アカメが斬る!の世界に転生して早5年経ちました。え?幼少時代?授乳プレイとか赤ちゃんプレイを言えとな?嫌です。これらは全て俺が墓まで持って行きます。異論は認めません!
「シュウー、ご飯よ」
「はーい」
母親がご飯作ってくれたので居間に行く事に。因みにシュウは自分の名前になります。
「何だシュウ。お前さんまた悪さでもしようとしたのか?ん?」
と意地悪く言うのは親父である。
「いやいや、僕良い子だから。ボクワルイコチガウ」
「まったく、棒読みになってるぞ」
「まあまあ、あなた落ち着いて。もうご飯ですから」
「それもそうだな」
「「「頂きます」」」
ご飯食べながらで申し訳ないが、今の自分の状況を説明しよう。自分がいる場所は小さい村。村は北側に位置する場所でコダ村と言う。今は雪は積もっては無いが冬になると結構積もる為春から秋に食料を集めなくてはならない。又税も納めないといけない為中々厳しい。森深くには三〜二級の危険種が居る為子供は基本家の手伝いをするか、森の浅い場所での食料調達である。まぁ子供なので遊ぶんだけどな。
後一応銃はあるが子供は触れない。親父はボルトアクション式のライフル持ってる。弾の種類も前世と余り変わりは無い感じである。
ただ、銃は数が少なく整備も面倒な為もっぱら弓やボウガン、槍に剣が主流である。
ついでに能力についても説明しよう。ます加速装置もどき。これはカッコ良くアクセルブーストと呼ぼう。最初使った時0歳ぐらいだったかな?世界が1/2のスピードになったよ。ただ、5秒持たずに気絶した。脳に負荷が掛かるから仕方無い感じかな?まぁ直ぐに寝れるから良く使って気絶してたよ。お陰様で1/2では平気になった。
で、今は1/3の世界を修業中である。この状態で筋トレとかすると筋肉がヤバイ。でもって頭の中がガンガンする。しかし、恩恵は凄まじい。同世代と比べてると普通に圧勝である。能力使うと無敵である。だって攻撃が見えるんだよ?まぁその世界について行く為に筋トレしてる状態でもある。身体がついて行かないと意味無いからね。
弾を出す能力についてだが、これは1つ進化しました。弾だけじゃなく、まぁ玉も出せる様になりました。パチンコ玉は勿論の事、飴玉も出せました。確かに玉と弾発音は同じだけどさ。取り敢えず良しとしました。いやー、しかし飴玉は嬉しかったな。コーラ味とかソーダ味とか出せるし。それに村に甘味なんて無いからさ。勿論代償はある。自分のカロリー消費である。なのでご飯食べたら一個か二個は出して食べるのが細やかな幸せである。
「ご馳走様。じゃあ外で食料調達してくるよ」
「森の深くまでは行くんじゃないぞ」
「気をつけて行ってらっしゃい」
「はーい。行ってきまーす」
さて、彼奴らと取引しに行くかな。
「よう。待ってたぜ」「へへへ、待ちくたびれたぜ」「バレる前に早く入れよ」
俺か向かったのは森の少し深い所である。其処には今日の取引相手がもう居た。
「なんだ、もう来てたのか。早いな」
「そんな事はどうでも良いさ。今日はオレ達の番だからな!気合い入れて持って来たぜ!」
そう言うのは3つ年上のタケシ君8歳。
「今日は奮発して干し肉やパンを持って来たんだぜ!ついでに今日のお昼ご飯のオニギリ6つ!」
それなりの量の食料が俺の前に置かれた。しかし、干し肉か。
「干し肉か。親にはちゃんと言っただろうな。勝手に持って来たやつじゃ無いよな?」
「勿論!オレ達はキチンと家の手伝いやって貰ったんだ!なぁお前ら!」
うんうんと頷く残り二人。
「まぁ嘘ついて無いなら良いけどさ。こっちに面倒な事が来たら二度と甘味食べれないからな」
「分かってるって!だから早くくれよ!因みに俺はオレンジ味!」「マスカット!」「イチゴ!」
そう、此処は飴玉取引場所である。因みに他の子供達も知ってる。あくまで子供達だけである。何故なら子供達も甘味は欲しいから。大人にバラしたら全員貰えなくなる為、皆黙ってます。又、勝手に保存食の持ち込みも禁止である。
こんな感じに能力向上させる為にほぼ毎日やってます。雨の強い日や雪の多い日は諦めて貰うしか無いが。
まぁこんな感じで平和な村人ライフを送ってます。
それから更に2年たったある日、俺にとって人生の分岐点に当たる日が来てしまうのである