逃げる?違います。明日への前進です。   作:吹雪型

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ちょっとびっくりました。


皆さん、ありがとうございます(((o(*゚▽゚*)o)))


ナイトレイドと俺

都合良くシュウが現れた理由。それは1時間程前まで遡る。

 

 

1時間前

いや〜、夜逃げの手伝い楽しかったな。何か色々切羽詰まってる感が半端なかったし。でも今日でアルバイトも終了かな?理由はね、ポンプアクション式のショットガンを買えたからさ。見た目はイサカM37。序でにドラムマガジンも用意出来たしね。明日は危険種相手にショットガンの練習かな?

 

ルンルン気分で帰路に着いて広場近くに行くと銃声が聞こえたので首を突っ込み現在に至る。

 

 

 

 

 

さて、帝具使い2人が相手か。1度帝具使いと戦った事はあるけど、ギリギリの勝利だったし。いや、気絶したからダメだな。………だけど、今回は時間稼ぎ。なら………

 

睨み合う両者。そして、

 

トリプルブースト

 

世界が1/3になる。銃を構え直し射撃開始!

 

ジャキン ダダダダダダダダダダダダダダッ

 

「…………」

 

しかし、シェーレは動く事なくエクスタスで全て防ぐ。更にマインがパンプキンを構え射撃する

 

バラララララララララッ

 

俺は全弾回避する。しかし、その瞬間シェーレが接近。

 

「……いきます」「ッ!来るか!」

 

フォン!かなりの速さでエクスタスを振るう。あのハサミ、斬るだけじゃ無く打撃としても使えるのか。しかも身体強化もされてそう。

 

「随分重そうな帝具だけど、相性抜群なクチかな?」

 

「はい。お陰で重たいエクスタスも軽々と扱えますね」

 

ご丁寧にどうも!て、また射撃が来るか!

 

バラララララララララッ

 

更に避ける。

 

「ちょっとあんた!避けるんじゃ無いわよ!当たらないじゃ無い!」

 

「避けるに決まってるだろう!無茶言うな!」

 

ダダダダダダダダダダダダダダッ

バラララララララララララララッ

 

射撃の応酬、更に

 

「すいません」「だが断る!」

 

シェーレの攻撃も来る。斬撃と銃弾を避けつつ1度距離を置く。

 

こいつらの連携ヤバいわ。勝てる気がし無い。1人仕留めようとすると、必ず邪魔が入る。仮に閃光玉や煙幕玉を使っても何方かが対応するかな?しかも身体強化とかされてるとかチートだ!チート!

 

仕方無い。やはり仕留めるのは厳しいな。欲張らずに堅実に行くか。それに、もう少しで警備隊も来るだろうし。

 

 

 

 

 

 

ファイブブースト

 

 

世界が1/5になる。

 

狙うはシェーレ。行くぞ!

 

ダッ!

 

「!」「速い!」

 

シュウの速度に反応するシェーレとマイン。

 

ダダダダダダダダダダダダダダッ カチン

 

射撃しながら接近。更に弾切れのMP28を放棄してイサカM37を構える。

 

「いくら弾を防げても、広範囲の攻撃は防げ無いさ!」

 

「ッ!」

 

ダァン!ジャコン ダァン!ジャコン

 

シェーレは回避する。その動きに合わせてマインの射線と被るように動く。しかし、それはシェーレの攻撃を受ける可能性が高い事も意味している。

 

ダァン!ジャコン ダァン!ジャコン ダァン!

 

更に撃ち弾切れになった為イサカM37を放棄。シェーレの間合いに入る。

 

エクスタスを振るうシェーレ。体を反らし避けながら更に接近して、50口径のマグナムをシェーレの顔の横近くに構える。シェーレもエクスタスを、

 

「喰らえ!マイン!」

 

シェーレの動きが一瞬止まる

 

「ッ!マイン!避けて 「ドオォン!」あぐっ!」

 

シェーレの耳の直ぐで50口径が炸裂。只でさえ威力が抜群な50口径。その威力を出す為の火薬量は伊達では無い。

 

「シェーレ!」

 

「……ごめんね。最初からシェーレさん、貴女狙いでした。まぁ、当てるのが無理なら銃声を使うまでさ……て、聞こえて無いか」

 

シェーレは耳を押さえ此方を睨む。更にマインがパンプキンを此方に向けるは。しかし、俺もマグナムをシェーレに向ける。

 

一時の間。しかし……

 

「居たぞ!交戦しているぞ!」「応援を呼べ!」

 

帝都警備隊が集まりだす。

 

 

やっと来たか。もっと早く来いよな……。しかし、ナイトレイド2人を捕獲したなんて……俺、遂にモテ期突入じゃね?警備隊の美女、美少女とかから「素敵♡抱いて♡」みたいな風にYO!

 

真面目な顔をしつつ今後の展開(妄想)に期待をする。……しかし、その一瞬の隙をシェーレとマインは見逃さない。

 

「エクスタス!!!」

 

カッッ!!!!!

 

辺り一面が光に包まれる。

 

「なんだ!この眩しさは‼︎」「用心しろ!何が起こるかわからん!」

 

そして、その光をモロに浴びたシュウ君は………

 

 

 

 

「目があああああ!目があああああ!あああ!」←

 

………………

 

「マイン行けます!」「オッケー!逃げるわよ!」

 

そんな言葉を最後に言いながら逃げて行った。

 

 

 

光が収まった時はナイトレイドは居なくなっていた。そこには警備隊と

 

「ぬおおぉぉ………眼がヤバいわ。なんも見えないわ………」

 

眼を抑え、蹲るカッコ悪い姿のシュウが残されていた。

 

 

「君大丈夫?取り敢えず詰所まで来てくれるかな?勿論拒否権は無いよ」

 

冷酷に職務を全うする警備隊。

 

「え?明日じゃ駄目ですか?それに今眼がヤバいし。更に眠たいし」

 

取り敢えず抵抗する。しかし、

 

「駄目です。さあ行くぞ。今夜は寝かさないぜ♂」ガシ ガシ

 

両肩を抑えられ連行されるシュウ。

 

「俺は無実だーーーーー!!!そして徹夜は嫌だーーーーーー!!!」

 

 

最後の最後が締まらないシュウだった。




1人は信念の確率、1人は生存。一応戦力的には互角にします。

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