、危険種という化け物や帝具や臣具といった超兵器がある。更に政治関係は腐敗しておるから重税や汚職、賄賂てんこ盛りじゃよ。後は銃とかもあるかの〜」
中々ハードな場所やね。
「まぁMS出せとかは無理じゃがな」
そうだな。あまり無理言うのも何だしな。
「じゃあ、自分の時間流を加速させる加速装置もどきと、弾出せる能力下さい。因みに両方とも成長有りで」
「………それぽっちで良いの?」
「あんまり無茶言うのも大人気無いし」
「うーむ。まぁ良かろう」
(しかし、少ないの〜。仕方無い、将軍級の器と年上キラーやるわい。これで恋愛関係は問題無かろう)
「じゃあ行くかな?あー、でもなー、もう少しだけ「ポチッとな」へ?」
パカ←足元が消えた音
浮遊時間0.2秒
「あああああああぁぁぁぁぁぁぁ━━━━━━━━━━━━ 」
「達者での〜」
こうして俺はアカメが斬る!の世界に行く事になりました。